安心して観戦中です。
…彼女が出張る時点で、勝ったな。
「アルテミス様!まずいです!全員、負傷のため碌に動けません!」
「くっ…アポロン如きに…。」
「アルテミス、仕掛けたのはそっちだ!悪いが…」
アポロン、それも無駄だ。
彼女が出た時点で…終わりだ。
【福音】
【サタナス・ヴェーリオン】
「「「ぎゃあああああああ!」」」
「な、何が…。」
「魔法…?」
い、一撃でほぼ全滅か。
さすが…レベル7と言ったところか。
「おい、こいつらを癒せ。」
「は、はい!」
「ヒュアキントスとやらはどいつだ?」
「あそこの背の高い人です!」
…元【アポロン・ファミリア】の【月桂の遁走者】と【悲観者】か。
まあ、彼女には逆らえないのは仕方がない。
俺だって逆らいたくない!
「ダフネ!カサンドラ!この裏切り者が!」
【福音】
【サタナス・ヴェーリオン】
「があああああああっ!?」
容赦ないな…。
まあ、ベル・クラネルを溺愛している彼女としては当然だな。
「…【アポロン・ファミリア】は今日で終わりね…。」
「うん…本当に来るなんて…。この方たちを癒やさないと!」
【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】
【ソール・ライト】
む、【アルテミス・ファミリア】が全快したようだな。
とりあえずは全滅はしのげたな。
「ふぅ…ありがとう!」
「助かりました!」
「ありがとう。すまないが、どこのファミリアだろうか?お礼を言いたいのだが。」
「【ミアハ・ファミリア】です。」
「!オラリオ連合のか!」
「あ、はい。」
「そうか、後でお礼を言おう。…アポロンは、この私が討つ。」
「そ、そうですか(怖い…この女神様)。」
アルテミス…何故、そんなに殺す気満々なのだ?
アフロディーテの言う通り、一体何があったのだ?
【静寂】は…【アポロン・ファミリア】と対峙、いや既に決着をつけているな。
「どうした?貴様ら、さっさと立て。」
「すまないが、そこの女性。アポロンは私に譲ってくれないか?」
「…私が神を討つとベルが悲しむ。変態神ならそこで尻もちついているぞ。好きにしろ。」
「ベル?お前はオリオンの何なのだ?」
「……オリオン?」
は?オリオン?
「ああ、オリオンだ。」
「ベルはオリオンではない。」
「ああ、すまない。私が勝手に言っていることだ。その…惚れたんでな。」
ゑ?惚れた?
誰が?
「……かつてヘラから聞いたのだが、神アルテミスは大の恋愛アンチではなかったのか?」
「数週間前まではな。ヘラ?君は【ヘラ・ファミリア】なのか?」
「(また増えたか…いい加減にしてくれ…)説明は後でする。私はこやつらに復讐をしなければならないのでな。」
「復讐?」
「ベルを傷つけただけでなく、私と妹…ベルの母が愛した教会を破壊したのだ、こやつらは。」
「それは許せんな。思う存分にやるがいい。」
「ああ、もちろんだ。ほら立て、貴様ら。私はまだ気が済んでないぞ。」
「「「ひ、ひぃ…。」」」
【アポロン・ファミリア】はどうでもいい!
今の発言は聞き逃がせん!
「さて…アポロン。覚悟はできているな?」
「な、何故だ!アルテミス!私はお前に何もしてないぞ!」
「何も?ああ、そうだ。お前は私にはしてない。私には、な。」
「な、何故だ!?」
「貴様は私のオリオンを傷つけ、悲しませ、苦しませた。それだけで万死に値する!」
「は?オリオン…だと?私はお前のオリオンに会ったことがないぞ!」
「よく言う…。戦争遊戯でオリオンを苦しませたくせに。」
「は…?ベ、ベルきゅんのことか!?ま、待て!アルテミス!お前は大の恋愛アンチではなかったのか!」
「惚れた。」
「は?…ば、馬鹿な…。不純異性交遊撲滅委員長が…恋愛を?ふ、ふざけるなぁぁぁ!ベルきゅんは私のもの…(ヒュッ!)ヒエッ…。」
「もう一度言ってみろ、全身に風穴開けてやる。」
ば、馬鹿な…。
あの…アルテミスが?大の恋愛アンチのアルテミスが?
不純異性交遊撲滅委員長のアルテミスが?
あ、あり得ない!
「ガネーシャ…。今の空耳かしら?」
「い、いや…確かに聞こえたぞ。」
「大の恋愛アンチのアルテミスが…恋?う、嘘でしょ…?」
「……凄いな、【白兎の脚】は。会ってもいないのに、神の鏡越しでアルテミスまでも落とすとは。」
「……ふふふ、なら私が魅了して横取りを「何を?」そりゃ、ベル・クラネルを…。え?」
「久しぶりね。アフロディーテ。」
あ。
「ヘ、ヘファイストス!?何でここに?はっ!幻覚ね!目をつぶれば…。」
「………。」
「この感触…本物!?ど、どうして!?」
「どうしてって、オラリオは私が住んでいるところよ?」
「しまったぁぁぁぁぁ!忘れていたぁぁぁぁ!」
…少しは考えれば、わかるだろうに。
やはり馬鹿だな、こいつは。
「ところで、誰を魅了するですって?」
「あの…その…、誰よ!ヘファイストスをここへ呼んだのは!」
「アフロディーテ。」
「ひっ…。」
「誰を魅了するですって?」
「………それは…ゴニョゴニョ。」
「まあ、いいわ。大人しくするならいいわよ。魅了を使いまくるなら…。」
「つ、使いまくるなら?」
「あの時よりひどい目に合わせるわ。」
「使いません!使いませんから、許してください!」
そういえば、アフロディーテはヘファイストスと一時恋人の時があったな。
アフロディーテが浮気した時、ヘファイストスが激怒したと聞いた。
一体、ナニをされたのだ?
む!モニーカが駆けつけているな?
「ガ、ガネーシャ様!大変です!」
「どうした!モニーカ!」
「自分はモダーカです!ラ、ラキアの大軍勢がものすごい速度でこちらへ向かっています!」
「「ああ、動いたか(のね)…。」」
「は?アレスのやつ、何を考えているのよ?」
「アフロディーテ…、今のラキアを支配しているのはアレスじゃないわよ?」
「は?誰よ!」
「ヘラよ。」
「…………え?」
ヘラだ。
お前と同じ同郷の、最強最悪女神だ。
「ベル・クラネルを魅了するとか言ったわね?彼の義祖母であるヘラへ言おうかしら?」
「止めて!ごめんなさい!魅了を使いませんから言わないで!」
「アフロディーテはどうでもいいが「どうでもいいって何よ!」、ヘラがもう動いたか。」
「おそらく、アポロンがオラリオへ着くタイミングを見計らったでしょうね。」
「「「アポロン…終わったな(わね)…。」」」
おとなしく、追放されたままで過ごせばよかったのに…。
「アルテミスが恋とはね…ここでも天界でも大騒ぎになるわね。」
「大丈夫なのか…?」
「今更よ。ヘスティアがやきもち焼くだけよ。…それだけでは終わらないような気がするけど。」
【ヘスティア・ファミリア】でまた大騒ぎになるな。
ベル・クラネルのハーレムに1人、いや1柱追加か。
羨ましいようで羨ましくないな。
「オラリオへ来たのは失敗だったわ…。」
アフロディーテ…、だったら来るなよ!
アフロディーテはヘファイストスに押さえられて、終いです。
そして、とうとうアルフィアさんが動きました。
待ちに待った日ですからね。
アルテミスが恋愛ということに大騒ぎです。
そして…ラキアを乗っ取り大軍勢を率いたヘラがやってきました。
どうなるのでしょうか!?
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