解決方法の3つとは何でしょうか?
「落ち着きましたか?」
「はい!」
「では1つ目…。決して一人で行動してはいけません。先程のように。」
「えっと…何故ですか?」
「一人になると、あれこれと悩んでしまうからです。」
「……はい。」
……ごもっともです。
でも…誰かと話すと【ロキ・ファミリア】のみんなのように敬遠される…。
「ここにはアイズさんを悪く思う女性はいませんよ。」
「でも……私は怖がれているから…。」
「何故、そう思いますか?」
「えっと……、第一級冒険者だから?」
「では、ティオナさんは?」
「あ………。」
ティオナは…私と違う。
ううん、第一級冒険者だからじゃない。
「はい、第一級冒険者だからではありません。アイズさんは、自分の中にいる黒い炎に怯えているのです。誰かを傷つけてしまうかもしれないからです。」
「!!」
「図星ですね?」
「……はい。」
「ですが、その黒い炎は坊ちゃまと共にいることで消失するのですね?」
「な、何でわかるのですか!?」
「一目瞭然です。」
(ガーーーーン!)
そ、そんなにわかりやすいの!?
セバスさんといい、メイさんといい…。
リヴェリアより逆らったらダメだ!
「なので、一人で行動するより誰かと共に行動するように。」
「は、はい。でも…。」
「ここは【ロキ・ファミリア】ではありません。アイズさんを崇拝する人はいません。」
「あ……。」
み、見透かされている…。
「なので、貴女を邪険にする女性はいません。いたら、ヘスティア様か私に言って下さい(お仕置きします)。」
「あの…【静寂】「ここでは二つ名は禁止です」…アルフィアさんは私を嫌っているのでは…?」
「嫌っているというより、もどかしいですね。」
「もどかしい…ですか?」
もどかしい…?
何でだろう?
「はい、その解決方法が2つ目です…。学びなさい。」
「ま、学ぶ?苦手です…。」
「ああ、リヴェリアさんのような座学ではありません。皆さんを見て学ぶのです。」
「見て学ぶ…。」
見て……学ぶ?
どうやって…?
「坊ちゃまに見てほしいでしょう?」
「はい。」
「モンスターとの戦い方と同じようなものです。」
「えっと…。」
「要するに皆さんから教えてもらうのです。」
「……。」
…改宗したばかりなのに?
…………。
「そのハードルが高いのですね。」
「は、はい。」
「大丈夫です。ここにいる皆様は、アイズさんへ多くのことを教えていくでしょう。」
「……。」
メイさんが大丈夫と言っているなら、大丈夫かな…。
でも、不安だ…。
「【ロキ・ファミリア】にいた時に、ティオナさんとレフィーヤさんと行動することがありましたね?」
「あ、はい。」
「その時、彼女たちから教えてもらうことがありますね?」
「はい、あります。あ…。」
「それと同じことです。」
「わかりました。が、頑張ります。」
が、頑張るぞ。
「3つ目は…メイド親衛隊へ入りなさい。」
「…入ってもいいんですか?」
「おや、興味がおありですか?」
あります!
「はい…。あの…ベルの専属と聞いたので…。」
「はい、坊ちゃま専属のメイド親衛隊です。なお、坊ちゃまはそれを知りません。」
「え」
「坊ちゃまがそれを知ったらどう思いますか?」
「………恥ずかしがる?」
「ええ、そうですね。ただの専属だけではありません。坊ちゃまを支える女性の集まりです。」
「え」
ど、どういうこと!?
ベルを支える女の人の集まりって!?
「いい機会です。坊ちゃまが何故レベル8の【猛者】に勝てたかをお話しましょう。」
「!!」
そして、私はメイさんよりベルが【猛者】に勝ったアビリティとスキルを教えてもらった。
「『魅了』……『兎囲女達』……。」
「嫉妬しましたか?」
「!……はい。」
「ですが、彼女たちが坊ちゃまの強さを支えているのです。」
「……。」
「もちろん、貴女も入ります。」
「!」
やった!
よかった…。
「なので、彼女たちと仲良くする必要があるのです。そうしないと…」
「そ、そうしないと…?」
「坊ちゃまは貴女を見てくれることが少なくなるか、皆無になるかもしれません。」
「そ、それは嫌です!……なら。」
周りの女の人を倒したらいいだけじゃ…?
「彼女たちを排除しようにも、貴女はルゥ・リオンさんに負けたのです。」
「……次戦えば勝てます。」
エアリエルを最初から使っていれば…!
「ええ、そうですね。ですが、ルゥ・リオンさんだけではありませんよ?他の方もおられます。そう、【勇者】の頭脳とタメはれるリリさんもいます。様々な搦手を使ってきますよ?」
「あ………。」
フィンと同じ…難しい手を使ってきたら…。
「そしてレベル・ブーストを使える春姫さんもおられます。そして坊ちゃまの義母であるアルフィアさんもおられます。それでも彼女たちに勝てますか?」
「………。」
無理。絶対に無理。レベルを一段階上げられた上で?
勝てるわけがない!
それにあの人…怖い上に強い。
しかもベルの伯母…何で似てないの?
「ですが、彼女たちと仲良くすればそれは全て解決できます。」
「その…大丈夫でしょうか?」
「大丈夫です。彼女たちはかつて貴女と敵対していたフリュネさんのようではありません。」
「それは……わかります。」
前のフリュネさんのように、敵意をむき出しにしてこないし…。
とうとう、アイズにベルのスキルを知られてしまいました。
ですが、メイさんによって先手を次々と打たれています。
どうなるでしょうか?
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