白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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今回はアイズ回です!
少々長めです。
ルゥさんと一騎打ち中です。

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sinadaさん、戦人さん、誤字報告いただきありがとうございます!


第165話 剣姫、激怒。

「はあぁぁぁっ!」

「やぁぁぁぁっ!」

キン!カン!ドドドドドド!

 

「くっ…ここまでとは。」

「それは私の台詞。レベル5のはずなのに何でここまで…。」

彼女はこの間戦った時は、レベル4のはず。

ランクアップしてもレベル5。

何で、私と互角にやり合えるの!?

 

「どうしてそこまで強くなったの…?」

「さっきから言っているでしょう。ベルを愛するがゆえの力です。」

「そんなの…認めない!」

「貴女が認めようが認めまいが、事実です。」

うるさい!うるさい!うるさい!

 

「き、貴様ら!我を無視するな!」

「【黒妖の魔剣】、貴方は後です。」

「うるさい!黙ってて!」

先にこの人を倒さないと!

 

「ベルと最初に会ったのは私が先。引っ込んでて。」

「な!?だ、黙りなさい!先に会ったから、それがどうだというのです!」

「ベルのことをよく知っているのは私。」

「それは嘘ですね。彼のことをよく知っているのは私だ!」

「………。」

「………。」

「貴女を倒す!」

「お前を倒す!」

ドドドドドドド!

「だ、だから!我を無視するんじゃない!」

 

「おい…【凶狼】、アレはいいのか?」

「……俺は知らねえ。余所見すんじゃねえ!糞猫がっ!」

「はぁ…はぁ…、うわー…女の戦いだ、物理的に。」

 

「アイズめ…。これが世界に公開されとるのを忘れとるのう。ところで、お主らいい加減に名乗らんのか?ぬっ!」

ガキィン!

「………。」

「………。」

「お主らの戦い方…どこかで見たことがある気がするのだが、気のせいかのう…。」

「老いぼれのドワーフめ!」

「いい加減にくたばれ!」

「タフだけのクソジジイめ!」

「あの女たちは後だ!」

「ええい!しつこいわ!弱体化したお主らなんぞ、ものの数ではない!」

 

「アイズめ…後で説教だと言いたいが、止むを得まい。アリシア、無事か?」

「はぁ…はぁ…すみません。最初の音波攻撃でもう立てません…。しかも猛毒の追いうちで…もう。」

「すまん…。」

「お気をつけください…。」

バシュ!

 

『速報!【ロキ・ファミリア】の【純潔の園】、脱落!』

 

「くっ!ヴェルフ・クロッゾがあそこで構えている限り、詠唱が唱えないな。」

「ヘディン様…申し訳ありません。」

「我らの力が至らぬばかりに…。」

「あのような攻撃に耐えれるのがおかしいのだ。仕方がない。」

「我らがあそこへ特攻しましょうか…?」

「無駄だ。【象神の杖】とあの鉄球女がいる限りヴェルフ・クロッゾは破れない。」

「ガフッ…限界です。先に…」

バシュ!

「フレイヤ様に…申し訳が…」

バシュ!

 

『速報!【フレイヤ・ファミリア】の【……】、【……】脱落!』

 

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「いい加減にしろ!我が真なる友がお前らに見向きするわけがないだろうが!」

「「!」」

ピタッ

……どういう意味?

 

「…ようやく、こちらに向いたな。我が仇敵共よ。」

「我が同胞よ。ベルが見向きするわけがないというのはどういう意味です?」

「……それはどういう意味?」

「我が真なる友の相手は、フレイヤ様しかいないだろうが!第一、お前らのその貧しい胸で、我が真なる友を満足させられるわけがないだろうが!」

「「………っ!」」

この人……今、何て言ったの?

 

『『『あっ…。』』』

 

「あの羽虫…。」

「「「「「馬鹿だ…。」」」」「「「「馬鹿だ…。」」」」

「ヘグニ…。終わったな。」

 

「【剣姫】…一旦休戦しませんか?この同胞…いえ言ってはいけないことを言った愚か者を裁きたいのですが。」

「賛成。ただし、私も参加する。」

「え?え?ま、待て……。」

「ベルは…そんなのこだわらない。少なくともティオナよりはある。」

「同感です。」

ゴゴゴゴゴ!

 

------------------------

~脱落組~

 

「「「………(チラッ)。」」」

「アイズー!後で覚えてろー!」

 

------------------------

 

「(ひぃぃぃぃぃ…)かかってくるがいい!」

「「「(うわぁ……、涙目で意地張っている…。)」」」

 

「死になさい!」

「……死んで。」

「くっ!ガハッ!ぎゃん!あ、ま、待って…。ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

バシュ!

 

『速報!【フレイヤ・ファミリア】の【黒妖の魔剣】、脱落!』

 

「リヴェリア様…。我が同胞がすみません。」

「いや…仕方がない。しかし、アイズがあそこまで怒るとはな…。はぁ…それを気にするようになったのはいいが…。」

「リヴェリア様。不本意ですが、一旦休戦して【ヘスティア・ファミリア】へ当たりませんか?ヴェルフ・クロッゾがいる限り、我らは何もできません。」

「そうだな…。む…?【ヘスティア・ファミリア】に動きが…?」

 

『……!………!』

『『『了解!』』』

 

『速報です!【カーリー・ファミリア】の【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、【……】、脱落!』

『【カーリー・ファミリア】全滅!』

 

「なっ!?もう【蠱毒の王】が自陣へ食い込んだのか!?あれだけいた【カーリー・ファミリア】が一気に全滅だと!?レベル3以上が20人いたはずだぞ!?」

(ラウルとアキたちが危ない!)

 

「全員!すぐに自陣へ退却だ!ぐっ!」

リヴェリア!?

【不冷】を守っていた人が攻撃に転化した?

いや、【ヘスティア・ファミリア】陣の全員が攻撃に変更した!

 

!!

ガキィィィン!

「【剣姫】、…続きです。」

「貴女に構っている暇はない、です…。自陣へ引き返しますので邪魔しないでください。」

「残念ですが、もう手遅れです。間もなく貴女たちの旗は落ちます。」

「させないっ…!」

「ですが、引き返せる状況ではありませんよ。ここにいる貴女たちは。」

どういう事?

 

【掛けまくも畏き--いかなるものも打ち破る我が武神(かみ)よ、尊き天よりの導きよ。……】

「リヴェリアめ。無茶を言ってくれる。ぬ?攻撃に変わったか!来るがいい!」

バサァ!バサァ!

「む…、フードと仮面を外したか…。何者じゃ…!?な、何じゃとぉぉぉぉぉ!?」

「久しぶりね!ガレスの叔父様!四つ子ちゃん!」

「5年ぶりだな、【重傑】【炎金の四戦士】。貴様らがあまりにも不甲斐ないので、冥府より舞い戻ってきたぞ。」

!?

「「「「ええええっ!」」」」

 

【……--神武闘征】

【フツノミタマ】!

 

「「「「がああああっ!」」」」

「(クノッソスで【絶†影】が出した魔法か!)ぬおおおおっ!」

「ぐっ!…オンっと…さあ!ガレスのおじ様の好きな我慢比べよ!」

「ぐっ…、これで…よし。若い女性が二人おります。じっくりお話をいたしましょうか。喜べ。」

え?どうして…アリーゼさんが?

重力の…檻?味方もろとも?

ううん、あの二人だけが普通に動けている…。

魔道具?

 

「嘘だろ…。」

「けっ!どうでもいい。単に生きてただけだろうが!」

 

「ば、馬鹿な!何故、【アストレア・ファミリア】の【紅の正花】と【大和竜胆】が!?」

「ありえない…。私は夢でも見ているのか…。」

 

バサァッ!バサァッ!

……!

「……。」

「【九魔姫】、これまでだ。間もなくお前らの旗は落ちる。」

「シャクティ…。やはり【ヘスティア・ファミリア】についたのか…。」

「ああ。ただ、クノッソスの件ではない。【白兎の脚】…いやベル・クラネルは、私の7年の時を動かしてくれたのだからな。この程度では返した内に入らないさ。」

「何だと…?」

 

「誰だ?【象神の杖】の隣にいるメイドは?」

「さあ?おい、レナ。知っているか?」

「…同族?ううん、知らない…。」

誰……?あのメイドは?

 

ヒュッ! キン!

「ちぃっ!クロエか!」

「サー!いや【女神の戦車】!よくもここ一週間ミャーをこき使ってくれたニャー!」

「兄様!ごめんなさいニャー!ミャーの安息の日々のために脱落してニャー!」

「クロエたちほどじゃないけど、まあこれも戦いだ。脱落させてもらうよ!」

「ふざけんな!ルノア以外の愚図共!てめえらはサボろうとしてたばかりじゃねえか!心根を鍛え直してやる!特に愚図1号!」

「ウニャ!?」

「俺の約束を破って歌いやがったな!轢き殺してやる!」

「ニ、ニャー!ミャーの美声を世界へ知ってほしかっただけニャー!」

「ふざけんじゃねええええええ!」

 

「………あっちはいい。問題はコイツだ。レベル6はあるな…。」

「えええっ!レベル6の同族って、【怒蛇】と【大切断】、【女神の分身】【蠱毒の王】しかいないよ!誰なの!?こんな美人の同族のメイド見たことないよ!」

「………。」

 

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「おい…アレは。」

「ああ、間違いない。」

「すげえ…ここまで似てるとは。いや、かなり違う部分があるけど…。」

 

「「「褐色巨乳アフロさんメイド版キターーー!」」」

 

「おい…ドチビ。どこから引っぱり出してきたん?あのアフロたんにあそこまで似ている上、レベル6なんて。」

「驚いたわ…アフロディーテとそこまで似ている子がいるなんて…(あの魂の色、どこかで見たことがあるわね?)。しかもレベル6?そんな子、オラリオにいたかしら?」

『アフロディーテに似ているけど、全然違うわね。』

「…………(言えない。とても言えない…)。」

「…………(アフロディーテ…、ごめんなさい)。」

 

「ヘルメス、あれはアフロディーテに似てないか?ん?ヘルメス?」

「ぷ…くくく(駄目だ!笑うな!こらえるんだ!)。し、失礼しました。そ、そうですね。ただ、肌の色と胸がかなり違うだけですね。いやー、同郷の神と似ている人を初めて見ました!(どこで見つけたんだ?すごいよなー。)」

 

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~歌劇の国~

 

「サンドロぉぉぉ!ベックリィィィン!」

「「は、はいぃぃぃぃ!」」

「至急、オラリオへ向かうわよ!誰よ!私のパチもんを!許さないわ!」

「…驚いたな。アフロディーテのそっくりさん、いや胸が…ガハァッ!」

「うるさいわね!殺すわよ、アポロン!」

バキィッ!

「ゲホォッ!」

 

「ア、アポロン様!ご無事ですか?」

「ゲホッ…ゲホッ…。ああ、大丈夫だ。」

「…しかし、神の鏡で対峙してもわかります。あの女は第一級冒険者、レベル6はあるかと。」

「そうだな、ヒュアキントス。だが、ああそっくりだとオラリオで目立たないはずがないんだがな…、しかもレベル6だ。ヘスティアはオラリオのどこで見つけてきたんだ?」

 




アイズさん、ルゥさんに対して嫉妬しています。
そして、ヘグニさんの失言でブチギレして、ルゥさんと一緒にボコボコ。

シャクティさんと登場した、アフロディーテ似のアマゾネスさんは誰でしょうか?

すみませんが戦争遊戯は一旦中断し、次回からは回想に入ります。
何故、リリが現場におらず的確に戦場を把握でき、指示できるのかを明白にします。

アフロディーテさんのそっくりさんの正体についてはまだまだ先です。

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