白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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初のアリーゼ回です!

アルフィアに2回【福音】された後です。
ベルに対してベタ惚れ中です。

そして、アストレアに更新してもらいます。


第168話 紅花、決断。

うう…、ひどい目にあった。

今日だけで、臨死体験を3回もするなんて。

というかアルフィアの魔法、2年…いえ7年前より上がってない?

ピンポイントで来るなんてなかったわよね?

つまり…病でかなり半減してたわけ?

私達、よく勝てたわね…。

 

と、いけないいけない!

ベルのことをもっと知りたいわ!

「ねえねえ、リオン!ベルのことをもっと知りたいから教えて!」

「………嫌です。」

「え?何でよ!あ、なるほど!取られるのが怖いのね!大丈夫よ!ちゃんと分けるから!」

「なっ!ち、違います。それは…その…つまり…。」

「要は奪われるのが怖いだけだろうが、この潔癖エルフが。」

「か、輝夜!」

うーん、リオンのこの反応新鮮だわ!

でも、どっかぎこちないわね!

まあ、あれから5年も経っていて色々とあったから仕方がないわね!

 

「はいはい、ベルのことは私を通しなさい。さて、更新するわよ。」

「「「………。」」」

アストレア様は、私達の主神よね?

ベルはヘスティア様の眷属なのに、ベルを優先するなんて今までのアストレア様じゃ考えられないわ!

 

『アストレア様がベルに対して、あそこまで溺愛するとは思わなかったわ!』

『私もです…。』

『若様は罪な人ですねえ。篭絡しがいがありますね。』

『お前、何するつもりなんだよ…。』

(鍛冶場に戻りたいです…。)

 

そして私達は全員、更新してもらった。

 

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「アリーゼ…、5年前にルゥを助けてくれてありがとうね。貴女たちは死んでしまったけどね。」

「ううん。あのモンスター…ジャガーノートを倒すにはどうしてもリオンの魔法が必要だっただけ。初見で手負いだった私達ができるのはジャガーノートの動きを止めることと、魔法反射の鎧を剥がすことだけしかできなかったの。」

あのモンスターは厄介だったわ。

聞けば、あのモンスターに1対1でベルが挑んだなんて…、凄いわ。

その後深層へ落ちて、多くのモンスターを取り込んで変異したジャガーノートにベルとリオンが戦って勝ったなんて…、さすがの私も言葉が出ないわ!

 

「そう……、生き返ってくれて嬉しいわ。ベルには感謝しても感謝し足りないわね。貴女たちの遺体を過去から持ち帰り、愚者の魔法で復活してくれたんだもの。……はぁ、5年前のベルは本当にあそこまでじゃなかったのに」

「5年前のベルって、どんな子だったの?勇敢でわんぱくな子だったの?」

「逆よ。すぐに転んで、ぴぃぴぃ泣く子だったわ。女の子として見られてもおかしくなかったわね。ゼウスがいない隙に、村の人がベルをいじめようとしても無抵抗で何もしなかった子だった…。まあ、その人たちは私が神威全開で叱ったけどね!」

「(うわぁ…その村人たちが気の毒に思えてきたわ)そ、そうなのね!その泣き虫だったベルが今や【最後の英雄】の最有力候補なのね…。」

「私としては複雑だわ。逆に【勇者】や【猛者】の怠慢が腹立つわね。アルフィアたちの気持ちが今になってわかるわ。」

「そうね…。でも、半年でレベル5なんてすごいわね!」

「本人がそれに対して無自覚なのが心配なのよね…。アリーゼ、ベルの力になってあげてね。」

「ええ!もちろんよ!アストレア様、リオンを助けてもらっただけでなく、私達も生き返らせてくれたもの!随分でかい恩だけど、生涯返していきたいと思っているわ!」

「ありがとう…アリーゼ。…!更新終わったわよ。アリーゼ、ランクアップしているわよ。」

「え!本当!…リオンに早くも並んだわね。」

「それはどうかしら?今のルゥは5年前と比べ物にならないわよ。」

「あら!それは楽しみね!ベルの特訓のついでに私達もついていって、模擬戦してもいいかしら?」

「そうね。それはセバスとメイに聞かないといけないわね。」

 

そして、その後輝夜もライラもランクアップしていることを知った。

 

---------------------------

 

セシルちゃんは、鍛冶場へ戻りヴェルフ・クロッゾの教えを乞うとか言ってたわね。

歓迎会も開かないと!あ、私達の復活祝いも開くべきかしら?

「もう、追いつかれましたか…(数日だけなのに、ステータスがかなり上がっているのは驚きました。あの特訓が効いているのでしょうね)。」

「お前がモタモタしているだからだろうが。自業自得だ。」

「はー、もうレベル4か。勇者サマの背中が見えてきたな。」

「さて!私達はベルの特訓へついていって、模擬戦しましょう!メイさんとセバスさんはどこかしら?」

「どうかしましたか?」

「きゃあっ!」

び、びっくりした…。気配も何も感じなかったわよ…。

…この人もメイさんと同じく、強いよね…。

 

「何のご用でしょうか?」

「あ、そうね!私達、ランクアップしたから調整のため模擬戦したいけど、ベルが特訓している所へ行きたいけど、ダメかしら?」

「問題ございません。ランクアップしたのですね、おめでとうございます。」

淡々と言ってくれるわね…。

まあ、ベルと比べたらしょうがないわね!

 

「ああ、セバス。これらがみんなのステータスよ。リリちゃんへ渡してくれるかしら?」

「よろしいのでございますか?」

「【アストレア・ファミリア】は、もうベルを生涯支えると決まっているわ。なら、【ヘスティア・ファミリア】の傘下に降ると同然。なら、今渡しても後から渡しても同じことだわ。」

「承知しました。リリ嬢にお渡しして、取り扱いには注意するよう伝えます。」

「ええ、わからないことがあれば私に…いえ、貴方たちに聞いてみてもいいわ。」

「心得ました。そろそろぼっちゃまが来られるのですが、皆様武器は大丈夫でしょうか?」

「そうね!手頃な武器を買いに行かないと…。」

5年間も放置していたら、もう使い物にならないわよね。

どうやって、買いに行こうかしら…。

 

「はぁはぁ…。間に合っててよかったです!」

「どうした?セシル?」

「あ、はい。オラリオへくる途中、ルゥ先輩より皆様の武器の特徴を聞きましたのでそれに近い武器を、ヴェルフ師匠が作られた予備の武器から持ってきました!ヴェルフ師匠に相談したら、快く貸してくれました!」

「あら!感謝しないといけないわね!どれどれ…私はこの長剣ね!」

「私は…この刀か。なるほど、同郷のあの者のために打ったなら私も合うな。ふむ…悪くない。いい刀だ。」

「あたしはこれかぁ。んー、形は違うがそれなりには使えるかな。」

「あと、ヴェルフ師匠から今晩に神ヘファイストスと【ヘファイストス・ファミリア】団長の椿さんが来られるので、本格的な武器はその時にお願いしたらどうか?と。」

「なるほど【単眼の巨師】か。奴とは面識がそれなりにある。」

「でも、私達死んだことになっているよね?大丈夫かしら?」

「それについては問題ございません。彼らも同盟の一つですから説明しておきましょう。」

「うーん、【単眼の巨師】に依頼するのかぁ…。ローンは覚悟しておくか…。」

「それも心配無用でございます。【単眼の巨師】は色々と借りがありますから。」

「そ、そうか…。まあ、いい。私達は若様の力になることを考えればいい。」

「では、坊ちゃまが来られましたら共に参りましょう。」

 

リオンはどのくらい強くなっているのかしら?楽しみだわ!

 




はい、三人ともランクアップです!
これで、ルゥと三人人レベル5となりました。

さて、次回は模擬戦です!

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