【ゼウス・ファミリア】専属メイドのメイくんだけでなく、【ヘラ・ファミリア】専属執事のセバスくんもかあ…。
どえらいことになってきたなー。
「ヘスティア様、元主神ヘラから聞き及んでおります。お目にかかれて光栄です。元【ヘラ・ファミリア】専属執事のセバスと申します。」
「う、うん。よろしくね!セバスくん。…ところで、ヘラからど、どのようなことを聞いているのかな?セバスくん。」
天界で、キーキーやかましかったけどお世話好きな子だったな、あの子は。
「はっ、「ぐーたらでどうしようもない女神だけど、天界で私が唯一尊敬する女神」と聞き及んでおります。」
「ぐーたらは認めるけど…、ヘラから尊敬される女神というのは初耳だな…。」
「すごいです!神様!」
(ヘラから尊敬されるのは仕方がないわ。本神はわかってないけど、ヘスティアは実質オリンポス最強であり神格も天界で1,2を争うほどの善神の女神だもの。あの超絶残虐破壊衝動女(ハイパーウルトラヒステリー)のヘラをいい子と言っている時点でね…。)
尊敬!?あの子がボクを?うっそだ~。
「それを抜きにしてもヘスティア様、貴方は坊ちゃまの記憶を見る限り、長年オラリオを多くの神々を見てきた私の目でも、女神として最高に位置する大女神でございます。」
「そ、そうかな・・・。ヘヘヘ、おだてないでくれよ。」
非常に恥ずかしい…。ボクは当たり前のことをやっているんだけどな。
はっ!そうじゃない。
「…ゴホン、セバス君。ベル君の記憶見てわかるけど、今は【フレイヤ・ファミリア】の戦争遊戯前で大変なことになっているんだ。…目覚めたばかりで悪いけど、ボク達に協力してくれないかな?」
「もちろんです。このセバス、坊ちゃまに粉骨砕身、最後までお仕えいたします。」
「ところで、セバス君…。君はどのくらい強いのかな…?」
メイくんをちらりと見て、多分メイくんと同じくらいだよな…。
そうだよね…。
「そうですね…。そこのメイドと同じくらいでしょうか。【ヘラ・ファミリア】の指導教官であり、推定レベル7ですね。」
「「そっちも!?これでレベル7が2人そろったぁぁぁぁ!?」」
ほーーーらね。
もう…そのままでも勝てるんじゃないかな…?
「早くも戦力が整ってきたな…。」「椿を貸し出す必要あるのかしら?」
「儂、いらんじゃね?」「い、いります!」
必要だよ!
何せ【フレイヤ・ファミリア】と【ロキ・ファミリア】を相手にしなければいけないんだから!
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相手は【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】。
15年ぶりですな。
油断はできませんが、坊ちゃまを狙うとは万死に値しますな。
特に【フレイヤ・ファミリア】は【ヘラ・ファミリア】にされたことをお忘れでしょうか?
…もう一度徹底的に、完膚なきまでに叩きのめす必要がありますな。
あの時の小僧はもう…いや、まだレベル7ですか。
何をやっているのですか…。不甲斐ない。
なんたる脆弱。
なんたる惰弱。
おっと、いけません。怒るのはいつでもできますからね。
ぼっちゃまの記憶を見る限り…、
【フレイヤ・ファミリア】はレベル7が1枚、レベル6が3枚、レベル5が4枚…。
突き詰められた『個』。
【ロキ・ファミリア】はレベル6が7枚…。
互いを補完し合う『組織』。
…私達、元【ヘラ・ファミリア】と【ゼウス・ファミリア】の下位互換ですな。
その程度しか高みへ行けなかったのですか…。
もう一度言いましょう。
なんたる脆弱。
なんたる惰弱。
もう彼らは当てになりませんな。
半年でここまで駆け上ってきた、坊ちゃまを鍛えていった方がまだマシでございますな。
レベル4…いえ【フレイヤ・ファミリア】での戦いぶりを見ればレベル5はありそうですね。
半年でここまで強くなった方は【ゼウス・ファミリア】や【ヘラ・ファミリア】でも1人もいませんね。
今の坊ちゃまと私、メイがいたとしても、ようやく戦いになるレベルですね。
やはりあと第一級冒険者が何人か必要ですね。
そして…、坊ちゃまを残り時間でどれだけ鍛えられるか、ですね。
「状況は良いとは言えませんが、我らがいてようやく戦いになる程度でしょうか。何人かは戦力が欲しいですね。」
「あとは坊ちゃま次第ですね。戦争遊戯が始まるまでどこまで高められるかですね。」
「え?え?え?」
坊ちゃまの成長は異常すぎます。おそらくスキルですな。
鍛えるため、スキルを熟知する必要がありますね。
後で神ヘスティアへ聞いてみましょう。
「ベル君!ファイトだよ!」「ベル…頑張れよ…。」
「ベル・クラネル、生き延びてね。」「ベル・クラネル、健闘を祈っとるぞ。」
「みんな、ひどくない!?」
ふふふ…いい方々に恵まれていますな。
メーテリアお嬢様…、天から見ておりますか?
坊ちゃまは良き方に囲まれ、強くたくましく育っております。
坊ちゃまは、終生我らがお守りいたしますのでご安心くださいませ。
執事さん、二回目です。
自分で書いている内に、気に入ってしまいました。
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