白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ついに150話まで来てしまいました…。
皆様のおかげでございます!

つづいて【アストレア・ファミリア】視点です。
セシル乱入から少し遡ります…。


第150話 後輩、初対面。

ヴェルフさん…いえ、ヴェルフ師匠の指導のおかげで、アストレア様から依頼された武器が、センパイのための武器がようやくできました!

なんか、命さんより全員招集の連絡がありましたが、大事なところなので後で伺うと言付けをして、ヴェルフ師匠と最後の仕上げをしました。

そのおかげで、武器が仕上がりました!

「…ようやくできたな。」

「はい!ヴェルフさんのおかげです!」

「いいや、お前の腕だ。お前が【薫風】のために打ったからこそ、ここまでの武器ができたんだ。誇れ。」

「…ありがとうございます!師匠!」

「…よせ。俺はまだまだ未熟者だ。師匠と呼ばれるのはまだ早いんだ。」

「いいえ!ここまで的確に指導してくれました!なので、師匠と呼ばせていただきます!」

「…勝手にしろ。まあ、椿もいるからそっちにするかはお前に任せるぜ。それより、この武器を【薫風】へ早く見せてやれ。」

「はい!また、よろしくおねがいします!失礼します!」

私は、出来立てホヤホヤの武器を持ってセンパイのところへ行きました。

 

--------------------------

 

センパイの部屋にいなかったので、アストレア様の部屋へ行こうとするとセンパイの声が聞こえました。

なので、思わず開けました。

「アストレア様ー!ご依頼の武器が、センパイの武器ができました!……えーと、その女の人達はどちら様でしょうか?」

しかし…、そこにはセンパイを取り囲んでいる、アストレア様と赤い髪、黒い髪、ピンクの髪の女の人がいました。

 

「「「…誰?」」」

「「あっ…。」」

え?どちら様でしょうか?

 

「セ、セシル!よく来てくれました!ア、アリーゼ!し、新入団員です!(助かりました!セシル!)」

「え?新入…団員?」

「こいつ!逃げやがった!」

「後で、たっぷりと聞かせてもらいますからねえ。」

「…もう!セシルったら、タイミングが悪いんだから…。」

「え?…え?」

ど、どういうこと?

 

---------------------

 

私は混乱しています。

…ベルさんがスキルで5年前に飛んで、アリーゼ…団長たちの遺体を回収して現代へ戻った。

…そして愚者さんの蘇生魔法で、ベルさんによって確率が引き上げられアリーゼ団長たちを蘇生させた。

…今、センパイがこれまでのことを話し、ベルさんの関係について問い詰められていること。

 

最後のはともかく、こんなのわかりますか!

数日前にセンパイが語ってくれた、アリーゼ団長たちが復活してここにいる?

ありえないです!

…ベルさん、貴方はもう『英雄』さえ超えていますよ…。

 

「あらあら!セシルというのね!私はアリーゼよ!よろしくね!」

テンション高い人ですね…。

この方が団長ですか。

「ゴジョウノ・輝夜といいます。よろしくお願い致しますね。」

うわぁ…きれいな人…。

「あたいは、ライラってんだ。よろしくな、新入り。」

リリさんと違ったタイプの人ですね。

 

「は、はい…、先輩方。セシルといいます。まだレベル1ですが、よろしくお願い致します!」

「うん!元気な子ね!」

「あの後に、新たな団員でございますか。」

「アストレア様が眷属にしたんなら、あたいたちは何も言えねーよ。」

…濃い方々ですね。

 

「悪いけど、セシルちゃんの歓迎会は後ね。今はリオンと兎さんの関係について聴いているの。」

「え?ああ、センパイの彼氏ですか!」

「「「彼氏!?」」」

「ち、ちが…まだ彼氏ではないです…。」

「私は、ルゥをベルの彼女と認めていないわよ。」

「「「彼女!?」」」

あー…この前の続きですか…。

 

「どういうこと!?私より先にリオンに彼氏ができるなんて、ショックだわ!」

「驚きましたねえ…。このポンコツエルフに彼氏ができるとは…。」

「あたいも、さすがにびっくりだぜ。」

「いや!だから、まだ彼氏じゃないですと言ってるじゃないですか!あと、輝夜!私はポンコツエルフではない!」

「だから、ベルの彼女には役不足と言ってるじゃない!」

……何でしょうか。この混沌とした場は…。

 

「ま、待って下さい!セ、セシル!私に用があったのではないですか?」

「あ、そうでした!アストレア様に依頼された、センパイの武器がようやくできました!」

「あら、セシル。出来たのね?見せてくれるかしら?」

「はい、こちらです!」

そして、私はヴェールに包まれた、白く緑に近い色をした長剣を出しました。

 

「これは…。」

「セシル、凄いわ…。私の予想していたものを遥かに越えているわ。」

「ヴェルフ師匠の指導のおかげです!」

「なかなかの業物ですねえ…。」

「鍛冶か、使える新人じゃねえか。」

「セシル…、これは私の…武器ですか?」

「はい!アストレア様に前々から依頼されていましたが、求めていた素材が手に入らなかったので困っていました。その時、ヴェルフ師匠から一喝させられセバスさんによって素材が手に入り、センパイのために打ち直しました!」

「素材?…これは私の『アルヴス・ルミナ』の欠片…。セシル、これを私が使ってもいいのですか…?」

「はい!センパイのために、センパイが彼氏と共に戦うための武器です!」

「セシル……ありがとう。」

「セシル、この剣の銘は何かしら?」

「まだ決まってないです…。アストレア様、またはセンパイが名付けて下さい!」

「で、では…ベルと「却下よ。そうね、『アルヴス・ルミナ』を元にしたものだから、ベタだけど『ネオ・アルヴス・ルミナ』でいいじゃない?」…長いですが、それでいいかもしれませんね。」

センパイ…、ベルと名付けたら後々恥ずかしくなりますよ。

 

「そういえば、リオン!私たちの武器はどうなったのかしら?」

「…18階層でその…みんなが「死んだらそこに埋めてほしい」と言ってた場所に突き刺しています。あ、輝夜。この小太刀はお返しします。私は、セシルが打ってくれた武器を使いますから。」

「何だ、お前は私の言ってたことを律儀に守っていたのか。…馬鹿な奴だ。…どれ、かなり使い込まれているな…。確かに返してもらったぞ。」

「この小太刀のおかげで、幾度か助けられました。お礼を言います。」

「ほう、それはあの兎さんの危機もでございますか?」

「そ、それは!?」

「クスクス。だが…これは。おい、そこの新入り。」

「は、はい!…輝夜センパイ?」

「この小太刀、打ち直しできるか?」

「失礼します…。…すみません、私の腕ではできません。あと数合すれば砕けます…。」

「ふむ、私の見立てと同じでございますねえ。となると、新たな武器が必要ですね。」

「……私の所持金から出しますが?」

「いただこうと言いたいが、受け取れるか馬鹿め。アストレア様、ファミリアの資金はまだございますか?」

「ごめんなさい…。生活費に使ったわ。」

「となると、ダンジョンに潜る必要がありますねえ。しかし、私達は死んだ身だから大っぴらには動けない。困りましたねえ。」

「そうだなぁ。それ以前に現状の説明してもらってねえぞ。」

「そうね!兎ちゃんのことをもっと聞きたいわ!」

(振り出しに戻りましたか…どうしましょうか。)

 

コンコン

 

「誰かしら?」

「メイでございます。ハーブティーと茶菓子を用意しましたのでいかがでしょうか?」




セシルが混乱するのも仕方がありませんね。

ハチャメチャで、シリアスモードが消えてしまいました…。

そしてリューの愛刀が仕上がりました!
白い長剣…アイズのデスペラードより厚みがあり、やや長い感じです。
本妻対抗です(笑)

聞き耳立ててたメイがタイミング計らって、乱入です!

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