記者会見から2日後です。
三人娘が何故【ヘスティア・ファミリア】へ参加したのかという流れです。
----------------------
戦人さん、ザルバさん、誤字報告をいただきありがとうございます!
ヒーヒー…。
辛いニャー!
母ちゃんがいた時は、ちょくちょくサボれていたのに…。
兄様が母ちゃんの代理になってから、サボれなくなったニャ!
「おい!愚図1号!何をぶつくさ言ってやがる!4番テーブルに客が来たぞ!早く行け!」
「イ、イエス・サー!行きますニャー!」
せめて、名前で呼んでほしいニャー!
兄様の妹のアーニャという立派な名前があるのにニャー!
----------------------------
や、やっと終わったニャ…。
疲れたニャー…。
「ちっ…今日はまあまあだな。おい!調理班!とっとと休め!いいな!」
「「「イエス・サー!」」」
メイたち、もう兄様に従順になったニャ…。
母ちゃんのいた時より休憩が多かったから、メイたちは大喜びニャ…。
その代わり、ウチらの負担が多くなったニャ…。
バァン!
「今日はもう閉店…。え?」
「ふーん…予想以上にやってるじゃないか?ええ?アレン?」
か、母ちゃん!?
店へ戻ることになったのかニャ!?
やったニャ!平穏が戻るニャ!
「……何の用だ?ミア。」
「様子を見に来ただけさ。ところで、戦争遊戯は5日後になったのは聞いているね?」
記者会見であの白髪頭が何か騒いでたニャ…。
本当に戦争遊戯をやるのかニャ…?
相手は…団長、レベル8なのにニャ…。
「知らねえよ。店が忙しくて聞けるか、そんなもの。」
嘘ニャ!
記者会見でフレイヤ様がブーイングされたときに、ブーイングした奴らを轢き殺そうとしたニャ!
ヘスティア…様が神威を開放してなかったら、ここあたりは血の海だったニャ。
ウチら全員で止めなかったら、ヤヴァかったニャ…。
「そうかい。とりあえず5日後になったさ。アレン、アンタも参加しな。」
「…フレイヤ様からの命令か?」
「ああ、そうさ。」
「この店はどうなるんだ?」
「1日を超えることはないだろうさ(アイツらのことさ、長引かせることはないだろうね)。なので、その日だけ店を閉めるよ。」
「そうか、わかった。おい!聞いたな!5日後は休みだ。」
「「「イエス・サー!わかりました!」」」
やったニャー!
母ちゃんも兄様のいない内にバカ騒ぎするニャー!
「…間違っても、ここを宴会場にするんじゃねえぞ?」
『『『ギクゥッ!』』』
「轢き殺すぞ?」
「「「イエス・サー!大人しく休みます!」」」
「……うまくまとまっているじゃあないか(アレンをここにいさせるのも悪くないね)。」
ニャー…。
せっかくの休みがニャー…。
「…愚図1号はどうするんだ?」
「愚図1号?…ああ、アーニャのことか。好きにしな。」
「ニャ!?」
「アタシらにつくか、【ヘスティア・ファミリア】につくかどちらでもいいさ。あの女神はアンタのことは知らん、だとよ。」
「………。」
「どうするんだい?アーニャ?」
「…ミャーは…、シルを取り戻したいニャ…。」
「そうかい。それならいいさ。」
母ちゃん…。
「待て。いい加減にしろ、愚図1号。あの時わかったはずじゃねえか!」
「…兄様。それでもシルはミャーの友達ニャ!」
「…好きにしろ。ただし、【ヘスティア・ファミリア】が負けたら…冒険者を辞めろ。ここで永遠に働け、いいな!」
「え、永遠にというのは…キツいニャ…。」
「ああ?」
「わ、わかったニャ…。」
(素直じゃない奴だねえ。冒険者を辞めろと言ってるが、【フレイヤ・ファミリア】から破門または改宗しろとか、オラリオを出て行け、とは言わないんだねえ。)
…ミャーも覚悟を決める時が来たニャ…。
アイツらへの後を追う時が来たニャ…。
---------------------------------
「クロエ…ルノア。ミャーはシルを取り戻したいニャ…。」
「はぁ…アーニャ、【ヘスティア・ファミリア】は圧倒的不利にあるよ。それでもいいの?」
「ミャーとしては反対ニャ。シルは神フレイヤ様と同一じゃないのかニャ?意味ないことはやらないニャ。ミャーは負け戦には乗りたくないニャ。」
「これはミャーの決めたことニャ。クロエ、ルノア、ここは頼んだニャ…。」
フレイヤ様がミャーを捨てたなら、それでもいいニャ…。
兄様もミャーが邪魔なら…。
「アーニャ!あんた…。」
「…デメテル様に更新ついでに許可もらってくる。それまで早まったことをするんじゃないよ。」
「ルノア!?」
ルノア…?どうして…?
「クロエ、シルがフレイヤ様であろうと、あの酒場に働いていた同じ仲間だよ。リューもさ。【アストレア・ファミリア】がオラリオへ帰って来たなら、リューもいるはず。なら、【アストレア・ファミリア】は【ヘスティア・ファミリア】につくのは確実だろうね。」
「ルノア…ミャーに付き合う必要は…。」
「勘違いしないでよ、アーニャ。私はね…あんたらと一緒にいたこの酒場が居心地よかったんだ。その仲間が危機にあるなら助ける、それだけだよ。」
「……どいつもこいつも大馬鹿ニャ。…ミャーもその大馬鹿だけどニャ。更新ついでにニョルズ様へ許可もらってくるニャ。」
「クロエ…ルノア…。」
すまないニャ…。
お詫びはあの世でするニャ…。
はい。
アーニャはかつて深層で、アレンに重傷を負わせました。
その時は二人だけでなく仲間もいたはずです。
その仲間は、ベルとルゥが深層へ落ちた時に会った遺体です。
アーニャは、アレンだけでなく彼等の死について今も深く後悔しているのではないかと思います。
本作品は、以上の設定にさせていただきます。
感想・評価をいただけますと、嬉しいです!