白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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久々のアーニャ回です!
遺骨を返して、アーニャは…。


第293回 音痴猫、前向。

ミャーは…どうしたらいいニャ…。

あいつらをここへ返せたのはいいとしても、ミャーはこれからどうしたらいいのかわからなくなったニャ…。

「シル…いえシノスさん…この子たちはこちらで弔います。」

「いいえ、もう既に埋葬場所は確保しています。今から行きますか?」

「それは…【フレイヤ・ファミリア】としてですか?しかし【フレイヤ・ファミリア】は解散したはずでは…?」

「ボクが許可したさ。やり残したことがあるのはよくないからね!」

「…ありがとうございます。ヘスティア様。」

そして、ミャーたちは共同墓地へあいつらを担いで運んだニャ。

 

今、埋葬の準備をしているニャ。

「あの子達の魂が無事に天へ昇っていることを祈ります…。」

「昇っているさ!きっとね(天界の連中、ちゃんと仕事しろよ)!」

「大丈夫ですよ。マリアさん。」

……昇ってもらわなきゃ困るニャ。

本来ならミャーが行くべきだったニャ…。

 

「準備完了しました!」

「【デメテル・ファミリア】からの花です。みなさん献花を。」

あいつらへの別れがきたニャ…。

 

「兄貴たち…俺たちは元気でやってるぜ…。」

「ベル兄ちゃんも、ヘスティア様も優しくしてくれているよ!」

「……ばいばい…。」

すまないニャ…。

ミャーがしっかりしていたら、あいつらも生きていたはずだニャ…。

 

「お前たちは見事だ…。10年もダンジョンに取り込まれず魂だけで自我を保つとはな。俺でもできたかわからん。…無事に逝くがいい。」

「……てめえらの命で生き延びたこの命、大事に使わせてもらうぜ。」

「……ありがとうニャ…。」

ミャーはこれから…どうしたらいいニャ…。

 

「ありがとうございます。貴方たちが残したものがなければ僕たちは死んでいました。」

「感謝します。生き延びたこの命は決して無駄にはしません。」

ルゥと…白髪頭を助けてくれてありがとうニャ…。

もう…失うのは懲り懲りだニャ…。

 

「私とマリアさんで最後ですね。きゃっ!」

「うわっ!魔石灯が!」

「…っ!あんたたち…。」

ニャ!?

また出てきたニャー!

 

『…フレイヤ様…マリア母さん』

『…このような形で帰ってしまって』

『申し訳ありませんでした…。』

「貴方たち…。」

「…馬鹿…あんたたちは大馬鹿よ!」

………ごめんなさいニャ…。

 

『ごめん…。ライ…スゥ…ルゥ…。』

『ごめんね、こんな形で帰ってしまって』

『元気で生きろよ…』

「あ、兄貴たち…。」

「びええええええん!」

「ひっく…ひっく…。」

すまないニャ…。

ミャーは、どう償ったらいいニャ…。

それも分からないニャ…。

 

『みなさん…ありがとうございます。』

『アーニャちゃん…強くなって…』

『ライたちを…頼むぜ…。』

「!!」

おミャーら…。

今のミャーを…。

 

……わかったニャ!

このガキらはミャーが…面倒みるニャ!

ううん…私が…この子たちを守っていくニャ!

だから安心してニャ…。

 

『…安心して天へ帰れます。』

『皆さんの幸せを願っています…。』

『オラリオを…世界をお願いします。』

「ああ。」

「わかりました!任せて下さい。」

白髪頭…いやベルに任せておけば問題ないニャ!

【最強最高の英雄】を目指しているのだから。

…あのメイドと執事がいる限り大丈夫だニャ。

 

「…見ているだろう?天界のみんな、あの子たちを頼むよ。」

『粗末にしたら許さないわよ…。』

「…ありがとう…みんな。ミャ…私はもう一度頑張れる…。」

「…愚図……。」

兄様、大丈夫。

私は、ようやく前を見ることができたから。

 

兄様を追いかけず…、私は私なりに頑張っていく。

あいつらから教えてもらったから。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■

翌日…

 

「いらっしゃいませー!3名様ですか?あちらの5番テーブルへどうぞー!」

「はい!パスタセット2名ですねー!」

「お待ちどー様!エール3つでーす!」

 

「アーニャ…変わったね。」

「ウニャー!あんなのアーニャじゃないニャー!シノスのパチモンじゃないかニャー!ドジなアーニャ、戻ってきてニャー!」

 

「アーニャちゃん、何か大人になったみてえだな。」

「ああ…今までガキみたいだったが、こう何かキレイになったよな?」

「胸もでかいし…俺、アタックして「あ?」…まだ早い「ああん?」…辞退します「チッ」怖えーよ…あの人。」

 

「あ、ミア母ちゃん。時間なので、これで上がります!」

「待ちな、今日も行くんだろ?これを持っていきな。」

「いいんですか?ライたちが喜びます!サー!行ってきまーす!」

「ああ…気をつけろよ。……ハァ。」

 

「どうしたんだい?アンタらしくないじゃないか。」

「うるせえよ…。」

「妹が成長したからかい?アンタもいい加減に妹離れしなよ?」

「まだだ!まだ早い!あいつはまだ愚図だ!後10…いや20年は。」

(こりゃまだ時間がかかりそうだねえ…。アイツらには感謝しているよ、アーニャはようやく前を向いて歩き始めたんだから。)

 

そして、エイナの魔法によりアーニャはランクアップ可能と分かったため、更新によってアーニャはレベル5へランクアップしたのこと。

更に魅力的になったアーニャに群がる男が増えたため、兄であるアレンはそれを追っ払うことに専念するようになった。




ベルの幸運による奇跡が再び起こり、彼らが顕現し別れを告げました。
それによってアーニャは立ち上がり、前へ進むようになりました!


口調がシノスさん似となっていますが…アーニャなりに口調を直した結果です。
アキさんのように。

そしてアレンのシスコン振りにますます拍車がかかりました。


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