白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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今回は久々のリヴェリア回です。

トリプル宴の翌日です。
【ヘスティア・ファミリア】への改宗のため出かけようとしているところです。



第242話 九魔姫、心配。

昨日は本当に楽しかったな…。

彼らには感謝しなければならんな。

だが…、こいつら飲み過ぎだ!

メイが置いていった二日酔い防止の薬がなかったら、明日になっていたところだ。

「うう~、飲んだわ…。メイたんの置いていった薬がなかったらやばかったわー。」

「がははは、昨夜ほど飲んだことはなかったわい。」

「全くだね。…リヴェリア、彼女たちの引率頼んだよ。」

「ああ、わかっているとも。」

あれから、飲み騒ぎが続いた。

ラウルとアキは、その、なんだ、まあ途中で退席したがな。

冷やかしにいこうとした奴らもいたが、一喝で叱っておいた。

 

「さて、行くか。あの娘たちは庭にいると聞いたが…。」

「ああ、そうだよ。今もティオネがティオナに色々と注意しているよ。」

「そうか。菓子折りも持ったし、行くとしよう。」

「ウチ…ホームでセクハラも酒も禁止かー。」

「自業自得じゃ、ロキ。」

「仕方がないよ、ロキ。」

「諦めろ、ロキ。」

「誰も味方してくれへんー!」

知らん。

 

「お前たち、準備はできたな?」

「うん…。リヴェリア、あの部屋そのままだよね?」

「ああ、もちろんだ。」

「わかった……。」

「よし…服の乱れもありませんね。髪もよしっと。」

レフィーヤ…何を気合入れているんだ。

……大丈夫なのか?

 

「早くいこー!早く!」

「あんた!聞いているの!?失礼のないようにしなさいよ!たまには連絡しなさいよ!」

ティオネ…ティオナにかなり心配しているな。

……大丈夫なのか?ティオネが。

 

「アリシア……大変と思うが、頼むぞ。」

「はい!確かに引き受けました!」

あちらには【最強侍従】もいるし、大丈夫だと思うが。

問題は…他の団員と馴染めるかだな。特にアルフィアと。

 

「では、行こうか。」

「「「はい!」」」

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【ロキ・ファミリア】の門まで団員全員が見送ってくれた。

大げさにしなくてもいいのだが…。

 

「はぁー。ウチ、負けたんかー。」

「何を今更。」

「いや、ウチらがファミリアを立ち上げてからかなり経っとるやん?下界へ降りて数年もないドチビがオラリオ最強派閥になっとるなんてなー。ずっこくない?」

「確かに、【ヘスティア・ファミリア】は神時代の中でも新米ファミリアだろう。だが、今はもう我らを倒した。それは事実だ、受け止めろ。」

「それはそうやがなー。っと、もう着いたんか。」

「では、入るぞ。」

コンコン

「はい…。あ、【ロキ・ファミリア】の皆様、お待ちしておりました。」

「おー、来たでー。」

「春姫さん、誰ー?あ、ロキ様だ!」

!?

アーディ…ヴァルマ。

そうか、そういうことか。

あの時、シャクティが言っていた「7年も止まっていた時」とはこういうことか…。

【ガネーシャ・ファミリア】が【ヘスティア・ファミリア】に味方するのも道理だ。

 

「ファッ!?アーディたんやんか!あー…また、ベルたんかー。」

「え?あ、うん!ベルくんだよ。へへへ!」

『あの…リヴェリア様。あちらの方をご存知でしょうか?』

『ああ。アイズは…覚えているか知らないが、彼女は【ガネーシャ・ファミリア】団長シャクティ・ヴァルマの実妹アーディ・ヴァルマだ。7年前の大抗争で闇派閥の自爆攻撃で亡くなったはず…だ。』

『それも…ベル?』

『それ以外、考えられないだろうな。』

 

「あら!リヴェリア様!数日ぶりね!」

「おやおや、【九魔姫】に【剣姫】ですか。貴女方にとっては5年ぶりでございますね。」

「……ああ、久しぶりだ。お前たちに詫びなければならん。5年前、お前たちと共に行くべきだった。」

「【九魔姫】、貴女が来ても同じだったと思いますよ?あのモンスターはイレギュラーだった。特に貴女にとっては天敵と思いますよ?」

「…そうか。後で詳しく聞かせてくれるか?この娘たちを改宗しに来たのでな。」

「あらあら!これはまあ…女性ばかりね!私は【アストレア・ファミリア】団長のアリーゼ・ローヴェルよ!よろしくね!」

「「「あ、はい。よろしくお願いします。」」」

「皆様、お待ちしておりました。こちらにヘスティア様とアストレア様がおられます。」

「ああ、【最強侍従】。わかった。おい、お前たち行くぞ。」

彼女たちと積もる話もあるが、今は後にしよう。

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部屋には、神ヘスティアと神アストレアがおられた。

ロキと違い、女神らしさが出ているな。

「やあ、ロキ。」「あら、ロキ。いらっしゃい。」

「よ、ドチビ。改宗しにきたでー。…昨日はありがとな。」

「ん?いや、ボクは立ち会っただけだよ?御礼なら、彼らに言いなよ。」

「そうするわ。うう~アイズたんを改宗したくはないわー。」

「神ロキ、巨乳に「わーった!それはやめてやー!」。」

まだ言ってるのか…。

そして、私は改宗する彼女たちを紹介した。

 

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「むー…見事に女性ばかり…(特にヴァレン某を改宗したくないけど…仕方がないよね)。」

「そうね…(やはり5年前にベルを眷属にしておくべきだったわ)。」

「神ヘスティア、これはお礼としてお持ちしました。」

「へ?お、お礼?」

「はい、我らの仕置きのうちにロキの禁酒とセクハラ禁止を入れてくださり、ありがとうございます。」

「……ロキ、キミ何をやっているんだよ…。」

「ロキ…。」

「うっさいわ、ボケ!しょうがあらへんやろ!ウチのファミリアやねん!撤回するなら今やで!」

「いや、永遠にそのままで。」「永遠!?」

「わかった、ありがたく受け取っておくよ。そちらにも益があったなら何よりだよ。」

「ウチは大損やー!」

「私は外に出てるわね。」

「あ、うん!」

さて、改宗する順はアリシア、レフィーヤ、ティオナ、そしてアイズだな。




ティオネさん、双子の片方が離れ離れになることで不安を感じていますね。
ティオナさんはそれを気にせず、ベルくんしか考えていません。

アーディさんは、戦争遊戯が終わった後直行で改宗しました。
ガネーシャは何とか引き留めようとしましたが、ダメでした。
当然ですね。
そして、ベルくん直属メイド親衛隊へ入りみなさんと親交を深めているところです。

さて、改宗が始まります!

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