白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ハチャメチャモードの中へ、メイが乱入し一旦落ち着きました。

さて、メイからベルのこれまでについて話をしていきます。



第151話 侍従長、暴露。

「はぁ~~、落ち着くわ……。」

「この茶菓子、なかなかの味でございますねえ。」

「うめえな!コレは。」

盗み聞きしましたが、なかなか賑やかな娘たちですね。

 

「神アストレア、現状はいかがでしょうか?」

「ルゥの、半年前のことまで話したわ。けど、ベルのことはまだね。」

「では、私が代わりに説明いたしましょうか?」

「そうね、貴女ほどの適任はいないわね。お願いしてもいいかしら?」

「承知いたしました。」

「あ、あの…。」

『ルゥさんと坊ちゃまに関することは、ルゥさん自身からお話しください。いいですね?』

『…はい。』

そこまでは責任持てません、特に深層のあの事に関しては。

坊ちゃまのことを愛していると言い切ったからには、そのくらいやって下さい。

 

「気になったのだが、お前は何者だ?なかなかできるようだが…。」

「自己紹介が遅れましたね、私は【ヘスティア・ファミリア】団長ベル・クラネル専属メイドと申します。元【ゼウス・ファミリア】専属メイドでもあります。」

「【ゼウス・ファミリア】だと…!?あの兎さんは、まさか…。」

「その通りでございます。坊ちゃまは、【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】の系譜を持つ唯一無二の御方でございます。」

「…なるほど。あの兎さんはなかなかの血筋でございますねえ。」

「貴女ほどではありませんよ。【アストレア・ファミリア】副団長、ゴジョウノ・輝夜様。または、極東の『朝廷』の暗部を司る、ゴジョウノ家の姫君と言った方がよろしいでしょうか?」

「!?……そっちの名は捨てた。今は【アストレア・ファミリア】だ、間違えるな。」

「失礼しました。こちらにはサンジョウノ・春姫さんがおられますが、サンジョウノから追い出された身ですので、何かと目をかけてやって下さい。」

「…どこまでお見通しなのだ。そうか、あの忌まわしいところから追い出されたのか。わかった、話をしておこう。同郷だしな(遠い親戚でもあるしな)。」

愚者が春姫さんの名前を言った時、輝夜さんは目つきを鋭くされてましたね。追手と思われたら困りますからね。

第一、あの春姫さんがそんなことができるわけがないでしょう。

 

「さて、半年前まではルゥさんが話されていましたが、5年前の神アストレアが坊ちゃまとお会いされた時からお話しいたしましょう。」

「え?ちょ、ちょっと待って!それは…。」

「私も聞きたいわ!」

「アストレア様が、あれほど兎さんに拘る理由を知りたいでございますねえ。」

「わりぃな、アストレア様。あたしも聞きたいんだわ。」

「すみません…アストレア様。私も。」

「…私も。」

「あ、貴女たち!」

「ご要望が多いですので、お話しいたしましょう。」

彼女たちの主神ですから、言わなければならないでしょう。

遅かれ早かれ、バレてたでしょう。

諦めて下さい。

 

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「……うう、全部バラされた…。」

「うわぁ…、あの兎ちゃんを独り占めにしたいがために。」

「神…いえ大神ゼウスを谷底へ突き落とすとは…。」

「耳を疑ったぜ…。」

「…その後、本当に2人きりで2ヶ月過ごしたのですか(何て羨ましいことを…)。」

「(やはり、ブラコンを拗らせています…。)」

神アストレアの坊っちゃまへの過保護は重いですね。

まあ、そのおかげでアルフィアさんへの説得が上手く行きましたが。

 

「では、坊ちゃまのことをお話しいたしましょう。」

「待ってたわ!」

「アストレア様とリオンを落とした、兎さんの話がようやく来ましたか。」

「待ちくたびれたぜえ。」

「(大体聞いたけど、聞き漏らしがないか確認しないとね。)」

「(……恥ずかしいのですが、ベルのことで全て知っているわけではないので、いい機会ですね。)」

「(センパイの話でおおまかに聞いたのですが、更に詳しく聞けるのですね!)」

そして坊っちゃまがオラリオへ来てから、2ヶ月半のことを話しました。

 

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「嘘でしょ!オラリオへ来て1ヶ月半で、ミノタウロス強化種と戦ってレベル2になるなんて!」

「ありえん…。リオンが戦争遊戯に加勢していたとしても、レベル2とレベル3の一騎打ちで勝つとは…。」

「あたしはそれより、その戦争遊戯での戦略や策を練りやがった同族のことが気になるなあ(えげつない真似しやがる。しかも綿密とした計算の上であの兎を盛り立てやがった。…フィンに匹敵するんじゃねえか?)。」

「す、すごいですね。センパイ!」

「ええ、そうですね(勝ったのはベルが決定打ですが、そこまでの道を作ったのはあの小人族です。彼女が一番の功労者だ)。」

「……アポロン。会ったらタダですむとは思わないでね。」

「「「………。」」」

そうですね。

神アポロンについては折檻が必要ですね。

あの変態神を坊っちゃまに再び近づけてはいけません。

そして、坊っちゃまがレベル3になってからのことを話しました。

 

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「ええっ!遊女1人を救うために、【イシュタル・ファミリア】に喧嘩を売るなんて…、カッコいいじゃない!」

「殺生石にレベル・ブーストですか…。(サンジョウノが娼婦として売られていた?…サンジョウノらしくないな。いつものやり方で何故処分しなかったのだ?…特に殺生石は。)」

「無茶苦茶だぜ…何なんだよ。あの兎は。」

「(あの歓楽街炎上はベルが関わっていましたか。あの【麗傑】との縁はそこからでしたか。神ヘルメス…余計なことを。)」

「うわ……センパイの彼氏、無謀なことしますね。」

「天界へ帰ったら、オリンポスの有志と共にイシュタルを討ち滅ぼそうかしら?ええ、そうしましょう。」

「「「………。」」」

ますます過激になってますね。

それ以前に天界へ帰るというのは、坊っちゃまとお別れすることになるのですがそれは分かっておいでのことでしょうか?




ベルの武勇伝に、【アストレア・ファミリア】興奮中そして、アストレアのブラコン度上昇中です。
まだ次回も続きます。

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