白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

163 / 439
初のアレン視点です!

ロキ、フレイヤ部隊が混戦している中で、ヘスティア部隊が乱入しそうになっています!
さぁ!どうなるのでしょうか!


第162話 主任猫、狼狽。

一体何が起こってやがる!

レベル6の4枚を、この短時間で瞬く間に倒すなんてありえねえ!

レベル7が2人いないとできねえぞ!

または何かがあるのか…?

 

ちっ!【ヘスティア・ファミリア】がこっちへ来やがったか!

アーニャは…いるな。なんとなくだがいる!

あの愚図が!さっさと脱落させてやる!

「考え事とは余裕だナァ?糞猫!」

ドガァァァ!

「!?…くそっ!【凶狼】め!」

「ちっ…、雑魚どもが群がって来やがったか…。まあいい。手間が省けるぜ(クラネルはいないな…、よし)。」

「てンめェ…。」

 

…?何故、そこで立ち止まる?

何やってんだ…あの愚図。フードと仮面をしてもわかる。

高台に上って何をしようってんだ?レベル4の愚図に何ができるってんだ!

…?愚図2号もルノアのやつ、なんで魔石灯をあの愚図に向けてんだ?

 

「おい…。あいつからテメェと同じ匂いがするのは気のせいか?確か、あの酒場の店員だったか?」

「五月蝿え。あの愚図とは縁切った。知らねえよ。」

「…ちっ。…?おい、あの野郎は何しようしているかわかるか?」

「あ?」

あの愚図、仮面とフードを外して…。

???

何でドレスをしてんだ?あの愚図!

帰ったら轢き殺してやる!

 

「ニャー!今から、このアーニャ様の世界デビューニャー!」

「「「は?」」」

 

?何をしようってんだ?

……………ま、まさか!

「ま、ま、待てやァァァァ!この愚図がァァァ!ヤメロォォォォォ!」

「お、おいっ!こっちを無視すんなァァァ!」

「放せぇぇぇ!【凶狼】!お前も一緒に止めろぉぉぉぉぉ!」

「はぁ?」

 

まずい!あの地獄が再び来る!

早く止めなければ!あの愚図を!

「兄様の命令でもコレだけは聞けないニャー!ミャーの夢を叶える時が来たニャー!」

!?その魔道具は…!

ヤ、ヤメロォォォォ!

 

■■■■■■■■■■■■■■■

 

「あん?あの娘、色ボケのとこの子とちゃうん?」

「(アーニャ…何やろうとしてるのかしら?ルノアもクロエも…。)さぁ、知らない娘ね。…?アレン、何を焦っているのかしら?」

 

「みんな!来るよ!」

「耳栓した上に耳を塞いで、頭を抱えて!」

 

「ヘルメス、これをつけろ。何でかわからんが、あれが来たらこれをつけて耳を塞げと。」

「え?あー、しばらくお待ち下さい(何でかわからないけど、付けたほうがいい気がするな)」

 

「ファンクラブ全員!耳栓装着!頭を抱えるように!」

「死にたくなかったら言うことに従いなさい!」

「地獄が見えるわよ!」

「「「了解!」」」

 

「何じゃ?何じゃ?」

「何やっとんねん、自分ら…。耳栓して耳を塞いで頭を抱えて、ニョルズまでも…。」

「ヘスティア、貴女たち耳を塞いで何をしているのかしら?」

(アーニャのあの服…高台…あの魔道具…アレンのあの焦りよう…そしてヘスティアのこの様子…)

「……っ!まさか!や、やめなさい!アーニャ!」

 

■■■■■■■■■■■■■■■

 

ベルとオッタルのガチンコでも…

 

ドガァァァン!

「はぁ…はぁ…。」

「む?何だ…あの光は?」

「!!」

「ベル…、何故そんなに離れる?」

「オッタルさん!耳を塞いで頭を伏せて!早く!」

「何を…?」

 

■■■■■■■■■■■■■■■

 

その時 オラリオが 世界が揺れた

たった一人の猫人の歌声が

オラリオだけでなく 世界へ

天界に届くほどの声を

 

いかなる強者の耳を通し

いかなる強者の心を揺らし

 

多くの神々を地に伏せ

多くの強者の膝を突かせた

 

■■■■■■■■■■■■■■■

数分後…

 

「は~~~~。スッキリしたニャー!」

「「「………。」」」

「お?みんな感動したニャ?では、もう一曲アンコールをするニャー!」

「ヤメロォォォ!」「そこまでにしなよ!アーニャ!」

 

『………!』

『了解した。』

【喰い殺せ】

【ヴェルグス】

 

「ぐ…が…あの愚図が…。」

「く…そ…猫がァ…。」

チクショウ…!二度とやるな、と言ったのに…!

前より威力が上がってやがる!

あの愚図!これが終わったら轢き殺してやる!

他の奴らは…。

 

「…はぁ…はぁ…。」

「うう……。」

さすがは【剣姫】か。

ヘグニは羽虫である分、ダメージが大きいな。

 

「ふぅ…恐ろしい攻撃じゃった…。」

「……何て。」「……ひどい。」

「……音痴。」「……【戦車の片割れ】め。」

ちっ…あのドワーフめ。大して効いてねえな。

あいつら!さっさと立ち…。

いや仕方がねえ、あの愚図の歌を大音量でまともに受けたからな。

 

「う…ぬ…。我が…同胞よ。彼女は…そちらの…仲間では…なかったのか?」

「……す…みません、リヴェリア…様。……?」

「どうした…?あれは…!」

羽虫どもは何とかか生き延びてるか…。

何だ…?あれは…水球?

 

「はぁっ!」

『……!』

『了解。』

カーリーのとこの糞女…いやメイドが特大の水球っぽいのを俺たちの頭上に投げて、フードと仮面をかぶった女が振りかぶった鉄球でそれを…?

!!!

 

「ぜ、全員よけろぉぉぉ!ぐっ…。」

チクショウ!あの愚図の歌で、足まで来てやがる!

 

「いか…ん!しまっ……た!さっきの歌は…我らの足を止めるためか!」

「あれは…猛毒の水球だ!全員…避け…!無理か…!」

 

ドガァァァァ!

 

ブシャァァァァァ!

 

「「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!」」」

ぐぅぅぅぅ!耐異常でもキツいぞ!コレは!

あいつら、何てえげつないことをしやがる!

あの愚図の歌攻撃だけでなく、猛毒の雨を降らしやがった!

糞がぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

■■■■■■■■■■■■■■■

 

「………ぐっ!」

「オ、オッタルさん?大丈夫でしょうか…?」

「…はぁ…はぁ。……続きだ。ベル。」

「(かなりダメージを受けている…。ごめんなさい!)わかりました!行きます!」

 

■■■■■■■■■■■■■■■

 

「「「…………。」」」

「よーし!終わったね!みんな、大丈夫だよ!うわぁ…多くの神が地に伏せていて、泡まで吹いているのまでいるよ…。」

「なんて恐ろしいの…。たった一人の猫人が、アーニャちゃんの歌がオラリオ、いえ世界を揺らすなんて…。」

「天界まで届いたんじゃないかな?」

(ゼウスやアポロン、イケロスには大ダメージ与えたかしら?まだ送還されないでよ。)

 

「ふぅ…なるほど。音波攻撃と猛毒の雨で弱体化を狙ったわけか。」

「はぁ…はぁ…、少し興味があって耳に入ってしまいました。すみません!解説続行します!」

 

「ファンクラブ、全員無事です!」

「ファンでない方および神々は、地に横たわっています!」

「ベル様の加護が守ってくれたんだわ!」

 

「おい…色ボケ…。」

「やめて…、今は話しかけないで…。頭が…耳が…。」

「あの娘に二度と歌わせんな…。」

「二度と歌わないで、と言ったのに…どうして…。」

 

「何て恐ろしい手を使うんや……。」

「ひどいわ…ヘスティア。」

「こっちはレベル差があるんだぞ。仕方がないだろ?」

「…そりゃそうやが、使っちゃあかんやろ…アレは。」

「…アーニャは私の眷属なのに…。」

「彼女を捨てたのは貴女でしょ?まあ、理由はわかっているけどね。」

「…………。」




はい!アーニャさんの災害音痴攻撃です!
アレンさんが狼狽するのは仕方がありません。
『兄』ですから『妹』のその癖は知っていますからね。

音波攻撃に、バーチェの猛毒の雨で、ある程度は弱体化されましたね。
さあ!どうなるのでしょうか!

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。