タイトルの通り、ようやく○○と再会です!
皆さん、お待たせしました!
フレイヤ…子供じゃないんだからしっかりしてちょうだい!
でも、おかげで私たちも間に合ったからよかったようなものね。
はぁ…、締まらないわ。
「シャクティ、ありがとうございます。私たちはこれで。」
「まて、リオン。お前は死んだことになっているんだから、名前くらい変えろ。」
「え?そう…いわれても、うーん…。」
ああ、リューはギルドの要注意一覧に入ってたわね。
しかも死んだことになっているし、名前だけでなく二つ名まで変えたほうがいいかもね…。
「シャクティ、ヘルメス…【ヘルメス・ファミリア】は何をしているの?」
「あくまでも中立をとっているようだが、やや【ヘスティア・ファミリア】寄りだな。今は、戦争遊戯のための場所を考えているようだが、神フレイヤが神会へ来ないから困っているようだ。」
「そう、わかったわ。リュー、セシル。【ヘルメス・ファミリア】へ行くわよ。」
「あ、はい。でも…【ヘスティア・ファミリア】へは…。」
「センパイ、シャクティさんがさっき言ってたじゃないですか。夜にならないと戻ってこないって。」
まあ、早く会いたいという気持ちはわかるわ。
夜に行くまでに、現在の状況を把握しとかないといけないわね。
そうして、私たちは詰所を後にして【ヘルメス・ファミリア】へ向かった。
しかし、ヘルメスとアスフィは出かけてたので、ルルネ・ルーイという犬人が対応してくれた。
「アストレア様、お久しぶりです。ヘルメス様とアスフィはちょっと出かけてんだ。」
「そう、どこへ行ったかは知っているかしら?」
「いや、知らないんだ。ただ、3日前に【ヘスティア・ファミリア】へ行ってから何かすごく怯えていたな。」
3日前に?何があったのかしら?
それにあのヘルメスが怯える?…ますます気になるわ。
「ったく、それもあの【白兎の脚】が弱いくせに「むっ」余計なことをするから、こんなことに「成敗!」がはぁぁぁぁっ!」
「「!?」」「…ふっ。」
何事なの!?
ちょっと、リュー……「ざまあみろ」の表情止めなさい。
どれだけ【白兎の脚】のことが好きなのよ…。
「ルルネ!貴方は!あの御方より弱っちいくせに何を言っているのですか!」
「「「あの御方?」」」
「ま、待ってくれよ!ローリエ!」
「聞けば、貴方は半年前にあの御方がオラリオに来られた時、貴方が勝手に入団面接をして追い出したそうですね!追い出さなかったら、今頃私はあの御方と…、おのれ!許しません!万死に値します!死になさい!」
「ぎゃああああああ!」
「ま、待て!ローリエ!」「誰か止めろー!」
「ヘルメス様でもいい!団長呼べー!」
「「「……ええー。」」」
ローリエって娘、【白兎の脚】にぞっこんのようね。
「と、取り込み中のようね。他のところへ行きましょう。」
「「はい、わかりました。」」
【白兎の脚】って、どれだけ人気あるのよ…。
リューは大丈夫かしら…。
あら?ホッとしたような…。
ああ、【ヘルメス・ファミリア】に入団していたらあのローリエと…。
はぁ…、ここまで恋に夢中になるとは思わなかったわ。
そうなるとますます【白兎の脚】に会わないとね。
女性を弄ぶ人なら許さないからね!
そして、私たちは知り合いのファミリアを転々と挨拶しながら回っていた。
どこも【フレイヤ・ファミリア】の不評と、【白兎の脚】の人気(特に女性)が凄かった。
リューはずっと口を尖らせていたわ…。
そして、【ロキ・ファミリア】ホームへ着いた。
「…!?ア、アストレア様!?お久しぶりです!」
「ええ、久しぶりね。ロキに会わせてくれるかしら?」
「し、少々お待ちを!」
門番の子はロキを呼びに行っていた。
「アストレア様…私はいないほうが「ダメですよ!センパイ」…。」
「リュー…、貴方が気にするのはわかるわ。でも、ロキの神意を知りたいのよ。」
そうしている内にロキが【勇者】を連れて出てきた。
「よー、久しぶりやな!アストレア。元気にしとったかー?」
「ええ、久しぶりね。ところでロキ、フレイヤはどうなってるのよ?」
「あー…。うん、まあ、めちゃくちゃ荒れてるっぽいわ。」
「お久しぶりです、神アストレア。神フレイヤについては、昨日ミアが言ってようやく落ち着いたみたいです。」
「そう。それに久しぶりね、【勇者】。調子はどうかしら?」
「悪くありませんが、その、アイズが…。」
「聞いてやー!アストレア、うちのアイズたんが…アイズたんがぁぁぁ。」
ちょ、ちょっとロキ。泣かないでよ。
「アイズたんが…あのドチビんとこの少年に首ったけなんや!」
え?あの【剣姫】が?嘘でしょ……?
はっ!
いやな予感がして、私はそっと後ろを見た。
…ああ、修羅がいる…。
「セ、センパイ!落ち着いてくださいよ!」
「セシル、私は落ち着いている。そう、落ち着いているとも。」
全然落ち着いていないじゃない!
ここを早く去ったほうが良さそうね。
「ロ、ロキ。ちょっと用事があるので、これでね。」
「ん?あー…、了解や。ちょっと戦争遊戯に時間がかかるからまだ、大丈夫やで。」
「神アストレア…、そして『疾風』。今の【ヘスティア・ファミリア】は、何かおかしいんです。用心に越したことはないが、気をつけて下さい。」
え…?貴方が用心するほど…?
【ヘスティア・ファミリア】に、一体何が起こっているのよ…。
「私たちがいますから心配は不要です、【勇者】。それに【剣姫】に伝えてください、彼の傍にいるのは私です、と。」
ちょっと、リュー!
【剣姫】への宣戦布告の言伝をさりげなくしないでよ!
「ハハハ…、伝えよう。頼むから、本気で殺し合いしないでくれよ…。」
ごめんなさい…【勇者】。
「おのれ!あの戦闘中毒め!」
リュー…、貴方も戦闘中毒じゃない…。
「何か言いましたでしょうか?アストレア様?」
「「ひぃ!?」」
もう、これはダメだわ。
【白兎の脚】と結ばれないと自決しかねないわ!
「そ、そろそろ夜ですね。センパイ、【ヘスティア・ファミリア】へ向かいましょう。」
「!ええ!行きましょう!今すぐに!さあ、早く!」
「はいはい、わかったわ。」
もう我慢できない、という感じね。
仕方がない娘ね。
そして、【ヘスティア・ファミリア】ホームに着いた。
「へえー、立派ですね。」
「元々は【アポロン・ファミリア】のホームでした。戦争遊戯で勝利し、ホームを改築したそうです。」
「そう…、ヘスティアらしい暖かさがあるわね。」
そして呼び鈴しようとしたところで、
「あれ?リューさん?」
あれ…その声は…。
「ベ、ベルっ!ようやく戻ってきました!」
ベル……?
「あ、本当に白い兎っぽいですねー。」
白い…兎…?
「リューさん、戻ってきてくれたんですね!嬉しいです!」
「はい!ベル!私はランクアップして、ベルと同じレベル5になりました。これで力になれます!」
「ありがとう!リューさん!助かります!」
「いえ!あ、こちらが私の主神のアストレア様と、後輩のセシルです。」
「初めまして!ベル・クラネルと言い…ま…す?」
私は呆然とした。
何故、早く気づかなかったのだろう。
白い兎といえば、あの子のことを浮かべたというのに。
「レア…お姉ちゃん…?」
再会のシーンがこの言葉で途切れてしまって、すみません!。
リュー・アストレア再会編は完了です。
ようやく、本編に戻ります!
(21話の続きとなります。)
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