白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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続けて、リュー…いえルゥさん回です。

メイさんから色々教えてもらっています!
何と、新たな戦い方が!?
では、どうぞ!


第116話 妖精剣士、教示。

だが、【猛者】と比べたら…。

「そうですね。今の【猛者】はレベル8寸前ですね。ランクアップ可能ですがステータスを限界まで上げているのか…または偉業が足りないのか…。少なくとも私よりは上ですね。」

「(何で考えていることがわかるんですか)…っ…っ…っ。」

「メイドの嗜みです。ほら、足元がお留守ですよ。……あら?よく避けましたね。」

「はぁはぁはぁ…。」

「ルゥさん、魔法を使いなさい。私相手に容赦はいりません。」

「で、ですが…「坊ちゃまの思い出を…」わかりました!知りませんよ!」

 

【今は遠き森の空。無窮の夜天に鏤む無限の星々。愚かな我が声に応じ、今一度星火の加護を。汝を見捨てし者に光の慈悲を。来れ、さすらう風、流浪の旅人。空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾く走れ——星屑の光を宿し敵を討て】

【ルミノス・ウィンド】!

 

「手ぬるいですね。」

 

バッ!スッ!スッ!スッ!

 

「つ、突っ込んできた…?「はい、お邪魔しますね。」ガハッ!あうっ…。」

そ、そんな…、私の【ルミノス・ウィンド】へ真正面から突っ込んでくる人はいなかった…。

アルフィアでもしなかった…。いえ、あの人なら無効化するからその必要はないでしょうね…。

しかも無数の大光玉を全て避けて、私の懐に入ってくるなんて…。

それにランクアップした上で発展アビリティの【魔導】を習得したことにより、レベル4の時より遥かに大光球が大きくそして多く、更に速かったはずだ!

なのに、何故真正面から入り全部避けられる!?

 

「坊ちゃまの記憶で、貴女の魔法を何回も見ています。対策などいくらでも練れます。貴女がランクアップしようがしまいが、パターンさえわかればどうってことはありません。」

「……そんな…ベルには数回しか見せてないはず…。」

「ルゥさん。貴女は、魔法とスキルを完全に使いこなせていません。」

「!!」

「貴女は覚えていますでしょうか?深層でのジャガーノートとの最終戦で、その魔法を足場にして『空中機動』と『高速跳躍』をして倒したのでしょう?」

…あれは無我夢中だった。

やれと言われても再びやれるかわからない…。

それに、身体への負担が思ったより大きい。

 

「そして、【精神装填】と【疾風奮迅】と【白兎純愛】、【魔導】と【魔防】があれば、ある程度の負担軽減と、更なる速度や攻撃上昇が可能のはずです。」

そんなの…すぐにできるわけが…。

「坊ちゃまの意中の【剣姫】に追いつくには、それが一番の早道です。」

ぐっ…、あの女には負けたくない!

戦闘でも、ベルへの愛にも!

 

「わかりました…。お相手願えますか…?」

「構いませんよ。貴女が精神疲弊するまで。」

そして私は新たな戦闘技術の習得のため、精神疲弊するまで続いた…。

 

確かにこれを使いこなせば、高レベルの相手でも倒せるでしょう。

複数だろうが単体だろうが、幅広い戦い方が可能だ。

18階層の時の黒いゴライアスでも倒せるでしょう。

完全に消し去ることはできないですが、大幅に削れるはずです。

そしてフェイントも混ぜれば、相手が達人であればあるほどより翻弄させることが、可能でしょう。

ですが、その分かなりの負担がかかります。

 

しかし【白兎純愛】の効果の1つ、『精癒』で軽減可能です。

それをスキルの1つである【精神装填】で、脚への『力』を上昇した上に身体への負担が軽減します。

そして、【疾風奮迅】で更に速度上昇し、攻撃力も上がります。

さらに【白兎純愛】の効果の1つ『剣士』で攻撃力上昇します。

その時が夜であれば、【妖精星唱】で増幅します。

大光球の間を飛び交えば更に上昇します。

何回も飛び交えば、更に増幅します。

 

何ですか…この無限ループみたいな技は…。

 

タイミングや魔法のコントロールが上手く使いこなせなければ、不可能です。

一歩間違えば、大怪我するかもしれません…いえ、既にしました。

何回も【悲観者】や【戦場の聖女】に、治療してもらいました。

四肢がちぎれるような感じでした。

それでも、メイさんは的確な指摘点をあげて、アドバイスしてくれました。

失敗して大怪我した私を【悲観者】や【戦場の聖女】に治療してもらっている途中でも、容赦なく…。

 

…メイさんは、恐ろしいですね。

私のステータスを一回見ただけで、この恐ろしい技を思いつくとは…。

1000年も、最強を名乗った【ゼウス・ファミリア】の指導教官を、さすがに務めるだけはあります。

セバスさんも同様であれば、あのアルフィアが強くなったのもわかります。

7年前のアルフィアが弱体化していなければ、私たちは全滅していたでしょう。

 

今日精神疲弊する寸前に、特訓が終わったベルにセバスさんが羽交い締めされて、バーチェさんの毒魔法で作り出した毒をたっぷり飲ませていました。

……幻覚でしょうか?

 

あ、もう…無理です…。

すみません…ベル。

 

そして精神疲弊した私は、バーチェさんに抱えられホームへ運ばれました。

 

■■■■■■■■■■■■■■■

 

『あの…メイさんが都度あるごとにベルさんの思い出を暴露されるのを、リュー…いえルゥさんは恐れていますが。』

『私はもう知りません。ええ、知りませんとも。』

『あんた…投げやりすぎでしょ。まあ、気持ちはわかるけど。あのメイド…怖いね。はっ!(まさか、ポーションを薄めてベルに売ったこともバレている!?)』

『エリスイス?どうしました?ほら、手が止まっていますよ。』

『あ、ああ。すまない(絶対にバレているよね?あっ、今こっちをみて頷いた…怖い!)。』

『あの…団長?何か震えているようですが…。』

『いや…何でもないよ(絶対に、あのメイドと執事には逆らってはいけない!)』

 




ジャガーノート戦のあの戦い方はすごいですね!

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