白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ロキ、稽古を観戦にきました。
すると、そこには…。


第295回 道化神、観戦。

ドチビへアポとって、稽古しにきたんやけど…。

「ロキと一緒にベルくんたちの稽古を見に来たけど…何やってんのさ、あの子達は。」

「な、何だ…あれは。力も速さも大したことないのに技と駆け引きが凄まじい…。」

「酒場の娘と…神…アストレアかのう?」

……あの色ボケ…いや…。

 

懐かしいわ…フレイヤのアレを見れるなんてな。

「……どうしたんだい?ロキ?」

「………元に戻りおった…あの脳筋…。」

「「「脳筋?」」」

「ドチビ…何故、ウチがフレイヤを色ボケと言ってるのは何故かわかるか?」

「さ、さあ…?」

「フレイヤは元々美の神じゃなかったんや…糞神オーディンによって無理矢理魅了を植え付けれられ、自らの魅了にやられよったんや。」

「そうだったのかい…(だからオーディンが嫌いなんだなあ…)。」

「待て…あの酒場の娘は神フレイヤなのか…?」

「「あ」」

しもうた。

バレてしもうた。

 

しゃーないから、あの脳筋と少年について話しおった。

でないと、納得せんからなー。

「……もう、ベルは神と祀られてもいいんじゃないかな?僕もその恩恵にすごくあやかりたいんだけど?」

「同感じゃ。」

「異性であることと、ベルくんへの想いがMAX近くじゃないと無理だよ?」

「……(スキルのことは知っているが…やはり魅力的だ。あの少年と数回話してみる必要があるな。)」

男は諦めるしかないわなー。

女は…アイズたんらがおるからそんな簡単に入れないわな。

リヴェリア…ええけど、あっちには【静寂】がおるんやで?

 

と話を戻そ。

「話は元に戻すけど、フレイヤは元々ああやったんや。オッタルたちを見たら納得いくやろ?」

「ああ…なるほど。子は親に似るということだね。」

「それにしても……双方とも技の凄い応酬だな。」

……ステータスは低いんやけど、技と駆け引きはン億年モノやからなー。

 

「…あれで本当にレベル1のなりたてかい?しかも上がりやすくなる?ずるくないかい?」

「そやろ!ウチもなりたいのにー!」

「「そっちか…?」」

「ふざけんなー!これ以上増やしてたまるものか!ボクが一番なりたいのに!」

「……彼らの恩恵が消えてしまうから、やめてほしいのですが。」

「むー!」

ううー、どうしてあん時うちおらんかったんやー!

そうすればベルたんはウチの眷属になってたのにー!

 

「しかし……連れてきたベートやティオネ、アルガナがもう地に伏しているな。」

「ティオネはティオナにやられたね、改宗前までは互角だったのに…。まだ数日しか経ってないよ?【白兎眷属】は凄まじいね…。」

「アルガナもだ。バーチェに触れるまでもなくやられているな。」

「ベートは…ザルドに挑んでワンパンでやられておるぞ。」

「ウチらもう全滅やんか!」

もうアカン。

今のドチビのファミリアはもう世界最強やん!

糞爺や最悪女んとこにはまだ及ばんけど…、あの少年のスキルからして時間の問題やろな。

 

「でもね…やはりあの子達だね。神の技と駆け引きをフルに使っているよ…。」

「あんなに楽しそうなフレイヤ、久々に見るわ…。」

「そうなのかい?」

「そや、ドチビ。天界でウチんとこは巨人のバカと争っていてなー。ウチのホームと同じくらいどデカい巨人数人をフレイヤたった1人で相手にして全滅させよったんや…。」

「うわぁ…骨の髄から脳筋じゃないか。」

「そや…その時のフレイヤもつまらなさそうやったんや。やから、あんなフレイヤは久々に見るんや。」

あんなに心から楽しんどるなんてな…。

ちくしょー!ウチもベルたんの眷属になりたかったわー!

 

「そうなんだ…。あ、お互いの武器が砕けたね。」

「ここまでだね……。…は?すみませんが、神ヘスティア……彼女たちは何をやっているのでしょうか?取っ組み合いにしては、技のレベルが高すぎるのですが。」

「うわぁ…、同郷のパンクラチオンじゃないか…。」

「あの脳筋…、ウチんとこのコマンドサンボを繰り出しとるやんけ…。」

「……1ランク上ではもう相手にならないのではないか?」

「…参考にしたいが、技のレベルが高すぎて真似できんのう…。」

何やっとんねん…あの脳筋らは。

けど…何かこう…血が騒ぐわな。

 

「…ロキ。ボク、ちょっと間近で見学したくなったよ。同郷のパンクラチオンをここで見れるとはねー。」

「ウチもやー。下界でこんな闘いをお目にかかれるとは思わんかったわー。」

ドチビもやな。

下界でウチら天界の技を習得しとる子は早々おらんわな。

あ、いたわ。ボクシングを習得しとる子が…。

それより、こっちや!

 

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「はぁ…はぁ…。」

「ぜぇ…ぜぇ…。」

「やりすぎです…。アスト…いえユーティス、シノス(二人とも片足、片腕が折れてるじゃないですか…)。」

「…すごかった。レベル1と思えない…。」

全くや!おもろかったわー!

 

「いやー!見応えあったね!」

「ホンマやな!コレ、神の鏡で公開したらええんとちゃう?金取れるで。」

パンクラチオンとコマンドサンボ対決は天界でもそない簡単には見れんからなー。

 

「素晴らしかったです。ユーティスさん、シノスさん。」

「やりすぎじゃないかしら…?」

「まだ言っているのですか?だから、貴女たちはその程度なのです。」

「だが!これはやりすぎだ!」

「彼女たちは死力を尽くし、神技を多く繰り出しました。武器が砕けたら素手と。しかもハイレベルの技を。さすが神と言ったところですね。このメイ、感服いたしました。」

ちょ!それは異議ありやで!

 

「はいはい!異議あり!同じ神だけどさ、そんなことができるのは武闘派の彼女たちだけだよ!」

「そや!この二人はホンマもんの脳筋や!一緒にせんといてや!」

「失礼しました。ですが皆さん、神が至れた彼女たちがいいお手本です。そのぐらいやりなさい。でないと、坊ちゃまと同じ高みに至れませんよ?」

「「「!」」」

そりゃ…まあ…、元神やからなー。

そこまで要求するんか?鬼やわー。

 

「ま…まだ、やれるわ。」

「わ、私もです。」

「「「うわぁ…本物の脳筋だ。」」」

「私達のアストレア様が…脳筋になっちゃった。」

「「「俺たちのフレイヤ様が…脳筋に…。」」」

「ユーティさん、シノスさん、今日はそこまでです。ヘスティア様に更新してもらって今回の上昇幅を確認されてはいかがですか?」

「「……お願いします!」」

「あ、うん……(かなり伸びているだろーな)。」

まー、一日だけではそない伸びへんやろーな。

伸びていたら…チートやんけ!

 




シノスとユーティスとの稽古を見て、ドン引きです。
お互いの武器が壊れても、取っ組み合いでヘスティアもロキも興奮中です。
そりゃ、同郷の技を見れたらそうなりますよね!

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