白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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はい、現団員と改宗組の顔合わせです。
アイズは、リヴェリアさんとアルフィアさんの最強魔道士コンビのところへ飛び込みました。

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250話突破しました!
皆様のおかげでございます。





第250話 千妖精、紹介。

顔合わせですね。

ベル・クラネルは【白妖…いえ、ヘディンさんのスパルタ教育中ですから、来ないです。

そういえば、ベル・クラネル以外の団員とあまり話したことはないですね…。

改宗したからには仲良くしたいですね!

 

「さて、坊ちゃまはここにいる方全員顔合わせはしていますが、【ロキ・ファミリア】そして【フレイヤ・ファミリア】改宗組の皆様は、坊ちゃま以外の【ヘスティア・ファミリア】団員へはまだのようですので、これを機会に顔合わせしたいと思います。」

「「「はい!」」」

メイさんは何者なんだろう?

ここ最近ではいませんでしたよね?

 

「ボクは口出ししないから、進めてねー。メイくん頼むよ。」

「かしこまりました。まず、【ヘスティア・ファミリア】参謀のリリさんですね。彼女はまだ15歳でレベル2ですが、【ロキ・ファミリア】の【勇者】以上の頭脳をお持ちです。」

え?私と同い年で、団…いえ【勇者】よりも!?

すご…。

 

「あの、メイ様。フィン様以上の頭脳は言いすぎじゃ…。」

「ほう、異端児騒動で【勇者】の裏をかき混乱させた貴女が?クノッソス第二次侵攻戦で【勇者】から2面の指揮権をもぎとり指揮した貴女が?先日の戦争遊戯で【勇者】を早々と脱落させ、多くの指揮を飛ばし完全勝利を収めた貴女が?」

「うぐっ!」

「え?クノッソスの指揮は団長…いえ【勇者】ではなかったのですか?」

全部、団長…いえフィンさんがやっていると思ったのですが…。

ガレスさんとリヴェリアさんのところを彼女が指示していたのですか!?

ど、どうやって!?

 

「はい、そうです。百聞は一見にしかずと言いますので、リリさん、変身してくれませんか?」

「あ、はい。分かりました。」

 

【貴方の刻印は私のもの。私の刻印は私のもの。】

【シンダー・エラ】

 

えっ…短文詠唱で変身…?

すご…。

「「「!?」」」

「だ、団長…いえ【勇者】に瓜二つ…。」

「うわー…すごいなー!ティオネでもわからないんじゃないかな?」

「では、リリさん。解除を。」

「はい。」

 

【響く十二時のお告げ】

 

「ということです。皆様、おわかりになられましたでしょうか?」

「すごいですね…。短文詠唱で化ける上に【勇者】に比肩するほどの頭脳を持っているとは。」

「撹乱させる上に指揮能力も高く、頭の回転も早いです。坊ちゃまの活躍はリリさんが支えていると言っても過言ではありませんね。」

……ベル・クラネル程ではありませんが、すごくないですか?

短文詠唱で化けることができ、フィンさんと互角の頭脳を持っているとは…。

参謀と言い張るだけはありますね!

 

「あの…あまりそういうことを言うとリリの立場が…。」

「リリさん、貴女はもうしがないサポーターではありません。オラリオで一、二を争う指揮官です。自信をお持ちなさい。」

そうですね。

【ヘスティア・ファミリア】はもうオラリオ最強派閥となったのですから。

 

「そうです、姫。」

「謙遜しすぎです。姫。」

「姫はもうあのいけ好かない【勇者】を超えています。」

「我々が保証しましょう。あの【勇者】と違うのです、あの【勇者】とは。」

「「「姫?」」」

姫?

 

「おい、リリスケ。姫ってなんだ?」

「春姫と同じですね!」

「ええと…私達も姫と言わなければならないでしょうか?」

「リリ姫…呼びやすいですね。」

「やめて下さい!あの方々が勝手に言ってるだけです!」

姫って…何ですか?

リリルカ・アーデって本当は身分を隠している偉い人?

 

「姫が駄目なら、フィアナ様にちなんで聖女…」

「アミッド様がいるじゃありませんか!却下と言いましたよね!?グレール様!」

「では、殿下か陛下に…」

「リリは王族や貴族じゃありません!何度言ったらわかるのですかぁ!?ドヴァリン様!」

「じゃあ、フィアナ様にちなんで団長に…」

「団長はベル様です!ベーリング様、いい加減にして下さいぃぃぃ!」

随分、打ち解けていますね…。

それに私から見ても【炎金の四戦士】は全員同じに見えるのに、見分けられるんですね…。

【炎金の四戦士】は【勇者】に対してそっけない態度だと言うのに…。

 

「言い忘れていましたが、【炎金の四戦士】はリリさん直属部隊となりました。これで今まで以上に戦略の幅が広がることでしょう。」

「フィン様の方がいいのでは、と言ったのですが…。」

「姫、あいつを【勇者】と我々は認めません。」

「姫、あいつはただの目端がきく詐欺師です。」

「姫、あいつはベルと違い打算的に動いています。」

「姫、あいつは一族の再興と謳いながら【勇者】という称号を利用しているだけです。」

ひどい言われようですね…。

同じ小人族だというのに、何故仲が悪いのですか?

 

「ああ!もう!好きにして下さい!」

「「「心得ました!姫!」」」

「ところで、アルフリッグさん。頼んでおいたことはできましたか?」

「はっ!こちらです!」

【炎金の四戦士】の後ろにケープをかけていた何かがありました。

それを外すと…衣装?

 

「…ちょっと待ってください。何ですか?これは。」

「リリさん、貴女の衣装です。」

「なっ…。」

「わぁ!可愛くてかっこいいです!」

「これはいいですね!リリ殿にすごく似合うと思いますよ!」

「うん…、いいじゃない?【ヘスティア・ファミリア】の参謀らしいですよ!」

「リリさん、貴女は自らを見下しすぎです。それでは坊ちゃまの横に並ぶにはあまりにも貧相すぎます。私が用意してもいいのですが、小人族として用意した方がいいと判断しました。アルフリッグさんを中心に【ヘルメス・ファミリア】のメリルさんにも協力していただきました。」

「メリル様ぁぁぁぁ!」

なかなかいいデサインですね。

今の服よりはいいと思いますよ。

 

「姫。スリーサイズはメリルしか知りませんのでご安心を。」

「当然です!」

「姫、我々は素材と先祖から伝えられた聖女フィアナの衣装デサインを用意しただけです。」

「な…。」

「姫、これは愚者とミュラーによって仕立て上げられた一品です。」

「愚者様ぁぁぁぁ!」

「姫、こちらは耐異常や魔法耐性がございます。」

「何を付与しているのですかぁぁぁ!」

「いや、リリスケ。これは俺から見てもなかなかの逸品だぞ…。」

いいじゃないですか?

サポーターのような格好をすると、私達が見下されることもありますからね。

 

「そして、ゴライアスのフードを着れば防御力が格段と上がりますね。」

「……そんな大それたもの着れませんよ。」

「それを着ますと、坊ちゃまが見惚れるかもしれませんよ?」

「仕方がありませんね!せっかく皆様が作ってくれたものですから、着ないといけませんね!」

「チョロすぎるだろう…。」

ベル・クラネルへ本当に心酔しているんですね…。

 

少し気になるのですが…。

「あの…質問ですが、何故そこまで【勇者】を嫌うのでしょうか?なんだかんだと言って、【勇者】はレベル6ですが?」

「確かにそうだ。奴は我らより上のレベル6だ。」

「だが、我らは認めない。」

「奴は勇者ではない、己の名声をあげるためのレッテルにすぎない。」

「勇者とは全てを救う者でなければならない。奴は全てを救ったか?いいや、奴は常に打算して救う命と救わない命があったはずだ。そうだろう?元【ロキ・ファミリア】。」

「……確かにそうです。ですが、そうしなければ、大きな被害になっていたはずです!」

【勇者】はそういうところがあったのは認めます。

けど、それは私達を助けるためで無用な被害を失くすためのはずです!

 

「ベルを見ろ。」

「異端児騒動や、クノッソス第二次侵攻戦を見ろ。」

「この前の戦争遊戯を見ろ。」

「ベル、または死者が出てもおかしくはなかった。なのに最小限の被害で済んでいる。それは姫による指示だ。」

「「「!!」」」

(((それに姫に従うと何か落ち着くし、しっくりと来る。前世では上司部下の関係だったかもしれないな。)))

 

そのリリさんはおそらく、団長にホの字のはずです…。

一体どれだけいるのですか!あのヒューマンには!

 




【炎金の四戦士】とリリルカアーデは、ダンメモ5周年のフィアナ騎士団での前世による関係です。
リリのスキルの【指揮想呼】はフィンの【指揮戦声】の上位互換っぽいし…。
ランクアップするごとにフィアナらしきものが発現するかもしれませんね。
あの魔眼も…。

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