白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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前回の続きです。
ベルの武勇伝を語っている途中です。


第152話 侍従長、助言。

『異端児』のことを話しますと、さすがの彼女たちも渋い顔をしました。

それは当然でしょうね。

「知恵を持つ喋るモンスター…、仲良くなれそうね!それに【イケロス・ファミリア】はやはり闇派閥とのつながりがあったわね!」

「団長様、それはそういう単純な問題ではありませんが…。というかリオン、お前よくこれを受け入れたな?」

「……ベルが決めたことですので、私はそれを手助けしたにすぎないだけです(それに彼らがいなければ、私もベルも深層で死んでいたでしょう。いつかはお礼を言わなければいけませんね)。」

「あの黒ずくめ、神ウラノスの部下だったのかよ…。というか、フィンたちに喧嘩を売ってよく無事でいられたよなー。」

「はぇー。何度も聞いてもすごいですねぇ。レベル7に匹敵する黒いミノタウロスとの戦いってどんなんでしょうね?」

「イケロス…、会ったら永遠の眠りにつかせてやるわ。」

「「「………。」」」

大丈夫でしょうか?

思い余って、元主神を殺しかねませんでしょうか…。

早まったことをしないよう止めておくようにしましょう。

もったいないですからね。

そして、遠征のことを話しました。ルゥさんのアレは伏せています。

本人は私に話してほしかったのでしょうが、そうはいきません。

 

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「モス・ヒュージ強化種…ジュラ…ジャガーノート…そして重症を負ったままの深層脱出…。兎さん、お祓いした方がいいのではないでしょうか?何かに取り憑かれているとしか考えられません。」

「凄いわね!…ここまで半年なのがもっと凄いけどね!」

「……私に会う前にそのような事が…(あの技はその時で編み出したものでしたか)。」

「…言葉もありません。」

「ルドラ…アリーゼたちの件も含めてちゃんと礼をしておかないとね。イシュタルと共に滅ぼさないと。」

「「「………。」」」

心配になってきました。

神アストレアのイメージが完全に崩れましたね。

まあ、坊ちゃまに対して敵意を持たないだけでもマシですが。

坊ちゃまが救援に向かった、クノッソス…邪神ディオニュソスについて話しました。

そのきっかけとなった【27階層の悪夢】の全ても。

坊ちゃまの記憶だけではわかりませんでしたので、ギルドや【ロキ・ファミリア】などへ忍び込んで情報収集してきました。

容易かったですね。

 

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「今更だけど、【27階層の悪夢】にやはり助けにいくべきだったかしら?」

「団長様、それは無理難題です。第一、あの時は間に合わなかった。仕方がありません。」

「フィンのやり方は間違ってねーけどな、まさかあの時の歪みが今になって出てくるとはな。」

「何度も考えても悔やむわね…。あの件によって生まれた怪人が、同郷の神によって利用されるなんて。」

「…あの大鐘楼の音は神…いえ邪神ディオニュソスも予想外でしたでしょうね。」

「深層で負った傷が回復してないというのに…すごい。」

坊ちゃまは大したことはしてないと思いでしょうが、【ロキ・ファミリア】にとっては大きな借りとなったのでしょうね。

今回の戦争遊戯で内部から大きな不満が上がっているそうですが、当然ですね。

最後に、今回の戦争遊戯のきっかけとなったことを、話しました。

 

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「か、神フレイヤの魅了を弾いて孤立無援となった状況でも諦めないとは…。あの兎さんはどれだけ規格外なのですか…。徹底的にお祓いした方がいいのではないでしょうか?」

「私はそれより【フレイヤ・ファミリア】の洗礼を、連日耐えきったのが凄いと思うわ!」

「私が離れている間にそのような事が…。辛かったのですね、ベルは。」

(センパイの彼氏は、この時点で『英雄』と称えられてもいいのでは?)

「やっぱり、フレイヤ許せないわ。でも、ベルに振られたからざまぁ見ろね。いい気味だわ。」

「「「………。」」」

まあ、そうですね。

美の女神が振られるとは思いもしませんでした。

さすが、坊ちゃまです。

 

「…が、現在までの状況です。」

「…半年でレベル5。はぁ…もう英雄そのものじゃない!恩がでかすぎてどう返していいかわからないわ。でも!少なくともこの戦争遊戯では、助けないといけないわ!いいわね、みんな!」

「そうですね。同郷の者もこのポンコツエルフも助けていただいた上に、私達を生き返らせてくれましたね。それに…【フレイヤ・ファミリア】と【ロキ・ファミリア】が非常に気に入りません。いい機会です。痛い目に合わせてあげましょう。」

「か、輝夜!私はポンコツではない!…貴女たちが助けなくても私は彼を助けます、何が何でも。」

「フィンや【猛者】を敵に回すなんてよー。あたしならすぐ降伏なんだけどなー。けど、アストレア様もリオンもあたしたちもかなり世話になったしな、返せるものは返さないとな。」

(ベルさんのおかげで、ルゥセンパイと仲良くでき、そして死んだセンパイたちが復活しました。恩がでかすぎますね…。)

(ベルは、私を心身と共に癒やし、リオンに正義を取り戻させ、アリーゼ、輝夜、ライラ…貴女達を過去から連れて帰り復活させた…。はぁ…ここまでとは思わなかったわ。)

もはや、【アストレア・ファミリア】は坊ちゃまの手中にありますね。

本人は気づいていませんが、彼女たちは坊ちゃまを生涯支え続ける気でしょうね。

坊ちゃまのスキルが、ここまで影響を及ぼすとは本当に予想外です。

 

「アストレア様は、どうされたいのでございますか?」

「…ベルが生きている限り、ベルをずっと支えて行きたいと思っているわ。今回の戦争遊戯に関わらず、ダンジョン制覇や黒竜討伐だけでなく、ずっとね。みんなはどう思うかしら?」

「異議はないわ!というか、死んだはずの私達を復活させてくれたもの!」

「そうだなー。もらった命はあの兎のために生かさないとな。甘っちょろいのが心配だぜ。」

「そうでございますね。それだけでなく、私はあの兎さんの側に寄り添いたいですねえ。」

「なっ!?か、輝夜!」

「お前だけに独り占めはさせんぞ。私もあの兎さんに惚れたのだからな。」

「待ちなさい!輝夜!抜け駆けは駄目よ!私もだわ!」

「あたしはごめんこうむるぜ。勇者サマ一筋だからな。」

「…私は憧れるだけでいいです(これ以上の修羅場に入りたくありません!)」

「……また増えたわ(ベルのアビリティが影響しているのかしら?強化してくれるのはいいけど…、複雑だわ)。」

これで、坊ちゃまのハーレム構成員が増えましたね。

【アストレア・ファミリア】は坊ちゃまと彼女たち次第で、何人か増え続けるかもしれませんね。

 

ですが、彼女たちは大事なことを忘れているようです。

「なら、貴女たちはより強くならなければなりませんね。」

「「「え?」」」

「忘れましたか?今の坊ちゃまには、あの『才禍の怪物』と呼ばれたアルフィアさんがいます。彼女を納得させるのが最低条件でございます。」

「「「あっ…。」」」

やはり忘れていましたね。

しかも、今のアルフィアさんは坊っちゃまのために病を克服し、更に強くなっていくでしょう。

そして、坊ちゃまに対してより過保護になるでしょう。

追いつけられますか?

 

「……私は神だからいいけど、みんなは苦労するわ。頑張ってね!」

「ずるいわ!アストレア様!」

「それは、公私混同でございます。」

「いくらベルと古い付き合いと言っても、それはずるすぎます!」

神アストレアも例外ではないと思いますが…。

まあ、それはアルフィアさんとセバスの説得次第ですね。

恐らく、大丈夫でしょう。

 

「はぁー苦労するぜ、あいつら。なあ?新入り。」

「そうですね。ライラ先輩。」

「武器がないなら、買うか作るしかないなー。新入り、おめえ作れるとしたら今からだと間に合うか?」

「む、無理です!」

「だよなあ…。」

それは不要ですね。

 

「その心配は不要です。」

「うおっ!」「ひゃっ!」

「【ヘファイストス・ファミリア】と【ゴブニュ・ファミリア】が協力してくださいます。特に【単眼の巨師】はいくつかの借りがありますので、それを使わせていただきましょう。」

あのジャガーノートの爪は、【単眼の巨師】がくすめとったのを知っています。

そこをついていけば、彼女たちの武器を作るか譲ってくれるでしょうね。

 

『……おい新入り、このメイドはヤバい。あたしの勘がそう言っている。絶対に逆らうなよ。』

『ははははい!わかりました!』

失礼な小人族ですね。

まあ、その勘は間違ってないと言っておきましょう。




【アストレア・ファミリア】、ベルの武勇伝にあきれています。
まあ、そうですね。

そして、アリーゼと輝夜はベルに惚れてしまいました。
ベルのハーレム構成員増加中です!

そして…アルフィアさんが立ちはだかります。
アストレア、神の立場を利用して逃げ切ろうとしています。

ルゥとしては絶対に帰ってこなかった触れ合いが、ベルによって取り戻すことができました。
(ルゥの中に出てきた彼女たちはルゥの罪悪感によって生まれたものですが、目の前にいることから自然に消滅しました。)

次回は…【ヘラ・ファミリア】サイドです!
(たったの二人ですが)

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現在(第112話)のハーレム経緯

物語の進捗状況に会わせて更新していきます。
候補者は多くいると思いますが、確定人物だけ記載します。
前触れもなく突如の方もいるかもしれませんので…。

確定条件
・ベルのスキル【兎囲女達】の発現以降であること。
・メイとセバスのお眼鏡にかなっていること。
・ベルに心酔または溺愛していること。
・ベルへの愛が、身も心も魂さえも捧げてもいいレベルまで達していること。

確定人物(確定したタイミング→第○話)
【ヘスティア・ファミリア】
神ヘスティア 第17話
リリルカ・アーデ  第20話
サンジョウノ・春姫 第20話
エイナ・チュール 第53話

【アストレア・ファミリア】
神アストレア 第112話
リュー・リオン 第24話
アリーゼ・ローヴェル 第152話 ←NEW!
ゴジョウノ・輝夜 第152話 ←NEW!

【ヘルメス・ファミリア】
アイシャ・ベルガ 第57話
ローリエ 第58話

【ミアハ・ファミリア】
カサンドラ・イリオン 第65話

【ヘラ・ファミリア】
アルフィア 第148話
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