白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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フィーナの記憶が復活したレフィーヤさんです!
さぁ!どうなるのでしょうか!


第277話 処女神、質問。

「古代について色々とお聞きしたいですね。非常に興味があります。」

「私もです。」

古代かぁ。ボクはずっと寝ていたから知らないけどね。

 

あ、そういや気になったことがあるんだ。

ベルくんがアルゴノゥトの生まれ変わりなのは、どうしてだい?

聞いてみようっと。

「あー、フィーナくん…いやレフィーヤくんに聞きたいけど、ベルくんが【始まりの英雄】アルゴノゥトの生まれ変わりなのはどうしてわかったんだい?」

「あ、はい。ベル・クラネルの見た目がアル兄さんと本当に瓜二つだからです。……ですが!性格はまるっきり違います!」

「「ほう?」」「え?」

「アル兄さんは、悪戯好きで夢見がち、剽軽で美女にだらしないナンパ者です!【英雄】?とんでもない!逃げ回ったり隠れたりするための身軽さと機転以外はからっきしの、非力なヒューマンです!」

「ええー…。」

……瓜二つなのはわかったけど、性格は正反対なんだ…。

今のベルくんでよかったね!

 

「おやおや、どこかで聞いたことがありますね、メイ?」

「ええ、本当に。あの困った子に瓜二つですね。」

「「困った子?」」

「坊ちゃまの父親です。…どうやら【始まりの英雄】アルゴノゥトの性格はその困った子に置いていったかもしれませんね。」

よし!ベルくんの父親に悪いけど、よくやった!

ベルくんに受け継がれていなくてよかったよ!

 

「……それでも、ベル・クラネルにアル兄さんの記憶を復活させてはなりません!今の性格でいいのです!……アル兄さんは絶対に泣かなかった。どんな辛いことがあってもずっと笑っていた。私はそんなアル兄さんを見るだけでも辛かった。泣いたっていいのに…。」

「レフィーヤくん…いやフィーナくん…。キミはまさか…。」

君は…前世では、アルゴノゥト…いや兄を好いてたんだね…。

それが転生した今世になっても、ベルくんを好くことになるとはね。

……その想いが、天界で魂を漂白しきれなかった原因かもしれない。

 

「グスッ…はい、ヘスティア様。私は…義妹でありながらアル兄さんを好いていました。」

「これは…転生しても貴女方はつながっていたのですね…。」

「ふふっ、今は私が年上ですけどね。それに転生したのは、私とアル兄さんだけではありませんよ?」

「ほう?今の時代に、古代の英雄から転生された方がおられるのですか?」

え?古代の英雄の見た目が瓜二つの子がいるのかい?

「はい、それは…」

 

コンコン

 

「…誰だい?」

「私よ、ヘスティア。アリーゼ達を連れてきたわ。」

……【白兎眷属】のことかい。

アストレアもしつこいなぁ。

 

「神アストレアはまだ、諦めておりませんでしたか。」

「神フレイヤが坊ちゃまの眷属となったのが、非常に悔しかったでしょうね。」

「アストレアのベルくんに対する執着も深いよね…。」

未だにベルくんを、5年前眷属にするべきだった、と言うぐらいだしなぁ。

 

「(女神2柱がアル兄さん…いえベル・クラネルに執着するとは…。アル兄さんの記憶がもし復活したら、絶対に大歓喜するでしょうね。ですが、私が絶対に復活させません!今のベル・クラネルのままでいいのです!)あの…先程の話については、メイさんへ伝えますがいいでしょうか?」

「そうですな、今は神アストレアが優先事項ですからね。大変申し訳ございません、フィーナ嬢。」

「今の私はレフィーヤ・ウィリディスです。フィーナは古代で…亡くなりました。」

「申し訳ございません、レフィーヤ嬢。」

「いいえ。ところで、メイさん。メイド親衛隊について詳しいお話をお願いしていいでしょうか?(兄さん…ベル・クラネルのハーレムですって!?スキルのためといえ、どうなっているのですか!かつての義妹として見定めてやりましょう!)」

「それは失礼しました、別室で説明いたします。フィーナさん…いえ、レフィーヤさん。」

「今はレフィーヤでお願いしますね。」

 

ガチャ

 

「入るわよ、ヘスティア。あら……?【千妖精】?取り込み中だったかしら?」

「いえ、先程終わりました。どうぞ、神アストレア。」

「え、ええ?【千妖精】よね?…なんか感じが変わったような気がするのは気のせいかしら?」

「神アストレア、気のせいです。さあレフィーヤさん、行きましょうか。」

「はい。」

……かなり落ち着いているね。そりゃ、前世の記憶を引き継いだらね。

ハーフエルフだから少なくとも100年以上は生きているということになるよね。

 

それに……あの古代を生き抜き世界三大詩人の一人になるということは、それなりの知識があり魔法も習得しているということだよね?

また、フィーナくんの義兄であるアルゴノゥトに瓜二つのベルくんへの想いもかなり高いんじゃないかな?

100年も募らせた想いに今の想いがプラスすると……、【白兎眷属】の効果を最大限まで引き出せるんじゃないかな?

 

マジで、アルフィアくんやハイエルフくんを越えるかもしれないね。

それに…、彼女もベルくんを絶対に裏切らないだろうね。

それは確信している。

 

……いい加減にこれ以上増えるのは、勘弁してくれよー!

何だろう…まだ、いるのは気のせいかな?

 

やめやめ!考えたって、キリがないよ!

どーにもなーれ。




フィーナがアルゴノゥト=ベルくんについて、色々と語っていますね!

古代の英雄の転生者について語ろうとしたところに、アストレアが入ってきました。

そして、ヘスティアは考えることを放棄しました。
仕方がないですね。

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