ベルのあの宣言(200話)を聞いた直後です。
この時の脱落組のやりとりを書きたかったです!
私は、あの少年ベル・クラネルの戦いを見ています。
レベル5とレベル8の…互角のあり得ない戦いを。
「「「………。」」」
そして、ここに私の仲間と、【フレイヤ・ファミリア】の殆どが入っています。
【ヘスティア・ファミリア】は0人で、【アストレア・ファミリア】の【狡鼠】のライラさんだけです。
ほぼ無傷じゃないですか!
「あっという間に、ここも一杯になったね。」
「そうだなー。思ったより早かったな。」
団長はライラさんに再び膝枕してもらって『神の鏡』でベル・クラネルとオッタルの対決、そしてミアと【ヘスティア・ファミリア】の対決を見ています。
まるで自分の家で庭を見ているかのように…。
「………。」
「ティオネ…いつまで拗ねているんだ。」
「五月蝿いわね!アルガナ!」
ティオネさんが代わった後、団長が「首が痛い。悪いけど、ライラに再び代わってくれ」と…。
その時のティオネさん、見ていられませんでした…。
「おい…、あのメイドアマゾネスは…あのヒキガエルなのか?」
「あん?そうだよ。【凶狼】。」
「ふざけんな!どこをどうしたら、ああなるんだ!」
コクコクコクコク。
あの人が…フリュネ・ジャミールと名乗った時、私達は唖然とし、脱落者が続々来てもしばらくは一言も言えないくらいでした…。
団長でさえも…。
「てめえらがそう思うのも無理ねえよ。あたしらも知った時は腰抜けるかと思ったくらいだからな。そこの元【イシュタル・ファミリア】の奴に聞いてみなよ。」
「あ、ははは…。フリュネが…フリュネが…あんな美少女に…。これは夢だ…夢だよ…。」
「こんなんで聞けるか!まだ…ある。…何なんだ!あの弱体化の連続攻撃は!」
コクコクコクコク。
……あちらの部隊に入らなくてよかったです。
音波攻撃に…【蠱毒の王】の猛毒の雨に…重力の檻に…フリュネさん…。
呪詛の重ねがけをするより、ひどすぎます!
「うるせえぞ、【凶狼】。あたいらは弱小ファミリア連合だぜ?真っ向からやり合ったら、敵うわけねえだろうが。」
「……そうだ。てめえらは弱者だ。足掻くのは当然だ。だが…限度ってもんがあるだろうが!」
コクコクコクコク。
ええ、そうです!あまりにもひどすぎます!
あそこまでしなくてもいいじゃないですか!
…私が入っていないので言う資格がないのですが…。
「はっ!負け犬の遠吠えにしか聞こえねえぞ。」
「そうだ、黙ってろ。【凶狼】。」
「シスコン馬鹿猫は黙ってやがれ!」
「なっ…、てめえ!轢き殺してやる!」
「やってみやがれ!仕切り直しだ!」
ひぃぃぃぃ!
ここで争わないでくださいぃぃぃぃ!
「レフィーヤ…貴女が羨ましいです。」
「そうだよ!レフィーヤ、あの地獄は…思い出したくないよ!」
「す、すみません!アリシアさん、エルフィ。」
仕方がありません…。
私は別働隊でしたので。失敗したので顔向けできないですが…。
ああ…、後でリヴェリア様に怒られる。
ところで……何で、魔法が消えたんでしょうか?
「…【狡鼠】。何故お前たち、【アストレア・ファミリア】の【紅正の花】【大和竜胆】が生きているのだ?」
「そうだ。お前たちは死んだはずだ。」
「闇派閥の偽情報によって、下層で死んだはずだ。」
「何故、今更出てきたのだ?」
「身を潜んでいた割には、5年は長すぎる。」
団長もルルネさんも言ってましたが、【狡鼠】のライラさんたち…【紅正の花】【大和竜胆】は5年前に死んだとのことです。
実は生きていた…?
「うるせえな、【フレイヤ・ファミリア】。5年前から遺体を持ち帰り生き返らせてもらったんだよ。ハイ、終わり。」
「「「納得できるか!」」」
そんなの…あり得ません!
「…弱体化攻撃で、あの音波攻撃は我らの元仲間であり情報不足だった。バーチェ・カリフによる猛毒の雨はわかる。ヤマト・命による重力の檻もわかる。だが…あの【男殺し】は納得できん。明らかに物理の法則に反している。」
「「「そうだ!そうだ!」」」
「しつけえな…おめえらの気持ちは理解できるぜ。だが、現実だ。てめえらは負けたんだ、受け入れやがれ!」
「「「くっ……。」」」
そう言われると…何も言えません。
「はっ…!こ、ここはどこ?ああ…脱落してしまったんだ。ベート、ごめん…。」
「…おい、レナ。フリュネのこと覚えているか?」
「え?あれ?ベートも脱落したんだ…。ああ、あのヒキガエルでしょ?そこの【フレイヤ・ファミリア】のやつらにボコボコにされて宿に引きこもっているはずだよ。」
「…違う。さっきのフリュネだ。」
「あれー?あの金髪褐色巨乳美少女がフリュネのはずがないじゃない。あはははは!」
「……現実だ、受け入れろ。あの売女共…【麗傑】も【ヘスティア・ファミリア】の狐女も認めていたぞ。」
「そんな…アイシャや春姫までも…嘘だ…。そ、そうだ!生き別れの双子で同姓同名がいたんだよ!そうに違いない!」
「いいえ、残酷な事実を告げるようですがあの方は間違いなく、元【イシュタル・ファミリア】団長のフリュネ・ジャミールです。この私とここにいる【ミアハ・ファミリア】団長ナァーザ・エリスイス、カサンドラ・イリオンが保証しましょう。」
「「「マジか……。」」」
「そ…んな……。嘘だ…。」
レナさん…。
元所属していたファミリアでよく知っていた方がああも変貌したら、そういう気持ちになるのは 無理もありません。
一体、【ヘスティア・ファミリア】に何が起こっているのですか!
「さっきから気になっているんだが、あっちはいいのか?フィン?」
「いいきっかけだ。今までやきもきさせてくれたんだ。そっとしてあげなよ。」
(チラッ)…ああ…。
声かけられないほど、熱々になっていますね。
それはそれでいいのですが、場所を考えてほしいです。
「ラウル…。」
「アキ…。」
「「「チッ!」」」
みんなが舌打ちしたくなる気持ちはわかります…。
「ねー、【黒妖の魔剣】。さっきアイズに言ったことをあたしにも言ってみてよー?ねー?」
「…………(ガクガクブルブル)。」
「ねーってば。ねー?」
「やめなさい…ティオナ。大双刃を【黒妖の魔剣】の股間へ突き立てようとするのは。」
「みんな…助けて(チラッ)。」
(((サッ…。)))
これは、【黒妖の魔剣】の自業自得です。
私は…うん、一般以上はありますね。このくらいなら大丈夫でしょう。
って…何を考えているのですか!
「ライラ、聞いて良いかい?」
「何だ?フィン?」
「この戦争遊戯後に…僕らへの仕置きはどうなるんだい?」
「「「!」」」
「そんなの聞いてどうするんだ?」
「今、聞いておいて覚悟をしておこうと思ってね。」
……そうですね。私達は負けたんです。
あの少年…ベル・クラネルの【ヘスティア・ファミリア】に。
「待て、【勇者】。まだオッタルとミアがいる。」
「君らしくないね、【白妖の魔杖】。ミアは既に包囲されている。時間の問題だよ。」
「だが、レベル8のオッタルがいる。まだ負けたわけではない。」
「レベル5のベル・クラネルと互角に戦っているのが、見えないのかい?」
「…あの愚兎が長く保つわけがないだろう。それに…オッタルはまだ奥の手を出していない。」
「それは彼もだよ。魔法もスキルも使ってない。それは…数週間も彼を洗礼に落とした、君らがよくわかっているだろう?」
「「「!」」」
「……だから、あり得ないのだ。この短期間にレベル8へ追いつけるわけがない!」
「おかしいね?僕の耳には、君はあのベル・クラネルに期待しているかのように聞こえるよ。」
「【勇者】!貴様!」
「怒るということは、図星なんだね?【白妖の魔杖】。」
「くっ……!」
認めたくありませんが…、彼を応援したくなるのはわかります。
あの言葉…卑怯じゃないですか!
あの言葉を聞いてしまったら、見ずに…聞かずになんかできません!
あの言葉に、あの表情をしていたら、心が冷静になんかいられません!
負けるなァ!ベル・クラネル!
「どうすんだよ?勇者サマよ。」
「知ってるなら教えてくれるかい?」
…こっちの方も聞かなければなりませんね。
何されるんでしょうか…?
フィンはライラの膝で考えることによって、頭が冴えまくっています。
ティオネさん…すみません!
やはりフリュネさんのことで納得できない皆さんですが(特にレナ)、アミッドたちの証言で愕然としています。
ラウルとアキは、周りのことはもう空気で今までのことを晴らすかのようにイチャイチャしています。
ティオナはヘグニに絡んでいます、チチのことで。
そして、フィンはもう戦争遊戯後の自分たちへの仕置きを考えています。
元のフィンに…いえライラの膝でフィンmark2となっていますねw
ヘディン師匠はああ言いながら、ベルに期待しています。
この中で一番ベルに期待しているのはヘディン師匠かもしれませんね。
レフィーヤは、ベルへの対抗心及び恋慕?が更に高まっています。
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