白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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アルフィアさんのおかげでアポロンを追い詰めたアルテミス様です。
さて、どうなるのでしょうか?




第309回 月女神、再会。

この時を待ちわびたぞ…。

「アポロン、言い残すことはあるか?」

「ベルきゅんに会いたい!会わせてくれ!」

「よし、ないな。死ね。」

「ま、待ってくれ!話せばわかる!」

「問答無用だ。」

貴様の好きな弓矢にかかって死ねることを幸運に思え。

 

「ア、アルテミス様!あちらを!」

「何だ、ランテ。…軍勢だと?あのエンブレムは…【アレス・ファミリア】!?」

「アレス…またオラリオ出征に来たのか。数ヶ月前に来たと聞いていたが。」

「……妙だな?アレスの神威を感じられん。」

「……そうだな、あの目立ちたがり屋が神威を隠す理由がない。」

「ああ…って!何を自然に会話へ入っている!さっさと死ね!」

「ま、待て!アルテミス!」

「そ、それどころではありません!先にラキアの軍勢です!」

「…貴様の死刑は後だ、アポロン。そこにいろ。」

シュバババババ!

「……縫い付けるなんてひどいじゃないか。」

ふん。貴様のような変態神を野放しにしておけるか。

 

だが、私のファミリアだけではあの大軍勢に対抗できん…。

【アポロン・ファミリア】には協力を求めたくない。

なら…あの女性しかいないか。

どこに…あ、いた。

 

「おい、癒やせ。」

「あ、ハイ。」

【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】

【ソール・ライト】

 

「も、もう…やめてくれ。」

「いっそ…殺して…くれ。」

「ご、ごめんなさい…。」

「駄目だ。許さん。」

 

【福音】

【サタナス・ヴェーリオン】

 

「「「「ぎゃああああああああ!」」」

回復させて、魔法でボコボコにして、回復の繰り返しか…。

えげつないな…。

 

「ふん、雑魚はこのぐらいにしておこう。…貴様だな?教会を破壊するという案をだしたのは。」

「が…は。当…然だ。あの妖夫如きが過ごしたところなぞ…」

妖夫だと!?

あのオリオンを妖夫扱いにするとは、許せん!

 

【福音】!

【サタナス・ヴェーリオン】!

 

「ぐああああああああっ!」

…あの女性も怒り心頭だな。

それにしても短文詠唱であの威力なのか。

強いな。

 

「如きだと?私と妹の思い出の場所を如きと言ったか?…気が変わった。切り刻んでやる。」

「「「ひぃっ!」」」

「おい、さっさと癒やせ。」

「ハイ!」

【一度は拒みし天の光。浅ましき我が身を救う慈悲の腕。届かぬ我が言の葉の代わりに、哀れな輩を救え。陽光よ、願わくば破滅を退けよ】

【ソール・ライト】

 

「貸せ、私が剣技というものを教えてやる。」

ヒュ!ズバズバズバズバ!

「ぎゃあああああああっ!」

「「ひぃっ!耳が…鼻が…うわぁ…」」

やりすぎだ…。

それより、あのラキアの大軍勢への対抗に協力申請しないと。

 

「待て。そこの女性。」

「止めるな。神アルテミス。」

「気づかないのか?ラキアの大軍勢がそこまで来ているぞ。」

「何だと?……ちっ、ラキアめ。」

「ラキアの軍勢を片付けるのが先だ。手伝ってくれ。」

「……運がよかったな。後にしてやる。」

「ぐ…あ…が…。」

ひどい惨状だが、自業自得だ。

 

「多いな…5万人はいるな。」

「無駄な兵力だ。早速吹き飛ばして…。!!!」

「な…この神威は…!?」

「…本当に占領したのだな。」

「…?そなたは知っているのか?」

「…この神威は私がよく知っている。貴女も知っているはずだ。」

「…まさか…。」

この神威は…あいつの。

 

軍勢が2つに分かれ、そこを…同郷のヘラが通っている。

相変わらず傲慢な女だな。

「久しいな、アルテミス。そして…我が娘、アルフィア。」

「アルフィア!?オリオンの伝記に載っていた、ベルの母の姉か!?」

「(0巻までも読んでいたのか…)そうだ。」

「そうか…エレボスめ。何て酷いことを。同郷の神として謝罪する。」

同郷の男神にはろくな神がいないな!

全く嘆かわしい。

 

「あ、いや…(…あれは嘘だと言えないな)。」

「アルテミス。今、オリオンと言ったか?お前、まさか…。」

「ああ、貴方の義孫に惚れた。」

「…………………。」

「(ヘラが絶句するとはな…)。」

何故?黙るのだ?

いいじゃないか。私が…恋をしたって。

 

「それはそうと…何故ラキアを率いているのだ?」

「乗っ取った。」

「は?」

「それは後で説明する。私の義孫とヘスティアを苦しめたアポロンはどこだ?」

「あそこに縫い付けている。」

「そうか。ご苦労。」

む、折檻する気だな。

 

「待て、私も混ぜてくれ。」

「……いいだろう。」

「…私はあの変態共を懲らしめてくる。」

死なさないようにしろよ。

そういえば…オリオンは来るのだろうか?

 

「や、やあ。ヘラ…久しぶりだ。」

「アポロン、久しいな。よくも私の可愛い義孫を、敬愛するヘスティアを傷つけたな?」

「ま、待ってくれ!」

「待たん。奴らと同じ目に合わせてやる。」

奴ら?

 

「奴らとは誰だ?ヘラ。」

「アレスとイケロス、そしてオラリオから逃げ出した糞神共だ。」

「ほう。」

既にヘラが捕らえていたのか。

アレスはともかく、イケロスはどこにいるかわからんがラキアにいたのか。

運が悪いやつだ。

 

「悪いが、アルテミス。奴らにお前がやるところはない。送還一歩手前だからな。」

「そうか。こいつだけはやらせてくれ。」

神友のヘスティアへ身の程も知らずに求婚した変態だけはな!

 

「いいだろう。私の指示どおりにやれよ?」

「ああ、わかった。プロだからな、貴女は。」

「ひ、ひぃっ!た、助けてくれ!我が神友のみんな!」

「「「こっち見んな。」」」

「助けてもいいぞ?但し、こいつと同じ運命になるがな。」

「「「助けません!どうぞ!」」」

相変わらずだな、あの糞神共は。

 

「だそうだ?いい神友を持ったな?アポロン?」

「神友は慎重に選ぶんだな。アポロン。」

「や、やめてくれぇぇぇぇ!」

さて、始めよう。

オリオンが来る前に…。

 




とうとうヘラがやってきました。
そして、アルテミスとヘラによってアポロンの折檻が始まりました。
大人しく歌劇の国にいたら、安穏と過ごせたのですが…。

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