白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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本日1回目です!

まず、【フレイヤ・ファミリア】の記者会見です!
無骨なオッタルさんがどう対応するのでしょうか?

ですが…。


第121話 猛者、畏敬。

何で俺がこんなことを…。

「ほら、オッタル。そんな顔を見せないの。」

「そうは言ってもですが…。」

 

「さて、まず【フレイヤ・ファミリア】の記者会見です!」

Boooooooo!

「え………?」

「…何だと?」

我が【フレイヤ・ファミリア】に向かって、ブーイングだと!?

どこのどいつだ!?

……は?

 

「ちょ、ちょっとタイム!み、みんな!ブーイングはやめてく…ぶぎゃっ!も、物は投げないで下さい!あいたっ!」

オラリオ全域からだと…?

ふざけるな…!

「………黙れ!」

………………。

Boooooooo!

 

な、何だと!?

俺の一喝が通用しないだと!?

「ちょ、ちょっと進まない!だ、誰か何とかしてくれー!ぎゃん!」

役立たん神め…!

 

「オラリオを魅了しておいて、よくものうのうと!」

「そのでかい図体をしてて、そんな小細工しかできないのか!」

「酒飲んで癇癪起こすなんて、女神の威厳どこに行ったのよ!」

「ミアに泣きつくなんて、それでも【猛者】かよ!」

「レベル7が泣くぜ!」

……何だ。こいつらは…。

 

だが、聞き逃がせん言葉がある。

「俺を冒涜するのはいいが…、フレイヤ様を冒涜するとは許さん。文句あるのならその場へ出ろ!」

「ちょ、ちょっとオッタルくん、火に油を注ぐような真似は…。」

Booooooooo!

 

「みんな、ちょっと静かにしてちょうだい。」

………………。

Boooooooo!

「え…?」

「貴様ら…!フレイヤ様の言葉を遮るな…!」

 

『ロキ、これはサクラかい?』

『いや、本気や。マジでオラリオの不満や。怖いわー。』

『僕が収めてこようか?』

『ん?あー、神の鏡で公開しとるんやったな。えーで、カッコつけてこいやー。』

『ああ、神ヘスティアには感謝しないとね。』

「みんな、静かに…」

ちっ…フィンめ。

この場をまとめて名を上げるつもりか。

小賢しいやつめ。

 

「何もできなかった【ロキ・ファミリア】は引っ込め!」

「な…。」

「何が【勇者】よ!何が最強よ!」

「偉そうなことを言ってて、魅了されるとは情けねえぜ!」

「【勇者】のくせに、レベル7にランクアップできないのかよ!」

それは同意する…。

俺も人のこと言えんが、お前はこの7年間何をやっていたのだ?

 

「…っ!この…!」

「(あ、やばい)フィン!あかん!やめぇや!」

「そんな飲んだくれの無乳なんか、女神じゃねえよ!」

「「あっ…。」」

「……あ?何やとぉ!今の言った奴、前へ出ろや!」

よくぞ言ってくれたと、拍手を送りたくなってしまったな。

 

「…まあ、それはわかるわ。仕方がないものね。」

「……(ずっと思っていた…、本当に女神か?と。この場では言わないでおこう)。」

「ロ、ロキ。抑えてくれ!」

「放すんやー!フィン!こいつら、しばいたるで!」

オラリオの不満がここまでとはな…。

【ヘラ・ファミリア】と同じように、恐怖で統括した方がいいのか…?

いや……あいつらと同じ真似が出来そうもない…。

 

「み、みなさん!や、やめて下さい!」

む、ベルか。

 

「【インチキ・ルーキー】は引っ込め!」

「【怪物趣味】の兎は黙れよ!」

『まだヘスティアのところだけど、言われると何か腹立つわね…。』

『フレイヤ様…抑えてください…。』

ほんのわずかの期間で一緒にいただけだが、俺もベルが悪く言われるのはあまりいい気がしないな。

 

「皆さん!今は、僕たちの話を聞いて下さいっ!」

「うるせえ!……ぐはっ!」

「…え?」

「静かにしなさいよ!貴方たちは恥よ!」

「実力もないくせに、吠えるんじゃないわよ!」

「あの子は半年でここまで来たんじゃないか!あんたも同じことをやってみな!」

…む、元【イシュタル・ファミリア】の戦闘娼婦か。

 

「うるせえ!歓楽街の淫売どもが!」

「何だとぉっ!」

「ちょ、ちょっと、みんな!やめてくれー!」

「神の指図なんざ構うもんか!やっちまえー!」

……もう知らん。神ヘルメスに任せる。

ホームへ帰るか…?

 

「ー止めよ。」

「「「!!!!」」」

 

ぐっ!何だ、この巨大な神威は!

オラリオを覆う程だと!フレイヤ様の魅了の時と同じ…?

いや、その倍はある!

15年前に味わった、神ヘラや神ゼウスの神威より上だ!

一体、どこの神だ…?

何…!?

 

「ー静まれ。」

「……………。」

 

「ー彼等は数年オラリオを守ってきた。」

「ー彼等は犠牲を顧みず戦ってきた。」

「ー彼等を冒涜するな。それは汝ら自身を侮辱するのと同等。」

「ー今は静聴せよ。」

 

「……………。」

暴徒共が収まり、頭を垂れた…。

あれが…いやあの御方が神ヘスティアなのか…。

 

『ドチビの神威がこれ程とはなぁ…(ウチら同郷の大神オーディンより上やないか?)。』

『神ゼウスと神ヘラより上の神威、初めてだよ…(戦争遊戯なんか仕掛けるんじゃなかった…)。』

 

「神…様?」

「…ふー。あー、しんどかった。静かになってよかったよ。おーい、ヘルメス進めてくれー。」

「あ、ああ。わかった。えー、すみません。先程の続きをさせていただきます。」

 

「…オッタル。あれが真のヘスティアよ。私も初めて見るけど、ここまでとはね…(あのオーディンより上の神威は初めてだわ)。だから言ったでしょう、私が唯一畏れるものだって。」

「はい…。」

 

「さて、気を取り直して!【フレイヤ・ファミリア】の記者会見です!」

 

「フレイヤ様!何故、ベル・クラネルを魅了して手に入れようとしなかったのでしょうか?」

「魅了なんかであの子を下したくなかったの。それだけよ。」

「ありがとうございます!」

 

「【猛者】様、今回の戦争遊戯はいかがでしょうか?レベル7といえども、【白兎の脚】は格上を倒し続けていますが。」

「立ち向かうなら相手になる。レベル5だろうがレベル6だろうともだ。それだけだ。」

「ありがとうございます!」

 

「今回の戦争遊戯では【ロキ・ファミリア】もいます!因縁の相手となりますが、いかがでしょうか?」

「因縁ね…。向こうから突っかかってきただけよ。それほどでもないわ。」

「長い付き合いだが、かつての最強と最恐にはまだ及ばないと思っている。」

「ありがとうございます!」

まだ、続くのか…………。

 

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「はい!5分経ちましたー。ここまでです。フレイヤ様、【猛者】、ありがとうございましたー!」

…疲れた。

 

「なるほど、なかなか悪くなかったわ。」

「自分はもう帰りたいのですが…。」

「ダメよ。その後にポーカー勝負あるでしょ?期待しているわよ。」

「……………。」

何で、こんな茶番に付き合わなければならんのだ…。

 




ダンメモの4周年の、ヘスティアのウェスタバージョンをここでも出してみました。
ウェスタ様、かっこいーと思ったのは私だけでしょうか?

オッタルはこういう場は苦手だとわかりますね!

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