白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

177 / 439
今回はヘスティア回です!

ヘスティアは、エイナさんの魔法を確認した後一旦ホームへ戻り、アストレアと女神連合の打ち合わせへ行きました。
その帰りです。


第176話 処女神、歓喜。

あー。今日は忙しかったな。

エイナくんの魔法の検証のため、そこら辺を歩いたり…。

一旦ホームへ帰って、アストレアとデメテル率いる女神連合の打ち合わせへ行ったり…。

疲れたー。

ベルくんに会って癒やされたい!

 

「ただいまー!あれ?セバスくん、メイくん?もう特訓終わったんだ?」

「ただいま。ベルはどこかしら?」

アストレア…。

先にエルフくんたちの心配をしなよ。

キミは彼女たちの主神だろ?

 

「もう既に自室で寝ておられます。」

「そっかぁ…。ま、いいか。明日も会えるし!」

『セバス、メイ。今日は誰の番なの?』

『アルフィアお嬢様のみでございます。』

『そう…。さすがにアルフィアと一緒に寝るという強豪はいないのね。』

『さすがのアリーゼ嬢も割り込めませんでした。』

『でしょうね。…アルフィアの病状はどうなの?』

『エイナ嬢の魔法で見たところ、半分以上は治っているようです。』

『早いわね…。』

『坊ちゃまの血でできた特効薬は、アルフィアお嬢様と同じ血が半分流れていますから、順応性が高いせいかと。』

『ああ、なるほど。まあ、完治するのはこっちにも都合がいいし、ベルも喜ぶだろうし。』

『そうでございますな。』

何を話しているんだろう?

疲れたなー。

あ!報告しないとね!

 

「セバスくん、女神連合へ今日話をつけてきたよ!デメテルたちも、その情報は渡りに船で眷属にも伝えておくってさ。」

「それはようございました。」

「後は、ギルドとファンクラブだけど…。ボク、ファンクラブ初耳だよ?」

「言えば、ヘスティア様は許可されたでしょうか?」

「……しないね。はぁ、ここまで来たら許可するしかないじゃないか!…ところで、グッズってどんなものなのさ?」

「それについては、ヘスティア様の部屋を別室ご用意しております。」

「は?」「え?何それ。」

ボク、ここの主神だよね?

そんな部屋を用意しているなんて聞いてないよ!

……どんな部屋なのさ?

 

------------------------------------

 

その部屋はベルくんで満ちていた。

天界にあるボクのお気に入りの部屋より、素晴らしかった。

「……………ここは天国かい?」

「天界ではないけど、私達にとっては天国そのものね。」

そうだね!

 

「お気に召しましたでしょうか?」

「セバスくん!メイくん!君たちは最高だ!いいね!ひゃっほーい!」

「むー、ずるいわ。ヘスティア。」

ボクはベルくんの主神だからね!

セバスくんとメイくんがいてよかったよ!

 

「へへーんだ。うわぁ…ここまで精巧なものもあるんだ。あの記者会見での歓声の理由がようやくわかったよ。」

「ちょっと1個だけでも…。」

「貸すのはいいけど、あげないよ!」

「じゃあこのぬいぐるみを貸してちょうだ…。」

「アストレア様用のグッズを用意しましたが?」

「あら、そうなの?ああ、そうだったわ!お願いしていたわね。」

アストレア…キミの眷属のこと忘れてないかい?

ベルくんはボクの眷属だぞー!

5年前にキミがベルくんに既に会っていたとしてもだ!

でも、たったの数日ですごいなあ…。

 

「それにしても数日でここまで…。ローリエくんは才能があるね!」

「はい。それですが、ローリエさんは他派閥ですがここへの出入りを許可してもいいでしょうか?」

「うん?そうだね。記者会見ではいろいろと助けてもらったんだ。もちろん、いいに決まってるさ!」

「ありがとうございます。ローリエさんも喜ぶでしょう。」

ヘルメスんとこだけど、大丈夫だろう。

記者会見では本当に助かったね!

彼女もベルくんのハーレムに入っているんだろうけどな…。

今更仕方がない!

 

「へー、こんなのまであるんだ。…ん?ベルくんの伝記?0巻って?」

「はい、坊ちゃまが生まれてから半年前のことまであります。」

「え?待って。私のことも書いてあるの?」

「もちろんでございます。」

「へー!どれどれ…。…………アストレア。君、正義の看板下ろしなよ。」

これは駄目だろう…。

正義のハードルが低く感じるよ。

 

「だ、だって!あの時のベルには本当に世話になったんだもの!」

「だからと言って、神威全開でベルくんをいじめようとした村人を威嚇したり、ゼウスを谷底へ突き落とし2ヶ月で2人きりで過ごすのはやりすぎだと思わなかったのかい?」

「仕方がないわ。あの村人たちは本当にやる気だっもの。……ゼウスの性格は貴女もよく知っているでしょう?」

「神威全開はさすがになあ…。まあ、終わったことは仕方がないね。ゼウスは…あれはダメだね。」

「同感だわ。」

ゼウスは困った子だなあ。

ベルくんを育てたのはいいとしても、もうちょっと育てようがあったんじゃないのか?

 

「ところで、ベルくんの強化具合はどうだい?」

「もうレベル7上位ですね。」

「「ええっ!」」

早い!早すぎるよ!

 

「ですが、まだ力に振り回されています。私とセバスの二人がかりで馴染ませ、鍛えているところです。」

「もう、そこまで強化されたんだ…。」

「はい、【猛者】がレベル8になったのは想定内でしたが、坊ちゃまがここまで早く来るとは想定外です。」

「早すぎるわ…。」

あの記者会見で、どれだけの人がベルくんに興味持ったんだ…。

心配になってきたよ。

 

「ですが、レベル8となった【猛者】の相手には丁度いいです。」

「はぁ…あの記者会見はそういう狙いがあったけど、思った以上の結果を生んだね。」

「ええ。ですがその後にアストレア様の眷属の復活、そしてアルフィアお嬢様を過去から連れ出すとは流石に想定外でした。」

「そりゃ、想定外だろうね。天界にいる神々もビックリだろうね。」

「エレボスあたりは唖然としてそうね。いえ、腹抱えて大笑いしているかのどちらかね。」

そうだね!時を超えるだけでなく、その時代の子をこの時代へ連れてくるなんてね。

ボクたちどころが、大神でも想像できないじゃないか!

幸い、越えてきた時代では状況的に死んでいたことになっていたから、いいけど。

もし幸せな時を過ごしていたら、目も当てられないよ!

 

「ああ、ヘスティア様。神々で思い出しましたが、ファンクラブの出張店を出します。」

「「出張店?」」

「ええ、記者会見でオラリオ以外に坊ちゃまのことが知れ渡りました。多くの神々や人々は坊ちゃまに対して興味を持ったでしょう。そこで更に深めるためファンクラブ出張店を回します。」

「そこまでするのかい?もう十分じゃないかい?」

やりすぎじゃないかい…?

このグッズを世界中に?ヤヴァイよ。それ。

世界中の女性、いや女神もベルくんにメロメロになってしまうよ。

この処女神のボクでもね!

 

「…と表向きはそうです。目的は元バカ主神を追い詰めるためです(他にも神アレスや神アポロンのもありますが)。」

「「あっ…。」」

「そして、元主神ヘラに連絡をとるためでもあります。」

「「うわぁ…。」」

そ、そこまでするのかい?

そりゃあ、あの二人はオラリオへ入れないんだけど…。

 

「坊っちゃまの願いを叶えるのに、必要なことでございます。」

「むー…、仕方がない。その辺りはメイくんとセバスくんに任せるよ!」

「「かしこまりました。」」

『いいの?ヘスティア。』

『今、ボクたちに報告しているのは既に準備を終えていることじゃない?じゃあ、もう任せたほうがいいさ。ベルくんのためになるならね。』

『あの子たち、ベルを世界の王にしかねないわよ?』

『………やりそうだね。まあ、その時はボクらが守ればいいさ。キミも協力してくれるんだろ?』

『もちろんよ。はぁ…フレイヤ騒動がここまで大きくなるとはね。』

『同感だよ…。』

はぁ…。

ゼウスとヘラの眷属は、何て子たちを作ったんだ…。




女神連合は完全に味方へつきましたね。

ファンクラブが軌道に乗ったことにより、本格的な世界進出へ繰り出しました。
ベルのスキル強化ももちろんですが、あの神々へのお仕置きも兼ねています。
当然、ヘラにつなぎを持ちます。

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。