白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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本日2回目です!

タイトルの通り、ようやく○○と再会です!
皆さん、お待たせしました!


第31話 正義神、再会。

フレイヤ…子供じゃないんだからしっかりしてちょうだい!

でも、おかげで私たちも間に合ったからよかったようなものね。

はぁ…、締まらないわ。

 

「シャクティ、ありがとうございます。私たちはこれで。」

「まて、リオン。お前は死んだことになっているんだから、名前くらい変えろ。」

「え?そう…いわれても、うーん…。」

ああ、リューはギルドの要注意一覧に入ってたわね。

しかも死んだことになっているし、名前だけでなく二つ名まで変えたほうがいいかもね…。

 

「シャクティ、ヘルメス…【ヘルメス・ファミリア】は何をしているの?」

「あくまでも中立をとっているようだが、やや【ヘスティア・ファミリア】寄りだな。今は、戦争遊戯のための場所を考えているようだが、神フレイヤが神会へ来ないから困っているようだ。」

「そう、わかったわ。リュー、セシル。【ヘルメス・ファミリア】へ行くわよ。」

「あ、はい。でも…【ヘスティア・ファミリア】へは…。」

「センパイ、シャクティさんがさっき言ってたじゃないですか。夜にならないと戻ってこないって。」

まあ、早く会いたいという気持ちはわかるわ。

夜に行くまでに、現在の状況を把握しとかないといけないわね。

 

そうして、私たちは詰所を後にして【ヘルメス・ファミリア】へ向かった。

しかし、ヘルメスとアスフィは出かけてたので、ルルネ・ルーイという犬人が対応してくれた。

「アストレア様、お久しぶりです。ヘルメス様とアスフィはちょっと出かけてんだ。」

「そう、どこへ行ったかは知っているかしら?」

「いや、知らないんだ。ただ、3日前に【ヘスティア・ファミリア】へ行ってから何かすごく怯えていたな。」

3日前に?何があったのかしら?

それにあのヘルメスが怯える?…ますます気になるわ。

 

「ったく、それもあの【白兎の脚】が弱いくせに「むっ」余計なことをするから、こんなことに「成敗!」がはぁぁぁぁっ!」

「「!?」」「…ふっ。」

何事なの!?

ちょっと、リュー……「ざまあみろ」の表情止めなさい。

どれだけ【白兎の脚】のことが好きなのよ…。

 

「ルルネ!貴方は!あの御方より弱っちいくせに何を言っているのですか!」

「「「あの御方?」」」

「ま、待ってくれよ!ローリエ!」

「聞けば、貴方は半年前にあの御方がオラリオに来られた時、貴方が勝手に入団面接をして追い出したそうですね!追い出さなかったら、今頃私はあの御方と…、おのれ!許しません!万死に値します!死になさい!」

「ぎゃああああああ!」

「ま、待て!ローリエ!」「誰か止めろー!」

「ヘルメス様でもいい!団長呼べー!」

「「「……ええー。」」」

 

ローリエって娘、【白兎の脚】にぞっこんのようね。

「と、取り込み中のようね。他のところへ行きましょう。」

「「はい、わかりました。」」

【白兎の脚】って、どれだけ人気あるのよ…。

 

リューは大丈夫かしら…。

あら?ホッとしたような…。

ああ、【ヘルメス・ファミリア】に入団していたらあのローリエと…。

はぁ…、ここまで恋に夢中になるとは思わなかったわ。

そうなるとますます【白兎の脚】に会わないとね。

女性を弄ぶ人なら許さないからね!

 

そして、私たちは知り合いのファミリアを転々と挨拶しながら回っていた。

どこも【フレイヤ・ファミリア】の不評と、【白兎の脚】の人気(特に女性)が凄かった。

リューはずっと口を尖らせていたわ…。

 

そして、【ロキ・ファミリア】ホームへ着いた。

「…!?ア、アストレア様!?お久しぶりです!」

「ええ、久しぶりね。ロキに会わせてくれるかしら?」

「し、少々お待ちを!」

門番の子はロキを呼びに行っていた。

「アストレア様…私はいないほうが「ダメですよ!センパイ」…。」

「リュー…、貴方が気にするのはわかるわ。でも、ロキの神意を知りたいのよ。」

そうしている内にロキが【勇者】を連れて出てきた。

 

「よー、久しぶりやな!アストレア。元気にしとったかー?」

「ええ、久しぶりね。ところでロキ、フレイヤはどうなってるのよ?」

「あー…。うん、まあ、めちゃくちゃ荒れてるっぽいわ。」

「お久しぶりです、神アストレア。神フレイヤについては、昨日ミアが言ってようやく落ち着いたみたいです。」

「そう。それに久しぶりね、【勇者】。調子はどうかしら?」

「悪くありませんが、その、アイズが…。」

「聞いてやー!アストレア、うちのアイズたんが…アイズたんがぁぁぁ。」

ちょ、ちょっとロキ。泣かないでよ。

 

「アイズたんが…あのドチビんとこの少年に首ったけなんや!」

え?あの【剣姫】が?嘘でしょ……?

はっ!

いやな予感がして、私はそっと後ろを見た。

 

…ああ、修羅がいる…。

 

「セ、センパイ!落ち着いてくださいよ!」

「セシル、私は落ち着いている。そう、落ち着いているとも。」

全然落ち着いていないじゃない!

ここを早く去ったほうが良さそうね。

 

「ロ、ロキ。ちょっと用事があるので、これでね。」

「ん?あー…、了解や。ちょっと戦争遊戯に時間がかかるからまだ、大丈夫やで。」

「神アストレア…、そして『疾風』。今の【ヘスティア・ファミリア】は、何かおかしいんです。用心に越したことはないが、気をつけて下さい。」

え…?貴方が用心するほど…?

【ヘスティア・ファミリア】に、一体何が起こっているのよ…。

 

「私たちがいますから心配は不要です、【勇者】。それに【剣姫】に伝えてください、彼の傍にいるのは私です、と。」

ちょっと、リュー!

【剣姫】への宣戦布告の言伝をさりげなくしないでよ!

「ハハハ…、伝えよう。頼むから、本気で殺し合いしないでくれよ…。」

ごめんなさい…【勇者】。

 

「おのれ!あの戦闘中毒め!」

リュー…、貴方も戦闘中毒じゃない…。

「何か言いましたでしょうか?アストレア様?」

「「ひぃ!?」」

もう、これはダメだわ。

【白兎の脚】と結ばれないと自決しかねないわ!

 

「そ、そろそろ夜ですね。センパイ、【ヘスティア・ファミリア】へ向かいましょう。」

「!ええ!行きましょう!今すぐに!さあ、早く!」

「はいはい、わかったわ。」

もう我慢できない、という感じね。

仕方がない娘ね。

 

そして、【ヘスティア・ファミリア】ホームに着いた。

「へえー、立派ですね。」

「元々は【アポロン・ファミリア】のホームでした。戦争遊戯で勝利し、ホームを改築したそうです。」

「そう…、ヘスティアらしい暖かさがあるわね。」

そして呼び鈴しようとしたところで、

 

「あれ?リューさん?」

あれ…その声は…。

 

「ベ、ベルっ!ようやく戻ってきました!」

ベル……?

 

「あ、本当に白い兎っぽいですねー。」

白い…兎…?

 

「リューさん、戻ってきてくれたんですね!嬉しいです!」

「はい!ベル!私はランクアップして、ベルと同じレベル5になりました。これで力になれます!」

「ありがとう!リューさん!助かります!」

「いえ!あ、こちらが私の主神のアストレア様と、後輩のセシルです。」

「初めまして!ベル・クラネルと言い…ま…す?」

 

私は呆然とした。

何故、早く気づかなかったのだろう。

白い兎といえば、あの子のことを浮かべたというのに。

 

「レア…お姉ちゃん…?」




再会のシーンがこの言葉で途切れてしまって、すみません!。
リュー・アストレア再会編は完了です。

ようやく、本編に戻ります!
(21話の続きとなります。)

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