白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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初のアリシアさん回です!
【ヘスティア・ファミリア】からの使いが来ます!


第228話 純潔園、安堵。

今日、【ヘスティア・ファミリア】の使いが来るのですね。

リヴェリア様の元を離れたくはないですが、期待されてる以上成し遂げなければなりません!

「いよいよ今日か…。そういえば何時に来るのかな?」

「聞いてなかったな…。」

「逆に【ヘスティア・ファミリア】へ乗り込んではどうじゃ?」

「おー、それはおもろいわー。」

「それは不要でございます。」

「「「うわぁっ!」」」

なっ!いつの間に!?

……メイド?

 

「……何度も言うけど、うちのホームへ勝手に忍び込まないでくれるかな?【最強侍従】。」

「「「【最強侍従】?」」」

「【ロキ・ファミリア】の皆様方、初めまして。私は【ヘスティア・ファミリア】団長ベル・クラネルの専属メイド長のメイと申します。以後、よろしくお願いします。」

「「「専属メイド長!?」」」

「…僕のは無視かい?」

あの少年は、メイドに何かこだわりがあるのでしょうか?

 

「あいつ…メイド親衛隊といい、どれだけのメイドを雇っているんだよ!」

「春姫がメイドやっているのは、【白兎の脚】がメイド好きなためかな?」

「そんなの知るか!…って、レナ!てめぇ、勝手に入ってきやがったな!」

「え?ううん、【道化の魔書】が案内してくれたんだよ。ねー?」

「うん!だって、ベートさんの恋人でしょ?」

「ちげーよ!」

「そうだよ!ベートのこ・い・び・とだよー。」

「チッ!見せつけてくれんじゃねえよ!糞狼が。」

「ティオネー、八つ当たりはよくないよー。」

相変わらず騒がしいですね…。

ですが、それも今日までですね。

【ヘスティア・ファミリア】に馴染めるといいのですが…。

 

「なー、メイたん。心臓に悪いから普通に門から入ってくれへん?」

「あのー…団長。ロキ。【ヘスティア・ファミリア】の【白兎の脚】とエイナ・チュールがやってきましたが…。」

「普通に門から入りましたが、何か?」

「…屁理屈を。まあ、今更だ。ここへ…いや食堂へ案内してくれるか?」

「あ、はい。」

このメイドの方だけでなく、団長の【白兎の脚】自ら?

エイナ・チュール…、確かギルドの受付嬢でしたね。

【ヘスティア・ファミリア】へ最近入ったと聞きましたが…。

 

…この少年がオラリオ最強の【猛者】を破ったのですね。

見かけにはよりませんね。

「お、おはようございます。」

「やあ、おはよう。ベル・クラネル。…いやベルと言っていいかな?」

「あ、はい!」

「なー、ベルたん。一昨日は凄かったわー。ウチへ改宗せえへん?」

な!?ロキ!?

 

「え、あ、その。」

「神ロキ!それはルール違反です!」

「神ロキ。ヘスティア様を通じて言いましたが、巨乳にして差し上げましょうか?」

「マジすんませんでした!許してや!ホンマに!」

「「「巨乳?」」」

「ああ、言い忘れておりました。皆さんのご存知のフリュネさんをああいう風に仕立て上げた内の一人でございます。ご希望の方は私までお願いします。歓迎しますよ?」

「「「ひぃぃぃっ!結構ですぅぅぅ!」」」

……この方が、あの【男殺し】を?

敵にはしたくはないですね。

 

「やはりお前らか…。あれはやり過ぎではないのか?」

「そうでしょうか?世のため人のためです。何かご不満でも?」

「ないんじゃが…。あまりにも変わりすぎじゃ…。」

「では、まず貴方からしましょうか?【重傑】。ミアの若い頃より端麗な女性にして差し上げましょうか?」

「いや、お主はまっことに良きことをやった。なので…それはやめてくれんかのう?マジで。」

「そうですか、それは残念です。せっかく道具を持ってきたのですが…。」

「「「道具!?」」」

……【ヘスティア・ファミリア】でうまくやっていけるのでしょうか?

かなり不安になってきました…。

 

「ティオナさん。」

「え?あ、あたし?」

「双子は平等であるべきとは思いませんか?」

「え?あ、うん?」

「そちらの【怒蛇】の分を分けて平等にして差し上げますが、いかがでしょうか?」

「…………。」

「ちょ、ちょっと…あんた!獲物を狙うような眼をして私の胸を見て…怖いわよ!」

「あ、あの、ティオナさん。僕はそのままでいいと思いますが。」

「そうだね!アルゴノゥトくんはわかっているね!えへへー!」

「ホッ…(今のはマジの目だった)。」

ティオナ…、今のは本気の目つきでしたね。

【白兎の脚】がフォローしてくれなければ、依頼してましたね…。

それにティオナ、【白兎の脚】に大分好感を持ってますね。

 

「さて、余興はここまでにしておきましょうか。」

「「「余興!?」」」

「僕らの仲間をからかうのはそこまでにしてほしいんだけど…、本気だとしても。」

「それは失礼しました。さて、改宗される方は決まりましたでしょうか?」

「ああ。前へ出ろ、お前たち。」

はい、承知しました。

 

「ア、アイズさん!?ティオナさんも!?」

「うん…よろしくね、ベル。」

「よろしくー!アルゴノゥトくん!」

「は、はい。」

「ちょっと!私もいるんですけど!」

「レ、レフィーヤさんもですか?」

「も、とは何ですか!も、とは!」

「い、いえ。あの…いいんですか?リヴェリア様の後継者ですよね?」

「それと貴方に何の関係があるのですか!」

「す、すみません!」

「おい…レフィーヤ。そこまでにしろ。でないと、エルフィと交代させるぞ?」

「すみませんでした!」

「えー、あたしは別にいいんだけどなー。それにその子、可愛いもん。」

「だ、だめです!」

レフィーヤ…、勝者ファミリアの団長である【白兎の脚】に突っ掛からなくても…。

 

あ…、そういうことですか。

レフィーヤ、貴女もかなり【白兎の脚】に…。

彼女たちの手綱を握らないといけませんね。

仕事が増えました…。

 

【ヘスティア・ファミリア】団長の【白兎の脚】へ一応挨拶をしておきましょうか。

数回、短い話をしただけですが礼儀正しい少年であることは確かです。

「アリシア・フォレストライトです。一応、彼女たちのまとめ役です。よろしくお願いします、【白兎の脚】…いえ、ベルさんと呼んでも?」

「あ、はい。アリシアさん。よろしくお願いします!」

「その…騒がしい方々でありますが、何かありましたら私までお願いします。」

「はい!わかりました!」

……本当に礼儀正しく素直な方ですね。

こう言っては何ですが、冒険者らしくはないですね。

 

私たち【ロキ・ファミリア】へ入っていれば、甲斐甲斐しくお世話していたかもしれません。

惜しいです…本当に。

 

「予定通りの方々ですね。」

「彼女たちを頼むよ、ベル。」

「は、はい!」

 

(【千の妖精】はレベル4…ランクアップしたばかりなので全て低い…あ、魔力だけ中になっている…早いね。【大切断】も数ヶ月前にランクアップしたばかりなのでまだ低いね…。【純潔の園】はレベル4…長年やっているから全てのステータスがやや高め…あ、ランクアップ確定だ。さて、アイズ氏は…え?ど、どういうこと!?種族が…)

『エイナさん、落ち着いて下さい。』

『え?あ、はい!すみません…。』

『驚くのは仕方がありません。今は心の内に秘めておいて下さい。』

『はい…わかりました(あれが本当だとしたら…アイズ氏が強いのも納得できる…)。』

……?

あのハーフエルフ、何を動揺しているのだろうか?

 

「さて、改宗メンバーも決まったことやし…。ところでメイたん。あの娘たちの復活のからくりを教えてほしーんやけど?」

「そうですね。『出てきて下さい、愚者』」

「何故、愚者を呼ぶんじゃ?」

愚者…。あの異端児をまとめていた方ですか。

そういえば、レイは元気にしているのだろうか?

クノッソス以来会ってませんが…、落ち着いて話をしたいものです。

 

あ、そういえばベルさんは異端児と懇意にしていましたね。

レイと会う機会があるといいですね。

 

「……いいのか?メイ。彼らに教えても?」

「ええ、百聞は一見にしかずですから。」

…?

百聞は一見にしかず?

 

「え?また?うわぁぁぁぁぁ!」

「え?ベ、ベル!?」

「な!ベル・クラネルが落ちましたぁぁぁ!」

「は?」

「な…。」

「何じゃ!?」

「何が起きたのだ!?」

 

ベルさんが、穴に落ちた!?

何が起こっているのですか!

 

「愚者、蘇生魔法を。」

「承知した。」

【未踏の領域よ、禁忌の壁よ。今日この日、我が身は天の法典に背く。ピオスの蛇杖、サルスの杯。治癒の権能をもってしても届かざる汝の声よ、どうか待っていてほしい。王の審判、断罪の雷霆。神の摂理に逆らい焼きつくされるというのなら、自ら冥府へと赴こう。】

 

な……何をするつもりなのですか!?




いつもの【ロキ・ファミリア】騒動に【最強侍従】が加わりました。
そして、【最強侍従】の恐ろしさを知らせしめました。

そして、ベルくんがまたスキルが発動し、時空の穴に落ちました。
誰を救い出すのでしょうね?

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