何か気になっていることがあるようです。
私は、今非常に気になっていることがあります。
それは……。
「あの……ティオナさん?」
「どうしたの?レフィーヤ?」
「どうして、ティオナさんがメイド服を?さらにアイズさんも…?」
今朝からアイズさんとティオナさんがメイド服を着ていました。
アイズさんは春姫さんとエイナさんと常に行動していますから、引き止められませんが…【ロキ・ファミリア】の元幹部がメイドというのはどういうことですか!
団長の趣味ですか!
グッジョ…いいえ!何ていやらしいんですか!
「んー、メイさんにスカウトされたからかな。」
「え!?ス、スカウト!?ど、どういうことなんですか!?」
「ティオナー!窓の拭き掃除終わったー?」
「アーディ、今からやるよー!ごめんー!じゃあ、またね!レフィーヤ!」
「あ、はい。……ティオナさん、【ロキ・ファミリア】にいたときよりかなり強くなっているような…?……どうして私にスカウトの話が来ないんだろう?」
ティオナさん…今の速さ、【ロキ・ファミリア】にいた時よりかなり速くなっていました…。
まだ2日目ですよ!?一体、何があったんでしょう…。
それに…何で私にスカウトの話が来ていないのは何ででしょう?
ティオナさんがレベル6だから?いえ、それならレベル1の春姫さんがなっていますからそれは違いますね。
……団長の趣味?
ええ!きっとそうです!そうに違いありません!
「これは、レフィーヤ嬢。いかがなさいましたかな?」
「あ、セバス…さん?」
「手持ち無沙汰のようですね。貴女の魔法を無効化した方へお会いなさってみますか?」
「え?こ、ここにいるんですか!?あ、会わせて下さい!」
「いいですよ。こちらです。」
戦争遊戯で、私の魔法を無効化した方であり団長の叔母であり、リヴェリア様が都市最強と言っていたアルフィアさんですか!
昨夜の宴で見ましたが、話したことがなかったですね!
いい機会です!
…と思っていた時がありました。
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ホームではなく、クノッソスへ連れてこられました。
何でここなんでしょう?
「貴様か。戦争遊戯で背後からコソコソとしたトロ子は。」
「トロ子!?」
「そうだ。さっさと魔法を撃てばよかろうに。たかが三人が脱落したぐらいで動揺するな。トロ子め。」
「私はレフィーヤという立派な名前があります!」
「黙れ、トロ子が。一人前に名乗るぐらいならさっさと詠唱終えろ。」
「うぐっ!?」
「お嬢様。戯れはそこまでにしてくださいませ。」
団長と異端児のレイさんと話している様子から見て、優しそうだと思ったのに!
めちゃくちゃ厳しそうな方じゃないですか!
「ふん…。だが、貴様の魔法は有用だな。」
「え?あの…なんで知っているんでしょうか?」
「年増ハイエルフから聞いた。」
「年増ハイエルフ…リ、リヴェリア様に何てお言葉を…!?」
と、年増…何たる不敬なことを!
「黙れ。あの年増は三桁に近いそうじゃないか、十分に年増だ。ところで、貴様は何歳だ?」
「15歳です…。」
「ほう。その歳であの魔法を放つのか。大した奴だな。」
「そ、そうですか。えへへ。」
「その程度で照れるな。ちなみに私は24歳だ。」
「あれ…?リヴェリア様からは10代でレベル7と聞いたような…。」
【福音】
【サタナス・ヴェーリオン】
「ひぃぃぃぃっ!」
「今のはわざと外した。私の前で歳のことを言ってみろ。塵屑にしてやる。」
「塵屑!?」
何故、ホームでなくクノッソスで会うのかがわかりました…。
破壊し尽くしてしまうからですね!
超短文詠唱でこの威力は反則じゃないですか!
しかも、見えないし!衝撃で目眩が少しします…。
ガレスさんが一撃でやられるのも納得です……。
【アストレア・ファミリア】の皆さん、よく勝てましたね…。
「さて、それは置いておこう。」
「理不尽すぎる…(何故この人がべ…団長の叔母でしょうか?全然似ていません!)。」
「……貴様、今何を思った?」
「な、なな何でもありません!」
ひぃっ!言ったら間違いなく殺られる!
団長と似ても似つかないじゃないですか!
本当に血がつながっているのですか…?
「……まあ、いい。とりあえず、私の前でお前の最大魔法を撃ってみろ。」
「え?あ、あの…この辺りがとんでもないことになるのですが…。」
「やれ。」
「あ、ハイ。」
リヴェリア様と違い、超スパルタで理不尽だ!
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【ウィーシェの名のもとに願う。森の先人よ、誇り高き同胞よ。我が声に応じ草原へと来れ。繋ぐ絆、楽宴の契り。円環を廻し舞い踊れ。至れ、妖精の輪。どうか――力を貸し与えてほしい】
【エルフ・リング】
【間もなく、焔は放たれる。忍び寄る戦火、免れえぬ破滅。開戦の角笛は高らかに鳴り響き、暴虐なる争乱が全てを包み込む。至れ、紅蓮の炎、無慈悲の猛火。汝は業火の化身なり。ことごとくを一掃し、大いなる戦乱に幕引きを。焼きつくせ、スルトの剣--我が名はアールヴ】
【レア・ラーヴァティン】!
……え?無効化された!?
どうして!
「ふん、なるほどな。レベル4にしては威力が高いな、褒めてやろう。」
「そんな…、あの時と同じように…消えた?」
「何だ、聞いてないのか。私のこの魔法は魔法無効化だ。」
「え、詠唱を唱えていませんでしたよね!?」
「既に唱え終わっている。それも聞いてないのか?この魔法は付与魔法だ。常時かけている。」
「え?じ、常時?」
「それは内外に作用される。つまり、さっきの魔法は本来の威力ではない。」
「そ、そんな……。」
先程のガレスさんを一撃で倒すほどの魔法が本来の威力ではない?
さらに魔法無効化が付与魔法であり、常時かけている?
嘘ですよね…?
リヴェリア様がアルフィアさんを都市最強と言うのも、納得です…。
とうとう、アルフィアさんと会うこととなりました。
早速洗礼を受けていますね!
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