初のアルフィア回です!
ベルとの関係を知らされた皆さんは…。
「ええーっ!あの可愛い兎さんのおば…」
【福音】
【サタナス・ヴェーリオン】
「きゃあああああああ!」
セバスめ、余計なことを。
「「「…………。」」」
ここで警告をしておくか。
「お前たちに一つ言っておこう。私のことを「おばさん」と言ってみろ。この小娘のようになるぞ。」
「「「はい!わかりました!絶対に言いません!」」」
「カサンドラ嬢、すみませんがアリーゼ嬢を癒やしてくれませんか?」
「あ、はい。わかりました。」
【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】
【ソール・ライト】
「う…うう…。この1日で臨死体験を2回もするなんて…。」
余計なことをいうからだ、この小娘め。
命があるだけありがたいと思え。
「ア、アストレア様…、事実なのですか!」
「ええ、事実よ…。ルゥ、貴女に言えば貴女はベルに対して、必ず罪悪感に苛まれるわ。だから戦争遊戯が終わるまでに、言わないでおこうと思ったの。けど、こうして生きて目の前にいるなら別だわ。」
「………複雑です。」
「まさか、あの可愛らしい兎さんと血縁関係にあるとは…。」
「よくよく見れば、なんとなく似ているよなー。」
ふむ、見る目があるな。そこの小人族。
「ー静まれ。」
「「「!!!!」」」
「なっ!」
ヘラ、いやあの狒々爺以上の神威だと!?
馬鹿な!これほどの神威を今まで感じたことはない!
「ーヘラの眷属、アルフィアよ。そなたに問おう。」
「ー何故7年前に、我が眷属であるあの子に会いに行かなかったのだ?」
「ー答えよ。」
ぐっ…ヘラで慣れているとはいえ、これは…。
神の問いか。嘘や意地はつけんな…。
『ヘスティア…マジでキレているわ。記者会見で見たけど、直に感じるのは初めてだわ…、オリンポス最強大女神の本気の神威を。』
『あれが…本気のヘスティア様(18階層や記者会見でその片鱗を感じましたが、あれほどとは…)。』
オリンポス最強……ヘラや狒々爺より上か。
あの子は主神に恵まれたな。
「…私は、死の病で残り余命いくばくもなかった。あの子のところへ行ってもあの子を悲しませるだけだ。」
「ーそれだけか?」
「…あの子に剣をとってほしくはなかった。だから、オラリオの後進達が私達を喰らい『黒き終末』を乗り越えるために。そしてこの世に『希望』をもたらすために、…あの子が戦わずに済む世界のために。」
これを語るのはエレボスの時以来だな…。
『……っ。』
『アルフィアがあれほど命を賭けていたのは、あの兎さんのためだったのでございますね。』
『だからってよー。…いや5年前、無様に死んだアタシらが言う資格ねーわな。』
その通りだ。無能な小娘共め。
貴様らが油断してやられるくらいなら、エレボスの誘いに乗るべきではなかった。
「ーそれだけか?」
……見抜かれているか。やむを得まい。
「……妹があの子を産んだときは17歳だった。私は妹が身ごもったこともショックだったが…。」
『え!?17歳!?早くない!?』
『17歳ということは、妊娠したのは16歳あたりということになりましょうか?』
『確かにはえーな。』
妹は部屋も出れないぐらいだったのだぞ!
あの雑魚めが!よくも!
黒竜にやられたのを幸運に思え!
「それより………自分が「お義母さん」と呼ばれるならともかく、「おばさん」と呼ばれるのが絶対に嫌だった。」
『『『ああー…。』』』
『10代で呼ばれるのは、確かにキツいですね。』
『普通はそう呼ばれるんだけどな、まああの姿形で呼ばれるのは傷つくわな。』
黙れ、小娘共が。
「ーよくわかった。だが、そなたは我が眷属のあの子の心に深く傷つけ、悲しませた。」
「ーその罪は重い。それは深く理解していような?」
「ああ。」
「ーそなたは我が眷属のあの子にどうしたいのだ?」
「…できれば、あの子の側にいたい。あの子に命を救われたなら、あの子のために生きたい。」
「ーそなたの気持ちはわかった。神罰ではないが、そなたは我が眷属のあの子と共に生きよ。それがそなたへの罰だ。」
「感謝する。神ヘスティア。」
……今までにない神威だったな。
だが、慈愛に満ちていた。
あの子が、いかに神ヘスティアに愛されているかがわかるな。
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「ふぅー。ここんところ、こうする機会多いなー。いやー、ごめんね。アルフィアくん、君を試すような真似をして。お、ありがとうね!メイくん。」
「…………………。」
私の目の前には、先程の女神が崇高な気配の欠片もなく、ソファーにぐてーともたれている。
「いえ、お疲れ様でした。ヘスティア様、こちらのお飲み物をどうぞ。」
「…………………。」
「アルフィアお嬢様。ヘスティア様はあちらが普段でございます。」
……懸隔が激しすぎる。
私の畏敬を返せ。
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「では、ヘスティア様。アルフィアお嬢様をここへ住ませても問題ありませんでしょうか?」
「何言ってんだい?当たり前じゃないか!ベル君も喜ぶだろうしね。」
「神ヘスティア、感謝する。…セバス、私の部屋は静かなところを頼む。間違ってもあの小娘共の近くにするな。」
「承知しております。」
「あの子の部屋は?」
「賑やかなところですが「そうか、やむを得まい」…では、部屋に案内致します。」
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「こちらでございます。お嬢様。」
ふむ…悪くない。いい部屋だ。
「さて……セバス。あの子のことを全て言え。」
「承知しておりますが、お嬢様はしばらく静養していただきます。特効薬を数日ほど服用して下さい。」
「わかっている。神ヘスティアに誓ったんだ。あの子の側にいるなら、病を何が何でも治さなくてはな。…何故、この特効薬はあの時に作れなかったのだ?」
この薬がメーテリアが飲めば…、少しは命が長らえたかもしれないというのに。
「お嬢様、この特効薬は大体3つの素材でできています。2つともお嬢様のご存知の大聖樹の枝、カドモスの泉。残り1つが数日前にわかり、手に入れたものでございます。」
「もったいぶるな。何だ?その素材は。」
「坊ちゃまの血でございます。」
「……何だと!?何故、あの子の血が…。」
「お嬢様。坊ちゃまはメーテリアお嬢様の血を引いております。死の病が坊ちゃまに遺伝する可能性が高かったに関わらず、これまで病気など一切かかっておりません。」
そうか、そういうことか…。
「……なるほど。あの雑魚の遺伝子か。」
「はい、あのクソ雑魚サポーターの生命力が坊ちゃまをここまでたくましく成長してくれました。皮肉なことですが。」
「全くだ。あの赤い目を見るだけでえぐりたくなるんだがな…。そうか、死の病に打ち勝つものがあの子にあるわけだ。そしてそれを元にしたのが特効薬か。…確かにあの時ではどうしようもないな。」
まさか、生まれたばかりの赤子のあの子から血を抜き取るわけにはいかないしな。
メーテリアは、命をかけてあの子を生かした甲斐があったな。
あの雑魚には感謝してはやらないが。
「その通りでございます。」
「あの子の血を元にしたものなら、飲まないわけにはいかないな。」
「ええ、ですが本日は様子見で。明日から1日に3回特効薬を飲んでいただきます。」
「ああ。それよりあの子の事を早く言え。」
「かしこまりました。長くなりますが、よろしいでしょうか?」
神ヘスティアにも誓った通り、あの子の側にいなければならないからな。
メーテリアの血を引き、【ヘラ・ファミリア】の系譜を持つあの子の記憶をセバスは読み取れるからな。
これ以上ない、あの子の生き証人だ。
「まだ日は高い。それに…お前の入れた紅茶を、久々に飲みたいしな。」
「!…承知しました(坊ちゃま、感謝いたします。再びアルフィアお嬢様に、お茶を入れるような時が来るとは思いませんでした)。」
メーテリア…。お前が命を賭けたあの子は私が見守ろう。
すまないが、そっちへ行くのはまだまだずっと先になりそうだ。
その代わり、あの子の話をたくさん持っていくから楽しみに待っていてくれ。
ヘスティアがウェスタモードになり、アルフィアに裁きを下しました。
ヘスティアがキレるのも無理もありません。
そして、神前でベルへの思いを、本当の理由を皆に知らされたので一石三鳥ですね!
次回から1週間ほど【アストレア・ファミリア】サイドと【ヘラ・ファミリア】サイドとなります。
ベルの再々会も含めて、です。
感想・評価をいただけますと、嬉しいです!
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現在(第112話)のハーレム経緯
物語の進捗状況に会わせて更新していきます。
候補者は多くいると思いますが、確定人物だけ記載します。
前触れもなく突如の方もいるかもしれませんので…。
確定条件
・ベルのスキル【兎囲女達】の発現以降であること。
・メイとセバスのお眼鏡にかなっていること。
・ベルに心酔または溺愛していること。
・ベルへの愛が、身も心も魂さえも捧げてもいいレベルまで達していること。
確定人物(確定したタイミング→第○話)
【ヘスティア・ファミリア】
神ヘスティア 第17話
リリルカ・アーデ 第20話
サンジョウノ・春姫 第20話
エイナ・チュール 第53話
【アストレア・ファミリア】
神アストレア 第112話
リュー・リオン 第24話
【ヘルメス・ファミリア】
アイシャ・ベルガ 第57話
ローリエ 第58話
【ミアハ・ファミリア】
カサンドラ・イリオン 第65話
【ヘラ・ファミリア】
アルフィア 第148話←NEW!