白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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とうとう!200話突破しました。
皆様のお陰でここまで来れました!
ありがとうございます!


今回はミア母さんです!

旗を守るために本陣でデンと構えていますが、アーニャの音波攻撃にやられ一旦膝をつきました。
今は何とか回復したところです。


第200話 女将、隆起。

『速報です!【フレイヤ・ファミリア】の【女神の戦車】脱落!』

ちっ…アーニャのあの歌がまだ耳に残ってやがる。

アイツ、あとでげんこつ落としてやるさね。

 

…アイツらがまだ出てないのに、何だいこのザマは。

【ロキ・ファミリア】もウチもほぼ全滅じゃないか。

情けない…。

いや、これもあのチビの策か…。

 

だが、腑に落ちないのがあるねえ。

何だい、【アストレア・ファミリア】の【狡鼠】が生きているのはどういう訳だい。

リューを助けなかったのかい?

 

……こっちに来るねえ。

やれやれ、アタシに腰を上げさせるとは大したものだよ。

 

先陣切っているのは…あのバカ娘共かい。

「ニャー!母ちゃんを見つけたニャー!」

「手筈の通りにやるよ!」

「いくニャー!」

「…ミア母さん、すみません。」

 

…?アタシを中心に囲んだ?

まあ、いい、蹴散らしてやるよ。

「何しに来たんだい?このバカ娘共が。」

「旗を燃やしにきたニャー!」

「悪いけどね。」

「ゴメンなさいニャー!」

「行きます!」

 

キン!ガン!カン!シュバッ!

 

ちっ!即席にしてはやるじゃあないか。

リュー、いやルゥはレベル5と聞いたがレベル6に相当するね。

けど…甘いよ!

 

「ふん!」

ドゴォ!

 

「ウニャー!地面が割れたニャー!」

「デタラメだよ…。」

「旗の周りが…陥没したニャー!」

「これでは…迂闊に攻められない…。ダンジョンの再生を待つしかありません。」

こっちはあの化物共とやりあってきたんだよ。

アンタら、バカ娘共を相手にするのはワケないさ。

 

【フツノミタマ】!

 

「なっ!ぐっ…重力だと…。」

「命ちゃん!OKよ!うまくハマっているわ!」

「後は待つだけだな。」

 

!?

アイツらは…ルゥと同じファミリアだった…。

馬鹿な…何で生きてんだい!

いや…そんなことは後でもいい!

 

「舐めんじゃないよ!」

ドゴォッ!

 

「なっ…!ぐっ…、解除されました!」

「きゃああっ!こ、ここまで地面を割ることができるの!?」

「化物め…。常識を考えろ!」

アタシから見れば、アンタらが生きてるのが非常識だよ!

 

『【小巨人】を取り囲んで下さい!まず疲れさせます!』

『『『了解!』』』

 

…?動きが速い!

何故、声掛けもせずにやれるんだい?

何かあるね。

 

『包囲完了!魔法が使える方はそこから魔法をガンガンとうってください!』

『『『了解!』』』

ちっ…囲まれたね。

 

『えげつないニャ…。』

『ミア母ちゃんをモンスター扱いにしているニャ…あの小人族。』

『まあ、階層主よりは強いと思うけどね。』

『いえ、確実に階層主以上です。』

「聞こえているよ!この馬鹿娘共が!」

『『『ヒィッ!』』』

アタシを階層主扱いするとはいい度胸じゃないか!

 

『ヴェルフ様!【小巨人】へ魔剣をうってください!』

『お、おい!アイツはモンスターじゃないぞ!』

『【重傑】より数倍タフです!問題ありません!』

『ふざけろ!やってやるよ!』

「さっさと脱落してくれ!」

魔剣か!

だが、甘いね!

「ふんっ!」

ガッ!ドドドド!

 

「なっ…、地面を掘り返して炎を防ぎやがった…。」

「うわー…。」

「近づいてもダメ、遠くからもダメ…やはり持久戦になったか。」

ちっ…。このままでは負けるね。

だが、簡単に旗は落としてやらないよ!

 

『前後左右から同時に魔法を放って下さい!まず、命様の魔法で縫い止めます!その後はヴェルフ様、ルゥ様、アイシャ様、魔法を!フリュネ様は鉄球を!詠唱を開始して待機して下さい!』

『『『了解!』』』

…アイツら、アタシに四方から攻める気か?

容赦ないねえ…。だが、それでいい。

 

【掛けまくも畏き--いかなるものも打ち破る我が武神よ、尊き天よりの導きよ。卑小のこの身に巍然たる御身の神力を。救え浄化の光、破邪の刃。払え平定の太刀、征伐の霊剣)。今ここに我が命において招来する。天より降り、地を統べよ--神武闘征】

 

【来れ、蛮勇の覇者、雄々しき戦士よ、たくましき豪傑よ、欲深き非道の英傑よ。女帝の帝帯が欲しくば証明せよ、我が身を満たし我が身を貫き、我が身を殺し証明せよ。飢える我が刃はヒッポリュテー】

 

【今は遠き森の空。無窮の夜天に鏤む無限の星々。愚かな我が声に応じ、今一度星火の加護を。汝を見捨てし者に光の慈悲を。来れ、さすらう風、流浪の旅人。空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾く走れ——星屑の光を宿し敵を討て】

 

【フツノミタマ】!

ちっ!また重力かい!

「ぐっ…だが、甘…」

なっ!

 

【ヘル・カイオス】!

【ルミノス・ウィンド】!

「はああああっ!」

「くらいやがれええええっ!」

同時に魔法と遠距離攻撃に、魔剣だと!?

アタシは無事でも旗が!

ちっ…なら、仕方がない!

 

「はあああああっ!」

ドゴーーーーン!

ゴゴゴゴゴゴゴ!

 

「「「はぁ!?」」」

『何が起こったのですか!?報告して下さい!』

 

はぁ…はぁ…。

これを使うのは十数年ぶりだねえ…。

 

「な…や、山を作るなんて…。」

『山!?』

「これじゃあ、攻められねえ!」

「…天然の城を作りましたねえ…これでは攻めることも難しくなりました。」

 

「すまない。遅くなった…何だこれは。」

「ミア母さんが…山を作りました。」

「ありえないニャ…。」

「さすが母ちゃんニャ…。」

やれやれ、少しは時間が稼げそうだね。

よっこらせっと。

少しは休ませてもらうよ。

来れるものなら来てみな。

 

「どうする?司令?」

『……登れますか?』

「かなりの斜面であちらから狙い撃ちされるぞ!」

「とりあえず…掘る?」

「アリーゼ…やめたほうがいい。あちらはその道のプロだ。」

「ある程度登って、そこから一斉に攻めるしかないだろうな。」

「これ、魔法じゃないよね…。」

「恐らく力技かと。」

「【九魔姫】を呼んで魔法で撃退するか?」

『ダメです!【ロキ・ファミリア】に頼ると、リリたちの勝利が霞みます!』

「方法は他にあるか?司令。」

『…ルゥ様の魔法で飛んで、四方八方から攻めている隙に皆様が上って一斉攻撃して下さい。』

「そうね!それが一番簡単そうね!」

「アリーゼ…。司令、私がミア母さんと一騎打ちしろと?無茶言わないで下さい…。」

『ある程度の牽制でいいです!空中に気を取られている内に、足元から攻めます!』

「階層主戦に匹敵するな。」

「もうそれ以上ニャー……。」

「とりあえず、司令の指示どおりにやるぞ。」

「ええ、行きます!」

…長くは保たないね。

 

それまで早く決着をつけるんだよ。

オッタル、坊主。

 




【ヘスティア・ファミリア】が怒涛の勢いで攻めていますが、ミア母さんはものともしません。
そして、四方からの攻撃で地面にスコップを突き刺し山を作り防ぎました。

さすが!ミア母さんですね!
ですが、多勢に無勢。時間を稼ぐしかありません。

オッタルとベルの決着次第ですね。

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