戦争遊戯開始時の地上の反応です。
「残り数秒です!…5,4,3,2,1,0!戦争遊戯開始です!」
ワァァァァァァァァ!
「さあ、始まりました!全ファミリア行動開始しました!」
「そうだな、旗を取れば勝ちだからスピードがものを言うだろうな。」
「そうですね、あ。さっき円陣を組んだままの【ヘスティア・ファミリア】が二手にわかれました!」
「ほう、二手に…。何だと?」
「これは…、フードと仮面を外した【白兎の脚】単身で【フレイヤ・ファミリア】へ突入しましたー!」
「何とまあ無謀な…いや、返ってその方がいいか。」
「どういうことでしょうか?」
「…【ヘスティア・ファミリア】の最大戦力は【白兎の脚】だ。強者には強者をぶつけるのが一番いい。被害が出たとしても一人だからな。時間稼ぎかもしれん。」
「なるほど!もう一方は…、ああっと!【勇者】率いる部隊と真っ向からぶつかりますね!」
「(策を仕掛けないのか…?)レベルや人数を考えると【ヘスティア・ファミリア】が圧倒的な不利だな。」
「そうですね!あ!【白兎の脚】と【猛者】が接触しました!どうなる…え?」
うおぉぉぉぉぉ!
「ほう、【白兎の脚】はレベル5になったばかりと聞いたが、【猛者】と渡り合っているな。」
「す、すみません。動きが早すぎて見えません…。タケミカヅチさん、実況をお願いできませんか!」
「む?あ、ああ。…【白兎の脚】は手数だけではないな、太刀筋もいい。よほど教えた奴がよかったのだろう。一方、【猛者】はステータスの高さを売りにそれをものとしているが、【白兎の脚】の技がわずかに上回っているな…。いや、これは更に速くなっているな。」
「え、ええ?レ、レベル5なのにレベル8と渡り合っているのですか!」
「そうだ。いかなる強者でも相手の技が優れていれば、負けることもあり得るのだ。もちろん、技にステータスがついていけるかが条件だが、【白兎の脚】はまさにそのお手本といえよう。」
キャアアアアアア!ベル様ぁぁぁぁぁ!
「(嘘だろ!この数週間でレベル8のオッタルくんに追いついたというのか!セバスとメイはどんな特訓をしたんだ!)は、はは。こ、これは驚きましたね。」
「ああ、そうだな。だが、これは【白兎の脚】の体力と時間の問題だな。あとは大剣の耐久力か。」
「どういうことでしょうか?」
「【猛者】の大剣はかなりの大業物だ。【白兎の脚】はいい大剣だが【猛者】の大剣には及ぶまい。このままでは…ほらな。」
「ああっと!【白兎の脚】の大剣が砕け散ったー!ここまでかー!あ!」
おおおおおおおっ!
「ほう、【ヘスティア・ファミリア】の旗の守り手の一人が地面に突き刺している大剣を投げて、【白兎の脚】がそれを振り向かずそのままの勢いで大剣を受け取り攻撃したか。よほどお互いを信頼しあってないとできんな。」
「(この短期間で?ああ、ベルくんにとって家族だからなあ…)そうですね!見習うべきかもしれませんね。」
「…妙だな。あの猛攻でレベル差もあるのに【白兎の脚】の勢いが衰えるどころが増している。」
「ええっ!」
「これは、かなりの長期戦になるかもしれんな。おや、ヘスティアの部隊とロキの部隊がぶつかるようだぞ。」
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~バベルにて~
「そんな…レベル8もあるオッタルと渡り合えるなんて…。」
「そんなのありえへんで…。おい、ドチビ一号!ズルな…んて」
「ズルと言ったかしら?ロキ?」
「ア、アストレア。その剣、隠し持っていたのかい?やめなよ…。」
「ロキ。「はいっ!」私の司る正義に誓って言うわ。ヘスティアも私もズルはしていないわ。」
「……スキル?ええ、それしかあり得ないわ。(あのスキルだけでも規格外なのに、更に何か強力なスキルが出たというの?)」
「……そうだと言っておくよ。」
「ひぃ…、怖かったわー。スキルって…どんだけ未知が入ってんねん、あの少年は。」
「未知か…まさにそうだね。ところで、ロキ。アレをなんとかしなよ。」
「ん?あー…あかん。もうハイテンションやわ。」
「ハハハハハハ!何という『闘争』よ!素晴らしいぞ!儂が下界で降りた中で、一番じゃ!嗚呼、このような『闘争』は天界でもなかなか見んぞ!そうじゃ、もっとやれい!」
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~大樹海からオラリオへ向かう途中~
「………………オリオン。」
(ようやく見つけた…、私のオリオン。)
「ア、アルテミス様?あのー、もしもし…?」
「あ、ダメ。これ、完全に恋する乙女の目だわ。」
「一週間前の記者会見からずっとその熱が長引いて、心ここにあらずという感じだったわね…。」
「アルテミス様にようやく恋が来たのは嬉しいが、これは…やばくないか?」
「「「ヤバい。」」」
「それは置いといても、すごいわね、あの子…。半年でレベル5でも凄いのに、レベル8の【猛者】と渡り合っているわよ。」
「こりゃ、見た目を差し引いてもアルテミス様が惚れるのも無理ないわ(私もだけど、言うのが怖いわ…)。」
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~歌劇の国~
「フォーーーーー!ベルくーーーーーーん!」
「くそっ…、あの兎め。【猛者】と渡り合えるくらい差をつけられるとは…。」
「サンドロ、ベックリン。」
「「ははっ!」」
「アレが終わったら、旅支度をしなさい。オラリオへ向かうわよ。」
「「かしこまりました、アフロディーテ様。」」
(もう確信した、あの子は救界の"要"。それに…、あの子は私たち美の神の眷属でもないのに、何故『魅了』の力を感じるの?…直に会って、確認しなければならないわ。美の女神としても。)
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~オラリオへ向かう途中~
「馬鹿な!アストレアの話が本当なら、あの子が夫と私の眷属の血を引いているだと!メーテリアに似ているということは、メーテリアの子なのか…?なら赤い目についての心当たりは、夫とよくつるんでた雑魚しかないわね。おのれ…折檻の時に殺っておけばよかったわ。見たままの年齢からすると、黒竜戦前ね…。まあいい、行けばわかるだろう。それより問題は、数日前に起こったことだ!絶対にあり得ないはずだ!一体、何が起こっているのだ!」
神々、オッタルとベルの激突に大興奮!
そして、アルテミス堕ち。
アフロディーテ、ベルくんの発展アビリティに感づきました。さすが美の女神(笑)。
ヘラ、ベルくんの出生に気づきました。そして混乱中です。
本日3回目の更新は18時からです。
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