白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

193 / 439
はい、フリュネさんが正体を明かしました!
当然、【ロキ・ファミリア】・【フレイヤ・ファミリア】の面々は大混乱中です。
そりゃ、そうですね…。


第192話 主任猫、苦戦。

「あ、ありえねえ…。」

『隙ありニャ!』

シュバッ!

「ぐっ…!この愚図2号が!毒の刃か!」

「ニャハハハ、積年の恨み思い知れニャ!」

「いや…たったの数日間だけだろ…。」

「兄様…、大人しく脱落してほしいニャ…。」

「…ふざけるな!俺は…負けるわけには行かねえんだ!」

『アーニャ…今はやめよう。私達の役目は【女神の戦車】の足止めだよ。』

『わかったニャ…。』

「ぐっ…!毒が…。この毒は…先程の…。」

くそっ!こいつらにしてやられるとは!

他の奴らは…。

 

バシュ!

『速報です!【……‥・ファミリア】の【爛花】、脱落!』

 

凶狼のあの売女が脱落したか…。

よくもったほうだな。

くそっ、あの女があのヒキガエルだと!?

「いただきぃ!」

「!!ぐぅっ!」

くそっ!毒と愚図の歌のせいで、かなりステータスがダウンしてやがる!

あのヒキガエル…いやあのメイドのふざけた発言のせいで、心身共に混乱してやがる!

ルノアの拳をまともに受けるほど、落ちてやがる!

間合いを取らねば…。

他の奴らは…。

 

「余所見はいけないわよ!四つ子ちゃん!」

「あ…え?ぎゃあああああ!」

バシュ!

『速報です!【フレイヤ・ファミリア】の【炎金の四戦士】グレール脱落!』

 

「グ、グレールぅぅぅぅ!」

「お前の番だ。居合の太刀『一閃』。」

「し、しま…うわぁぁぁぁ!」

『【フレイヤ・ファミリア】の【炎金の四戦士】アルフリッグ脱落!』

 

「「アルフリッグぅぅぅぅ!」」

「輝夜!」

「ああ!」

「「ちょ、ちょっと待…ぎゃああああああ!」」

『【フレイヤ・ファミリア】の【炎金の四戦士】ドヴァリン、ベーリング、脱落!』

あ、あいつら…。

愚図の歌で…猛毒の雨で…重力の檻に…あのメイドのふざけた発言だと!

どれだけ弱体化させれば、気が済むんだ!

 

「お主ら…えげつないかのう…?」

「さて!ガレスの叔父様!脱落してもらうわ!」

「簡単に落ちるなよ?じわじわと削ってやる。」

「舐めるではないわ!この…馬鹿娘どもが!どこをほっついて歩いておった!」

あのドワーフ!あれらの波状攻撃でもまともに動けているだと!

ちっ…化物が。

 

「どこって…ダンジョン?」

「正確に言いますと、一旦冥府へ行って戻ってきましたと言いますね。」

「…は?」

「命ちゃん!まだ保つわね!」

「はい!お任せ下さい!」

「行くぞ!【重傑】!貴様らの5年間の怠慢、見せてもらおうか!」

ありゃ…時間の問題だな。

 

他は…!!

「そこニャーーーーー!」

「なっ!ぐっ!」

「はぁぁぁっ!」

「ちぃっ!」

「ニャハハハ!【女神の戦車】をこう蹂躙する時が来るとは思わなかったニャ!楽しーニャ!」

「この愚図共がァァァ!」

くそっ!

他の奴らは何してやがる!

 

「ば…かな…。何故あの【男殺し】が…こうな…るのだ?」

「ぐっ!リヴェリア様!早く正気に…!がはっ!」

「【白妖の魔杖】がこうなるとは…あの小人族は敵に回すべきじゃないな。」

「ゲホッ…、貴様はレベル5止まりのはずだ!フレイヤ様が言ってた…お前の時は7年前から止まったままとな…ここ数日、何があったというのだ!」

 

『時間稼ぎです!耳を貸さないで畳み掛けて下さい!』

『了解。』

「はあああああっ!」

「なっ!…その耳にあるものは…、そうかそういうこと…がはあああっ!」

 

『速報です!【フレイヤ・ファミリア】の【白妖の魔杖】、脱落!』

 

なっ!あの羽虫までもが…。

くそっ!全員轢き殺して…ダメだ!先程のダメージで足まで来てやがる!

早く回復…くそっしつこいぞ、こいつら!

……俺の足止めか?やられた!

あの糞狼は何してやがる!

 

「あ、ありえねえ…。」

「レナは行きましたか。話をもっとしたかったのですが、後でいいでしょう。さてベート・ローガ様、お相手願いましょう。」

「おい!そこの売女共!このメイドがあのヒキガエルだと!?ふざけるな!」

バッ!バッ!

「……あんたが信じられないのも仕方がないさ。あたしもだよ。」

「ベート様…事実でございます。」

「嘘……だろ…?!!!しまっ…ぐがあああっ!」

ゴォォォォォン!

あの糞狼が!まともにメイドの鉄球を受けやがった!

 

「…ちっ。目が覚めたぜ。てめえがヒキガエルだろうがなんだろうが関係ねえ。ゲフッ!」

ゴォォォォォン!グッ!

「…その程度ですか?…!!」

「かかったな…この鎖をちぎれば意味ねえよなぁ!」

グシャアアッ!

 

「はぁ…はぁ…手こずりやがって…は?」

「ありがとうございます。おかげで身軽になりました。」

「な…2つのトゲ付き鉄球を手に嵌めて…ガッ!グハッ…!この…ゲホッ!」

「これが、私の本来のスタイルです。では、レナのところへ送って差し上げましょう。」

「こんなの、ヒキガエルじゃねええええ!」

 

……なんだ、ありゃあ。

トゲ付きの鉄球を手に嵌めて。【凶狼】の周りを駆け回ってやがる。

「ウニャー!フリュネに本気出させたニャー!【凶狼】も終わりだニャ。」

「何だと?…速え!」

ピョンピョンと飛び回って、【凶狼】を蹂躙してやがる!

一発一発が急所を的確に打ってやがる。

えげつねえ!

 

「あたしも拳がウリだけど、あそこまではまだまだだね…。」

「兄様…、これまでだニャ。」

「ふざけんじゃねええええ!」

 

--------------------------------

 

「「「うわぁ…。」」」

 

「こ、これは以前の【男殺し】のスタイルと違いますね。以前は皆様御存知のとおり、2つの斧で力押しするタイプでした。全く変わりましたね!(何もかも変わりすぎだろ!)」

「…ほう。ボクシングを習得するとはな。余程いい指導者を得たと見る。」

「ボ、ボクシング?あ…確かに。かつて、天界で流行っていたアレですか?」

「うむ、そうだ。俺も一応習得しているが、あれは基礎がしっかりしているな。お、今のはクリーンヒットだな。ほら、【凶狼】がグロッキーでそこをアッパーカット…すれば、な?」

 

『速報です!【ロキ・ファミリア】の【凶狼】脱落!』

 

「(す、すげえ。タケミカヅチを解説にしてよかったよ!)お、お見事ですね!」

「ここまでの指導者…ぜひ会ってみたいものだな。恐らく我々神の誰かがその指導者に教えたのだろう。一朝一夕ではこうはならんな。」

「(あ…ゼウスだ!あの好々爺がメイくんに教えたんだ!)そ、そうですね。【男殺し】は【凶狼】に負けたことあるため、今回は見事に雪辱を果たしましたね!」

「ほう、そうなのか。心機一転で強くなったのだな。見事だ。」

「(それはないと思うなー)そうですね。いや、すごいですね!【ヘスティア・ファミリア】の一方的な蹂躙ですね!」

 

「嘘や…ベートが。ガチンコ対決でフリュネに負けるなんて…。」

「あまりにも変わりすぎじゃない…。どうやってやったの?」

「(容姿はともかく、ボクシングもあのメイドが教えたんじゃろうな)だが、洗練された動きじゃった。いやはや、見事な【闘争】であったぞ。」

 

『オイコラ、ドチビ1号。これはやりすぎとちゃうんか?』

『ボクもそう思うよ…。ボクは以前のフリュネくんを知らなかったんだ。今のフリュネくんが初対面なんだよ。セバスくんとメイくんが連れてきたんだ。』

『やっぱ、あの二人かー。ロイマンといい、フリュネといい…なんちゅうものを解放したんや…。』

『…ベルくんの家族への想いが、彼らを解放したんだ。』

『へぇ…その話、後でゆっくりと聞かせろや。』

『いいよ。あ、彼らからキミに伝言あるよ。聞くかい?』

『へ?え?あいつらがウチに…?………何や?』

『巨乳にして差し上げましょうか?幸い、モノは余っていますから…と。』

『モノって…まさか…。嫌や…やめてや…許してや…。』

 




はい、この1話で多くの方が脱落しました。
音波攻撃・猛毒の雨・魔法封じ(リヴェリア・ヘディン限定)・重力の檻(ガレスと炎金の四戦士限定)・フリュネの正体でかなり弱体化されました。
呪詛より効果的ですね!

レナ・炎金の四戦士・ヘディン・ベート脱落しました。
ファンの皆様、すみません!

トゲ付き鉄球グローブは、男○の撲針愚を参考にさせていただきました。

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。