白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ベルくんがヘディンさんとの勉強が終わったところです。
そして、そこへ…。


第264話 白兎、準備。

うう…やっと終わった。

けど、師匠の言う通り団長としてやっておかないと…。

頑張ろう!

 

「坊ちゃま、お疲れ様です。」

「あ、セバス!どうしたの?」

「はい、今から戦勝会ですので着替えを手伝いに参りました。」

「ええっ!今日、戦勝会だったの!?」

僕、聞いていないよ!

 

「坊ちゃまはヘディン殿との勉強をしていましたので、報告は控えておりました。」

「あ、ごめんね…セバス。それで祝賀会はここでやるの?」

「いえ、ギルドが管理している施設です。覚えていますでしょうか?【アポロン・ファミリア】の『宴』で使用していた施設でございます。」

「あ、あの時の!なるほど…。あ!じ、準備をしなきゃ!」

僕、団長なのに何をやっているんだよ!

だから師匠に怒られるんだ…。

 

「すでに整えております。ザルド殿は既に料理をしております。」

「ええっ!ザルド叔父さんが?」

「はい、皆様も着替え中です。後は坊ちゃまだけでございます。」

「わわわ!あ、参加者は僕たち【ヘスティア・ファミリア】だけじゃないよね?」

「はい、戦争遊戯に参加していただいた方もおります。そして…」

「ええっ!?」

あの人たちも!?

 

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「アルフィア!貴女も参加するよね!(アストレア様に引き連れてきたと思ったら宴だったのね…)」

(嗚呼…ベルの血を飲もうと思ったのに…。まあ、いいわ。機会はこれからもあるからいいわ。)

「断る。何故そんな騒がしいところへ、行かなければならないのだ。貴様らだけで行け。」

「しかし、貴女のお『ギロリ』いえ、義息子さんのベルも参加するのですが。」

「私は行かん。」

お義母さん、どうしたんだろう?

病、大丈夫かな?

 

「あ、みんな待たせてごめん!うわぁ…みんな綺麗だよ。」

うわぁ…、みんなドレス姿…振り袖姿だ…。

綺麗な女の人が綺麗な服を着たら、更に綺麗になるよね。

 

「「「おお~!」」」「ほう…。」

あれ?みんな、どうしたの?

「ベル様もかっこいいですよ!」

「ベルくんの正装は初めて見るけど、凛々しいね。」

「「「はい!」」」

そ、そうかな…。

 

「さてベル、行こうか。エスコートを頼むぞ。」

(((早っ!)))

あれ?さっきまで行かないと言ってなかった?

それに…お義母さん、いつもの服でしょ?

 

「え?あ、うん!お義母さんは…そのままでいいの?」

「私はドレスだ。問題ないだろう?」「あ、うん!」

ドレス…。その服で、よく今まで戦えたね…。

お義母さんのファミリアの人って、そういう服なんだ…。

 

『さっきまで行かないと言ってたのに…。』

『若様が絡むと、ここまでとは思いませんでしたね。』

『『『親バカにも限度あるだろ…。』』』

 

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留守番は、フリュネさんとザニスさんにお願いした。

セバスとメイが信頼しているなら大丈夫だね!

 

そして、僕らはパーティ会場についた。

入り口あたりでアイシャさんとローリエさんとシャクティさんに会った。

「あ。アイシャさん!シャクティさん!戦争遊戯ではありがとうございます!ローリエさん、記者会見や裏方ではありがとうございます!」

「あたしは何もやってないけどね。」

「いいえ、力になれてよかったです(ベルきゅん!ベルきゅんの力になるなら、世界を敵に回したって構わない!)」

(ローリエ…、お前…。はぁ…もういいよ。)

「気にするな。レベル6の調整には丁度よかったからな。…それにこの程度ではアーディを連れてきたことの礼の一割にもならん。ところで、アーディはそちらで迷惑かけていないだろうか?」

「ちょっと、お姉ちゃん!どうして私が迷惑かけている前提なの!」

「そういうところだ。」

「むー!あれ?ガネーシャ様は?」

「あそこで、神々と酒場の娘…?「シノスさんだよー」と話しているな。」

 

あ、本当だ。

シノスさんとレアお姉ちゃんと、ガネーシャ様とヘファイストス様だ。

『本当に神の力を感じんな!』

『どうなっているのよ…。』

『ずるいわ…フレイヤ。ベルの眷属で女神第一号になるなんて…。』

『確信もってやったわけではありませんよ。偶然です、ぐ・う・ぜ・んです。』

『…まあ、いいわ。私も飲むから。』

『アリーゼさんたちはどうするんですか?』

『試してみないとわからないでしょう?』

『本気で言っているの?アストレア。…まあ、私もやってみたい気がするけど眷属が多くいるとね…。』

『…俺も飲んでみようかな。』

『あ、女性限定でベルさんへの好感度がかなり高くないと無理ですよ?』

『ぬおおおっ…‥ガクッ。』

『残念ね…。』

どうしたんだろう?

ガネーシャ様とヘファイストス様、何かガッカリしているような…。

 

「ニャー!白髪頭、来てやったニャ!泣いて喜「あ?」ぶのはミャーニャ…。ハイ、スミマセンニャ、ミャーハウレシーニャ。」

「アーニャ、ヤバい奴らが多くいるのに何でそんなことができるのニャ…。」

「あたしにはできないよ…。それに…テーブルの上の料理、かなり美味しそうだけど…。」

お義母さん…、そんなに脅かさなくても…。

 

「あたしたちが参加していいのかなぁ…?」

「メイさん曰く、戦争遊戯勝利の宴と私達の歓迎会のようですよ?」

「……(ベル…、多くの女の人に囲まれている…)。」

「まあ、いいじゃありませんか。」

あ…、元【ロキ・ファミリア】の皆さんだ。

あれ?アイズさん、こっちを見て…あ、目逸らした。

どうしたんだろう?

 

「敵対したファミリアが1つになって集まっているのは、なんとも壮観だな。」

「……人が…いっぱい…。帰りたい…。」

「まあまあ、ヘグニ。俺らがいるから、大丈夫だぜ。だが、リリスケのやつは…(チラッ)。」

師匠とヘグニさんとヴェルフだ。

いつの間に仲良くなったんだろう…。

 

「姫、ベルへ猛アタックを。」

「姫、先手必勝です。」

「姫、他の女に負けてられません。」

「姫、油断大敵です。」

「ああ、もう!そんなことはわかっていますよ!アレを見て下さいよ!ベル様の近くにお義母様がおられるのに、簡単にできるわけがないでしょう!」

「「「サーセン。」」」

あれ?リリと【炎金の四戦士】が何か揉めている?

大丈夫かな…?

 

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舞台の上にヘスティア様が立っている。

「さて、これで全員揃ったね?」

「はい、ヘスティア様。」

「では…みんな、戦争遊戯お疲れ様!そして、改宗してきたみんなも気楽にしてくれたまえ!では…乾杯!」

「「「乾杯!」」」

僕たちは…【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】に勝ったんだ…。

今更だけど、ようやく実感が得られたよ。

 

それに…何か背後からずっと視線を感じるんだけど、気のせいかな。

だって、その方角は【ロキ・ファミリア】から…。




ようやく、戦争遊戯の戦勝と改宗組への歓迎会が開かれました。
さて、ただの飲み食いでは終わらないかもしれませんね。

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