ベルは、自分のステータスがあまり上がってないことに凹んでいます。
(本当はステータス激高で、新スキルが出ています。)
ですが…今回は驚くべきことが起こります!
春姫さんから、ガネーシャ様とシャクティさんが来たとの連絡から、応接室へ向かっている。
何の用なんだろう?
ステータスがあまり上がってないのは、ショックだなあ。
今日だって、ポーカーで札を全部さらけ出すという失敗をしてしまったし…。
まあ、その後に同じ数字が4つにジョーカーが揃ったから何とか勝てたけど。
みんな、大げさすぎない?
応接室に…あれ?話し声が…。
「そうですか…やはり不参加ですか。」
あ、ルゥさんだ。
「ガネーシャ?治安維持が理由だけじゃないでしょう?他に何かあるでしょう?ねえ?」
レアお姉ちゃんだ…。
「ちょ、アストレア、やめなよ…。」
「い、いや……その…(怖い…)。」
レアお姉ちゃん、また村にいた時と同じことをやっている…。
早く止めないと…。
「…【ロキ・ファミリア】の【勇者】より「中立を保て」と脅しをかけられたんだ。」
「何ですって…!」
「…【勇者】も堕ちたものね。」
フィンさんが!?
どうしてなんだろう…?
「あ‥…ベルさん。」
「あれ、カサンドラさん?どうしました?」
「あ、はい。メイ様より、お客様へお茶とお菓子をお持ちしましたので…。」
カサンドラさん、【ミアハ・ファミリア】から派遣されてきたんだよね!?
小間使いじゃないよ!
「あ!ベルさん。わ、私から言い出したんです。いつも厄介になっていることですし…。」
「小間使いなことをさせて、ごめんなさい!あ、今開けますね!」
コンコン
「僕です、入ります。カサンドラさんもいます。」
「はーい、いーよ。」
ガチャ
「「失礼します。」」
「ベル・クラネル、この時間にすまない…」
『発動しました』
え?誰?
「はい?え?今、誰か言いましたぁぁぁぁぁ!」
「は?」「え?」「なっ!」「ベル!?」
「ベ、ベルくぅぅん!」
いきなり、足元に穴がぁぁぁぁぁ!
僕は穴に吸い込まれるよう、落ちていった。
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わわわわわ!何?
声がしたと思ったら、いきなり足元に穴が開いて落ちるなんて!
くっ!早く体勢を整えないと…。
というか、どこまで落ちるの!?コレ。
『爆発する建物から、重体となったアーディ・ヴァルマを瓦礫から救い出した後、30秒以内に癒やせ』
え?誰ーーー!?
アーディ・ヴァルマって…誰?
あ!光が見えた!
ドザァァァ!
「ゲホッ‥ゲホッ…うわっ火事!?え?どこ?ここは?」
「うう…。」
「うわっ!け、怪我人?は、早く助けないと…」
ドガーン!
「ば、爆発!?あっ!あの時の声に『爆発する建物』って…もしかしてここ?え?爆発するの?ココ?」
ドガガーン!
「ひぃっ!早くこの人を助けて外へ出ないと!」
レベル5の力で瓦礫に埋もれている、青い髪の女の人を急いで救い出した。
うわ…美人。いけない、いけない。
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「はあっ…はあっ…。何とか救い出せた…。うっ…ひどい怪我。えっと…あ!リヴェリア様からいただいたエリクサーがポーチに入ったままだった!これで!」
そのエリクサーで、その女の人にぶっかけた。
「あ…う…。」
よかった、応急処置はこれで何とかなりそうだ。
『ミッションコンプリート!』
「え?みっしょぉぉぉぉぉんってぇぇぇぇ!」
また声が聞こえて、すぐまたさっきと同じ穴に吸い込まれるように落ちた。
穴の縁につかまろうと思ったけど、穴からの吸引力が強くダメだった!
せめて、その女の人でも…ダメだ!
「何が起こっているのぉぉぉぉぉぉ!」
僕にできるのは、その女の人がどこかへ飛んでいかないようしっかりと抱きしめるぐらいだった。
何が起きているのぉぉぉぉ!?
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ぐぅぅぅっ!
前後左右から引きちぎられるようだ!
放すものかぁぁぁぁ!
「あ…だ、誰…?」
「すみません!ちょっとトラブルがありますので、今は許してください!」
「は…やく逃げて…ここは爆発…」
「大丈夫です!爆発どころかここがどこか僕もわかりません!」
あ!光が見えた!
ドーン!
「うう…。」
「え?ベル?さっき、下へ落ちていったよね?」
「え、ええ。落ちたはずです。何故上から落ちてくるのです?それにこの娘は?」
その声は…、レアお姉ちゃんとルゥさん!?
「え?あ!戻ってきたぁぁぁ!あ、カサンドラさん!すみません。怪我人です!早く治して下さい!」
「え?あ、はい!わかりました!」
「怪我人?誰…だ?ば、馬鹿な…。」
「そ、そんな!」
「……嘘。」
「お、恩恵が…さ、再接続した…。」
【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】
【ソールライト】
よし…!かなり治ってきた!
「…アストレア様、私は夢でも見ているのでしょうか?」
「ルゥ……私もよ。」
「ま、まさか…そんな…。」
「…………あ、ありえん。」
あれ?皆さん、この女の人を知っている?
「う、ううん…。」
「あ、よかった!」
カサンドラのおかげで何とかなりそうだ!
エリクサーを使ってしまったけど、怪我人を救うためならリヴェリア様も許してくれるよね?
「ベルくぅぅん?誰だい?その娘は…?というか、君はどこへ行ってきたんだい!?」
「わかりません!いきなり落ちたとおもったら、声がしてなんか爆発する建物の中に落ちて、その女の人が瓦礫に埋もれて怪我をして、救い出してエリクサーかけたら、また声がして落ちてここにいます!」
「説明ありがとう!…って、わかるかぁぁぁぁぁ!」
「ごめんなさぁぁぁぁぁい!」
僕もわかりません!
「う…あれ?ここは…どこ?」
「あ!気づきましたか?ここは「惚れた…!」え?」
「「「え?」」」
「私、アーディ・ヴァルマと言います!ねえ、君の名前教えて!付き合って!結婚しよう!ううん、子供作ろう!」
「「「ハァ!?」」」
「段階を多く超えていますぅぅぅ!」
この人、シルさんより積極的すぎる!
あ!ちょ、ちょっと僕の手を胸に…。
「こ、こらーっ!ベルくんから離れるんだー!」
「きゃっ!あれ?初めて見る神様だ…。初めまして!アーディ・ヴァルマと言います!」
「う、うん…。」
「ところで…ここは…?あれ?お姉ちゃん?ガネーシャ様も?あ、…リオンだよね?アストレア様も!」
シャクティさんを…お姉ちゃん?
え?シャクティさんの妹さん!?
「……………ガネーシャ。本物か?」
「…アーディの恩恵が…復活した。……再接続した。そんなのあり得ないはずだが、今ここにあり得ている!」
「………アーディ…なのですか?」
「?そうだよ、リオン。あれ?髪の毛切った?うわー、似合っているよ!」
「そ、そうですか…。…………アストレア様。」
「嘘は言ってないわ…。そんなの……あり得ないはずなのに、目の前にすると…。」
どうしたんだろう?みんな…?
幽霊を見るかのように…?
「「「???」」
僕と神様と、青い髪のお姉さん…アーディさんと一緒に首かしげてた。
「……ベル・クラネル。今回の戦争遊戯に我々【ガネーシャ・ファミリア】は、【ヘスティア・ファミリア】に味方する。文句はないな?ガネーシャ?」
え?ドア越しだけど、不参加と言ったんじゃ…?
「……ああ。文句なんかあるもんか!あるわけがない!」
「すまないが、このバカ妹を早急に連れて帰ればならないのでな。礼は後日に必ずする。では、失礼する!行くぞ、ガネーシャ!」
「……ヘスティア、いやベル・クラネル。シャクティの言う通り、礼はまたいずれ必ずする。ではな!」
「あ!ちょ、ちょっと待って、お姉ちゃん!」
「うるさい!さっさと来い!」
「まだ君の名前聞いてないー!また来るからねー!」
????
シャクティさんは持っていたマントでアーディさん?を覆って、そのまま出ていった。
ガネーシャ様と共に。
「何が起こっているのでしょうか?神様?」
「さ、さあ。(ガネーシャたち、さっき不参加表明したよね?何で?…あの青い髪の娘が関係しているのか?いや、さっきのベルくんに起こったことは一体…。)」
あれ?神様、何を考えているのですか?
「ルゥさん?レアお姉ちゃん?さっきの女の人…アーディさんを知っているんですか?」
「………すみません、ベル。ちょっと現実を受け止められません。外の風に当ってきます…。」
「ごめんね、ベル。私もちょっと落ち着かせてくれるかしら?ルゥ……私も付き合うわ。」
あれー?フラフラしてベランダへ…、大丈夫?
体調が悪かったら、カサンドラさんにお願いしよう。
ところで、さっきの声と穴は何だったんだろう?
ベルの新スキルは…今後少しずつ判明していきます。
さて、第一弾はアーディさんです!
ダンメモ3周イベントで非常に好印象的な方でした。
いくら、火炎石の自爆攻撃でもレベル3の冒険者が死ぬでしょうか?
(ソード・オラトリアのコミカライズでも【ヘルメス・ファミリア】のセイン・イール(Lv3?)も自爆でやられましたが、ハイポーションで治りましたし)
瀕死になったとしても死ぬまでは行かないかと思います。
また、建物に押しつぶされたとしても遺体くらいは残っているはずですが、それすらもありません。
ということは、アーディさんは消し飛んだのではなくその場から消えたのではないか?と思いました。
…と本作品ではこの設定にさせていただきます。
アーディさんを癒し連れて帰ったことで、【ガネーシャ・ファミリア】は【ヘスティア・ファミリア】に付きました。
大派閥がついたのは大きいですね!
(ベルくんの新スキルが一番ドデカイよ!というツッコミがあると思いますが)
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