白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

135 / 439
本日2回目です!

戦争遊戯開始時の地上の反応です。


第134話 神々、興奮。

「残り数秒です!…5,4,3,2,1,0!戦争遊戯開始です!」

ワァァァァァァァァ!

 

「さあ、始まりました!全ファミリア行動開始しました!」

「そうだな、旗を取れば勝ちだからスピードがものを言うだろうな。」

「そうですね、あ。さっき円陣を組んだままの【ヘスティア・ファミリア】が二手にわかれました!」

「ほう、二手に…。何だと?」

「これは…、フードと仮面を外した【白兎の脚】単身で【フレイヤ・ファミリア】へ突入しましたー!」

「何とまあ無謀な…いや、返ってその方がいいか。」

「どういうことでしょうか?」

「…【ヘスティア・ファミリア】の最大戦力は【白兎の脚】だ。強者には強者をぶつけるのが一番いい。被害が出たとしても一人だからな。時間稼ぎかもしれん。」

「なるほど!もう一方は…、ああっと!【勇者】率いる部隊と真っ向からぶつかりますね!」

「(策を仕掛けないのか…?)レベルや人数を考えると【ヘスティア・ファミリア】が圧倒的な不利だな。」

「そうですね!あ!【白兎の脚】と【猛者】が接触しました!どうなる…え?」

うおぉぉぉぉぉ!

 

「ほう、【白兎の脚】はレベル5になったばかりと聞いたが、【猛者】と渡り合っているな。」

「す、すみません。動きが早すぎて見えません…。タケミカヅチさん、実況をお願いできませんか!」

「む?あ、ああ。…【白兎の脚】は手数だけではないな、太刀筋もいい。よほど教えた奴がよかったのだろう。一方、【猛者】はステータスの高さを売りにそれをものとしているが、【白兎の脚】の技がわずかに上回っているな…。いや、これは更に速くなっているな。」

「え、ええ?レ、レベル5なのにレベル8と渡り合っているのですか!」

「そうだ。いかなる強者でも相手の技が優れていれば、負けることもあり得るのだ。もちろん、技にステータスがついていけるかが条件だが、【白兎の脚】はまさにそのお手本といえよう。」

キャアアアアアア!ベル様ぁぁぁぁぁ!

 

「(嘘だろ!この数週間でレベル8のオッタルくんに追いついたというのか!セバスとメイはどんな特訓をしたんだ!)は、はは。こ、これは驚きましたね。」

「ああ、そうだな。だが、これは【白兎の脚】の体力と時間の問題だな。あとは大剣の耐久力か。」

「どういうことでしょうか?」

「【猛者】の大剣はかなりの大業物だ。【白兎の脚】はいい大剣だが【猛者】の大剣には及ぶまい。このままでは…ほらな。」

「ああっと!【白兎の脚】の大剣が砕け散ったー!ここまでかー!あ!」

おおおおおおおっ!

 

「ほう、【ヘスティア・ファミリア】の旗の守り手の一人が地面に突き刺している大剣を投げて、【白兎の脚】がそれを振り向かずそのままの勢いで大剣を受け取り攻撃したか。よほどお互いを信頼しあってないとできんな。」

「(この短期間で?ああ、ベルくんにとって家族だからなあ…)そうですね!見習うべきかもしれませんね。」

「…妙だな。あの猛攻でレベル差もあるのに【白兎の脚】の勢いが衰えるどころが増している。」

「ええっ!」

「これは、かなりの長期戦になるかもしれんな。おや、ヘスティアの部隊とロキの部隊がぶつかるようだぞ。」

 

■■■■■■■■■■■■■■■■

~バベルにて~

 

「そんな…レベル8もあるオッタルと渡り合えるなんて…。」

「そんなのありえへんで…。おい、ドチビ一号!ズルな…んて」

「ズルと言ったかしら?ロキ?」

「ア、アストレア。その剣、隠し持っていたのかい?やめなよ…。」

「ロキ。「はいっ!」私の司る正義に誓って言うわ。ヘスティアも私もズルはしていないわ。」

「……スキル?ええ、それしかあり得ないわ。(あのスキルだけでも規格外なのに、更に何か強力なスキルが出たというの?)」

「……そうだと言っておくよ。」

「ひぃ…、怖かったわー。スキルって…どんだけ未知が入ってんねん、あの少年は。」

「未知か…まさにそうだね。ところで、ロキ。アレをなんとかしなよ。」

「ん?あー…あかん。もうハイテンションやわ。」

 

「ハハハハハハ!何という『闘争』よ!素晴らしいぞ!儂が下界で降りた中で、一番じゃ!嗚呼、このような『闘争』は天界でもなかなか見んぞ!そうじゃ、もっとやれい!」

 

■■■■■■■■■■■■■■■■

 

~大樹海からオラリオへ向かう途中~

「………………オリオン。」

(ようやく見つけた…、私のオリオン。)

「ア、アルテミス様?あのー、もしもし…?」

「あ、ダメ。これ、完全に恋する乙女の目だわ。」

「一週間前の記者会見からずっとその熱が長引いて、心ここにあらずという感じだったわね…。」

「アルテミス様にようやく恋が来たのは嬉しいが、これは…やばくないか?」

「「「ヤバい。」」」

「それは置いといても、すごいわね、あの子…。半年でレベル5でも凄いのに、レベル8の【猛者】と渡り合っているわよ。」

「こりゃ、見た目を差し引いてもアルテミス様が惚れるのも無理ないわ(私もだけど、言うのが怖いわ…)。」

 

■■■■■■■■■■■■■■■■

 

~歌劇の国~

「フォーーーーー!ベルくーーーーーーん!」

「くそっ…、あの兎め。【猛者】と渡り合えるくらい差をつけられるとは…。」

 

「サンドロ、ベックリン。」

「「ははっ!」」

「アレが終わったら、旅支度をしなさい。オラリオへ向かうわよ。」

「「かしこまりました、アフロディーテ様。」」

(もう確信した、あの子は救界の"要"。それに…、あの子は私たち美の神の眷属でもないのに、何故『魅了』の力を感じるの?…直に会って、確認しなければならないわ。美の女神としても。)

 

■■■■■■■■■■■■■■■■

 

~オラリオへ向かう途中~

「馬鹿な!アストレアの話が本当なら、あの子が夫と私の眷属の血を引いているだと!メーテリアに似ているということは、メーテリアの子なのか…?なら赤い目についての心当たりは、夫とよくつるんでた雑魚しかないわね。おのれ…折檻の時に殺っておけばよかったわ。見たままの年齢からすると、黒竜戦前ね…。まあいい、行けばわかるだろう。それより問題は、数日前に起こったことだ!絶対にあり得ないはずだ!一体、何が起こっているのだ!」




神々、オッタルとベルの激突に大興奮!

そして、アルテミス堕ち。
アフロディーテ、ベルくんの発展アビリティに感づきました。さすが美の女神(笑)。
ヘラ、ベルくんの出生に気づきました。そして混乱中です。

本日3回目の更新は18時からです。

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。