白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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今回からしばらく【ロキ・ファミリア】視点となります!

まずはアイズ回です!
戦争遊戯後の翌日に、ファンクラブへ行きベル自伝の0巻を購入した帰りです!



第224話 剣姫、衝撃Ⅰ。

やった。

やっと、0巻を手に入れた。

うふふふ。

「アイズさん!やっと0巻を手に入れましたね!」

「早く帰って読もー!」

「うん。」

 

ベルの秘密が知りたい。

ベルのことをもっと知りたい。

さてさてっと…。

 

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アストレア様、ずるい。

ベルと二人きりで二ヶ月も過ごしたなんて。

 

それに…ベルのおじいさんって神様、ゼウス様なんだ。

あれ?どこかで聞いたことが…。

うーん。

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え?

嘘…、そんな。

 

あの怖い人の…甥?

何で!?どうして!?

ベルを置いていくなんて…。

 

………私達を強くするよりベルの側にいるべきじゃないの?

でも…そうでもしなければ私達は強くなれなかった。

あの人…今でも怖い。

 

闇派閥…。

リーネたちを死なせたのも許せないけど、ベルを拉致して一人にさせたのも許せない。

【タナトス・ファミリア】は消滅したけど、まだいるのかな…?

後でフィンたちへ聞いてみよう。

 

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ひどい!

ベルのおじいさん死んでなかったんだ。

途中で育児放棄するなんて!

ベルがどんなに悲しんだのかも知らずに!

 

…でも、それで私はベルと会うことができた。

結果オーライ…かな?

でも許せない。

 

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ふぅ…濃かった。

あ、リヴェリアへ教えよう。

10回以上は読んだから貸してあげよう。

 

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ん、まだ執務室にいるかな。

 

コンコン

 

「誰だい?」

「私。」

「アイズか、入っていいぞ。」

 

ガチャ

「どないしたん?アイズたん?」

「うん、ベルの自伝で0巻を見たんだけど。」

「「「!」」」

「その…驚く内容があって、その報告をと思ったんだけどいいかな?」

「ああ、いいとも。」

 

「ええと、まず、ベルを育てたのはゼウスという神だけど、知っている?」

「あー…、うん。」

「ああ。」

「うむ。」

「え?何で知っているの?」

「昨夜、使いから教えてもらったんだよ。」

「そうなんだ。あ…思い出した。7年前の【暴食】という人、【ゼウス・ファミリア】じゃなかった?」

「そうじゃ…。今頃思い出したのか…。」

「仕方がないだろう、アイズはザルドと会ったことないからな。」

「…ということは、ザルドという人はベルの…家族?」

「……そうだよ。」

「何で、オラリオを追い出されたの?」

「アイズ…覚えているか。あの時代は闇派閥が暴れていたことを。」

「…うん。」

「あの時代、【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】は黒竜に敗れて全滅寸前だった。闇派閥は彼らを恐れていたが、全滅した後暴れるのは目にみえていた。なので、自ら出ていって僕らに託すしかなかったんだ。表向きは僕らが追い出したということになっているけどね。」

「……追い出されなかったら、ベルはオラリオにいたままということ?」

「……そうなるな。だが、いたとしても闇派閥に蹂躙されていただろう。あの時代はそういう時代だった。」

「…うん。」

「それだけかい?」

「あ、ううん。まだあるの。」

アストレア様がゼウス様を谷底へ突き落とし、ベルと二人きりで二ヶ月過ごしたことを話した。

 

「アストレア…何やっとんねん。」

「神アストレアが僕らにキレるのも無理ないよ。」

「あの神アストレアがな…。」

「本当にずるい…。」

『『『そこなのか!?』』』

「でも…驚いたことはここからなんだけど…。」

ベルがあの…【静寂】の甥であることを話した。

 

「な、何じゃと!?あの若造が【静寂】と血がつながっている甥じゃと!?」

「まじかー…。」

「すまない、言うのを忘れていたよ。アイズ…復活したのは【アストレア・ファミリア】の彼女たちだけじゃない。【静寂】も生きているよ。」

「…え?ど、どうして!?」

「わからない。それについては明日、【ヘスティア・ファミリア】が来て説明してくれるんだけど…。リヴェリア?どうしたんだい?」

「……思い出した。ベル・クラネルが誰かに似ているのかを。」

「何やて?」

「私は女性限定の【ヘラ・ファミリア】へ使い走りとしてよく出入りしていたのを知っているだろう?」

「そうじゃな。その度お主は愚痴っておったな。」

「その内の一度だけで、ある女性と会ったのだ。あの最恐の【ヘラ・ファミリア】であまりにも似合わない女性にな。白い髪でアルフィアと同じオッドアイの女性だった。……ベル・クラネルと生き写しだった。」

「……そうだったのか。その女性は誰なんだい?」

「【静寂】…アルフィアの双子の妹、メーテリアという非戦闘員だった。」

「あの【ヘラ・ファミリア】に非戦闘員がおったのか?しかもアルフィアの双子の妹?…初耳じゃぞ。」

「あー、聞いたことがあるわ。確かヘラが溺愛している子やったわ。そうか…その子があの少年の母親だったんか…。」

「そうなんだ…。その人は…どうなったの?」

「死の病で死によった…。あの少年を産んですぐにな。」

「まさか…神ディアンケヒトや神ミアハが言っていた女性とはメーテリアだったのか?」

「そうや…ウチと色ボケは入院を許可したんや。けど、その娘はゼウスと一緒に出たんや。」

「何故だ!少しでも生きながらえただろうに!」

「……僕の予想だけど、彼らは堕ろそうとしてたんじゃないかな?ベル・クラネルを産んだら死に近くなるから。それを知った彼女はゼウスに頼んで一緒に出たとか?」

「ありうるのう…。」

「……やるせないな。我々がその女性を保護していれば、ベル・クラネルはオラリオで生まれ育っていたかもしれんな。」

え?そ、そうなの?

でも…あの時代は…。

あの時の私を…ベルに見られたくない。




とうとう、アルフィアさんがベルくんの伯母であることを知ってしまいました。
そして、リヴェリアさんがベルくんがメーテリアに似ていることを思い出しました。
第81話で、思い出しかけたことを今、はっきりと思い出せました!

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