記者会見前の各団長の視点です。
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~【フレイヤ・ファミリア】ホーム~
「すみません…。もう一度説明してもらえませんでしょうか?」
「明日記者会見をして、貴方たちがポーカーでくじを引く人を決めて、その人が戦争遊戯の形式を決めるの。」
何故…そんな真似をしなければならないのだ?
そもそも、奴らが決めればいいのではないか。
「…欠席して奴らへ譲る手はないのでしょうか?」
「…その手があったわね。けど、もう決めたことよ。諦めてちょうだい。」
「…ミア。」「諦めな。」「…分かりました。」
何で、俺がそんなことを…。
せっかく本調子に戻ったというのに…。
(こんな回りくどいことをするなんてね。アイツらの考えは相変わらず読めないよ。)
「さてオッタル、稽古だ。ついてきな。」
「ああ…そうだな(明日一日我慢するだけだ。ここ数日と比べればマシだろう)。」
フレイヤ様の癇癪に振り回された時と比べれば、どうってことはないだろう。
「…何か失礼なことを言われているような気がするわ。」
「知るか。アンタはこの部屋にずっと閉じこもっていな。坊主のグッズがあるだろう?」
「本物がいいんだけど…、まあ、いいわ。そのうち手に入るのだから。さて、昨日はベルの伝記をどこまで読んだかしら?」
フレイヤ様はベルのぬいぐるみを抱きしめながら、本を読もうとしていた…。
「…ミア、いいのか?あれは。」
「あちこちうろつきまわるよりはマシだよ。ほっときな。」
…複雑な気分だ。
ベルのグッズでフレイヤ様の機嫌が直るのはいいが、我らの立場がないのが気になるんだが。
今更だな…。
「ああ、そうだわ。ミア、オッタル。稽古が終わったら更新するので、後で来てちょうだい。」
「…十何年ぶりだろうね。まあ、大して上がってないだろうね。」
「…フレイヤ様。まさか、この時に、ですか?」
「ええ、どうもあちらは何か勝つ自信があるみたいね。ここで一気に差を見せてあげたいのよ。」
(アイツらがいる以上負け戦だが、やるべきことはやった方がいいかもしれないねえ。)
「…わかりました(奴らが気の毒に思えてきたな…。だがそれも勝負だ、悪く思うな)。」
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~【ロキ・ファミリア】ホーム~
僕はかなり戸惑っている。
「ロキ…、それは本当かい?」
「本当や。今、嘘を言ってもしゃーないやろ。何でドチビに有利な点があらへんのや…。」
「何故、記者会見をやるのだ?今までになかったことだろうに。」
「神の考えることはわからんのう…。」
(神ヘスティアはロキのように謀略に長けた神ではない。むしろ、神デメテルに近く慈愛に満ちた女神のはずだ。この案は、リリルカ・アーデだろうか?いや、違う。彼女の案だけでないような気がする…。)
「記者会見するのはわかるよ。けど、何故僕らがポーカーでくじを引く人を決めるために、やらなければならないんだい?彼に譲るよ。」
「そうだな、そんな茶番をせずともベル・クラネルに譲ればいいのではないか。」
「いやー、それがな。他の神どもがノリにノッてな。やらざるを得なくなったんや。…まあ、ウチも見たいんだけどな。」
「はぁ…。まあ、こちらとしてはメリットもデメリットもないし…メリット?」
「どうしたんじゃ、フィン?」
「神の鏡…記者会見…ポーカー…。これが狙いなのか?いや、それなら僕にもメリットがあるか…。」
公開させるのが目的なのか?何のために?
「フィン?何かわかったのか?」
「ああ…薄っすらとだけどね。…彼らとしては公開させるのが目的じゃないかと。」
「公開…じゃと?」
「そうだよ。僕らがズルをしないかと…いやそれは意味がないか。それをしても無駄だとあの子はわかっているはずだ。」
世界に公開させて何をするつもりなんだ?
単に同情を集めるだけなのか?
いや、それはない。同情を集めても結果的には戦争遊戯で決めることだから。
または単に顔や知名度を上げたいだけなのか?
いや、それはない。むしろ隠す方だ。
あの子はクノッソスでも、ベル・クラネルを前線へ立たせないように自分を生贄に出したくらいだ。
出さざるを得ない何かがあるのか?
一体、何が狙いなんだ?
「あ、それとな…。フィン、昨日アストレアに言ったやろ?何かなあ、アストレアが喧嘩腰で威嚇してきたんや。」
「え?」「フィン…、お前は何を言ったんだ?」
いや…別におかしなことは言ってないはず。
「今の【ヘスティア・ファミリア】は何かおかしい、と言っただけだよ。」
「…それだけか?それだけで、神アストレアを怒らせる要因でもあったのか?」
「後はなぁ、あの優男や色ボケに対しても威嚇しておったわ。いつものアストレアとちゃうわ。」
神ヘルメスや神フレイヤにも?
確かに…、神アストレアらしくないな。
「神アストレア、いや【アストレア・ファミリア】はせめて敵にはしたくなかったのだがな…。」
「この際、仕方がなかろう…。」
「ロキ…他に何か言ってたかい?」
「ん?あー、そうや。昔親しくしていた子と会えたと言っとったわ。」
親しくしていた子?アストレアがオラリオ外にいた時に?
…まさか、ベル・クラネルではないだろうね?
いや、彼かもしれない。
だとすると、昨日の僕の発言は…。
「どうしたんじゃ、フィン?頭抱えおって。」
「神アストレアが、怒る理由がわかったかもしれない…。」
「何だと?」「何やと?」
僕の考えを彼らへ伝えた。
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「…またあの少年か。敵に回すとこうなるのか…。」
「あの若造、本当にウチへ入れるべきじゃったかのう…。」
「そやろ?本当に何で、ウチに入らんかったんや!」
「昨日ああいうことを言うべきではなかったよ…。」
もし、神アストレアが5年前にベル・クラネルと会っていたとしたら…。
親しくしていた子という程だから、それなりの仲ということとわかる。
そして昨日の僕の発言は、ベル・クラネルをけなすのと同然ということになる。
彼の今までの経緯を聞いたとしたら、神ヘルメスや神フレイヤに喧嘩腰になるのもわかる。
余計なことを言ってしまったな…。
「いずれにしろ…【アストレア・ファミリア】は神ヘスティア側に回るのは確実だったと思うよ。それが早いか遅いかだけで。」
「まあ、そうだな。【疾風】があちら側にいる限りな。」
「アイズたんには聞かせられんなー、フィン。」
「そうだね。安心して寝られないよ。」
「うちの若いもんどもは、もうあの若造の話ばかりじゃぞ。あのベートもじゃ。」
彼を敵に回すと、こうなるのか…?
本当に戦争遊戯を仕掛けるんじゃなかった。
「「「「はぁ…。」」」」
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~【ヘスティア・ファミリア】ホーム~
ぼくは、めいのとくせいどりんくをのんだ。
そして、かみしゃまからはなしを、きいた。
「ふぇ…?あす…きしゃかいけん…?」
「うん、そうだよ。…ベル君、大丈夫かい?」
「だいじょぶでしゅ…。きしゃかいけんてなにやるんでしゅか…?」
(これ大丈夫かい…?ますます幼児退行してないかい?)
「ヘスティア様。すみませんが、坊ちゃまはもう寝かせた方がいいかと。明日の朝に説明されたほうがよろしいと思います。」
「メイと同意見です。坊ちゃまの性格上、緊張して寝られないと思います。」
「あーそうだなー。うん、ベル君。明日の朝に説明するからね?」
「あい、かみしゃまー。」
「ぐはぁ!(何だい!この可愛い生き物は!……尊い。)」
あれー?かみしゃまがちはいてるー?
だいじょーぶー?
「へ、ヘスティア様!大丈夫ですか?」
「命嬢、神ヘスティアの介抱をお願いします。」
「は、はい。」
みことさーん、よろしくー。
「皆様方、いつものお願いしますね。」
「「「「かしこまりました!」」」」
あ、みんなだー。
レアおねーちゃんもルゥさんもいるー。
「あ、あのアストレア様…。ほ、本当に入るのですか…?(あの時の光景は幻覚ではなかった…。本当に毒を飲んでいたのですね…)」
「嫌ならいいわよ。リュー…いえルゥ。私は、ベルが9歳の時に毎日一緒に入ってたから。」
「「「毎日!?」」」
「い、嫌とは言ってません…。そ、その…心の準備が…。」
「ルゥさん、ベルくんはほらこの通りですから、大丈夫ですよ。」
「女は度胸ですよ、ルゥ様!」
「何で、貴女たちは、そんなに冷静なのですか!」
「「「慣れました。」」」
あうー?なにー?
けんかー?
「けんかはだめだよー?」
「「「がはぁっ!」」」
あれー?
「…すごい破壊力ね(私は5年前に慣れているけど、久々に効くわ…)。あら?セシルは?」
「ヴェルフ殿のところで武器を打っています。」
「そう、師匠が見つかったかもしれないわね。誤解がないように、ヘファイストスへ一言言っておきましょう(馬に蹴られたくないし)。」
「はいはい、皆様方。坊ちゃまが完全に眠りへ落ちる前に入浴してきて下さい。」
「「「了解しました!」」」
あれー?
みんなー、どこへつれていくのー?
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「ベル殿…知らないほうがいいです。ええ、知らないほうが幸せと思います…。知ったら、絶対憤死するでしょうから。」
ヤマト・命はベルに、深く同情した。
なお、メイから教えてもらった「神タケミカヅチを落とす方法」は失敗に終わった。
非常に惜しいところであった、とのこと。
メイ曰く「神の天然ジゴロに対しては、さすがに難しいですね。」とのことであった。
現時点の各団長の心境です。
オッタル→面倒なことをやらされた…。勘弁してくれ…。
フィン→何が目的なんだ?何度も考えてもわからない…。
ベル→んー、ねむいー。あれー、なんかやわらかーい?
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