メインのファミリアなのに、出すのが遅くなりすみません!
本当に今日は驚きました。
ベル様のお…お義母様を過去から連れてきたなんて。
それだけでなく、ルゥ様と同じファミリアの方の遺体を過去から持ち帰り、愚者様のウィーネ様を生き返らせた魔法で三人とも生き返らせることができました。
ベル様は本当に凄いです!
物語に出てくる英雄様より凄いです!
あの時【イシュタル・ファミリア】から救い出してくれた時は、絶対に忘れられません!
だからです。
だからこそ、神フレイヤの魅了にやられベル様のことを忘れるなんて。
悔しい、私は自分が悔しい。
ベル様への想いが、魅了に負けたことが。
「…様!春姫様!」
「はっ!な、何でございましょうか?」
「…大丈夫ですか?心ここにあらずという感じでしたよ。」
「すみません…。その、少し前のことを思い出していましたので。」
「…気持ちはわかります。ですが、その分ベル様へ貢献しなければいけません!」
「はい!すみません!リリ様!」
ええ!そうですね。
メイ様に誓いました、ベル様に全てを捧げることを。
「そういえば、エイナ様はどこへ…?」
「ヘスティア様と命様と一緒に、散策しています。例のスキルの効果を確認するためです。」
「ええと、相手のステータス情報を見ることができる魔法ですか…?」
「はい。」「凄いですね!」
「ええ。ですから、どこからどこまで見ることができるのかが問題です。それ次第で、戦争遊戯だけでなく今後の戦況を左右します!」
「それ次第でございますか?」
「はい。それによって、リリ達がダンジョンに潜らずにすむかもしれません。愚者様の魔道具を使えばですが、愚者様に確認しますと「もう少し待ってほしい」とのことでした。」
「ダンジョンに潜らずに!?それは一体…。」
「今は置いておきましょう。それより先程いただいた【アストレア・ファミリア】のステータス情報とこちらの情報をまとめなければいけません!」
戦争遊戯ですか…。
【イシュタル・ファミリア】の時に何回かありましたが、春姫が目にすることはありませんでした。
ですが、相手は最強派閥の【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】です。
果たして勝てますでしょうか…?
いえ!絶対に勝たなければなりません!
ベル様を守るためにも!
ガチャ
「邪魔するぞ。」
お、お義母様!?
「ア、アルフィア様!」
「な、何かご用でございましょうか?(お義母様と言った方がいいでしょうか?)」
「…ああ。挨拶をと思っただけだ。うちの義息子が世話になっているようだからな。」
『義息子ではなく甥なのでは…。』
『リリ様!しー、しーでございます!』
ソレを言いますと、レベル4のアリーゼさんを瞬時でボロボロにした魔法で殺されます!
「セバスから大体、お前たちのことは聞いた。」
「「ひぃっ!」」
「よくも私の義息子を…と言いたいところだが、それを差し引いてもベルの力になってくれたそうだな。ベルの義母として感謝する。」
「い、いえっ!リリはベル様がいなかったら、今頃生きてはいなかったでしょう。感謝するのはリリの方です!」
「は、春姫もです!」
セバス様はどこからどこまで説明されたのでしょうか?
すごく気になります…。
「そうか。お前たちはまだ第二級冒険者にもなってないと聞いた。しかし、ベルは今第一級冒険者だ。これから、どうやってあの子の力になるのだ?言ってみろ。」
「リリは…、小人族です。ですが、ベル様は向こう見ずで突っ走るところがあります。【勇者】ほどではありませんが、ベル様のやりたい事を最短で導かせるのがリリの役目です!」
「それはわかった。だが、深層より下は甘くないぞ?」
「ええ、それはメイ様より聞いております。ですので、リリのスキルとエイナ様の魔法そして愚者様の魔道具によってできるのではないかと思っています。」
「ほう、言ってみろ。」
「それは……」
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え…リリ様。
そのようなことを…。
「…ということです。まだ確定ではないですが、ほぼそうなるのではないかと思っています。そのために試験としてこの戦争遊戯で試します!」
「…なるほどな。確かに、その方法なら非力なお前ならうまくいくだろうな。うまくいかなかったら、どうするのだ?」
「その時はその時で考えます!それができなければ、多くのトラブルを招いているベル様を支えることなどできません!」
(ちょ、リリ様!)
「…そうか。ベルがいろいろとやらかしてすまないな。これからも頼むぞ。」
「はい!お任せくださいませ!」
リリ様はすごいですね…。
リリ様の頭脳がなければ、私たちは全滅してたでしょうね。
リリ様が羨ましいです。ベル様から深い信頼を預けていますから…。
「それで、狐人のお前はどうなのだ?レベルブーストができると聞いたが。」
(こ、こんっ!?)
「…春姫はそれしかできません。なら、妖術を更に極めてベル様の力になりとうでございます!」
「確かにそれは強力な妖術だ。私たち【ヘラ・ファミリア】にもなかった。だが、使いどころを誤るなよ?それによってはあの子の足を引っ張りかねないし、死ぬことにもなるのだぞ?その覚悟はお前にあるのか?」
「あります!でなければ、春姫はここにいません!」
「…そうか。あの子はいい娘たちに恵まれたな(これも幸運の導きなのか?良からぬ雌豚なら懲らしめようかと思ったがな)。」
『よしっ!お義母様より好感触を得ました!序列上位はもらいました!』
『あ、そうでございますね。他の方より一歩リードですね!』
リリ様、そこまで考えていたのですね!凄いです!
春姫はおこぼれもらっているだけですが、それはそれでよしとしましょう。
そして…ふふふ。
「だが…、ベルはまだ子供だ。思い余って手を出すなよ?手を出したら…、分かっているな?」
((ひぃっ!))
「「は、はい!もちろんです(でございます)!」」
「なら、いい。そこらへんの雌豚共と同列でないことを常に示してみろ。期待しているぞ。」
す、すごいプレッシャーを感じます…。
妖術を更に高めるために、詠唱技術や回避技術を身に着けなければいけません!
回避技術はタケミカヅチ様から本格的に学んでいかないと…。
詠唱技術は…、ルゥ様でしょうか?
いえ、戦闘方法が違いますから…。
誰に学んでいったらいいでしょうか…?うーん…。
姑のアルフィアが、嫁?候補のリリと春姫を試しにかかりました!
春姫も頑張る時が来ました!
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