白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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メイ回です!
ユーティス(アストレア)とシノス(フレイヤ)のガチンコ対決を見た後…。


第296回 侍従長、観察。

「………。」

「どうしたんや、ドチビ。精々20か30あたりやろ?」

「ハハハハ、そう思うかい?そうだよね、それが普通だよね。」

「は?」

「二人とも…トータル600オーバーだよ…。」

「「「は?」」」

トータル600オーバーですか。

坊ちゃまを想いながら戦うとそのぐらいでしょうか。

さすが、神ですね。

効率的に上げる方法を体感的に得ているようですね。

 

「たった一日の闘いで600オーバーですか…。今までの私の子の記録を超えましたね。」

「私もよ。…楽しい上にアビリティがこう上がるなんてね。シノス、明日もよろしくね。」

「ええ、早くAかSに至って、偉業を積まないといけませんね!」

「偉業って…どうするのかしら?私達、元神よね?ダンジョンへ潜るしかないのかしら?」

「うーん、ワンランク上の子たちを複数倒すとか?(チラッ)」

「でもレベル2は相手にならないから…レベル3あたりかしら?レベル3はアーディちゃんだけね。レベル4か5でもいいよね?(チラッ)。」

「「「ひぇっ…。」」」

「神ロキの子はどうでしょうか?レベル3が多くいますけど?」

「何でアンタらの偉業のために差し出さなアカンのや!ふざけんなー!」

何も考えずに経験値を積むより、彼女たちへ献上した方がいいと思いますね。

それに、まさか神フレイヤも神アストレアもそこまで脳筋とは思いませんでした。

まあ、いいでしょう。

 

「残念です。モンスターなら…ミノタウロスかバグベアーでしょうか?」

「闇派閥の生き残りがどこかにいないかしら?」

「「「この方たち、怖い……。」」」

女神を眷属にした方が坊ちゃまのためになりますね。

手頃な女神は、いないでしょうか?

神デメテルは兵糧確保、神ヘファイストスも武器防具のために必要ですね…。

神ゴブニュだけでは荷が重いでしょう。

 

「……たった一日で?反則じゃないかい?」

「一日でトータル600以上なんぞ、今まで出たことないぞい…。」

「全く以て規格外だ……(検討に値するか…あの少年と話す必要があるな)。」

…貴方たちはこの7年間何をやってきたのです?

リヴェリアさんは興味があるようですね。

さて、どうしましょうか。

 

「…アイズ。」

「何でしょうか…ルゥ。」

「明日はギア上げませんか?」

「私もそう思いました…よろしく。」

「ええ…私たちも負けていられません!」

彼女たちの死合はルゥさんとアイズさんに刺激を与えていますね。

いい傾向です。

 

「あのぐらいしないと、いけないんだ…。」

「そうだな…。」

「ゲホッ(たったの数日間で、ティオナにここまで完敗されるなんて)…、いや待ってよ。おかしいでしょ?」

「そうだぞ。ティオネの言う通りだ。何故そんなに上がるのだ?」

「知りたかったら、あのメイさんを倒してみなよー。」

「ファミリアのトップシークレットだ、アルガナ。知りたかったら、メイさんを倒すんだな。」

「「いや、無理。怖い(だって、こっちを見て笑顔で手をクイクイと招いている…)。」」

かかってらっしゃい。

それにしても、互角だった彼女たちがこの短期間で差をつけられるとは。

【白兎眷属】の効果は凄まじいですね。

 

さて、ザル坊の方は…。

「ガハァッ!」

「ふん、あいつらよりは骨があるな。いいぞ、狼人。」

「こンの…野郎がッ!絶…てぇ追いついてやる!」

【凶狼】をしごいていますね。

なかなか骨がありますね。

 

「叔父貴に歯向かうなんて愚狼が。」

「レベル6がレベル7に勝てるか。」

「ケツまくって出直してこい。」

「あのアマゾネスに慰めてこい。」

随分とザル坊と仲良くなりましたね。

それはそれでいいのですが、きっかけが非常に気になります。

 

「やめとけ、お前ら。こう歯向かってくるだけでもマシだ。」

「「「サーセン!叔父貴!」」」

「………クラネルはどこまで強くなっているんだ?」

「俺の見立てではレベル9手前だな。先程までメイとセバスの全力連携に耐えて、そこで大の字になっているぞ。」

ええ、まさかあそこまで粘るとは思いませんでした。

早いといえば早すぎるのですが、それはそれで問題ありません。

ただでさえ、坊ちゃまは経験が圧倒的に不足していますから。

 

「レベル9手前だと!?…ちっ、追いつかれた上でかなり差を開けられちまった…。糞がっ!」

「その悔しさがお前を強くするだろうよ。折れるなよ?狼人。」

「絶対折れねえ!弱者に置いていかれてたまるかっ!」

「それでいい(中々骨のあるやつがいるじゃねえか。やはり7年前に俺らがやったことは無駄じゃなかったな)。」

思った通り、【勇者】や【重傑】と違って【凶狼】はやはり素質がありますね。

ザル坊に任せましょう。

…坊ちゃまへ並々ならぬ気持ちがあるようですが、そのときになったら性転換を提案しましょうか。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

「(ゾクゥゥゥッ)な、何だ…この悪寒は。」

「おい、何を余所見してやがる!」

「グッ!寒気がしただけだ!このデカブツが!」

「(寒気か…メイがさっきからこっちを見ているが何か企んでいるな。…気にしないでおこう。こっちにも飛び火が来そうだからな)」




ユーティスとシノスがアビリティを効率的に上げると共に偉業となるものを探しています。
怖いですね。

ですが、それによりほかの方へ刺激を与えています。
いい傾向ですね!

ベートはザルドが買っており、鍛えています。
男性陣では意外とベートが伸びるかもしれませんね!

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