白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ようやく、操作に慣れてきました。
不定期と言いましたが、筆(キー?)が乗ってきたので
ペースを早めて載せていきたいと思います。


第2話 処女神、苦悩。/ 猛者、尋問。

【ヘスティア・ファミリア】のホームの神室で、

ボクら神友たちが集まって、今回のことを説明した。

 

「……なるほどね。そういうことだったのね」

「あのフレイヤがな…。ここまでやってベルを手に入れたかったのか。」

「それでもベルは屈しなかった。ある意味"偉業"だな、これは。」

ヘファイストス、ミヤハ、タケミカヅチが集まって、これまでのことを説明した。長かったなぁ…、いやホントに。

 

「いや~大変だったよ。本当に、ヘルメスの助言がなければ駄目だったよ。」

まじ、やばかった。マジで。

「あのヘルメスがな…信じられんが助かったのは事実だな。」

「なんか裏がありそうだけど…、そういえばヘルメスはどうしたの?」

「今回の戦争遊戯をまとめるため、あちこちやってもらっているよ。」

いや、今回はマジで感謝してるよ。これで異端児(ゼノス)の件はチャラに…。

いや、それとこれとは別だ!うん。

 

「しかしヘスティア、今回はアポロンやイシュタルとは違う。圧倒的な不利だぞ。」

「…しょうがないよ。ベルくんがやると言った以上ボクはそれを支持するしかないよ。」

「勝ち目はあるの?ロキに頭を下げて協力してもらうしかないわよ。」

「下げたくはないが、ああ!下げたくない!だが、下げるしかないだろうね。けど、下げたくない!」

下げたくないぃぃぃぃ!

「どっちなのだ…。」

 

「すまんな、ヘスティア。うちにレベル4か5がいれば戦力になれたんだが…。」

「その代わりと言ってなんだが、ポーションや回復薬などは無料で提供しよう。」

おお!?

「こちらも武器を無料で提供するわ。ついでに椿も貸し出すわ。」

おおおお!?

「ありがとう!持つべきものは神友だね!」

嬉しいよ!本当に…。

 

「しかし、【猛者】はどうするのだ?レベル7だぞ。」

「それなんだよねー。レベル6なら何とかなるかもしれないけど、レベル7はね…、うーん。」

ベルくんがランクアップするとレベル5になり春姫くんのレベル・ブーストがかかれば互角になるけど、レベル7は…キツイ。

 

「せめて、【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】がいればこんな状況にならなかったのにね。」

「ん?そんなに強かったのかい?」

「ああ…、あんたはまだ下界に降りたばかりだものね。ええ、強かったわ。

レベル7が当たり前のようにゴロゴロいて、レベル8,9もいたわよ。」

「レ、レベル8ぃ!? 9ぅ!?」

レベル7が上限じゃなかったのかい!?

 

「ああ、確かに彼らは強かったな。しかしそれでも黒竜には勝てなかった…。」

「どんだけ強いんだよ…。黒竜は…。」

「それよりどうするんだ?今回の状況は黒竜ほどではないにしろ、

圧倒的な不利の状況だぞ。」

「「「「うーん…。」」」」

 

…困った。…本当に困った。

レベル7がそこらへんに出てきて、助けてくれないかなー。

 

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【フレイヤ・ファミリア】ホームの円卓の間で

緊急招集で、最強戦力を集めた。

 

「フレイヤ様は?」

「…先程ワインを5本空けて、ようやくお眠りになられた…。」

「あれはひどかった。」

「我らが止めようにも癇癪を起こし。」

「ワインをラッパ飲みにしていたな。」

「あのようなフレイヤ様は初めて見る。」

恋人とケンカして、やけ酒した感じだったな…。

 

「ク…ククク…我ら女神は…ククク。」

「無理して言葉にするな、ヘグニ。」

「どうする?」

「我が主の仰せだ。戦争遊戯で【ヘスティア・ファミリア】を潰す。それだけだ。」

「簡単だ」「ベル一人だけを警戒すればいい」「ほかは雑魚だ」

「どのような条件だろうが、我らは勝つ。それだけだ。」

しかしフレイヤ様の魅了が解除されるとは、神ヘスティアはそれほどの力を持っていたのか・・・。

見かけにはよらないものだな。

その時、どこかの処女神は盛大なくしゃみをかましていた。

 

「おい、クソ猪。あの裏切り者の女はどうした?」

「…未だに目覚めん。傷は治っているが、ヘイズの治療を無意識に拒否している。」

「ちっ…。さっさと殺せばいいものを」

「フレイヤ様の仰せだ。絶対に死なせるな、とのことだ」

ベル・クラネル、お前はヘルンの願いに応えられるのか?

 

「問題は【ロキ・ファミリア】だな。【ヘスティア・ファミリア】と協力したら厄介だぞ」

「あのドワーフめ」

「俺ら一人一人に拳骨を落としやがって」

「めっちゃ痛かった」

「ククク…【剣姫】…」

「あのクソ狼め…。今度会ったらブチ殺してやる。」

「いずれにしろ、我らは勝たねばならぬ。相手が誰であろうとも」

【ロキ・ファミリア】との敵対は避けられぬようだな。

決着をつけるには丁度いいだろう。

あの【三首領】とは長い付き合いだしな…。

 

我らは戦争遊戯について確認をした後、解散しようとしたが、ヘディンが俺を疑惑の目で見ていた。

「オッタル、何故あの愚兎を我らと共に躾けなかった?」

「…ヘディン、お前がいるなら問題ないと思ったからだ。」

「本当にそれだけか?」

「何が言いたい…。」

ヘディン、お前なら分かるだろう?

ベル・クラネルは我らと違い、フレイヤ様の伴侶(オーズ)となる可能性が高いことを…。

 

「お前はあの愚兎を傷つけたくないように見える。そう思うのは俺だけか?」

「確かに」「怪しい」「ヘルンの件もあるしな」「何を隠している?」

「ククク…疑わしきものは罰せり…。」

「クソ猪、フレイヤ様に背く気か?」

こいつら…。

 

「貴様ら…俺のフレイヤ様への忠義を疑う気か?」

「そうではないなら、あの愚兎はお前が相手しろ。」

「何だと?」

「恐らくあの愚兎は私と闘う気だろう。だがそれに乗る気はない。」

「おや、ヘディン。」「ビビってんのか?」

「プー」「クスクス」

「…宿敵よ…あの兎はお前が相手しなければならない…。」

「黙れ、ヘグニ。戦えば勝とう。だが、万が一のこともある。私の頬を傷つけたようにな」

ヘディン…。お前もベル・クラネルに期待しているのか…。

 

「…いいだろう。俺がベルの相手をする。」

「手加減するんじゃねえぞ。クソ猪。」

 

ベル・クラネル…この戦争遊戯で見極める。

あいつらが求めた…最後の英雄に値するか否かを。




本来なら、「処女神、苦悩」で終わるはずでしたが文字数が足りませんでしたので、
ストックしてあった「猛者、尋問」を足しました。
1日2000字がちょうどいい、とどっかのサイトにあったので
これをベースにして更新していきたい、と思います。

前回は1,600字前後なので、今回はちょっと多めにしました。

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