白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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本日3回目です!

現場からお送りしております!
勇者サマサイドです。

【ロキ・ファミリア】フィン部隊が【ヘスティア・ファミリア】へ急進中です!
ベルはオッタルの方へ向かいました!

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戦人さん、ザルバさんへ
遅くなりましたが、誤字報告いただきありがとうございます!




第135話 勇者、当惑。

……ベル・クラネルはオッタルの方へ行ったか。

僕らも舐められたものだな…いや、妥当だ。

レベル8となったオッタルに、最大戦力であるベル・クラネルをぶつけるのが最良だ。

…だが、7年前と違い彼らには3つもレベル差がある。

オッタルの圧勝で終わるだろう。

 

なら、早く降さなければならない。

【ヘスティア・ファミリア】を早々と降して合流し、オッタルたち【フレイヤ・ファミリア】に当たらなければならない。

それはリリルカ・アーデもわかっているはず。

こちらと手を組んで、【フレイヤ・ファミリア】に当たらなければ勝てないのはわかっているはず。

一体、何を考えているんだ?

まあ、いい。捕らえればわかることだ。

 

「団長!【ヘスティア・ファミリア】の部隊がこちらへ向かっているのが見えました!」

「ううー…、アルゴノウトくんが向こうへ行ったのはいいけど、できればアルゴノウトくんの仲間を傷つけたくないなあ。」

「あきらめろ、ティオナ。殺さないだけマシと思え。」

…こちらの部隊は、僕・ティオネ・ティオナ・アルガナの4人だけだ。

少ないが、レベルを考えても彼らにとっては過剰戦力だろう。

とりあえず、彼らがこちらへ向かってきたのは僥倖だ。

まず第一段階成功かな。

 

陣地の境目を中心に向かい合ったか…。

さて、降参をすすめようかな。

「言うまでもないが、降参してくれるかな?そちらはシャクティもいるようだが、こちらはレベル6が4枚。君たちがいくら来ようと勝ち目はない、妖術師がいてもだ。わかるだろう?リリルカ・アーデ。」

「…………。」

「だんまりかい?なら、捕らえさせてもらうよ。まず、君たちのフードや仮面を剥がさせてもらおう。囲め、ティオネ、ティオナ、アルガナ。」

「…悪く思わないでね…。できるだけ傷つけないわ…。」

「ううー…やりたくないなあ…。そうだ!バーチェを相手にしよう。バーチェはどこー?」

「雑魚はいらん。バーチェ!出てこい!」

よし、四方を包囲したな。

まずはリリルカ・アーデを確保しよう。

彼女がベル・クラネルの次に厄介な存在なのだから。

後は時間を稼げば…、こちらの勝ちだ。

 

………?何故、妖術師を中心に方円の陣?

リリルカ・アーデを前線にだしてどうするんだ?

何かあるはずだ…僕らと同じく戦略を立てているのか?

いや、他に飛び入りも伏兵もない…。

気のせいか。先に確保しよう。

 

「君らしくないね。前線に出てくるとは…失望したよ、リリルカ・アーデ。」

チャキ…。

!?チャクラムだと!

リリルカ・アーデはボウガン主体のはずだ。

この短期間で新たな武器を?付け焼き刃か?

彼女に期待しすぎたか…?

 

「悪いけど、そんな付け焼き刃じゃ…!?」

ヒュッ!ヒュッ!

 

キン!キン!

 

「………………。」

馬鹿な!付け焼き刃じゃない!

今のは熟練とした技だ。

それに…あのチャクラムの形状…今の技は。

…ありえない!

いや…、彼女にはアレがあったな。

 

「変身魔法かい?そこの【疾風】いや【薫風】に彼女の特徴や技を聞いたのかい?それで僕の動揺を招くつもりだったのかい?そんなの通用しないよ?」

「………………。」

「残念だよ、リリルカ・アーデ。君に期待しすぎた僕が愚かだったようだ。もういい、退場させてもらうよ。」

石突きで軽く打てば気絶するだろう。

さようなら。

 

ガキィッ!

 

!?

馬鹿な!彼女はレベル2になったばかりだ!

受け止められるわけがない!

この感じ…、レベル4!?

妖術か!?いや…特徴の金色のオーラがない。

素だと!あり得ない!

 

「…へっ。あいつの言った通りだな。余程、あいつにご執心のようだなぁ、勇者サマよ?ロリコンとは知らなかったぜ。」

!?

馬鹿な…変身魔法はそこまで模倣できるのか…?

危険だ!早く倒さなければ!

「「ロリコンですって(だと)!?」」

「ちょっとー!ティオネー!アルガナー!集中しなよー!」

 

「らしくないぜぇ?勇者サマ。そらよっ!」

なっ!?

 

ドガーン!

 

これは…ライラの手製爆弾…。

間違いない!

 

ドガーン!

くっ…!?

 

「ティオナ!ティオネ!アルガナ!もういい、全員強制アウトさせろ!ベル・クラネルさえいればいい!」

「は、はい!」

「ええーっ!」

「わかった!」

 

「はぁ。あいつらの言ってた通り、らしくないなぁ。ちっとは頭冷やせや!」

ぐっ!

模倣魔法はここまで模倣できるのか!

しかし、この感じ…間違いない。

ライラ本人としか考えられない。

だが、彼女は5年前に死んだはずだ!

なぜ、今になって!

 

キン!ガン!ドン!

 

「ど、どうなってんのよ!こいつらはレベル4以下なのに!」

「ええーっ!何が起こっているのー!どうみてもレベル5はあるじゃん!」

「ぐっ!この感じ、バーチェか!」

 

何だと!

バーチェ・カリフやシャクティはわかる。

なぜ他は防げるんだ!

「余所見はいけないぜぇ?」

しまった!懐に入られた!

だが、ライラだとしてもレベル6の僕に勝てるわけがない。

 

「さぁて、勇者サマよ?ちっと付き合えよ。」

…間違いない。この至近距離で確信した。

リリルカ・アーデじゃない。

本物のライラ本人だ…。

僕の勘だけでなく体全体がそう告げている…。

え?付き合え…?

 

「デートへ行こうぜぇ?」

!!!!

しまった!自爆か!

「「デートだとぉ!そうはさせるかぁ!」」

「ちょ、ちょっとー!」

あっ………。

 

ドガガーン!




リリが変身魔法でライラに変身でしょうか?
またはリリに魔法が発現でしょうか?

数話した後にその問いへの回答となる回想がありますので、ぐっとこらえてくださいませ。

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!

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明日も3話公開します。
明日の公開時間も、6時・12時・18時です。
いつものと違いますのでご注意願います。
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