白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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はい、レフィーヤさん回です。
アイズが立ち去った後です。


第249話 千妖精、驚愕。

アイズさん…どうしたんでしょう?

っと、いけませんね!

こちらのあいさつ回りに集中しないと。

 

「まず、ここ本館と別館があります。そう、あちらが別館です。あちらは男性団員が、ここ本館にはヘスティア様と女性団員、そして坊ちゃまです。」

「あの…質問ですが、ベル・クラネル…いえ団長は男性なのであちら別館ではないでしょうか?」

「何を言っているのですか。団長が本館にいないと話にならないでしょう。」

「それはそうですが…団長は男性なので、その…あの…不埒なことをしないと限らないのでは?」

18階層の覗きの件、私は忘れていませんよ!

神ヘルメスの囁きがあったとしても、私は誤魔化されませんよ!

 

「レフィーヤくん…君、煩悩にまみれてないかい?」

「い、いえ!一般的なことです!」

「あたしは別にいーよ。」

「ベルさんと少し話しただけですが、そこらへんの下衆な男性ではないと思いますよ?」

「そ、そんな!アリシアさんまでも!」

アリシアさんは、こっち側だと思ったのに!

 

「まあ、レフィーヤさんが気にかかるのも当然です。そもそも坊ちゃまは未精通なのでできるわけがありません。」

「え?」「へ?」「はい?」

み、未精通?

え?まだなのですか…?

 

「そうだよ。ベルくんは…まだ子供で耳年増なだけなんだ。」

「…なるほど。耳年増なのは、自伝の通り大神ゼウスの影響ですか。」

「あ、うん。そうだよ(もうそこまで浸透しているのか…。ゼウスはもうオラリオを敵に回したね。ファンクラブが世界進出した今、世界を敵に回すのは時間の問題かもね)。」

「そ、そうですか」

まだ未精通だったのですか…あの下着を至急買わなくてもよかったんじゃ…。

はっ!私は何をがっかりしているのですか!いけません!

 

ううー!あの下着が見つからないうちに即刻処分しないと…。

買ったお店の店員さんが、サムズアップしてくれたのに!

………いつか使うこともあるので保管しておきましょう、ええ!

 

(レフィーヤさんはかなり坊ちゃまに夢中ですね。アイズさんのためです!とかいって襲う可能性が高いですね。まあ、釘を刺しましたから大丈夫でしょう。)

 

アイズさんが、ベル・クラネル…いえ団長の魔の手にかかる前に私が代わりに犠牲になろうと思っただけです!

決して、絶対に、ベル・クラネルに抱かれたいと思ったわけではありません!

ええ!そうですとも!

 

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「へっくし!」

 

【永争せよ、不滅の雷兵】

【カウルス・ヒルド】

 

「んぎゃっ!な、何をするのですか!師匠!」

「黙れ、ここの計算が間違っているだろうが!この愚兎が!」

「へ?…あ、本当だ。」

 

【永争せよ、不滅の雷兵】

【カウルス・ヒルド】

 

「あ、本当だ、ではない!何回間違えたら気が済むのだ!」

「ひぃっ!す、すみません!」

 

(…何だかんだと言って、少しは間違いが少なくなったな。…褒めるのは彼女たちに任せよう。)

 

----------------------------

 

「坊ちゃまの部屋はこちらです。」

「へー!」

「なるほど、こちらなのですか。」

「ふむふむ…。」

この部屋ですか。私達の部屋から…そんなに遠くありませんね。

はっ!何を考えているのですか、私は!

 

「君たちに言っとくけど…、ベルくんへの夜這いは絶対に駄目だ!いいね?」

「え?は、はい!」「はーい!」「もちろんですね。」

「…レフィーヤくん、君は要注意だね…。嘘を言っているよ。」

「「え?」」

「そそそそ、そんなことはありませんよ!」

「……ベルくんへ手出しすると恐ろしいことが起こるからね。やめることをおすすめするよ。」

「「「恐ろしいこと?」」」

「すぐに分かるよ…。」

恐ろしいことって…なんですか?

 

(夜這い禁止ですか。添い寝禁止と言ってないから問題ないでしょう。もし神ヘラがここへ居付いたら、ヘスティア様に明かしましょう。神ヘラと添い寝できるのは、神ヘラをいい子扱いするヘスティア様しかないでしょうね。)

 

「では、入ってみましょう。」

ガチャ

「「「え?」」」

そして私達はなし崩しに、ベル・クラネル…いえ団長の部屋へ入りました。

 

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本棚と机にベッドだけですか…。

意外とキレイですね。

 

本棚の本をチェックしないと……見事に英雄譚ばかりですね。

「うわー!英雄譚の本がこんなにあるー!」

「あー、それは【アポロン・ファミリア】のものだね。ベルくんが読んだ英雄譚はベルくんの実家の方にあるみたいだよ。」

「え?そうなのですか?」

「うん。いつか、村へ帰ってその英雄譚の本を持って帰りたいと言ってたよ。……でもベルくんは第一級冒険者になったんだ。オラリオから出れるかなぁ?」

「大丈夫でしょう。きちんとギルドへ申請すれば問題ありません。」

「あっ…。そ、そうだったね。」

 

……怪しい本はありませんね。

むむむ…いけませんね。

年頃だというのに、そのような本がないというのは。

 

『レフィーヤさん。』

『ひゃっ!な、何でしょうか?』

『貴女が思っているような本は坊ちゃまは一冊も持っていません。それ以前に、そのような本の存在を知りません。』

『は?し、知らない?』

『ええ。坊ちゃまのお祖父様は実戦重視でしたから。』

『そ、そうですか。』

 

(かなりムッツリですね、レフィーヤさんは。意外といえば意外ですが。)

 

「では、皆さん。現団員の方と顔合わせに行きましょうか。」

「あれ?アイズはー?」

「アイズさんは後でしていただきます。では行きますよ。」

「「「あ、はい!」」」

 

アイズさん…どこへ行ったんでしょうか?

 




レフィーヤさん、ムッツリスケベになっています。
早くもヘスティアから要注意人物リストに登録されました。

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