さて、どうなるのでしょうか?
この時を待ちわびたぞ…。
「アポロン、言い残すことはあるか?」
「ベルきゅんに会いたい!会わせてくれ!」
「よし、ないな。死ね。」
「ま、待ってくれ!話せばわかる!」
「問答無用だ。」
貴様の好きな弓矢にかかって死ねることを幸運に思え。
「ア、アルテミス様!あちらを!」
「何だ、ランテ。…軍勢だと?あのエンブレムは…【アレス・ファミリア】!?」
「アレス…またオラリオ出征に来たのか。数ヶ月前に来たと聞いていたが。」
「……妙だな?アレスの神威を感じられん。」
「……そうだな、あの目立ちたがり屋が神威を隠す理由がない。」
「ああ…って!何を自然に会話へ入っている!さっさと死ね!」
「ま、待て!アルテミス!」
「そ、それどころではありません!先にラキアの軍勢です!」
「…貴様の死刑は後だ、アポロン。そこにいろ。」
シュバババババ!
「……縫い付けるなんてひどいじゃないか。」
ふん。貴様のような変態神を野放しにしておけるか。
だが、私のファミリアだけではあの大軍勢に対抗できん…。
【アポロン・ファミリア】には協力を求めたくない。
なら…あの女性しかいないか。
どこに…あ、いた。
「おい、癒やせ。」
「あ、ハイ。」
【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】
【ソール・ライト】
「も、もう…やめてくれ。」
「いっそ…殺して…くれ。」
「ご、ごめんなさい…。」
「駄目だ。許さん。」
【福音】
【サタナス・ヴェーリオン】
「「「「ぎゃああああああああ!」」」
回復させて、魔法でボコボコにして、回復の繰り返しか…。
えげつないな…。
「ふん、雑魚はこのぐらいにしておこう。…貴様だな?教会を破壊するという案をだしたのは。」
「が…は。当…然だ。あの妖夫如きが過ごしたところなぞ…」
妖夫だと!?
あのオリオンを妖夫扱いにするとは、許せん!
【福音】!
【サタナス・ヴェーリオン】!
「ぐああああああああっ!」
…あの女性も怒り心頭だな。
それにしても短文詠唱であの威力なのか。
強いな。
「如きだと?私と妹の思い出の場所を如きと言ったか?…気が変わった。切り刻んでやる。」
「「「ひぃっ!」」」
「おい、さっさと癒やせ。」
「ハイ!」
【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】
【ソール・ライト】
「貸せ、私が剣技というものを教えてやる。」
ヒュ!ズバズバズバズバ!
「ぎゃあああああああっ!」
「「ひぃっ!耳が…鼻が…うわぁ…」」
やりすぎだ…。
それより、あのラキアの大軍勢への対抗に協力申請しないと。
「待て。そこの女性。」
「止めるな。神アルテミス。」
「気づかないのか?ラキアの大軍勢がそこまで来ているぞ。」
「何だと?……ちっ、ラキアめ。」
「ラキアの軍勢を片付けるのが先だ。手伝ってくれ。」
「……運がよかったな。後にしてやる。」
「ぐ…あ…が…。」
ひどい惨状だが、自業自得だ。
「多いな…5万人はいるな。」
「無駄な兵力だ。早速吹き飛ばして…。!!!」
「な…この神威は…!?」
「…本当に占領したのだな。」
「…?そなたは知っているのか?」
「…この神威は私がよく知っている。貴女も知っているはずだ。」
「…まさか…。」
この神威は…あいつの。
軍勢が2つに分かれ、そこを…同郷のヘラが通っている。
相変わらず傲慢な女だな。
「久しいな、アルテミス。そして…我が娘、アルフィア。」
「アルフィア!?オリオンの伝記に載っていた、ベルの母の姉か!?」
「(0巻までも読んでいたのか…)そうだ。」
「そうか…エレボスめ。何て酷いことを。同郷の神として謝罪する。」
同郷の男神にはろくな神がいないな!
全く嘆かわしい。
「あ、いや…(…あれは嘘だと言えないな)。」
「アルテミス。今、オリオンと言ったか?お前、まさか…。」
「ああ、貴方の義孫に惚れた。」
「…………………。」
「(ヘラが絶句するとはな…)。」
何故?黙るのだ?
いいじゃないか。私が…恋をしたって。
「それはそうと…何故ラキアを率いているのだ?」
「乗っ取った。」
「は?」
「それは後で説明する。私の義孫とヘスティアを苦しめたアポロンはどこだ?」
「あそこに縫い付けている。」
「そうか。ご苦労。」
む、折檻する気だな。
「待て、私も混ぜてくれ。」
「……いいだろう。」
「…私はあの変態共を懲らしめてくる。」
死なさないようにしろよ。
そういえば…オリオンは来るのだろうか?
「や、やあ。ヘラ…久しぶりだ。」
「アポロン、久しいな。よくも私の可愛い義孫を、敬愛するヘスティアを傷つけたな?」
「ま、待ってくれ!」
「待たん。奴らと同じ目に合わせてやる。」
奴ら?
「奴らとは誰だ?ヘラ。」
「アレスとイケロス、そしてオラリオから逃げ出した糞神共だ。」
「ほう。」
既にヘラが捕らえていたのか。
アレスはともかく、イケロスはどこにいるかわからんがラキアにいたのか。
運が悪いやつだ。
「悪いが、アルテミス。奴らにお前がやるところはない。送還一歩手前だからな。」
「そうか。こいつだけはやらせてくれ。」
神友のヘスティアへ身の程も知らずに求婚した変態だけはな!
「いいだろう。私の指示どおりにやれよ?」
「ああ、わかった。プロだからな、貴女は。」
「ひ、ひぃっ!た、助けてくれ!我が神友のみんな!」
「「「こっち見んな。」」」
「助けてもいいぞ?但し、こいつと同じ運命になるがな。」
「「「助けません!どうぞ!」」」
相変わらずだな、あの糞神共は。
「だそうだ?いい神友を持ったな?アポロン?」
「神友は慎重に選ぶんだな。アポロン。」
「や、やめてくれぇぇぇぇ!」
さて、始めよう。
オリオンが来る前に…。
とうとうヘラがやってきました。
そして、アルテミスとヘラによってアポロンの折檻が始まりました。
大人しく歌劇の国にいたら、安穏と過ごせたのですが…。
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