白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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そして、ベルくんの稽古を…。


第283話 純潔園、切替。

「さて、次は坊ちゃまの稽古を見てみましょうか。」

「あ、はい。」

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私は……次元が違いすぎる光景を見ています。

何ですか…これは。

「はぁぁぁぁっ!」

「やぁぁぁぁっ!」

「ベル!握りが甘いぞ!剣のぶつかり合いには手の内を締めろと言っただろう!」

「ごめん!ザルド叔父さん!」

あの目に傷の大男…、強いですね…。

【ロキ・ファミリア】の幹部が全員かかってようやく勝負になるぐらいではないでしょうか?

 

【永争せよ、不滅の雷兵】

【カウルス・ヒルド】

「ふんっ!」

「む、耐えたか。」

同胞の雷を平然と耐えましたか…。

 

「友よ、覚悟!」

「はっ!」

「ぐっ!オッタルを負かしただけはあるな!」

不意打ちも効きませんか…。

 

「今です!」

「「「承知!姫!」」」

何をするつもりでしょうか…?

 

「え?な、何で!縦一列に!?」

「行くぞ」「シールドバッシュ!?(しまった!視界が!)」

「どこを見ている」「きょ、距離を置かないと!」

「そうはさせん」「投槍!?か、間一髪!」

「終わりだ!」「ええっ!み、味方を踏み台にしたぁ!?ぐっ!」

なっ!縦一列に並んで間髪入れずに攻撃を!?

 

「ちっ!かすり傷でしたか!」

「「「申し訳ありません!姫!」」」

「いいえ!今のベル様へかすり傷でも勲章ものです!」

「「「ありがとうございます!」」」

あの連携でかすり傷程度!?

ベルさんはどれだけ強いのですか!?

 

「リリ!ひどい!」

「後で体でお詫びします!」

「体って何!?」

「余所見するな!ベル!」

「ぐぅっ!」

「ちっ、吹き飛ばせなかったか(完治した俺の攻撃を片手で受けるとは…)。」

あれだけの人数が一斉にかかっても…団長は息切れしていません…。

レベル6なのに…何かレアスキルでもあるのですか?

 

「………あの、目に傷の大男はレベルいくらでしょうか…?」

「ザル坊ですか?レベル7ですね。」「レベル7!?」

「ですが、今のザル坊は現役を越えていますからレベル8に匹敵するでしょう。」

「レベル8!?(…どうなっているのですか!)」

一体全体どうなっているのですか!?

一ヶ月前まで弱小派閥だったのに、一気にオラリオ…いえ世界最強派閥になっているではありませんか!

 

「それにしても、リリさんと【炎金の四戦士】の連携は見事なものですね(リリさんの指揮下に入れて正解でしたね)。」

「え?え、ええ。」

「今の坊ちゃまはレベル9に匹敵しますが、まだステータスに振り回されていますね。まあ、ランクアップの調整には丁度いいでしょう。」

「あれで丁度!?」

ベルさんには一体どんなレアスキルがあるのですか!?

 

「アリシアさん。」

「は、はい!」

「その程度で動揺してはいけません。すぐに未知を既知に変えなさい。それが強くなる秘訣です。」

「!!」

「大丈夫ですよ。異端児のレイさんを受け入れたアリシアさんならできます。」

「…努力します、いえ変えてみせます!」

……そうです。

レイを受け入れた私ならできます!

彼女を世界へ受け入れるためにも、ベルさんを…【ヘスティア・ファミリア】を強固にしなければいけません!

 

「その意気です。さて、頃合いですね。」

パンパン

「皆さん、そろそろ夕刻です。この辺にいたしましょう。」

 

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あちらのレベル1,2組は…シノスさんだけが堂々と立ってますね。

レベル2が1人とレベル1が2人を相手にして、それですか…。

余程の技と駆け引きがあるようですね。

 

「はぁ…はぁ…シノスさん、強すぎるよ…。」

「も、もう、立つのもきついでございます…。」

「ふぅ、いい汗かきましたね!ステータスがどのぐらい上がっているか楽しみですね!」

「…………。」

「へ、ヘル…いえ、ルーゼ?大丈夫ですかー?」

「…治療魔法を…かけてください。」

「はーい。」

 

【……(詠唱中)……】

【ゼオ・グルヴェイグ】

 

『ヘイズ、ありがとう。…何故、【フレイヤ・ファミリア】幹部たちが脳筋だったのかがようやくわかりました…。』

『…私もですー。まさか、フレイヤ様…いえシノスさんも脳筋だったとは…。』

『詐欺です…。何ですか!あの技と駆け引きは!』

『仕方がありませんよー。相手はン億年も生きたフレイヤ様ですからー。』

『そうですね…(シノスがいち早くランクアップしそうな気がします…)。』

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ベルさんの方は…、やはりベルさんだけが堂々と立ってますね。

他の皆さんは大の字になっていますか。

圧倒的ですね。まあ、団長を務めるからにはそうならなければなりませんね。

「ふぅ…まだまだレベル6に慣れないね。あれ?どうしたの?ザルド叔父さんにみんな?」

「あー…、歳だから気にすんな(くそっ!現役のカンがまだ取り戻せてないとはいえ、傷1つ負わせねえとは…情けねえ。糞餓鬼のことを悪く言えねえな)。」

「黙れ、愚兎。貴様のようなバ愚兎「バ愚兎!?」と一緒にするな。」

「友よ…。手加減してくれ…。」

「だから、言ったでしょう!かすり傷1つでも勲章ものだと。」

「「「確かに!ありがとうございます!姫!」」」

 

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さてアイズと同胞の方は…お互い大の字ですか。

引き分けですね。

しかし、アイズがああまで対抗心を見せる相手はあの同胞だけではないでしょうか?

 

「はぁ…はぁ…。し、勝負はお預けです。」

「はぁ…はぁ…。…さ、賛成。じゃ、じゃが丸くんが欲しい…。」

「…貴女は、それしか…ないのですか!もっと…他に、あるでしょう!」

「……ベル。」

「な…、もっと…選択肢を…増やしなさい!」

同胞…、アイズに対してそこまで突っかからなくても…。

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ティオナは…ボロボロですが何とか立ってますね。

【ロキ・ファミリア】の時よりかなり強くなっているのは気のせいでしょうか?

「よ、よーし。なんか掴めた気がした!」

「その意気だぞ、ティオナ。…ところで、アーディはどうした?」

「【アストレア・ファミリア】とダンジョンへ行ったよー!現在のダンジョンでカンを取り戻したいってさ。」

「ああ、そうだったな。あいつらは、過去から来たんだったな。」

過去から…ですか。

あの目の傷の大男も、でしょうか?




団長たちの強さを肉眼で見て、唖然としていますね。
そして、メイから「未知を既知へ変えろ」と言われていますね。
異端児のレイを受け入れたアリシアさんならできますね!

シノスは、レベル2一人とレベル1二人を相手に圧勝していますね。
さすが、ン億年も生きてアースガルドの巨人たちを相手に戦った方ですね!

ベルも、ザルド・ヘディン・ヘグニ・リリ・炎金の四戦士を相手にし立っています。
【兎囲女逹】はえげつないですね!

アイズとルゥは引き分けですね。
それに…コミュニケーションが増えています!

ティオナは伸びますね!バーチェの教えを受け、何とか立っています。

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