白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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これで最低限(?)の戦力が揃いました。
そして…。

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戦人さん、眠りウサギさん、誤字報告ありがとうございます!


第158話 処女神、更新Ⅰ。

「神ヘスティア、神アストレア、お願いがございます。」

「ん?何だい?」「何かしら?」

「戦力が揃いましたので、戦争遊戯の戦略を整えたいと思います。」

「そのため、現時点で全団員の更新をしていただき戦力把握をしなければいけません。」

「もしかしたら、スキルなどが発現しているかもしれません(チラッ)」

「当日にスキルが発現してたら、何が起こるかわかりませんから(チラッ)」

「…そうだね(チラッ)」「そうね…(チラッ)」

「???」

ベルくんの例もあるからなぁ…。

さすがにアレ以上のスキルは出ないよね?

 

「さーて、セバスくんとメイくんが言った通り更新するよ!入団順に入ってくれー。」

「え?神様、僕昨日更新したばかりですよ?」

「念のためだよ、ベルくん!」「は、はい!」

当日に無茶苦茶なスキルが出たら、目も当てられないよ!

 

「私はヘラの奴が改宗可能にしてくれなかったから、更新すらもできんな…。」

「そうですね、お嬢様。元主神を探す時間もありませんから、現状のままとなりますが。」

「まあ、仕方がない。だがこの厄介な病さえなくなれば、全盛期以上の力を取り戻せるな。」

「そうでございますな。その時はお相手いたしましょう。」

「…お前と?そうだな。お前相手なら、手加減なく振るえるな。」

『え?全盛期以上の力を?』

『まだあの時でも弱体化してたのに、全盛期より更に上があったのでございますか…。』

『しかも病も克服するから、長期戦も可能だよなー。』

『つまり、最後に放とうとした魔法を連発可能ということですか…。あの魔法を?』

『あの女の人…そんなに強いんですか?』

『『『圧倒的』』』

アルフィアくんが参加してくれれば、更に戦力強化できるね!

病人だから無茶してほしくないのが本音だけど、彼女としては義息子が戦争遊戯の賞品になってるのが気が気でないだろうね!

 

ヘラかぁ…。

この戦争遊戯に勝ったら、ヘラのオラリオ入りを許してもらおうかな。

アルフィアくんのこともあるけど、ベルくんのことも知りたいだろうね、あの子は。問題はあの子の激情をどう抑えるかだね。

それはセバスくんとアルフィアくんと要相談かな?

 

「まあ、そういうことだから、みんなのステータス更新をするわ。…アリーゼ、私にとって貴女たちの更新は5年ぶりかしら?」

「私達にとっては数日前だけどね!」

「そうでございますねえ。おい、リオンお前レベルはいくつだ?」

「…5です。」

「はぁ?その程度しか上がらなかったのか?…お前ずっとステータス更新してなかったな?」

「アストレア様の話からすると、5年前のステータスそのままで最近更新したということか?」

「…はい。そうです…。」

「もったいないわ!けど、仕方がないわね!」

「仕方がありませんねえ…。まあ、ここから私達にとって再スタートということになりますね。」

「そうだな。新生【アストレア・ファミリア】ってか?」

「新生って…文字通りですから何も言えません…。」

「セシル、わかります……。」

まあ、そうだよね。

死んだはずの子たちが過去から来て生き返ったなら、新生とも言えるよね。

はぁ…、ベルくんはどこまでもとんでもないことをするんだ。

これ以上は出ないよね?出るなら無難なスキルであってくれ…。

主神としては贅沢な悩みだよなー。

 

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うーん…。ベルくんも、命くんも、ヴェルフくんも、サポーターくんも、春姫くんも大して上がらなかったなあ…。

ベルくんはさすがにスキルは出なかったなー。

春姫くんのランクアップは保留した方がいい、とセバスくんとメイくんが言ってたし。魔力がSに達してから、と。

あとはアドバイザーくんか。

「失礼します。ヘスティア様。」

「うん。そこで横になってくれる?数日前に更新したばかりなので、大して上がってないと思うけどね。」

「ええ、私もそう思います。けど、ベル君の例もありますので…。」

「そうだね…。まさか時を越えるとはね。ボクも驚いたよ。神の中でもできる奴って非常に少ないんだよ。」

「そこまでですか?」

「うん。天界でも3本の指に数えられないくらい、いないかな?でも、自ら時を越えてミッションを課して救い出して元の時代へ戻るなんて、彼らの中にもいないけどね!」

「ヘスティア様。…その、時を越える代償は大丈夫なのですか?」

そうだね…。精神疲弊で済むならね…。

うーん、心配だな。

 

「今のところは精神力を大きく使用するだけとしかわかってないね…。そうだね、アミッドくんたちに念のため診てもらったほうがいいね。どれどれ……んー、え?んんん?」

「ヘスティア様?」

「……メイくんたちの言う通りだったね。アドバイザーくん、おめでとう。魔法とスキルがそれぞれ1つずつ発現しているよ。……魔法はともかくこのスキルは何なんだよ!」

どうして!ボクの眷属はレアスキルばかりなんだ!

 

「へ、ヘスティア様?」

「ああ、ごめんよ。…っと、これが君のステータスだよ。」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「…ティア!ヘスティア!」

「…はっ!な、何だい?アストレア」

いけない、つい思いにふけってしまったよ。

 

「何だい、じゃないわよ。さっきまでボーッとして、どうしたの?」

「いやね、一週間前のことを思い出してね…。」

「ああ…、ここ一週間は濃かったものね。」

「本当だよ…。ところで、ボクはどのくらいボーっとしていたんだい?」

何かを見逃してしまったら、彼らに申し訳が立たないよ!

 

「1分間ぐらいね。今からバーチェと【大切断】の一騎打ちが始まるわよ。」

「お!バーチェくんか。よかった、いいところで間に合って。」

「貴女とバーチェは仲いいものね。」

「あの娘はいい娘だよ、本当に。」

なんで、カーリーのところにいたのかわからないなあ。

素直ないい子で、最初は笑顔さえ見せてくれなかったのに今は頻繁に見せるようになったね。

ベルくんとボクをかなり慕ってくれているようで、嬉しい。

やり方がやや乱暴だったけど、改宗させてよかった!

 

「ふん!それは妾に対する当てつけかのう?ヘスティア?」

「何だい、カーリーいたのかい?」

「いちゃいかんのか!アルガナが負けた以上、【カーリー・ファミリア】は【ロキ・ファミリア】に頼るしかないが、【勇者】も脱落したらもう負け確定じゃ!」

「何やとぉ!飛び入りしたのはそっちやないか!」

「五月蝿いわ!この無乳女神が!全てお主のせいじゃ!」

「うがぁぁぁぁぁぁ!」

あーもー、うるさいなー。

バーチェくん!頑張るんだぞ!




エイナさんに、魔法とスキルが発現しました!
誠に申し訳ありませんが、回想は一時中断し戦争遊戯へ戻ります。

エイナさんの魔法に深く関わりがありますので、お楽しみくださいませ。

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