白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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いよいよ、神会へ出ます。
みなさん、長らくおまたせしてすみません!


第117話 処女神、出陣。

昨夜遅くまで話し合ったのに、身体も頭も絶好調だ。

寝る前に、ベル君がいつも飲んでいる特製ドリンクを飲んだけど、アレが効いたかな?

これで、万全の状態で戦える!

…まあ、実際に戦うのベルくんたちだけどね。

 

「おはよう!みんな。」

「「「おはようございます!ヘスティア様!」」」

うーん、いつの間にか大所帯になったなあ。

ベルくんを眷属にしてから、半年かぁ…。

感慨深いなぁ…。

女性比率が高いのが気になるけど、気にしないでおこう。

 

「どうしました?神様?」

「ああ、何でもないよ。今日はフレイヤが復帰してくるから、やっと進められるなあって。」

「そうですか…。復帰?え?フレイヤ様に何かあったんですか?」

(あ、ベル君は知らないことになってたんだ。しまった!)

 

「ベル様、神フレイヤは体調不良のため寝込んでいたそうです。」

「ええっ!そんなことになっていたの?お、お見舞いに行かなくちゃ…。」

「こーら、ベル。相手は敵対派閥よ。気にしちゃ駄目よ。大したことはないみたいだから大丈夫よ。」

「そ、そうなの?レアお姉ちゃん…。じゃあ、大丈夫かな。」

「坊ちゃま。大丈夫のようです。私が忍び込んだ時に確認しましたが、単に寝込んでいるだけでした。」

「セバスが言うなら大丈夫だね!」

(セバスくんへの信頼が厚すぎるね…。)

(やはり、5年前に眷属にするべきだったわ…。)

 

「そ、そういや。アストレア、体調はどうだい?」

「ええ、ヘスティア。あのドリンクを飲んだ後、ぐっすりと寝られたわ。」

「リリも初めて飲みましたが、結構効きますね。アレは。」

「そうだね!メイの特製ドリンクはよく効くね。ありがとう!メイ。」

「いえいえ。坊ちゃまのお役に立てて嬉しいです。」

メイくんへの信頼も厚いなぁ…。

そりゃ、いないと思っていた家族がいたら嬉しいよね。

 

「さて、朝食を食べたらボクとアストレアは神会へ行ってくるよ。」

「ええ。そうね。さて、何柱送還させようかしら…。」

「……キミはホームにいてもいいんだよ?」

「冗談よ。」

「では、神アストレア。後ろに隠した剣をお預かりいたします。」

「…もう!言わないで頂戴、セバス。」

『センパイ…、アストレア様のイメージが昨日と今日で崩れました…。』

『セシル、私もです。ベルが関わるとこうなるとは思いませんでした…。』

アストレアがこうなるとは…。

ベルくん、恐るべしだね。

 

----------------------------

 

「じゃあ、行ってくるよ!」

「ヘスティア様、段取り通りにお願いいたします!アストレア様もヘスティア様のフォローをお願いいたします。」

「任せて頂戴!」

さて、出陣といきますか!

 

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「ようやく神会か。」

「4日ぶりか。アポロンの時より短かったな。」

「あの時はヘスティアだったけど、今回はフレイヤ様とは思わなかったな。」

「「「その原因が、酒と癇癪とはウケる。」」」

 

あー、神々が好き勝手言っているよ…。

「ヘスティア、調子はどう?…あら、アストレア。オラリオに来ていたのね。」

あ、ヘファイストスだ。

「ええ、ヘファイストス。ちょっと、眷属絡みでね。」

「…そう。ヘスティアに味方するのね?」

「ええ、そうよ。味方しない理由なんて皆無よ。」

「……そうね。彼等が気の毒に見えてきたんだけど…。」

ボクもそう思うよ…。

たったの数日で、ここまで準備を進めていたなんて…。

さすが、最強と最恐の指導教官…。

でも、やりすぎじゃないかい?

 

「よー!ドチビ、覚悟はできてるかー?」

げ、ロキだ。

「ふん、当然さ。覚悟をするのはキミじゃないのかい?」

「何やとー!…って、こんなことを毎回やっとる場合じゃあらへんわ。アストレア、ドチビんとこにつくんか?」

「ええ、当然よ。ロキ、昨日で【勇者】の発言があったけど、別に何ともなかったわよ。おかげで昔親しくしていた子と会えたし。」

…アストレア。笑顔が怖いよ。

ほら、みんなドン引きしているし。

 

「そ、そうなん?…なあ、何でそんな喧嘩腰なん?ウチ、何か悪いことしとらんよな?」

「ふふふ、気のせいじゃない?」

「……まあ、ええわ。それより、色ボケはまだ来とらん?」

「え?またなのかい?」

えー?またかよ。

 

「いや、さっき使いをよこしたら来るそうだよ。やあ、アストレア。久しぶりだね。」

「ええ、久しぶりね。ヘルメス…。」

「ア、アストレア…。笑顔が怖いぜ…。」

「ふふふ、身に覚えがあるんじゃない?ねえ、ヘルメス?」

「………あの、オレは君に何かしてないぜ?」

「ええ、私の眷属について情報もらったことは感謝しているわ。でもそれとは別にね?」

「別…?」

あー、ベルくんのことかぁ…。

今、ここで揉め事は勘弁してほしいんだけど…。

 

ザワ…ザワ…

 

「待たせたわね…(ああ、お尻が痛い…。)」

あ、フレイヤだ。ようやく来たんだね。

あれ…?何かおかしくない…?

うーん?




アストレア、ベル君限定でそれぞれの神へ威嚇しています。
フレイヤは、まだミアのお仕置きの後遺症が続いているようです…。

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