現場からお送りしております!
勇者サマサイドです。
【ロキ・ファミリア】フィン部隊が【ヘスティア・ファミリア】へ急進中です!
ベルはオッタルの方へ向かいました!
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戦人さん、ザルバさんへ
遅くなりましたが、誤字報告いただきありがとうございます!
……ベル・クラネルはオッタルの方へ行ったか。
僕らも舐められたものだな…いや、妥当だ。
レベル8となったオッタルに、最大戦力であるベル・クラネルをぶつけるのが最良だ。
…だが、7年前と違い彼らには3つもレベル差がある。
オッタルの圧勝で終わるだろう。
なら、早く降さなければならない。
【ヘスティア・ファミリア】を早々と降して合流し、オッタルたち【フレイヤ・ファミリア】に当たらなければならない。
それはリリルカ・アーデもわかっているはず。
こちらと手を組んで、【フレイヤ・ファミリア】に当たらなければ勝てないのはわかっているはず。
一体、何を考えているんだ?
まあ、いい。捕らえればわかることだ。
「団長!【ヘスティア・ファミリア】の部隊がこちらへ向かっているのが見えました!」
「ううー…、アルゴノウトくんが向こうへ行ったのはいいけど、できればアルゴノウトくんの仲間を傷つけたくないなあ。」
「あきらめろ、ティオナ。殺さないだけマシと思え。」
…こちらの部隊は、僕・ティオネ・ティオナ・アルガナの4人だけだ。
少ないが、レベルを考えても彼らにとっては過剰戦力だろう。
とりあえず、彼らがこちらへ向かってきたのは僥倖だ。
まず第一段階成功かな。
陣地の境目を中心に向かい合ったか…。
さて、降参をすすめようかな。
「言うまでもないが、降参してくれるかな?そちらはシャクティもいるようだが、こちらはレベル6が4枚。君たちがいくら来ようと勝ち目はない、妖術師がいてもだ。わかるだろう?リリルカ・アーデ。」
「…………。」
「だんまりかい?なら、捕らえさせてもらうよ。まず、君たちのフードや仮面を剥がさせてもらおう。囲め、ティオネ、ティオナ、アルガナ。」
「…悪く思わないでね…。できるだけ傷つけないわ…。」
「ううー…やりたくないなあ…。そうだ!バーチェを相手にしよう。バーチェはどこー?」
「雑魚はいらん。バーチェ!出てこい!」
よし、四方を包囲したな。
まずはリリルカ・アーデを確保しよう。
彼女がベル・クラネルの次に厄介な存在なのだから。
後は時間を稼げば…、こちらの勝ちだ。
………?何故、妖術師を中心に方円の陣?
リリルカ・アーデを前線にだしてどうするんだ?
何かあるはずだ…僕らと同じく戦略を立てているのか?
いや、他に飛び入りも伏兵もない…。
気のせいか。先に確保しよう。
「君らしくないね。前線に出てくるとは…失望したよ、リリルカ・アーデ。」
チャキ…。
!?チャクラムだと!
リリルカ・アーデはボウガン主体のはずだ。
この短期間で新たな武器を?付け焼き刃か?
彼女に期待しすぎたか…?
「悪いけど、そんな付け焼き刃じゃ…!?」
ヒュッ!ヒュッ!
!
キン!キン!
「………………。」
馬鹿な!付け焼き刃じゃない!
今のは熟練とした技だ。
それに…あのチャクラムの形状…今の技は。
…ありえない!
いや…、彼女にはアレがあったな。
「変身魔法かい?そこの【疾風】いや【薫風】に彼女の特徴や技を聞いたのかい?それで僕の動揺を招くつもりだったのかい?そんなの通用しないよ?」
「………………。」
「残念だよ、リリルカ・アーデ。君に期待しすぎた僕が愚かだったようだ。もういい、退場させてもらうよ。」
石突きで軽く打てば気絶するだろう。
さようなら。
ガキィッ!
!?
馬鹿な!彼女はレベル2になったばかりだ!
受け止められるわけがない!
この感じ…、レベル4!?
妖術か!?いや…特徴の金色のオーラがない。
素だと!あり得ない!
「…へっ。あいつの言った通りだな。余程、あいつにご執心のようだなぁ、勇者サマよ?ロリコンとは知らなかったぜ。」
!?
馬鹿な…変身魔法はそこまで模倣できるのか…?
危険だ!早く倒さなければ!
「「ロリコンですって(だと)!?」」
「ちょっとー!ティオネー!アルガナー!集中しなよー!」
「らしくないぜぇ?勇者サマ。そらよっ!」
なっ!?
ドガーン!
これは…ライラの手製爆弾…。
間違いない!
ドガーン!
くっ…!?
「ティオナ!ティオネ!アルガナ!もういい、全員強制アウトさせろ!ベル・クラネルさえいればいい!」
「は、はい!」
「ええーっ!」
「わかった!」
「はぁ。あいつらの言ってた通り、らしくないなぁ。ちっとは頭冷やせや!」
ぐっ!
模倣魔法はここまで模倣できるのか!
しかし、この感じ…間違いない。
ライラ本人としか考えられない。
だが、彼女は5年前に死んだはずだ!
なぜ、今になって!
キン!ガン!ドン!
「ど、どうなってんのよ!こいつらはレベル4以下なのに!」
「ええーっ!何が起こっているのー!どうみてもレベル5はあるじゃん!」
「ぐっ!この感じ、バーチェか!」
何だと!
バーチェ・カリフやシャクティはわかる。
なぜ他は防げるんだ!
「余所見はいけないぜぇ?」
しまった!懐に入られた!
だが、ライラだとしてもレベル6の僕に勝てるわけがない。
「さぁて、勇者サマよ?ちっと付き合えよ。」
…間違いない。この至近距離で確信した。
リリルカ・アーデじゃない。
本物のライラ本人だ…。
僕の勘だけでなく体全体がそう告げている…。
え?付き合え…?
「デートへ行こうぜぇ?」
!!!!
しまった!自爆か!
「「デートだとぉ!そうはさせるかぁ!」」
「ちょ、ちょっとー!」
あっ………。
ドガガーン!
リリが変身魔法でライラに変身でしょうか?
またはリリに魔法が発現でしょうか?
数話した後にその問いへの回答となる回想がありますので、ぐっとこらえてくださいませ。
感想・評価をいただけますと、嬉しいです!
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明日も3話公開します。
明日の公開時間も、6時・12時・18時です。
いつものと違いますのでご注意願います。