まず、【フレイヤ・ファミリア】の記者会見です!
無骨なオッタルさんがどう対応するのでしょうか?
ですが…。
何で俺がこんなことを…。
「ほら、オッタル。そんな顔を見せないの。」
「そうは言ってもですが…。」
「さて、まず【フレイヤ・ファミリア】の記者会見です!」
Boooooooo!
「え………?」
「…何だと?」
我が【フレイヤ・ファミリア】に向かって、ブーイングだと!?
どこのどいつだ!?
……は?
「ちょ、ちょっとタイム!み、みんな!ブーイングはやめてく…ぶぎゃっ!も、物は投げないで下さい!あいたっ!」
オラリオ全域からだと…?
ふざけるな…!
「………黙れ!」
………………。
Boooooooo!
な、何だと!?
俺の一喝が通用しないだと!?
「ちょ、ちょっと進まない!だ、誰か何とかしてくれー!ぎゃん!」
役立たん神め…!
「オラリオを魅了しておいて、よくものうのうと!」
「そのでかい図体をしてて、そんな小細工しかできないのか!」
「酒飲んで癇癪起こすなんて、女神の威厳どこに行ったのよ!」
「ミアに泣きつくなんて、それでも【猛者】かよ!」
「レベル7が泣くぜ!」
……何だ。こいつらは…。
だが、聞き逃がせん言葉がある。
「俺を冒涜するのはいいが…、フレイヤ様を冒涜するとは許さん。文句あるのならその場へ出ろ!」
「ちょ、ちょっとオッタルくん、火に油を注ぐような真似は…。」
Booooooooo!
「みんな、ちょっと静かにしてちょうだい。」
………………。
Boooooooo!
「え…?」
「貴様ら…!フレイヤ様の言葉を遮るな…!」
『ロキ、これはサクラかい?』
『いや、本気や。マジでオラリオの不満や。怖いわー。』
『僕が収めてこようか?』
『ん?あー、神の鏡で公開しとるんやったな。えーで、カッコつけてこいやー。』
『ああ、神ヘスティアには感謝しないとね。』
「みんな、静かに…」
ちっ…フィンめ。
この場をまとめて名を上げるつもりか。
小賢しいやつめ。
「何もできなかった【ロキ・ファミリア】は引っ込め!」
「な…。」
「何が【勇者】よ!何が最強よ!」
「偉そうなことを言ってて、魅了されるとは情けねえぜ!」
「【勇者】のくせに、レベル7にランクアップできないのかよ!」
それは同意する…。
俺も人のこと言えんが、お前はこの7年間何をやっていたのだ?
「…っ!この…!」
「(あ、やばい)フィン!あかん!やめぇや!」
「そんな飲んだくれの無乳なんか、女神じゃねえよ!」
「「あっ…。」」
「……あ?何やとぉ!今の言った奴、前へ出ろや!」
よくぞ言ってくれたと、拍手を送りたくなってしまったな。
「…まあ、それはわかるわ。仕方がないものね。」
「……(ずっと思っていた…、本当に女神か?と。この場では言わないでおこう)。」
「ロ、ロキ。抑えてくれ!」
「放すんやー!フィン!こいつら、しばいたるで!」
オラリオの不満がここまでとはな…。
【ヘラ・ファミリア】と同じように、恐怖で統括した方がいいのか…?
いや……あいつらと同じ真似が出来そうもない…。
「み、みなさん!や、やめて下さい!」
む、ベルか。
「【インチキ・ルーキー】は引っ込め!」
「【怪物趣味】の兎は黙れよ!」
『まだヘスティアのところだけど、言われると何か腹立つわね…。』
『フレイヤ様…抑えてください…。』
ほんのわずかの期間で一緒にいただけだが、俺もベルが悪く言われるのはあまりいい気がしないな。
「皆さん!今は、僕たちの話を聞いて下さいっ!」
「うるせえ!……ぐはっ!」
「…え?」
「静かにしなさいよ!貴方たちは恥よ!」
「実力もないくせに、吠えるんじゃないわよ!」
「あの子は半年でここまで来たんじゃないか!あんたも同じことをやってみな!」
…む、元【イシュタル・ファミリア】の戦闘娼婦か。
「うるせえ!歓楽街の淫売どもが!」
「何だとぉっ!」
「ちょ、ちょっと、みんな!やめてくれー!」
「神の指図なんざ構うもんか!やっちまえー!」
……もう知らん。神ヘルメスに任せる。
ホームへ帰るか…?
「ー止めよ。」
「「「!!!!」」」
ぐっ!何だ、この巨大な神威は!
オラリオを覆う程だと!フレイヤ様の魅了の時と同じ…?
いや、その倍はある!
15年前に味わった、神ヘラや神ゼウスの神威より上だ!
一体、どこの神だ…?
何…!?
「ー静まれ。」
「……………。」
「ー彼等は数年オラリオを守ってきた。」
「ー彼等は犠牲を顧みず戦ってきた。」
「ー彼等を冒涜するな。それは汝ら自身を侮辱するのと同等。」
「ー今は静聴せよ。」
「……………。」
暴徒共が収まり、頭を垂れた…。
あれが…いやあの御方が神ヘスティアなのか…。
『ドチビの神威がこれ程とはなぁ…(ウチら同郷の大神オーディンより上やないか?)。』
『神ゼウスと神ヘラより上の神威、初めてだよ…(戦争遊戯なんか仕掛けるんじゃなかった…)。』
「神…様?」
「…ふー。あー、しんどかった。静かになってよかったよ。おーい、ヘルメス進めてくれー。」
「あ、ああ。わかった。えー、すみません。先程の続きをさせていただきます。」
「…オッタル。あれが真のヘスティアよ。私も初めて見るけど、ここまでとはね…(あのオーディンより上の神威は初めてだわ)。だから言ったでしょう、私が唯一畏れるものだって。」
「はい…。」
「さて、気を取り直して!【フレイヤ・ファミリア】の記者会見です!」
「フレイヤ様!何故、ベル・クラネルを魅了して手に入れようとしなかったのでしょうか?」
「魅了なんかであの子を下したくなかったの。それだけよ。」
「ありがとうございます!」
「【猛者】様、今回の戦争遊戯はいかがでしょうか?レベル7といえども、【白兎の脚】は格上を倒し続けていますが。」
「立ち向かうなら相手になる。レベル5だろうがレベル6だろうともだ。それだけだ。」
「ありがとうございます!」
「今回の戦争遊戯では【ロキ・ファミリア】もいます!因縁の相手となりますが、いかがでしょうか?」
「因縁ね…。向こうから突っかかってきただけよ。それほどでもないわ。」
「長い付き合いだが、かつての最強と最恐にはまだ及ばないと思っている。」
「ありがとうございます!」
まだ、続くのか…………。
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「はい!5分経ちましたー。ここまでです。フレイヤ様、【猛者】、ありがとうございましたー!」
…疲れた。
「なるほど、なかなか悪くなかったわ。」
「自分はもう帰りたいのですが…。」
「ダメよ。その後にポーカー勝負あるでしょ?期待しているわよ。」
「……………。」
何で、こんな茶番に付き合わなければならんのだ…。
ダンメモの4周年の、ヘスティアのウェスタバージョンをここでも出してみました。
ウェスタ様、かっこいーと思ったのは私だけでしょうか?
オッタルはこういう場は苦手だとわかりますね!
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