セバスやメイからの課題に対して、悪戦苦闘しているリリです!
戦争遊戯ではリリはいませんでした、果たしてどこにいるのでしょうか?
むむむ…。
【アストレア・ファミリア】の皆様が協力してくれるのは嬉しいです。
特にルゥ様は…このスキルが羨ましいですが強力ですね。
現在の戦力は次の通りでしょうか…。
レベル6は、バーチェ様、
レベル5は、ベル様、椿様、ルゥ様、アリーゼ様、輝夜様、
レベル4は、アイシャ様、ライラ様、
レベル3は、ダフネ様、カサンドラ様、アミッド様
レベル2は、私、命様、ヴェルフ様、ナァーザ様、
レベル1は、春姫様、エイナ様
ですか。
メイ様、セバス様、アルフィア様は旗の守護、ローリエ様はファンクラブ運営のため、除外します。
【アポロン・ファミリア】や【イシュタル・ファミリア】が相手ならこのメンバーで十分かもしれません。
ですが、相手は【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】です。
……まだまだ、戦力不足です。
せめてレベル6が1人、レベル4が数人ほしいところですね。
【フレイヤ・ファミリア】は突出とした個なので【猛者】を倒したとしても揺るがないでしょう。
ですが各個撃破しやすいです。
【ロキ・ファミリア】は私達に似た組織を重点に置いています。
なので三首領、特にフィン様を倒せば大きく戦力ダウンするはずです。
問題はフィン様を戦争遊戯の初っ端からどう脱落させるべきか…。
課題が山積みです!
せめて相手が弱体化してくれればいいのですが…。
……弱体化?
コンコン
「あ、はい。どちら様でしょうか?」
「私だよ。リリルカ・アーデ。」
「愚者様ですか!どうぞ!」
ガチャ
「失礼する。む…戦争遊戯の戦略かね。」
「ええ、難題なので困っています。ところで、何の御用でしょうか?」
「例の魔道具が一段落ついたのでね。試しにやってみたんだ。」
「!そうですか!」
「ああ、それがこれさ。」
そういって、愚者様は壁に光を当てました。
「これは……18階層を真上から見た絵ですか?」
「いいや、絵ではないよ。"えいぞう"さ。」
「えいぞう、ですか?」
「『神の鏡』で見たようなものさ。」
「なっ!」
「あとは…これさ。もしもしフィア、聞こえているかい?」
『はーい!聞こえているよー!』
「な、な…。」
「ほらリリくん、かけてみたまえ。ヘッドギアをかぶるような感覚さ。これを…口元あたりに位置して…そうそう。」
「え、えーと?もしもし?」
『んー?あ!リリさーん!』
「フ、フィアさんですか?ええええっ!」
『すごいよねー!これ。』
コンコン
「リリさん、先程頂いた資料なんですが…。え?何をやっているのでしょうか?」
「エイナさん!…そうだ!エイナさん、あの壁に映っているえいぞうに魔法で見てくれませんか!」
「え?壁に…絵?…やってみます。」
【開け、秘密の扉】
【鑑定】
「くっ…!何…多くの情報が入って…。……え?何で絵にステータスが?」
「…!何と……!」
「成功です!エイナさん!フィアさんはどこあたりにいるかわかります?」
『あたし?えーと、ここはね。』
「あ、フィアさん待ってて下さい!」『う、うん?』
「フィア…フィア?リヴィラの南東あたりに…『異端児』の女性に、ハーピー?」
「フィアさん!フィアさんはリヴィラの南東あたりにいるのですか?」
『え?南東?ええと、北があっちだから…うん、北西に街が見えるよ。』
「やりました!これで、リリの理想的な指揮ができます!」
「……これは。すごいな、君の魔法は。」
「!フィアさん!フィアさんの北東あたりに【ロキ・ファミリア】のレベル4のクルスさんが近づいています!」
「!!聞こえました?離脱して下さい!」
『わかった!うわ、本当だ!こちらを見ている!やばっ、逃げるね!』
「了解です!ええと、愚者さん?これはどうやって切るんですか?」
「ああ、それはここさ。…そう、この切換がつないだり切ったりするものさ。」
「なるほど!ありがとうございます!これはどのくらい…えいぞうが出せるんですか?」
「魔石を交換しながらすると、ずっとできるさ。」
「すごい…!本当にここからでも連絡できるんだ…!」
これで懸念していた点が解決できました!
エイナ様とリリ、そして愚者様がここ、【ヘスティア・ファミリア】ホームで指揮及び連絡ができます!
「これで、リリとエイナ様が戦場へ出ることはなくなりました。…むしろエイナ様には魔力を使うことを強いることになりますが…。」
「そうだね。マジックポーションを30分置きに飲めばいいかな。」
「それなら、【ミアハ・ファミリア】のナァーザくんに出してもらったらどうかな?彼女はまだダンジョンへ潜れる状況ではないだろう?」
「そうですね!…ミアハ様もいてもらいましょう。念のためです。」
「なるほど、そうだな。この魔道具はまだまだ改良の余地はあるからね。『神の鏡』と並行してやれば問題はないだろう。」
「…【ヘスティア・ファミリア】がだんだんと他の派閥より先へ行っていますね…。ギルドあたりが何か言って……あっ。大丈夫ですね。」
「…そうだな。」「…そうですね。」
【ギルドの豚】もあの方たちの手の内ですからね…。
コンコン。
「どうですか?リリさん、賢者の魔道具は?」
「あ、メイ様!実は……。」
先程あったことを説明しました。
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「なるほど、素晴らしいです。まさに理想的な環境ができましたね。」
「ええ、そうです。あとはエイナさんの体調によりますが…。」
「大丈夫でしょう。前日の晩に特製ドリンクを飲めば全快します。」
「あ、はい。わかりました。」
「ああ、リリさん。ヘスティア様のところへ来ていただけませんか?話があるそうです。」
「私はこの魔道具を改良しよう。先程でいろいろと気になる点があったのでね。」
「あ、わかりました。よろしくお願いします。」
「あ、はい。……あ、しまった。この資料について確認しに来たんだっけ…。」
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「うーん…大丈夫かなぁ…。」
「あの…ヘスティア様?」
コンコン
「あ、はーい。入っていいよー。」
「失礼します…。春姫様もですか?」
「すまないね、こんな夜更けに。」
「いいえ(今日はリリと春姫様の番ではありませんからね)。」
「ヘスティア様、メイ様よりお呼びと伺いましたが、どうしましたでしょうか?」
「おまたせしました。」
「皆さん、揃っているようですね。」
「「……(いきなり現れないで欲しいです)。」」
「あ、セバスくん!メイくん!あの件について、彼女たちへ説明してほしいんだけど…。」
「では、私から説明しましょう。」
メイ様から、エイナ様に発現したスキル【白兎眷属】について説明していただけました。
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「何ですか!ベル様は本当に規格外です!ヘスティア様、…ベル様は神様ではないですよね?」
「ヒューマンだよ!…と言ってもここまで来ると、ボクもちょっとはっきりと断言できないよ…。」
でしょうね!
半年で第一級冒険者に、魅了を持ち、時を越えることができ、そして眷属を作ることができる?
もはや、神じゃないですか!
「ベル様の眷属…ですか(羨ましいです!春姫も欲しいです!)」
「それで…リリたちに何の御用でしょうか?」
「既におわかりかもしれませんが、このスキルは坊ちゃまの血を飲むことにより発現できるか、を検証したいのです。今はエイナ嬢だけなのか、または単に血を飲むだけで発現するのかを。それにより特効薬の運用が変わるかもしれません。」
「それで、貴女たちに飲んでいただき試したいのです。ただ、先程言ったデメリットがありますがそれを覚悟しておいて下さい。」
「デメリットは確かに怖いです。ですが、ベル様が死なれる方がもっと怖いです!リリは飲みます!」
「春姫もです!ベル様のお側にいたいです。そのために春姫はもっと強くならなければなりません!そのための覚悟はできております!」
「君たち……。はぁ……。」
「わかりました。ではこのコップを飲んでもらいます。エイナ嬢が飲んだ特効薬に入った血の割合と同じ内容です。」
「「頂戴します。」」
グビッ…ゴクゴク……。
……?何ともありませんね?
「ではヘスティア様、更新をお願いします。」
「はぁ……、君たちがそんな覚悟をしていたら断れないじゃないか…(ボクが神であることが恨めしいよ)。」
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「いかがですかな?」
「ちょっと待って……。うん、発現しているよ。内容はアドバイザーくんと同じだね。」
!!やりました!これで、リリはベル様の眷属です!
いえ、ベル様と呼ぶよりご主人様と呼んだほうがいいですね。
「やはりですか。春姫さんも続いてお願いします。」
「わかったよ。」
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「うん……、春姫くんも同じく発現しているね。」
「なるほど。となると、エイナさんだけの固有スキルではないということですね。」
「やりました!春姫はこれでベル様の眷属になりました!」
「こらー!君たちはボクの眷属だぞー!」
「も、申し訳ございません!」
気持ちはわかります。ええ、分かりますとも。
となると…ベル様の血はかなりの劇物となりますね。
「となると、別方面から見る必要がありますね。」
「ええ、そろそろですね。」
「「「え?」」」
別方面…?
コンコン
「?誰だい?」
「私よ、ヘスティア。みんなを連れてきたわ。」
「私がお呼びいたしました。どうぞ神アストレア、皆様方。」
何故、アストレア様たちを?
ガチャ
「お邪魔するわね。どうしたの?セバス。私とみんなに用があるというのは?」
「はい、この夜中に来ていただきありがとうございます。説明いたします。」
はい、リリはホームでエイナさんと一緒に指揮しています。
安全なところにいて、常に知恵を絞り情報を把握し、指揮していました。
そして、エイナさんに発現したスキル【白兎眷属】と同じのが、リリと春姫に発現しました。
これで成長スピードが早くなりました。
ベルの恩恵を受け、ベルに愛によるパフを与える…という関係になりました!
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