白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ヘディンさん回です!
セバスが告げてきた翌日です…。




第216話 白妖杖、考慮。

危なかった…。

まさか本当に1つ目で性転換が出るとは。しかも男だけだと?

それに決まったら、私を含め【フレイヤ・ファミリア】の男性陣は自害ラッシュだな。

 

だが、3つ目は何だ!

あの愚兎め!貴様の強靭な胃袋と我々と一緒にするな!

…フレイヤ様の料理は何故かわからんが、耐異常を通過する。

もう二度と食いたくないのだが…。

それを、ミアと同じ域に達するまでフレイヤ様の料理尽くしだと?

ふざけるな!深層で数年いたほうがまだマシだ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さて、奴らへ説明するか。

「皆、聞け。昨晩【ヘスティア・ファミリア】の使いが来た。あちらからの仕置きについて3つの選択肢があったが、俺は…いや我々で話し合ったところ2つ目になった。「むぅ」まず、神ヘスティアの言葉を伝えよう。……」

オッタルが昨晩のことを説明した。

フレイヤ様はまだ不満を持っておられるな…。

 

1つ目に対して、女性陣は安堵の息が大きかったが男性陣は悲鳴の嵐だった。

「「「嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!」」」

「「「いっそ殺してくれぇぇぇぇぇ!」」」

「「「死んだ方がマシだぁぁぁぁぁぁぁ!」」」

やはりそうなったか…。

 

2つ目に対しては、やはり非難轟々だった。

「何故、それを選ぶのですか!団長!貴方達が!」

「フレイヤ様への忠義はその程度だったのですか!見損ないました!」

「2つ目は到底受け入れられません!」

だろうな。普通はそう思うな。

「ほら、オッタル。だから、3つ目にしましょうと言ってるじゃない。」

「「「………。」」」

フレイヤ様…、まだ諦めていないのですか…。

 

「フレイヤ様が3つ目を希望されているなら、何故それを選ばないのですか!」

「聞け。…我々幹部もお前達と同じ気持ちだった。だが、3つ目を聞き我々は2つ目を選ぶしかなかったのだ…。すまん、俺があの時ベルを打ち破っていれば…!」

「え…、3つ目を…?」

「団長があの魔法を放ち、ベルがそれを真っ向から打ち破られたら、我々の誰もできないじゃないですか…!」

「あの…3つ目とは何でしょうか?(すごく嫌な予感がします…)」

ヘルンか…。奴なら身をもって知っているだろうな。

 

「それは…「待て、オッタル。」アレン…。」

「てめえらに聞くぞ。そこにいるミアの料理食ったな?」

「「「はい!美味かったです!マム!」」

「そうかい。」

「そうか。では、フレイヤ様の料理は覚えているな?」

「「「(スン)…………。」」」

「え?何で、みんな黙るのよ…?」

そりゃ、そうだろうな。

あの後、トイレへ駆け込んで間に合わないならギルドまたはダンジョンへ行ったぐらいだからな。

何て恐ろしいのを作られたのだ…、フレイヤ様は。

 

「3つ目は、ベルが強く推したそうだ。【フレイヤ・ファミリア】は現状のまま。」

「「「おお!さすがベル!」」」

安心するのはいいが…。

「ただし、フレイヤ様の料理の腕がミアの域に達するまで飲食物、水一滴に至るまでフレイヤ様が作られたもののみとする。携帯食や外食は一切認めない。…以上だ。」

「「「え…………。」」」

「……(嘘…。あの料理を毎日毎食…?)」

だろうな。絶句するのも道理だ。

 

「私としては容易いものと思うんだけど…。オッタルたちったら私の料理の腕を疑うんですもの…。みんなは3つ目がいいよね?」

「団長!私は貴方方の苦渋の決断を尊重します!」

「え?」

「申し訳ありません!団長達の苦しみを理解できてませんでした!」

「我々も2つ目を支持します!」

「ちょっと、みんな…」

「諦めな、往生際が悪いよ。」

フレイヤ様、申し訳ありません…。

我々の胃腸を守るためです…。

あの愚兎め!

 

「「「申し訳ありません。フレイヤ様!」」」

「……(アレを食べてなんともないのは、ベルだけです!毎日毎食?無理です!)」

「むぅぅぅぅっ!」

「どうやら決まりましたようですな。」

「「「誰だ!」」」

「【ヘスティア・ファミリア】団長ベル・クラネル専属執事のセバスと申します。お見知りおきを。」

「おい、サド執事。簡単に忍び込んでくるんじゃないよ!」

「やれやれ、いつの間に短気になったのですか?ほら、目元のシワが……危ないですね、ミア。」

「このサド執事!たやすくアタシのコブシを受け止めてんじゃないよ!」

(((え?ミア団長代理のコブシを片手で…?この執事、ヤバい!)))

 

やはりな…レベル7か8はあるな…。

【勇者】が言っていた化物共というのはこいつのことか。

共…?他にもいるのか?

勝てないわけだ…。

 

「セバス…、何をしに来たのかしら?」

「2つ目に決まりましたようですので、皆さんの転向するファミリアを伝えに参りました。それとも1つ目がよろしいでしょうか?大丈夫ですよ。フリュネさんのように美人に仕立て上げますから。」

「「「ひぃぃぃぃぃっ!」」」

「セバス…2つ目で正式に決まった。だから1つ目と3つ目はなしだ…。なしったらなしだ!」

「そうですか、それは残念です。せっかく各人のアフター設計図を持ってきたのですが。」

「「「アフター設計図!?」」」

「あら、面白そうね。見てみたいわ。」

「「「2つ目!2つ目で異存ありません!なので、それはお下げください!」」」

こいつらだったのか。あの【男殺し】をああしたのは。

…敵にした時点で我々の敗北は決まったのだな。

もっと早く知っていれば…!




さすがの【フレイヤ・ファミリア】もセバスに対して恐怖を感じていますね!
次回は、各団員の改宗先についてです!


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