白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

274 / 439
レフィーヤ回です!
何か気になっていることがあるようです。



第273話 千妖精、納得。

私は、今非常に気になっていることがあります。

それは……。

「あの……ティオナさん?」

「どうしたの?レフィーヤ?」

「どうして、ティオナさんがメイド服を?さらにアイズさんも…?」

今朝からアイズさんとティオナさんがメイド服を着ていました。

アイズさんは春姫さんとエイナさんと常に行動していますから、引き止められませんが…【ロキ・ファミリア】の元幹部がメイドというのはどういうことですか!

団長の趣味ですか!

グッジョ…いいえ!何ていやらしいんですか!

 

「んー、メイさんにスカウトされたからかな。」

「え!?ス、スカウト!?ど、どういうことなんですか!?」

「ティオナー!窓の拭き掃除終わったー?」

「アーディ、今からやるよー!ごめんー!じゃあ、またね!レフィーヤ!」

「あ、はい。……ティオナさん、【ロキ・ファミリア】にいたときよりかなり強くなっているような…?……どうして私にスカウトの話が来ないんだろう?」

ティオナさん…今の速さ、【ロキ・ファミリア】にいた時よりかなり速くなっていました…。

まだ2日目ですよ!?一体、何があったんでしょう…。

 

それに…何で私にスカウトの話が来ていないのは何ででしょう?

ティオナさんがレベル6だから?いえ、それならレベル1の春姫さんがなっていますからそれは違いますね。

……団長の趣味?

ええ!きっとそうです!そうに違いありません!

 

「これは、レフィーヤ嬢。いかがなさいましたかな?」

「あ、セバス…さん?」

「手持ち無沙汰のようですね。貴女の魔法を無効化した方へお会いなさってみますか?」

「え?こ、ここにいるんですか!?あ、会わせて下さい!」

「いいですよ。こちらです。」

戦争遊戯で、私の魔法を無効化した方であり団長の叔母であり、リヴェリア様が都市最強と言っていたアルフィアさんですか!

昨夜の宴で見ましたが、話したことがなかったですね!

いい機会です!

 

…と思っていた時がありました。

-----------------------------

 

ホームではなく、クノッソスへ連れてこられました。

何でここなんでしょう?

「貴様か。戦争遊戯で背後からコソコソとしたトロ子は。」

「トロ子!?」

「そうだ。さっさと魔法を撃てばよかろうに。たかが三人が脱落したぐらいで動揺するな。トロ子め。」

「私はレフィーヤという立派な名前があります!」

「黙れ、トロ子が。一人前に名乗るぐらいならさっさと詠唱終えろ。」

「うぐっ!?」

「お嬢様。戯れはそこまでにしてくださいませ。」

団長と異端児のレイさんと話している様子から見て、優しそうだと思ったのに!

めちゃくちゃ厳しそうな方じゃないですか!

 

「ふん…。だが、貴様の魔法は有用だな。」

「え?あの…なんで知っているんでしょうか?」

「年増ハイエルフから聞いた。」

「年増ハイエルフ…リ、リヴェリア様に何てお言葉を…!?」

と、年増…何たる不敬なことを!

 

「黙れ。あの年増は三桁に近いそうじゃないか、十分に年増だ。ところで、貴様は何歳だ?」

「15歳です…。」

「ほう。その歳であの魔法を放つのか。大した奴だな。」

「そ、そうですか。えへへ。」

「その程度で照れるな。ちなみに私は24歳だ。」

「あれ…?リヴェリア様からは10代でレベル7と聞いたような…。」

 

【福音】

【サタナス・ヴェーリオン】

 

「ひぃぃぃぃっ!」

「今のはわざと外した。私の前で歳のことを言ってみろ。塵屑にしてやる。」

「塵屑!?」

何故、ホームでなくクノッソスで会うのかがわかりました…。

破壊し尽くしてしまうからですね!

 

超短文詠唱でこの威力は反則じゃないですか!

しかも、見えないし!衝撃で目眩が少しします…。

ガレスさんが一撃でやられるのも納得です……。

【アストレア・ファミリア】の皆さん、よく勝てましたね…。

 

「さて、それは置いておこう。」

「理不尽すぎる…(何故この人がべ…団長の叔母でしょうか?全然似ていません!)。」

「……貴様、今何を思った?」

「な、なな何でもありません!」

ひぃっ!言ったら間違いなく殺られる!

団長と似ても似つかないじゃないですか!

本当に血がつながっているのですか…?

 

「……まあ、いい。とりあえず、私の前でお前の最大魔法を撃ってみろ。」

「え?あ、あの…この辺りがとんでもないことになるのですが…。」

「やれ。」

「あ、ハイ。」

リヴェリア様と違い、超スパルタで理不尽だ!

 

-----------------------

【ウィーシェの名のもとに願う。森の先人よ、誇り高き同胞よ。我が声に応じ草原へと来れ。繋ぐ絆、楽宴の契り。円環を廻し舞い踊れ。至れ、妖精の輪。どうか――力を貸し与えてほしい】

【エルフ・リング】

 

【間もなく、焔は放たれる。忍び寄る戦火、免れえぬ破滅。開戦の角笛は高らかに鳴り響き、暴虐なる争乱が全てを包み込む。至れ、紅蓮の炎、無慈悲の猛火。汝は業火の化身なり。ことごとくを一掃し、大いなる戦乱に幕引きを。焼きつくせ、スルトの剣--我が名はアールヴ】

【レア・ラーヴァティン】!

 

……え?無効化された!?

どうして!

 

「ふん、なるほどな。レベル4にしては威力が高いな、褒めてやろう。」

「そんな…、あの時と同じように…消えた?」

「何だ、聞いてないのか。私のこの魔法は魔法無効化だ。」

「え、詠唱を唱えていませんでしたよね!?」

「既に唱え終わっている。それも聞いてないのか?この魔法は付与魔法だ。常時かけている。」

「え?じ、常時?」

「それは内外に作用される。つまり、さっきの魔法は本来の威力ではない。」

「そ、そんな……。」

先程のガレスさんを一撃で倒すほどの魔法が本来の威力ではない?

さらに魔法無効化が付与魔法であり、常時かけている?

嘘ですよね…?

 

リヴェリア様がアルフィアさんを都市最強と言うのも、納得です…。




とうとう、アルフィアさんと会うこととなりました。
早速洗礼を受けていますね!

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。