何と!三話あります。
本日1回目です。
昨日はひどかったです。
【ソーマ・ファミリア】時代でもひどかったですが、それとは別にしても自己ワーストベスト1ですよ!
フレイヤ様の魅了から解放された挙げ句、ベル様にひどいことをしてしまった記憶が再生されました。
この身を八つ裂きにされても足りません。
また、ベル様にどう償いをしたらいいのかわかりません。
それだけでもリリはいっぱいなのに、さらに【フレイヤ・ファミリア】との戦争遊戯でパンクしました。
そりゃ、フレイヤ様に対して思うところはあるのですが、何も戦争遊戯をすることはないじゃないですか!
かといって、ヘスティア様曰く同じことをしてしまう可能性がある、と言われたらするしかじゃないですか!
また、それだけじゃありません。
ベル様が【ヘファイストス・ファミリア】で【ゼウス・ファミリア】専属メイドのメイ様、【ゴブニュ・ファミリア】で【ヘラ・ファミリア】専属執事のセバス様を封印から解放した、とのことでした。
そのことから、ベル様は【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】直系の系譜を持つ、唯一無二の人ということが判明されました。
まさかベル様が、最強と最恐の系譜を受け継いだ人、と誰も予想できるわけじゃないですか!
【勇者】でも神々でも予想できませんよ!こんなの!
…大抗争を引き起こした方々と同じ家族であることを知られたら、また異端児の時と同じようにオラリオの敵、いえ世界の敵となりかねません。
それだけは避けなければいけません!
幸いセバスさんとメイさんは理解していただけたようでしたが…、ベル様の心痛を考えるとつらいです。
その後、ベル様がランクアップしたとのことです。
冒険者になって半年すぎで、もう第一級冒険者ですか…。規格外すぎます!
ですが…神室から出たベル様はいつもより五割増し…いえ倍近くかっこよく見えました。
思わず「抱いてください!」と言いそうになってしまいました。
やばいです。本当にヤヴァいです。
今のベル様と目を合わせて理性が保てるか、自信が持てません。
春姫様はもっとでしょうね。昨日、神室から出たベル様を見るだけで腰が抜けていましたし。そのまま魂が抜けていました。…大丈夫ですか?あのエロ狐は。
リリもベル様が部屋へ戻るのを見届けるまでは、理性がギリギリでした。
やばいです。本当にヤヴァいです。
早朝から、ベル様はメイ様とランクアップのズレを調整するために模擬戦をしていました。
リリはほんの少し前にランクアップしたばかりなのに…【憧憬一途】があることは知っていますが早すぎます!
ですが、圧倒的にベル様が負けています。
メイ様は本当にレベル7相当なのですね…。
あ、また負けた…。メイ様が改善点をあげていますね。
本当に説明がうまいです。ベル様がわかりやすいように説明しています。
ヘスティア様に聞けば、ベル様の記憶を見てそれを活用したのだろうと。
ん?記憶?……まさか、リリの悪行まで見られているんじゃないでしょうね。
ハハハ…やばいです。本当にヤヴァいです。
模擬戦の途中で、メイさんと交代しセバスさんがベル様の相手をしました。
そして、私と春姫様はメイ様に呼ばれ、共に別室へ向かいました。
「リリ様…、メイ様が私達に何の御用なのでしょうか?」
「わかりません…。ただ、いやな予感がします。ええ、めちゃくちゃします。」
…ナイフを盗んだことでしょうか、または10階層でベル様に罠をしかけたことでしょうか…。
怖い怖い怖い怖い!
いやな予感と共に、いい予感がするのは何故でしょうか…。
いずれにしろ、ろくな事ではないことは間違いありません。
「…さて、貴方方にここへ連れてきたのは何故か分かりますでしょうか?」
「い、いえ…全く心当たりが…ありません。」
「リリも…同様です…。」
メイ様は、私達を見てそう言っていた。
ですが、リリにはわかります。
「ありますよね?私はわかっていますよ。」とメイ様の目がそう言っています。
「ここで話したことは口外禁止とします。よろしいですね?」
「「は、はい…。」」
「坊ちゃまが昨晩、ランクアップしたのはご存知ですね?」
「え、ええ。レベル5に上がったと…」
「発展アビリティや新たなスキル、魔法が発現しなかったのを残念がってました。」
あの時のベル様は、凹んでいました。
聞けば【フレイヤ・ファミリア】で死の3歩手前までボコボコにされた毎日だったとのことです。
遠征よりキツいじゃないですか!
それでも発展アビリティや新たなスキル、魔法が発現しなかったのですね。
そりゃ、ガッカリしますよね。
後で、リリがたーっぷりと慰めてあげましょう!ふふふ。
はっ!そんなことを考えている場合じゃありません!
メイ様に集中しないと…。
「ですが…、実は発展アビリティも新たなスキルも発現しています。内容が内容ですから、坊ちゃまには知られていません。嘘がつけないお方ですから。」
内容が内容?ま、まさか『憧憬一途』と同じようなスキルが!?
「どのようなものでございましょう?」
「こちらになります。」
そういって、ベル様のステータスの写しを見せてもらった。
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