白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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はい!ベルくんのあのスキルがまた発動しました!
さて、どなたでしょう!?

※発動Vは誤字ではありません。順は間違っていません。
そう、時系列的には。


第229話 白兎、発動Ⅴ/凶狼、決心。

「うわぁぁぁぁぁ!」

また!?何で?

条件が揃ったというの!?

 

『リーネ・アルシェを棺桶から出し、代わりのものを入れよ。』

え?リーネって…誰?

棺桶って…。

あ、光だ!

 

ドーン!

「ふぅ。ここは…【ロキ・ファミリア】のホーム?うっ…寒い。」

そこには非常に冷えている部屋だった。

そして…棺桶が1つあった。

 

「ええ…棺桶からリーネという人を取り出して、代わりのものを入れる?うう…罪悪感が…。でも帰れるにはそうしないといけないよね。」

そして、周囲を見渡すと砂袋が複数あったのでそれを持って棺桶のところへ行った。

 

「し、失礼しまーす…。あれ、この人見たことが…。」

カツカツ…

 

!?誰か来る?

は、早くしないと!

そして、ボクはレベル5のステータスをフルに使って、中のリーネさんを取り出し砂袋を入れて棺桶を閉めた。

リーネさんを担いだ時に

『ミッションコンプリート!』

『間に合ったぁぁぁぁ!』

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

「な、何が起きたんや!」

「落とし穴を仕掛けたのは誰だ!」

「わ、儂ではないぞ!」

何だ…こりゃ。

あの黒ずくめが来て、クラネルがいきなり穴に落ち、アイズが追いかけようとしたら弾かれ穴が閉じやがった!

何が起こってやがる!

 

「静まりなさい。」

「「「!?」」」

 

「おい…【最強侍従】。お前は知っているのか?これが起こることを。」

「ええ、知っています。神ロキ、先程言いましたね?からくりを教えろと。」

「へ?言ったんやが…どういうことやねん?」

「すぐにわかりますよ。」

「上に何があるんですか?」

 

そして俺らは上を見上げた途端、

 

ドドーン!

 

穴がいきなり開いて、下に落ちたはずのクラネルが何かを担いで落ちやがった…。

意味分かんねえぞ!

 

「べ、ベル!…大丈夫?え…。」

「な!?リ、リーネ!?」

「馬鹿な!彼女は墓の下にいるはずだぞ!」

な、何だと!?

 

【開け戒門、冥界の河を越えて。聞き入れよ、冥王よ。狂おしきこの冀求を。止まらぬ涙、散る慟哭。代償は既に支払った。光の道よ。定められた過去を生贄に、愚かな願望を照らしてほしい。嗚呼、私は振り返らない】

【ディア・オルフェウス】

 

「うわっ!ま、眩しい!」

「この光は…あの時の異端児騒動と…先日の18階層に…。」

そうだ…あの時の。

何が起こってるかわからなかった…。

 

「お願い!成功して!」

「成功…?」

「ちょ、ちょっとベルたん!何を…。え…?そ、そんなアホな…ありえへん…。けど…間違いあらへん…。そんな…。」

「ロキ!?ど、どうしたんじゃ!?」

「……リーネの恩恵が…復活した…。ウチと…再接続した…。」

「「「はぁ!?」」」

「馬鹿な!あり得ない!リーネは死んだはずだ!ロキ、もう一度確認しろ!」

「間違いあらへんのや!ホンマに復活しとるんや!」

「あ…心臓の鼓動が…。あ、あの!どなたか確認をお願いできませんか!」

「…わ、私がやろう。…………た、確かに生きている…。そ、そんな馬鹿なことが…。」

「うそ…リーネが…復活した…?」

「闇派閥のあのクソ女によって…死んだはずでしょ?」

あ、あり得ねえ…。

そんなことが起こるなんて…あり得ねえ!

 

だが…匂いが…復活してやがる…。

他の獣人のやつらもわかっているはずだ…。

そんなの…簡単に受け入れられるか!

 

「さて、神ロキ。そして【ロキ・ファミリア】の皆様方。それが答えです。」

「「「………。」」」

「し、信じがたいよ…。」

「だから、貴方達はレベル6止まりなのです。すぐに未知を既知に変えなさい。」

「「「!?」」」

「……【最強侍従】の言う通りだ。受け入れろ、フィン、ガレス。リーネは…間違いなく生き返った。それは紛れもない事実だ。」

「……そうだね。」

「……そうじゃな。」

………クソが…。

こんなの…こんなの…すぐに受け入れるわけがないだろうが!?

 

「……すんや…。」

「ロキ?」

「探すんやー!半年前に、ベルたんを門前払いした門番のクソカスバカを探すんや!」

「お、おい!ロキ?」

「ふざけんなー!何で…、ハイパーウルトラスーパーバグを何で追い出したんやー!」

「ハイパーウルトラスーパーバグって…、僕のことですか!?」

「ご縁がなかった、ということでしょう。」

「ちょ!?メイたん、そんな一言ですまさんといてくれる!?」

「う…ううん。」

「あ…。」

目が覚める…。

本当に…生き返ったのか…。

 

「「「………(ゴクリ)。」」」

「あ…。あれ?私……?」

「リ、リーネ…。わ、私がわかる?」

「?ティオナさんですよね?」

「わ、私は!?」「じ、自分は!?」

「アキさんに、ラウルさんですよね?何を言っているんですか?」

「「「本物だー!?」」」

「リーネぇぇぇぇ!」

「きゃっ…!ちょ、ちょっと、エルフィさん!胸を揉みしだかないでください!」

「この弾力…触り心地…間違いない!リーネです!」

「「「うわぁぁぁぁぁん!リーネぇぇぇぇ!」」

「え、えーと…み、皆さん。騒ぎ過ぎでは…。」

「リーネ…。お前はどこまで覚えている?」

「え?あ、はい…。あの時闇派閥のヴァレッタ・グレーテにかかって…アイズさんとベートさんに…」

「そうじゃ…。お主は死んだはずじゃ…。」

「そして、今生き返ったんだよ。ベル・クラネルと愚者によってね。」

「え…?【未完の英雄】と誰…ですか?」

「「「リーネぇぇぇぇー!」」」

「きゃっ!み、皆さん!ちょっと…。」

間違いねえ…リーネだ。

 

………クラネルの奴、やりやがった!

あいつは…本当に『英雄』だ。

この借りは…今までの借りの中でも一番でけぇぞ!

絶対に返してやるからな!

 

クソがっ…ぐぅっ!

こらえやがれ!

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

『……ドチビの言う通りや…。これはアカンやろ…。』

『おわかりになられましたか。』

『それで…アストレアんとこの子もヘラんとこの子もか?』

『はい、【アストレア・ファミリア】は【道化の侍者】と同じです。しかし、アルフィアさんはそのまま連れて帰りました、炎に飲まれる前に。』

『……そういうことか。だが、なぜ起こったのだ?』

『条件が揃ったからです。』

『条件?』

『はい、まず【道化の侍者】の主神である神ロキ。次に最期を看取った【剣姫】に【凶狼】。そして、彼女が最期まで守ったルーニーさん。最後に【凶狼】が持っている【道化の侍者】からの手紙です(後は、【タナトス・ファミリア】の【殺帝】のヴァレッタ・グレーテの髑髏の残骸ですが伏せておきましょう)。』

『『『え?て、手紙?』』』

『発動したということは、【凶狼】は今も【道化の侍者】からの手紙を持っているということです。律儀で不器用な狼人ですね。』

『『『………(チラッ)。』』』

 

『我々が敵わないわけだ…。ベル・クラネルを敵にするんじゃなかった。』

『まいったね…これは。僕らの完全な敗北だよ、こんな形で返されたら。』

『とんでもない若造じゃ…。あの若造を中心とするオラリオ連合か…面白くなりそうじゃな。』




はい、リーネ・アルシェさん【道化の侍者】です!
【ロキ・ファミリア】一の治療士です。

条件は上記で、メイが説明した通りですが再度整理しますね。

リーネ・アルシェ復活の答え合わせです!
・リーネ死亡
 ・誰かに見られていない→【ロキ・ファミリア】の霊安室で墓の下へ埋められる前
 ・主神は誰?→神ロキ
 ・当時、周囲に誰がいたか→アイズ・ベート・ラウル・アキ等
 ・死なせたのは誰?→ヴァレッタ・グレーテ(の髑髏の残骸)
 ・蘇生魔法は?→愚者の蘇生魔法(+ベルくんの幸運)
 ・本人と深く関わりのある人または物は?→最期まで守ったルーニー、ベートへの手紙(ラブレター?)
※該当者や該当物が多ければ多いほど発動率、成功率UP

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