遺骨を返して、アーニャは…。
ミャーは…どうしたらいいニャ…。
あいつらをここへ返せたのはいいとしても、ミャーはこれからどうしたらいいのかわからなくなったニャ…。
「シル…いえシノスさん…この子たちはこちらで弔います。」
「いいえ、もう既に埋葬場所は確保しています。今から行きますか?」
「それは…【フレイヤ・ファミリア】としてですか?しかし【フレイヤ・ファミリア】は解散したはずでは…?」
「ボクが許可したさ。やり残したことがあるのはよくないからね!」
「…ありがとうございます。ヘスティア様。」
そして、ミャーたちは共同墓地へあいつらを担いで運んだニャ。
今、埋葬の準備をしているニャ。
「あの子達の魂が無事に天へ昇っていることを祈ります…。」
「昇っているさ!きっとね(天界の連中、ちゃんと仕事しろよ)!」
「大丈夫ですよ。マリアさん。」
……昇ってもらわなきゃ困るニャ。
本来ならミャーが行くべきだったニャ…。
「準備完了しました!」
「【デメテル・ファミリア】からの花です。みなさん献花を。」
あいつらへの別れがきたニャ…。
「兄貴たち…俺たちは元気でやってるぜ…。」
「ベル兄ちゃんも、ヘスティア様も優しくしてくれているよ!」
「……ばいばい…。」
すまないニャ…。
ミャーがしっかりしていたら、あいつらも生きていたはずだニャ…。
「お前たちは見事だ…。10年もダンジョンに取り込まれず魂だけで自我を保つとはな。俺でもできたかわからん。…無事に逝くがいい。」
「……てめえらの命で生き延びたこの命、大事に使わせてもらうぜ。」
「……ありがとうニャ…。」
ミャーはこれから…どうしたらいいニャ…。
「ありがとうございます。貴方たちが残したものがなければ僕たちは死んでいました。」
「感謝します。生き延びたこの命は決して無駄にはしません。」
ルゥと…白髪頭を助けてくれてありがとうニャ…。
もう…失うのは懲り懲りだニャ…。
「私とマリアさんで最後ですね。きゃっ!」
「うわっ!魔石灯が!」
「…っ!あんたたち…。」
ニャ!?
また出てきたニャー!
『…フレイヤ様…マリア母さん』
『…このような形で帰ってしまって』
『申し訳ありませんでした…。』
「貴方たち…。」
「…馬鹿…あんたたちは大馬鹿よ!」
………ごめんなさいニャ…。
『ごめん…。ライ…スゥ…ルゥ…。』
『ごめんね、こんな形で帰ってしまって』
『元気で生きろよ…』
「あ、兄貴たち…。」
「びええええええん!」
「ひっく…ひっく…。」
すまないニャ…。
ミャーは、どう償ったらいいニャ…。
それも分からないニャ…。
『みなさん…ありがとうございます。』
『アーニャちゃん…強くなって…』
『ライたちを…頼むぜ…。』
「!!」
おミャーら…。
今のミャーを…。
……わかったニャ!
このガキらはミャーが…面倒みるニャ!
ううん…私が…この子たちを守っていくニャ!
だから安心してニャ…。
『…安心して天へ帰れます。』
『皆さんの幸せを願っています…。』
『オラリオを…世界をお願いします。』
「ああ。」
「わかりました!任せて下さい。」
白髪頭…いやベルに任せておけば問題ないニャ!
【最強最高の英雄】を目指しているのだから。
…あのメイドと執事がいる限り大丈夫だニャ。
「…見ているだろう?天界のみんな、あの子たちを頼むよ。」
『粗末にしたら許さないわよ…。』
「…ありがとう…みんな。ミャ…私はもう一度頑張れる…。」
「…愚図……。」
兄様、大丈夫。
私は、ようやく前を見ることができたから。
兄様を追いかけず…、私は私なりに頑張っていく。
あいつらから教えてもらったから。
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翌日…
「いらっしゃいませー!3名様ですか?あちらの5番テーブルへどうぞー!」
「はい!パスタセット2名ですねー!」
「お待ちどー様!エール3つでーす!」
「アーニャ…変わったね。」
「ウニャー!あんなのアーニャじゃないニャー!シノスのパチモンじゃないかニャー!ドジなアーニャ、戻ってきてニャー!」
「アーニャちゃん、何か大人になったみてえだな。」
「ああ…今までガキみたいだったが、こう何かキレイになったよな?」
「胸もでかいし…俺、アタックして「あ?」…まだ早い「ああん?」…辞退します「チッ」怖えーよ…あの人。」
「あ、ミア母ちゃん。時間なので、これで上がります!」
「待ちな、今日も行くんだろ?これを持っていきな。」
「いいんですか?ライたちが喜びます!サー!行ってきまーす!」
「ああ…気をつけろよ。……ハァ。」
「どうしたんだい?アンタらしくないじゃないか。」
「うるせえよ…。」
「妹が成長したからかい?アンタもいい加減に妹離れしなよ?」
「まだだ!まだ早い!あいつはまだ愚図だ!後10…いや20年は。」
(こりゃまだ時間がかかりそうだねえ…。アイツらには感謝しているよ、アーニャはようやく前を向いて歩き始めたんだから。)
そして、エイナの魔法によりアーニャはランクアップ可能と分かったため、更新によってアーニャはレベル5へランクアップしたのこと。
更に魅力的になったアーニャに群がる男が増えたため、兄であるアレンはそれを追っ払うことに専念するようになった。
ベルの幸運による奇跡が再び起こり、彼らが顕現し別れを告げました。
それによってアーニャは立ち上がり、前へ進むようになりました!
口調がシノスさん似となっていますが…アーニャなりに口調を直した結果です。
アキさんのように。
そしてアレンのシスコン振りにますます拍車がかかりました。
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