白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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そして、ヘルンさんを改宗します!

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第221話で、アステリオスさんが♀となってましたが他の方から指摘がありましたので、アステリオスさんを♂とさせていただきました。修正しました。
真のヒロインというから、勘違いしていました。すみません。


第223話 美神、後処理Ⅴ

ヘルン、貴女と初めて会った時が忘れられないわ。

まさか女神になりたいなんて…。

でも、もうこれで終わりよ。

「ヘルン…貴女から取り上げた名前、今こそ返すわ。」

「そんな!フレイヤ様!」

「いいえ、貴女はもうこれから女神になることはないわ。だからこそよ。」

「私は…フレイヤ様に何もお返ししていません!それどころか、何度か逆らいました!」

「逆らったのは…ベルへの愛が故でしょ?」

「……はい、そうです。」

「愛の女神として、それを認めないわけにはいかないわ。ヘルン…いえシル。これから貴女はベルの従者として生きなさい。」

「フレイヤ様は…どうされるのですか?」

「そうね…、ベルから名付けてもらおうかしら。」

「あ、じゃ。シルの名前を差し上げますから、私はベルに名付けてもらいます。」

「(ムッ)いいえ、本当の名前を捨てるのは良くないわ。だから受け取りなさい。」

「いいえ、フレイヤ様はずっとシルと名乗っていました。ベルもそう思っているはずです。」

「ベルは貴女が本当の名前を捨てたら、気に病むわ。だから受け取りなさい。」

「いいえ、私がシルと名乗ったらベルは違和感をもちます。だからフレイヤ様に差し上げます。」

「あーもう!進まないじゃないか!なら、ボクがシルという名前を取り上げる!ベルくんに二人とも名前をつけてもらったらいいじゃないか!」

「そうね。その方がいいわ。」

「そうですね。それなら問題ございません。」

「君たち…仲いいね。」

そうね…、ヘルンと私は表裏一体だったわね。

ある意味、気を使わなくてもいいわね。

 

レベル2 ヘルン【ヘスティア・ファミリア】入団。

 

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「ヘルン…長い間、世話になったわね。」

「いえ、こちらこそ…。」

「けど、これからは一緒にベルを支えましょう。」

「はい!」

「思ったけど、フレイヤ。何故ベルくんに手を出さなかったんだい?添い寝はしたと聞いているけど?」

「ベル、まだ未精通じゃない。どうして、ゼウスと醜聞を撒いた程の子の息子なのにまだ未精通なのよ?ものすごく生殺しだったわよ。」

「そんなことを処女神のボクに言われても…。」

「只今、戻りました。」

「「きゃっ!」」

「あーおかえりー。」

気配一つも立てずに現れるのはやめてほしいんだけど。

まあ、【最強侍従】だものね。

 

「間もなく坊ちゃまが戻られます。ということで神フレイヤ、街娘に変身して下さい。」

「急かさないでくれる?」

「あとヘルン嬢、変神魔法は禁じます。シル嬢への変身も同様です。」

「で、ですが…。」

「坊ちゃまはありのままの貴女を好みますよ?」

「わかりました!そうさせていただきます!」

「ねえ、メイ。聞いている?」

「何ですか?」

「せめて神フレイヤとしてベルに言いたいんだけど…。」

「それは坊ちゃまの死に際にしてください。その方が印象に残りやすいでしょう?」

「……そうね、その方がいいわね。わかったわ。」

今、やるとベルが悲しむのもあるわね。

あの子は優しい子なのだから…。

 

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「ああ、街娘になったらヘスティア様から恩恵を刻んで下さい。」

「え?」「へ?」

「神でも恩恵を刻んではいけないということはないはずです。それに…その方が役割演技としてリアルが出るでしょう?」

「……それは面白いわね。けど…。」

「ボクは別にいいんだけどなー。」

「神ヘラがここへ来ましたら、間違いなく貴女は抹殺されますよ?ヘスティア様の庇護にあるなら、さすがの神ヘラも手出しできないでしょう。」

「刻んで頂戴、ヘスティア。」

「あ、うん……。ヘラは…あの子は15年前までオラリオで一体何をしたんだい?」

「知らないほうがいいわ。」

「はい、ヘスティア様は知らないほうがいいです。」

「ますます気になるんだけど!?」

本当に知らないほうがいいわよ。

最恐と言われるぐらいだもの。

それに…、恩恵を刻むとどうなるのかも楽しみもあるわね。

だけど、大丈夫かしら?

いくらヘスティアでもヘラの暴虐を抑えられると思えないけど…。

 

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「ただいまー。」

「「おかえりなさいませ、坊ちゃま!」」

「ふぇ?な、何で…シルさんとヘルンさんが?」

「坊ちゃま、お忘れですか?【フレイヤ・ファミリア】は2つ目の仕置きを受け入れました。」

「ええっ!?こんなに早く?僕、3番目だと思ったんだけど…。」

そうよね。

 

【永争せよ、不滅の雷兵】

【カウルス・ヒルド】

 

「ぎゃっ!?あ、師匠!」

「この程度では効かないか。もっと火力を上げてもよさそうだな。」

「え」

「この愚兎め!あの仕置きで平然とできるのは貴様だけだ!我らは生きた心地がしなかったぞ!」

「友よ…アレはひどいぞ。」

「「「ベル…、お前の胃袋は別物だ。」」」

「あ、ヘグニさん、アルフリッグさん、ドヴァリンさん、ベーリングさん、グレールさん、師匠と何故ここに?シルさんもヘルンさんも。」

「ベルさん…そちらのセバスさんに私達のホームを壊されました…。」

何も説明もなしによ!

 

「ええっ!?何やっているの!セバス。」

「坊ちゃま、戦争遊戯の敗者はそうなる定めです。」

「そ、そうなの…?」

そんなわけないでしょう!

この子の将来が心配だわ…。

 

「…あまりにも無知すぎます。これからは私達が世話します。いいですね?ベル。」

「あ、ハイ。」

「ところで、ベルさんにお願いがあるんです。私…シルとヘルンに名前を付けてほしいんです。」

「え……?どういうことですか?」

そして先程までのことをベルに説明した。

 

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「そうだったんですか…。ヘルンさんは…いいのですか?」

「はい。ベルに名付けてもらえるなら問題ないです。というかさっさと付けて下さい。」

「ハ、ハイ!ええと…、ならシルさんがシノスさんで、ヘルンさんがルーゼさんでどうですか?」

「ほう、悪くありませんな。シルから分けて名前を付けましたか。」

「呼びやすいですね。さすが、坊ちゃまです。」

「シノス…シノス・フローヴァ。うん、悪くないですね!さすがベルさんです!」

「ルーゼ・フローヴァですか。貴方にしては上出来です。」

「「これからもよろしくお願いします。坊ちゃま。」」

「い、今まで通りでいいのに…。」

「お仕えするのですから当然です。」

「これから私達がくまなくお世話しますからね。」

「ただし、いやらしいことはダメだー!ボクが許さないからね!さて、フ…いやシノスくん。恩恵を刻もうか?」

「はい、ヘスティア様!」

「キミに様付けされるのは、何か違和感感じるんだけどなー。まぁいいか。」

仕方がないじゃない。

 

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『……また増えました。』

『……次の添い寝はいつでしょうか…。』

『エイナ様に教えてもらったところへ行きましょう。明日にでも。』

『はい!あ、皆様も誘いましょう!』

『まぁ…いいでしょう。争うとベル様は悲しむでしょうし…。』

 

『ベル殿…、気づくのはいつになるのでしょうか?』

『さあな、あいつらの様子から見るともっと先じゃねえか?…後戻りができないぐらいにな。』

『ベル殿…、強く生きて下さい…。』

『同意するぜ…。』




しばらくはフレイヤ回は出てきませんが、シノス(フレイヤ)回またはルーセ(ヘルン)回はちょくちょく出します。

シノスとルーセは、神話のフレイヤの娘である「フノス」「ゲルセミ」からもじったものです。

次回からは【ロキ・ファミリア】視点が主となります。

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