白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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今回もベル回です!
しばらくはベル視点となります!

そろそろ佳境に入りました!
どうなるのでしょうか!


第205話 白兎、英斬。

「はぁ…はぁ…。」

「がはっ…。ふー…そろそろ決着をつけよう、ベル。」

「!!」

「これから放つのは…俺の必殺技であり…、ザルドを破った技だ。受けてみろ!」

 

【銀月の慈悲、黄金の原野】

来る!オッタルさんの魔法…ううん必殺技が!

リン リン

 

【この身は戦の猛猪を拝命せし。】

リン リン

オッタルさんのその技はどんなのかわからない。

けど、メイとセバスが大体教えてくれた。

 

【駆け抜けよ、女神の真意を乗せて】

リン リン

恐らく、この短時間での蓄力では倒せない。

だから…。

 

(行くぞ!ベル!)

【ヒルディス・ヴィーニ】!

 

赤い…光が僕へ向かってくる!

ギリギリまで…見極めないと!

 

「ここだ!」

ここ2週間鍛えた敏捷で、光を躱した!

そして溜めた一撃で!30秒間の蓄力をカウンターとしてぶつける!

 

(なっ!躱しただと!?ぐっ!)

「(あの速さで方向転換した!?だけど、そのままぶつける!)はああああああっ!」

赤い光と白い光がぶつかり合う。

 

そして…。

ドゴオオオオオオオオオン!

 

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~脱落組~

 

「あり得ねえ…オッタルのあの技を寸前で躱すなんて…。俺でもできねえぞ!」

「嘘だろ…。」

「夢か…?」ギュー

「夢じゃない…。」ギギュー

「痛い!もう少し加減しろ!」

 

「オッタルのアレ、初めて見るけど…なるほどね。」

「猪らしく、体当たりですか…。しかも超高速で…。」

「……だが、クラネルのアレでは倒せねえ。」

「ええ、【猛者】の方が上ね。」

「そんなのわからないよ!アルゴノゥトくーん!」

 

「お、土煙が晴れそうになったな。…あれ?」

「…どうやら相打ちになったようだな。」

「…二人とも倒れていますね。」

「ええー!【猛者】のアレを【白兎の脚】のたった一撃で!?」

「アキ…ウチが見たのはアレッす。【穢れた精霊】が寄生した竜を倒したのは。」

「ラウル…、貴方が【白兎の脚】について熱く語る気持ちがわかるわ。【白兎の脚】に嫉妬するわね。」

「ウチはアキが一番っすよ!」

「ラウル…。」「アキ…。」

「「「チッ!」」」

 

「へっ、あのバグ兎はこのままで終われねえよ。あの猪もな。」

「そうだね。…やはり、二人とも立ったね。けど…。」

「ああ、あの様子ではあと一撃しか保たないな。」

「オッタルの勝ちだな。あの兎ではアレに対抗する手はねえ。」

 

「ベル・クラネル!先程の言葉を言い切ったからには、証明して下さい!」

「レフィーヤ…、あんた…。」

「そうだよ!アルゴノゥトくん!頑張れー!」

 

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「が、は…。俺の【ヒルディス・ヴィーニ】は…初見の…はずだ。ゲホッ…。何故…見切れる!」

「あ…、ぐ…。ま、だ…だ!」

「だ…が、まだ俺には力が残されて……いる!これで…終わりだ!ウオオオオオオッ!」

(まさか…獣化!?)

 

「フーッ!フーッ!」

【銀月の慈悲、黄金の原野】

またあの技が来る!しかも獣化した状態で!

先程の蓄力では対抗できない!

 

…なら、今ここで切り札を切る!

神様…見てください!

 

僕は【ヘスティア・ナイフ】を逆手にし…

 

【ファイアボルト】

 

魔法を注ぎ込み…溜める!

リン リン

 

(フーッ!フーッ!…何だ…あれは。魔法か?フーッ!フーッ!いや、そんなことを考えるな!)

【この身は戦の猛猪を拝命せし。】

リン リン

 

【英雄願望】の引鉄、

思い浮かべるのは、【ゼウス・ファミリア】の【暴食】ザルド。

 

【陸の王者】ベヒーモスの肉を喰らい、悲願のため、仲間のため、【陸の王者】ベヒーモスを撃破した。

そしてその毒に侵されながらも、次代の英雄のために名を落とし絶対悪として、自らの身を捧げた英雄。

 

そして…僕の家族。

 

リン ゴォォォォン

(!鈴の音から…大鐘音の音に。真っ向勝負か!いいだろう!)

 

ゴォォォン ゴォォォォン

 

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~バベルの神会~

 

「「「来るぞ!来るぞ!」」」

 

「グビッ…。か~っ、美味いわ!」

「ゴクゴク…、は~っ!これまでで一番美味い酒や!」

「…ああ、美味い。やはり肴次第か。」

 

「ヘスティア…ベルのアレは…。」

「ボクも初めて見るよ。アレがベルくんの必殺技…。だけどあの輝きは……ボクの司る炎に似ている…?」

「神の炎を生みだしたというの…?」

 

(恐らく、ベル・クラネルの魔法を私が打ったナイフの素材であったミスリルの特性を利用して、それを溜めたんだわ。二重蓄力ね。けど…あの輝きはあり得ないわ、ヘスティアの血を媒介にしたとしても。それも下界の未知だというの…?)

 

「タ、タケミカヅチさん!ア、アレは何でしょうか?」

「わからん。だが、あのナイフはミスリルで出来ていると聞いた。【白兎の脚】はそれを利用して溜めたのだろう。しかし、あの輝きはあり得ない。下界では…生み出せないものだ。」

「そ、そうですね(あの輝きは、ヘスティアの司る炎に似ている…。嘘だろ!ベルくん、君はどれだけ俺たちの予想を超えてくれるんだ!)」

「【白兎の脚】は先程と違い、獣化した【猛者】のあの技に真っ向から受けて立つようだな。これで決まるぞ。」

「み、みなさん!余所見禁止ですよ!刮目してご覧ください!」

うおおおおおおおおおっ!

 




オッタルの一撃目を躱し、カウンター気味でぶつけました。
アステリオス戦と違い、ギリギリまで躱しました。
レベル1時のミノタウロス強化種戦をイメージしました!

そして、次回でとうとう決着です!

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