はい、戦争遊戯当日の朝です。
ベル含むメンバーの何人かは、すでに18階にいます。
ヘスティアとアストレアは、バベルへ行くだけの状況です。
第127話 処女神、戦場。
……いよいよ、今日だ。
フレイヤとロキとの戦争遊戯だ。
みんなは今頃18階層か…。
今日はセバスくんとメイくんがいないから、身の回りを久々にボクとアストレアでやる羽目になったよ。
「自炊をするのは久々だわ…。」
「ボクもだよ。セバスくんとメイくんに頼りすぎていたかな…。あれ?あ、作り置きがある!」
「あら?本当?よかったわ…。彼らがいない生活はもう考えられないわね…。」
「言わないでくれるかい?」
モグモグ…。
うん、ずっと置いていた割には美味い!
「あれ?ボクの服が…え?コレは…。」
「あら、いいじゃない。ヘスティア、あなたらしい服ね。」
「…キミのセリフじゃないけど、彼らがいないのはキツイね。」
んしょっと…。ゴソゴソ…ゴソゴソ…。
んー、悪くない。サイズもぴったりだし。
デサインも悪くない!いいね!コレ。
「さてと…行こうか?」
「ええ、行きましょう。ベルの…いえ私達の勝利のために。」
ああ、行こう!
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「やあヘスティア、アストレア。一週間ぶりだね。」
「あ、ヘルメス。」
「…ヘルメス。」
「な、なあ。アストレア、ずっと聞きたかったけど、何故俺に喧嘩腰なんだい?」
あー…。
「ふふふ、聞きたい?ねえ?」
「…アストレア。」
「…わかったわよ。」
「え、えーと。教えてくれないのかい?」
「教えるわよ。戦争遊戯が始まる前にね…?」
(怖いぜ…アストレア。何をしたんだろう、オレ?)
ベルくんへの依存が日々強くなってないかい…?
「あ、そうだ。今日の解説だけど、オレとタケミカヅチがすることになったから、そちらの名簿をくれないかい?フードをかぶっていても、番号のバッジはつけているんだろ?」
「ヘルメスはわかるけど、何でタケなんだい?」
何でタケ?こちら側なんだろ?
「今回の戦争遊戯は、高レベルの激闘になる予感がするんだ。だから、武の神であるタケミカヅチに解説をしてもらおうと思ってね。彼ならどんな速さでも見切れるだろうし。」
「そうね…。タケミカヅチなら問題ないけど、いいの?ヘスティア派閥だけど?」
「それとは別に解説については、武の神の名において公平を期すことを誓おう。」
「あ、タケ!」
「ヘスティア、すまんな。こいつに依頼されて、最初は断ったんだが確かにこの戦争遊戯は、激闘になる。武の神である俺なら見切れる。なので解説に妥当ということになったんだ。」
「ううん!キミなら、解説をきちんとしてくれると信じているよ。解説よろしくね!」
「ああ「タケミカヅチ様ー!」あ、すまん。子どもたちが呼んでいるんだ。後でな。」
「うん、後でね。」
タケが解説かぁ。そうだよね。高レベルの激闘って、目に止まらないものね。
神であるボクでさえ、わからないんだ。他の子だってわかるわけないし。
適任だね!
「話を戻して、そちらの名簿をくれないかい?フレイヤ様とロキは、既に提出してもらっているんだ。」
「あー、そうだったね。ええと…アストレアと一緒でいいかい?」
「もちさ。他のファミリアの子もいるかい?そのファミリアの名前もあれば、ありがたいけど。」
「書いてあるわよ。…ヘルメス。正義の神である私が誓って言うわ。ここにあるのは真実よ。」
「え?あ、ああ。疑うわけじゃないか!どれどれ………。え?」
まあ、信じられないよね。ボクもさ。
ベルくんは何てスキルを発現させてしまったんだ…。
ベルくんの想いがそれほど強かったことを、意味するんだけどね。
「ヘルメス。もう一回言うわ。ここに書いてある子たちは確かにいるわよ。」
「USOだろ…。え?ど、どうなっているんだい?こ、こんなの絶対にあり得ない!」
「ヘルメス。気持ちはわかるよ。」
「だ、だが!」
…仕方がない。
「ーヘルメス。『悠久の聖火』を司る私の名において誓おう。ここに書いてあることは真実だと。」
「!!…承知しました。後で説明していただけると助かりますが…。」
ふー。ここんとこ、コレを使うのが多いなぁ。
「うん、もちろんだよ。まあ、ボクらも最初は信じられなかったけどね。」
「…ベルくん関連かい?」
「今は、その通りとしか言えないわ。」
「………はぁ。わかったよ。後はこちらで何とかするよ。」
「頼りにしてるぜ!ヘルメス!」
ヘルメスなら何とかごまかせるだろうネ。
「ああ、そうだわ。ヘルメス。戦争遊戯が始まる前に、神の鏡を通してちょっと私から話したいことがあるので、協力をしてくれないかしら?」
ああ…。あの件か。
「へ?ま、まあ、いいけど…何を話すんだい?」
「大抗争の真実を。」
「!!…アストレア。それはあいつと彼らの気持ちを無駄にすることになるぜ?」
「ええ、わかっているわ。真実といっても、少し嘘を交えるだけどね?」
「……あいつの神友として、それは看過できないな。」
「そういうと思ったわ。ベルのこれからのため、と言えばわかるかしら?」
「!!……そうか、そうだな。あいつも喜んでその汚名をかぶるだろうな。わかったよ。」
「ありがとうね。…ベルへ仕出かしたことの1つは相殺ね。」
まだ、根にもっていたのか…。
まあボクも知ってたら許さなかったけどね。
「……あー。そうか…(ベルくん、もうアストレアを落としたのか…)。そ、それは彼らによって終わったはずだぜ?」
「私は関与していないわ。だから、別よ。ああ、特に彼女はね。」
「(シュバッ!)………ヘスティア、いえヘスティア様…。お願いします…天界へ送還するのだけは勘弁して下さい…。」
「ヘルメス…(土下座するほどかい?)。まあ、ボクからも言っておいたけど、その…大層お怒りでね…。」
「ひぃぃぃぃ…。」
「ただ…彼らへの制裁に協力するなら、考えるってさ。」
「協力いたします!協力させていただきますから、天界送還だけはやめて下さいぃぃぃ!」
(ヘルメス…そんなに天界へ帰りたくないのか…。)
「わかったよ。伝えとくよ。」
「お願いいたします!ふぅ…さて、俺は解説の準備をしてくるよ(はぁ、ベルくんどこまで規格外なんだい…。コレ、あの方も気づいているんじゃないか?はぁ…。)」
あ…黄昏れている。
少し気の毒に思えてきたよ…。
「ふふふ、ヘルメスのあの姿を見て溜飲が少し下がったわ。」
「アストレア…、同郷なんだから手加減してあげなよ。」
「手加減しているわよ?でも、アレらはどうなるかは知らないけどね。」
「あー…そうだな。」
さて…フレイヤとロキは…っと。
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あ、いた。
「待たせたね。フレイヤ、ロキ。」
「やっと来たな、ドチビ。」
「いいえ、今来たところよ。ベルとの別れは済ませたかしら?」
んなのするわけないじゃん!
「わぷっ。」
「する必要はないわよ。フレイヤ。」
それはボクの台詞だー!
邪魔するなー!アストレア!
「…ねえ、聞きたかったけど、どうして私に喧嘩腰なのかしら?」
「そうや、ウチにも何でや?」
「ふふふ…、この戦争遊戯でわかるわよ。」
「「……ええー。」」
はぁ…アストレアも大分変わったなあ。
神は不変だというのに…。
さて、そろそろ始まるか。
あの子たちは大丈夫だろうか…。いや!大丈夫さ。
ベルくん、セバスくんもメイくんもいるし。
準備や戦力は整った!
勝負だ!フレイヤ、ロキ!
メンバーに誰が入ったのか?ヘルメスが驚愕するほどの誰なのか?は
戦争遊戯中で明かしていきます!
ただ、戦争遊戯(疑問)→回想(回答)→戦争遊戯(疑問)→回想(回答)と進みます。
…つまり、戦争遊戯は時間的に短くても回想はかなり長いです。
なので、気長にお待ちくださいませ。
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