白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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リュー、二回目です!

※(2022/2/14 修正)
第22.23話のサブタイトル修正
妖精→妖精剣士
理由:エルフはリューさんだけじゃないため

本文修正
アストラル→アストレア
すみませんでした!
何故間違ったのだろう…。
誤字報告をしていただいた方、ありがとうございます!


第23話 妖精剣士、告解。

「…用意してきました。アストレア様……センパイ…。」

「セシルさん、私を先輩と呼ぶ必要はない。アストレア様から聞いているかもしれませんが、私はアストレア様の眷属となる資格はないのだから。」

「っ!貴方は何もわかってない!ええ、ええ、アストレア様から聞いていますとも!確かに貴方は正義にふさわしくないことをした!けど、その度アストレア様は貴方のことを心配して!」

「セシル、そこまでにしなさい。リュー…急ぐよね?」

「はい。セシルさん貴方はレベルいくつですか?」

「まだレベル1です…。」

レベル1なら、私についてくることさえ無理ですか…。

仕方がありません。

 

「では、私が二人と荷物を担いで行きます。荷物は最低限でいいでしょう。」

「なっ!…私を馬鹿にしているのですか!ついていけますよっ!」

「セシルさん、レベル1と4の差は大きいのです。ついてこられるならついてきなさい。」

「上等ですっ!」

…レベル2以上の冒険者と会ってなかったようですね。

仕方がありません。この周辺とオラリオと比べては気の毒ですから。

 

「リュー、ほどほどにね?」

「はい。アストレア様は私が抱いていきます。…失礼します。」

「…目をつぶっておくわ。セシル、言っとくけど、早い内に降参することをおすすめするわ。」

予想通り、5分後セシルは大の字になってのびていた。

 

「こ、ここまでの差があるなんて…。」

「私はまだ2割しか、出していませんが?」

「…癪ですが、連れて行って下さい…。」

「わかりました。落とされないよう縛っておきます。…行きますよ。」

全力を出して飛ばしていきました。

 

「ぎにゃああああああああああああ!」

「…………(目をつぶり耳をふさいでいる)」

「オラリオまで後半分ですか。ここで休憩しましょう。」

見晴らしのいい台地でアストレア様と背中に縛ったセシルを下ろした。

 

「……うう…あっちへ行って気分を整えてきます…。」

「ふぅ…。…リュー、強くなったわね。更新する?」

「アストレア様、申し訳ありませんがお願いします。」

私は五年ぶりに更新した。

 

----------------------

 

「リュー…、ランクアップおめでとう。」

「…!そうですか。」

「リュー…、貴方、恋しているわね。」

「にゃっ!なななななな何故、それを!?」

何故?どうして?いつバレた!?

私は全く話していないのに!?

 

「なになに!センパイのコイバナですか!アストレア様から聞いてますよ!ガチガチの堅物で恋ができるかどうかと、心配していましたよ!」

セシルが瞬時で戻ってきました。…何ですかこの子は…。

皆がまだ生きてた時のノリそのものです…。

というか、誰がガチガチの堅物ですか!

アストレア様は私のことを、この子に何を語っているのですか!

 

「セシルさん…私を先輩と呼ぶ必要はないと言いましたが?」

「い・や・でーす。センパイはセンパイですから!」

…皆が生きてたら、この子を歓迎するでしょうね。

それはそれでいいのですが、この子…私を嫌っていたのでは?

 

「さあさあさあ!センパイ、コイバナをコ・イ・バ・ナを!」

「何でそんなにテンションが高いのですか…。貴方は私を嫌ってなかったのでは?」

「それはそれ、これはこれ。話していただければ許します。」

何でそんなに偉そうなんですか…。

アリーゼと輝夜とライラを合わせて3で割ったような子ですね。

……我ながら言い得て妙ですね。

(「いや、それはない。」「お前の目は節穴か?」「私はあんな馬鹿じゃないわ!」)

頭の中で誰かが言ってますが、気のせいでしょう。

無視です。無視。

 

「…こ、恋なんかしていませんよ…。」

「嘘はいけないわ、リュー。」

「センパイ…嘘が下手ですね。」

しまったぁぁぁぁ!

そういえば、神の前では嘘がつけませんでした!

 

・・・他の話をして忘れさせましょう。ええ、そうしましょう。

(「あ、コイツ私達のことをネタにする気だ。」「気高い妖精様が何と恥知らずなことを。」「私はそんな子に育てた覚えはないわよ!」)

あーあーあー、聞こえません!

それに、アリーゼ!貴方に育てられた覚えはありません!

 

「リュー・・・?何しているの?」

はっ!いけないいけない。

「ええと…それには…今までのことを話す必要がありますが…。」

(言い逃れする気ね。)

(そうはさせませんよ。センパイ!)

「…そうね。アリーゼ達が全滅した時の状況から教えてくれる?辛いことだけど…。」

「…。」

「!…そうでしたね。あの時はそのことを説明できる余裕ではありませんでした…。わかりました…。」

そうして、私は5年前に【ルドラ・ファミリア】のジュラに嵌められ、ダンジョンのイレギュラーによって発生した厄災…ジャガーノートによって私以外全滅した経緯を話しました。

 

----------------------

 

「そう…、アリーゼ達はリューを生かすために天へ昇っていったのね。」

「うっ…、ううっ…センパイたち…会いたかったです…。」

「……。」

「リュー…私が都市外に出た後に、貴方は何をしたのかを教えてくれる?」

「!…それも語る必要があるのでしょうか?神ヘルメスからおおよそ聞いているのではなかったのでしょうか。」

「リュー…私は貴方の口から聞きたいの。」

「…っ、わかりました…。」

「…センパイ…。」

そして…復讐の炎に身を焦がしたことを…多くの人を殺害したことを話しました。




とうとうリューさん、アストレア様に話しました。

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