白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ベルくんの眷属となったアストレア、参戦です!

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皆様、後字報告をいただきありがとうございます!


第294回 正義神、稽古。

ふふふ、下界へ降りて剣を振るえるとは思わなかったわ。

レベル1だけど、全知零能だった時よりはマシね。

 

ベルの血が、神を封印できるのは驚いたけどそれも下界の未知ね。

いえ…ベルだけね。

本当に、5年前に眷属にするべきだったわ!

いえ…眷属にしたとしても、今のようなベルになってたかはわからないわね。

………。

結果オーライね!

 

それにベルに名前をつけてと請願したわ。

ベルがかなり戸惑っていたけど、名前をつけてもらったわ。

「ユーティス」と。

 

久々の素振りは気持ちいいわ。

天界以来ね。

 

ヒュン!ヒュン!

 

『ねえ…アストレア様がやる気満々だけど…。』

『団長様…いえアリーゼ、アストレア様ではなくユーティスでございますよ?』

『そうだったわね…未だ慣れないわ。』

『同感でございます…。』

 

「あら、アリーゼに輝夜じゃない。おはよう。」

「「おはようございます!」」

「敬語は不要よ。一応、貴女たちの後輩なんだから。」

「まだ慣れないので、しばらくそのままでお願いします…。」

「あの…アスト…いえユーティス、今の素振りを見ましたがかなりの剣の腕のようですが?」

「あら?私はこれでも、天界で剣の達人よ?」

「「え」」

あちこちに首を突っ込んでいたけど、荒事になるのがほぼだったわ。

だから、自然と強くなっていったのよね。

 

そうだわ…。

この子たちの剣の腕を直に見たいわね。

「ちょうどいいわ。アリーゼ、相手してちょうだい。」

「わ、私はレベル5なので手加減できるかわからないわ!か、輝夜が適任だわ!」

「ア、アリーゼ!(私に押し付けるな!)……少々相手してもよろしいでしょうか?」

「ええ、お願いするわ。輝夜センパイ?」

「…やめてくれませんでしょうか?それは。」

…そんなに似合わないかしら?

 

そして輝夜と稽古をしたのだけれど…。

「(スピードとパワーがレベル1下位なので見切れるが…)くっ…!」

「どうしたの?輝夜、キレが悪いわよ?」

「(キレが悪いのは貴女が私の剣を寸前で殺しているでしょうが!)…失礼しました。少々本気を出してもいいでしょうか?」

「ええ、いいわ。」

レベル5が本腰入れるとどうなるのかしら?

 

…何しているの?輝夜?

「では行きます…。『一せ……ユーティス、せめて技を出させてくれませんか?」

「何言っているの?そんな大振り、止めて下さいと言っているようなものよ?」

「な…!私の技…が大振り…?(これでもゴジョウノ家でかつて一番の腕だぞ!?)」

「はぁ…貴女たちはステータスに頼りすぎね。技と駆け引きをもっと磨きなさい。」

「……はい(これではどっちが先輩なんだが…)。」

ステータスにまだまだ頼り気味ね。

やはり、神だった時に指導すべきだったかしら。

 

「…勉強になりました(私もまだまだというところだな…。ユーティスがこれからレベルを上げれば…追いつかれますね)。」

「ええ、いい運動になったわ。」

「い、いい運動でございますか…(こちらはもう疲れたのですが)」

 

「はぁ…この子たちの視点で見たけど、まだあの子達でもステータスに頼りすぎね。」

「同感ですね、ユーティスさん。」

「あら?シノス?どうしたの?」

「春姫さんとエイナさん、ルーゼに相手してもらったですけどあの通りです。」

…全員、大の字になっているわね。

 

「…あらら。もうへばっているわね。レベル2一人とレベル1二人を相手に?」

「ええ、けど。相手になりません。こう…なってないというか棒切れをブンブンしているだけで…。」

「わかるわ。輝夜に相手してもらったけど、剣を握った初級者あたりね。」

そうね。

天界にいた時と比べたら駄目だけど、どうしても考えてしまうよね。

 

「ルゥにお願いしようと思ったけど、ルゥはやりすぎてしまうから…。」

「あら?アルフリッグさんたちは?」

「お願いしょうと思いましたが、ベルさんのところへ一斉に逃げてしまいました…。」

「困ったわね。まさか、神からヒューマンになったらこんな弊害があるなんて…。ねえ、シノス?」

「はい、ユーティスさん。戦りませんか?」

「気が合うわね。自慢じゃないけど、私、オリンポスでも結構の剣の達人よ?」

「奇遇ですね。私もアースガルドでも槍の達人ですよ?」

「「ふふふ…………戦りましょう!」」

 

『ねえ…。』

『何でしょうか?』

『あれ…。』

『私は何も見えませんが?』

『現実逃避はよくないわ!』

『では、あれを見て自分の剣の腕に自信持てますか?』

『…ごめんなさい。私が悪かったわ!』

『あれを見ますと、今までの剣は何だったと凹みます。』

『アストレア様って…脳筋だったんだ。』

『貴女もでしょう。』

『輝夜もルゥも脳筋じゃない!』

『私は脳筋じゃない!ポンコツエルフと一緒にするな!』

 

体が思うように動きにくいけど…、技はまだ大丈夫ね!

それに…フレイヤ、いえシノスもなかなかやるわね!

「はあああああっ!」

「やあああああっ!」

「やるわね!」

「そちらもですね!アースガルドでは剣で得意だった神ヴィーザルがいましたが、それに匹敵します!」

「そっちもじゃない!ポセイドンもやりあったけど同じくらいね!」

「神ポセイドンと並び立てるだけでも光栄ですね!」

「ああ!楽しいわ!」

「こちらもです!」

オリンポスであちこち暴れ…いえ仲裁した時が懐かしいわね!

 

『………。』

『余所見とは余裕ですね!アイズ!』

『…すみません。あちらがどうしても気になって…。』

『…気にしたら負けです。あちらは神の域に達している方々です。』

『…わかっています。……参考にしたいだけです。』

『…一旦休憩しましょうか。』

『…賛成です。』




シノスさんと、タイマン稽古です!

槍と剣の達人同士、いえ元神同士でガチ稽古です。
周囲も唖然です。

ステータスもレベルも低いので、見切れますが技は早々真似られません。
ン億年も培われた技と駆け引きですから。

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