それは…。
そろそろ、頃合いか…。
「愚者、そろそろいいでしょう。」
「メイ…いいのか?」
「構いません。いずれは知っておかないことでしょうから。」
「わかった…。私としては望むところなのだから。」
さて、始めるか。
「みなさん、ご歓談のところすみません。只今より、【ヘスティア・ファミリア】のトップシークレットの一つをお見せいたします。」
「…奴ら、何をするつもりだ?」
「え?え?メイくん?何をするつもりだい?」
「では、愚者。繋いで下さい。」
「ああ、分かった。」
ポチッ
ヴィィィィィン…。
「お?映った?おお、ベルッち!」
「ベルー!」
「リドさん!ウィーネも!」
「な!?異端児のみなさん!?メイさん、どういうつもりですか!今はまだ早いです!」
「今がその時期です。」「…少々手荒くないでしょうか?」
「問題ありません。ほら、ご覧なさい。」
「モンスター…?いや、違う。彼らの言ってた異端児か。」
「ああ、あいつらのおかげでベルは深層の危機から助かったんだ。」
「あの時の…。」
「レイは…いますね。無事でよかった…。」
やはり混乱したか。
仕方がないだろうな。
「さて、みなさん。混乱中と思います。こちらは異端児で、知識のあるモンスターです。神ウラノスの私兵であり、坊ちゃまの信頼が厚き者たちでございます。」
「……メイ、セバス。どういうつもりだ?このモンスターを…「お義母さん!モンスターじゃない!異端児です!」…異端児をどうするつもりだ?」
ベル・クラネル…。
あの【静寂】を怒るとは…。
「簡単なことでございます。異端児の方々も【ヘスティア・ファミリア】の仲間でございます。そうですな?ヘスティア様。」
「そうだよ。彼らは…モンスターだけどモンスターじゃない。ボクたちと同じ、知識と感情を持つ者たちだ。仲良くしろとは言わないけど、彼らのような存在がいることを知ってほしい。そして、【ヘスティア・ファミリア】は彼らを全面的に支援する!」
「…ヘスティア様。」
神ヘスティア…。
貴女はやはり、ウラノスが認める慈愛の女神だ。
ベル・クラネルが貴女の眷属でよかったと深く思う。
そして、感謝したい。
「ふむ…そこらの有象無象よりはマシですね。異端児の方々、私はヘディン・セルランドと言います。よろしくお願いします。」
「お?おお、よろしくな!ヘディっち。」
「「「ブブゥッ!ヘディッち!?」」」
「…好きに呼べ。」「おう!」
……あの【白妖の魔杖】がな。
リド、グッジョブだ。
今ので、緊張がほどけた。
「あら!先を越されたわ!私はアリーゼ・ローヴェルよ!ご覧の通り、完璧美少女よ!」
「「「完璧…美少女?」」」
「ちょっと!?何よ、その反応!」
「異端児の方々はまともな感性をお持ちでございますねえ「輝夜!?」私はゴジョウノ・輝夜といいます。よろしくお願い致します。」
「かぐやー?「はい、ウィーネ様。この方は私の親戚でありお義姉さまです。」わぁ、よろしくね!私、ウィーネ!」
「おやおや、可愛らしいお嬢様だこと。春姫の言う通りのいい娘ですねえ。」
「えへへー。」
(((可愛い…っ。)))
ウィーネ…。
君がいなければ、ベル・クラネルとの繋がりもなかっただろう。
あの異端児騒動も…。
そして、この光景もみることもありえなかったな。
「エリスイス…大丈夫ですか?」
「大丈夫…大丈夫だよ。…あれが…ううん、彼らがベルの言っていた異端児か…。うん、何とかなりそうかな。」
あの様子では大丈夫のようだな。
彼女のトラウマ払拭のため、紹介した方がよさそうだな。
「フィアという方はおりますでしょうか?」
「あ、うん!あたしだよー!」
「先日は、ベルと一緒に深層から助けていただきありがとうございます。このような形ですみませんが、直接御礼に伺います。」
「ううん!気にしないでー!」
…あの【疾風】、いや【薫風】が…。
そうだったな、ジャガーノート戦で傷ついた彼らを助けたのはフィアとウィーネたちだったな。
「レイ…元気でしたか?」
「アリシア、貴女も元気でしたカ?」
「はい、元気です。レイ、私は【ヘスティア・ファミリア】に改宗しました。」
「わァ、ソレはよカッタです!」
「今は画面越しですが、今度は直接お話ししたいですね。」
「ハイ!」
あの時、レイが庇ったエルフか…。
クノッソスで、彼女と共に行動したと聞く。
「マジか…。」
「アーニャ…、あの時のモンスター…ううん異端児だよ。」
「あ、ホントニャー!こすぷれじゃなかったニャー!?」
(こいつ…今の今まで信じていたのか!?)
ああ…ミュラーの件か。
……まあ、大丈夫だろう。
「…あいつらだったな、俺らが見つけたのは。」
「…ザルド。」
「アルフィア、受け入れろ。俺らがやむを得ず拒否したのをベルは受け入れたんだ。」
「……そうだな。」
「俺らはあいつらに謝らなきゃいけねえ。俺らの都合のためにあいつらを切り捨てたんだ。」
「……あの時は仕方がないだろう。」
「だが、ベルは全てを救うということを…『偽善』を通したんだ。それは俺達【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】を超えたんだ。」
「……ああ、自慢の義息子だよ。」
異端児を見つけたのは、【ゼウス・ファミリア】だったな。
その後、保護したのはいいが紆余屈折あって決裂してしまったと聞く。
私が介入する前だったのを覚えている。
まさか、異端児との橋渡しをしたのが彼らの系譜を持つ、ベル・クラネルとは誰も予想できないだろうな。
最初に異端児を見つけたのは、【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】の彼らが最初に見つけました。
何らかの事件が発生し、彼らを切り捨てざるを得なかったでしょう。
それはザルドもアルフィアも関係しています。
…と、本作品ではそうさせていただきます。
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