白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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久々のガネーシャ回です。
安心して観戦中です。


第308回 象神、驚愕。

…彼女が出張る時点で、勝ったな。

「アルテミス様!まずいです!全員、負傷のため碌に動けません!」

「くっ…アポロン如きに…。」

「アルテミス、仕掛けたのはそっちだ!悪いが…」

 

アポロン、それも無駄だ。

彼女が出た時点で…終わりだ。

 

【福音】

【サタナス・ヴェーリオン】

 

「「「ぎゃあああああああ!」」」

「な、何が…。」

「魔法…?」

い、一撃でほぼ全滅か。

さすが…レベル7と言ったところか。

 

「おい、こいつらを癒せ。」

「は、はい!」

「ヒュアキントスとやらはどいつだ?」

「あそこの背の高い人です!」

…元【アポロン・ファミリア】の【月桂の遁走者】と【悲観者】か。

まあ、彼女には逆らえないのは仕方がない。

俺だって逆らいたくない!

 

「ダフネ!カサンドラ!この裏切り者が!」

 

【福音】

【サタナス・ヴェーリオン】

 

「があああああああっ!?」

容赦ないな…。

まあ、ベル・クラネルを溺愛している彼女としては当然だな。

 

「…【アポロン・ファミリア】は今日で終わりね…。」

「うん…本当に来るなんて…。この方たちを癒やさないと!」

 

【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】

【ソール・ライト】

む、【アルテミス・ファミリア】が全快したようだな。

とりあえずは全滅はしのげたな。

 

「ふぅ…ありがとう!」

「助かりました!」

「ありがとう。すまないが、どこのファミリアだろうか?お礼を言いたいのだが。」

「【ミアハ・ファミリア】です。」

「!オラリオ連合のか!」

「あ、はい。」

「そうか、後でお礼を言おう。…アポロンは、この私が討つ。」

「そ、そうですか(怖い…この女神様)。」

アルテミス…何故、そんなに殺す気満々なのだ?

アフロディーテの言う通り、一体何があったのだ?

 

【静寂】は…【アポロン・ファミリア】と対峙、いや既に決着をつけているな。

「どうした?貴様ら、さっさと立て。」

「すまないが、そこの女性。アポロンは私に譲ってくれないか?」

「…私が神を討つとベルが悲しむ。変態神ならそこで尻もちついているぞ。好きにしろ。」

「ベル?お前はオリオンの何なのだ?」

「……オリオン?」

は?オリオン?

 

「ああ、オリオンだ。」

「ベルはオリオンではない。」

「ああ、すまない。私が勝手に言っていることだ。その…惚れたんでな。」

ゑ?惚れた?

誰が?

 

「……かつてヘラから聞いたのだが、神アルテミスは大の恋愛アンチではなかったのか?」

「数週間前まではな。ヘラ?君は【ヘラ・ファミリア】なのか?」

「(また増えたか…いい加減にしてくれ…)説明は後でする。私はこやつらに復讐をしなければならないのでな。」

「復讐?」

「ベルを傷つけただけでなく、私と妹…ベルの母が愛した教会を破壊したのだ、こやつらは。」

「それは許せんな。思う存分にやるがいい。」

「ああ、もちろんだ。ほら立て、貴様ら。私はまだ気が済んでないぞ。」

「「「ひ、ひぃ…。」」」

【アポロン・ファミリア】はどうでもいい!

今の発言は聞き逃がせん!

 

「さて…アポロン。覚悟はできているな?」

「な、何故だ!アルテミス!私はお前に何もしてないぞ!」

「何も?ああ、そうだ。お前は私にはしてない。私には、な。」

「な、何故だ!?」

「貴様は私のオリオンを傷つけ、悲しませ、苦しませた。それだけで万死に値する!」

「は?オリオン…だと?私はお前のオリオンに会ったことがないぞ!」

「よく言う…。戦争遊戯でオリオンを苦しませたくせに。」

「は…?ベ、ベルきゅんのことか!?ま、待て!アルテミス!お前は大の恋愛アンチではなかったのか!」

「惚れた。」

「は?…ば、馬鹿な…。不純異性交遊撲滅委員長が…恋愛を?ふ、ふざけるなぁぁぁ!ベルきゅんは私のもの…(ヒュッ!)ヒエッ…。」

「もう一度言ってみろ、全身に風穴開けてやる。」

ば、馬鹿な…。

あの…アルテミスが?大の恋愛アンチのアルテミスが?

不純異性交遊撲滅委員長のアルテミスが?

あ、あり得ない!

 

「ガネーシャ…。今の空耳かしら?」

「い、いや…確かに聞こえたぞ。」

「大の恋愛アンチのアルテミスが…恋?う、嘘でしょ…?」

「……凄いな、【白兎の脚】は。会ってもいないのに、神の鏡越しでアルテミスまでも落とすとは。」

「……ふふふ、なら私が魅了して横取りを「何を?」そりゃ、ベル・クラネルを…。え?」

「久しぶりね。アフロディーテ。」

あ。

 

「ヘ、ヘファイストス!?何でここに?はっ!幻覚ね!目をつぶれば…。」

「………。」

「この感触…本物!?ど、どうして!?」

「どうしてって、オラリオは私が住んでいるところよ?」

「しまったぁぁぁぁぁ!忘れていたぁぁぁぁ!」

…少しは考えれば、わかるだろうに。

やはり馬鹿だな、こいつは。

 

「ところで、誰を魅了するですって?」

「あの…その…、誰よ!ヘファイストスをここへ呼んだのは!」

「アフロディーテ。」

「ひっ…。」

「誰を魅了するですって?」

「………それは…ゴニョゴニョ。」

「まあ、いいわ。大人しくするならいいわよ。魅了を使いまくるなら…。」

「つ、使いまくるなら?」

「あの時よりひどい目に合わせるわ。」

「使いません!使いませんから、許してください!」

そういえば、アフロディーテはヘファイストスと一時恋人の時があったな。

アフロディーテが浮気した時、ヘファイストスが激怒したと聞いた。

一体、ナニをされたのだ?

 

む!モニーカが駆けつけているな?

「ガ、ガネーシャ様!大変です!」

「どうした!モニーカ!」

「自分はモダーカです!ラ、ラキアの大軍勢がものすごい速度でこちらへ向かっています!」

「「ああ、動いたか(のね)…。」」

「は?アレスのやつ、何を考えているのよ?」

「アフロディーテ…、今のラキアを支配しているのはアレスじゃないわよ?」

「は?誰よ!」

「ヘラよ。」

「…………え?」

ヘラだ。

お前と同じ同郷の、最強最悪女神だ。

 

「ベル・クラネルを魅了するとか言ったわね?彼の義祖母であるヘラへ言おうかしら?」

「止めて!ごめんなさい!魅了を使いませんから言わないで!」

「アフロディーテはどうでもいいが「どうでもいいって何よ!」、ヘラがもう動いたか。」

「おそらく、アポロンがオラリオへ着くタイミングを見計らったでしょうね。」

「「「アポロン…終わったな(わね)…。」」」

おとなしく、追放されたままで過ごせばよかったのに…。

 

「アルテミスが恋とはね…ここでも天界でも大騒ぎになるわね。」

「大丈夫なのか…?」

「今更よ。ヘスティアがやきもち焼くだけよ。…それだけでは終わらないような気がするけど。」

【ヘスティア・ファミリア】でまた大騒ぎになるな。

ベル・クラネルのハーレムに1人、いや1柱追加か。

羨ましいようで羨ましくないな。

 

「オラリオへ来たのは失敗だったわ…。」

アフロディーテ…、だったら来るなよ!




アフロディーテはヘファイストスに押さえられて、終いです。
そして、とうとうアルフィアさんが動きました。
待ちに待った日ですからね。

アルテミスが恋愛ということに大騒ぎです。

そして…ラキアを乗っ取り大軍勢を率いたヘラがやってきました。

どうなるのでしょうか!?

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