白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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続いてメーテリア回です!



第320回 白兎母、口喧嘩。

それにスキルですって?

「成長を促すスキル…それが、たった半年でレベル6に至ったものなの?」

「もちろん、それだけではありません。ランクアップするには偉業が必要なのはご存知と思います。」

「ええ……知っているわ。え?その偉業も5回も積んできたの…?ああ…私のベルが…。何てことなの…。」

目眩がするわ…。

…先程の話のショックで病がぶり返したみたい。

 

…気怠いわね。

思ったより治りが早いけど少々無理をしすぎたかしら?

元気になったと思い、はしゃいだせいね。

「無理はするな。お前はまだ完全に病気が治ってないんだ。ベルのためを思うなら先に治すことを考えなさい。」

「わかったわ…義母さん。」

「さて、話の続きですな。この半年間、多くの出会いや多くの神の試練や多くの戦いもあり、坊ちゃまはレベル6に至りました。詳しいことは、こちらの坊ちゃまの自伝にございます。」

は?自伝ですって?

『おいセバスの奴、ほとんど省いたぞ。』

『あれを全部説明すると、メーテリアは間違いなく卒倒するぞ。』

『……何回卒倒するだろうな。』

 

1,2,3…10巻もあるじゃない!

しかも分厚い…。

「あの子はこの半年で何をやったの!?」

「一言では語り尽くせないほどですな。」

「「ああ…そうだ。濃すぎるほどな。ハァ…。」」

義母さんと姉さんは知っているみたいね。

この二人がため息つくぐらいなんて…あの子は何をやったの!?

 

…そもそも、お爺ちゃんがベルを育児放棄しなきゃよかったのよ!

「……義母さん。」

「な、何だ?」

「お爺ちゃんと……徹底的にオハナシしてね?」

「あ、ああ。もちろんだ。私も思うところあるからな。」

「……よろしくね。」

ええ、本当に許せない!

 

グ~…。

「…何かお腹空いてきたわ。久々だわ、この感覚。」

「そろそろ、夕食ですからな。お持ちしましょう。メーテリアお嬢様はしばらく寝てくださいませ。坊ちゃまもお見舞いに来られます。」

「…前よりは歩けるけど、ベルが見舞いに来るなら大人しくしているわ。そういえば、あの時飲んだのは何なの?」

(今頃か…。)

「はい、死の病の特効薬でございます。数週間前にできたものでございます。」

「そう、私は14年間も眠っていたのね…。」

「「ん?」」「え?」

え?

私は14年間眠っていたと違うの?

 

どういうこと?この14年間で何が起こったの?

「メーテリアお嬢様、それも含めて説明いたします。まず、そちらの坊ちゃまの自伝を完読してからでございます。」

「わかったわ?読書は得意だから、このぐらいは…2日あれば読めるわね!」

10巻もあるなら何度でも読めるわ。

ふふふ。ベルの自伝……非常に気になるわ。

今晩でも夜通し読みましょう。

 

『いいのか?アルフィア、0巻があるぞ。』

『……今のうちに抜き取ろう。非常に不味い。』

『お前…。遅かれ早かれバレるぞ…。』

あら?1冊減っているような気が…。

気のせいかしら?

 

コンコン

 

「どうぞ、坊ちゃま。」

「お、お母さん。だ、大丈夫?」

「ベル!さあさあ!こっちへおいで!」

「あ、うん。」

ふふふ、可愛いわ。

たくましくなっても、私の息子…。

 

これでレベル6?

信じられないけど、みんなが言うなら事実なのよね…。

よく…ここまで強く…。

 

「ふふふ、こんなに大きく…強くなって…。うっ…うっ…。」

「お母さん…。」

「ほら、メーテリア。ハンカチだ。」

「ありがとう、姉さん。ごめんね、泣き虫で。」

「その辺りは坊ちゃまとそっくりですな。」

「セバス、違うぞ。全部だ。」

「もう!アルフィアお義母さんったら!」

は?

 

今の…聞き逃がせない言葉があったわ。

もう一回聞かないと。

「…待って。ベル、今何て言ったの?」

 

『やはり聞いてきたな。今のうちに部屋の隅へ退避しよう。』

『そうですな。』

 

「え?…あの、お母さん…こ、怖いんだけど?」

「ベル、私はベルの何?」

「お、お母さんです。」

「じゃあ、姉さんは?」

「ア、アルフィアお義母さんです。」

「何で?」

「そ、それは(チラッ)…アルフィアお義母さんがそう言えと言ったからです。」

………は?

 

「…姉さん、どういうこと?」

「メーテリア、私達は双子だろう?だからだ。」

『無理がありすぎるだろう…。』

『無理なこじつけですな。』

 

そういえば…私が妊娠した時、姉さんはショック受けていたわね。

あの時は私が妊娠したのがショックだと思ったけど、その時の姉さんの言葉を思い出したわ。

『私が…16歳の私が…もう……伯母さん…だと?』

そう、確かにそう言ってたわ。

 

確認してみましょう。

「ええ、そうね。私達は双子ね。ベル、覚えておきなさい。姉さんは伯母さんと呼ばなきゃいけないのよ?」

「え(あ、やっぱり。…でも。)」

「おい、メーテリア。いくらお前でもそれは許さんぞ!」

「事実じゃない!」

やっぱり!そうなのね!

 

自分が伯母さんと呼ばれるのが嫌なだけじゃない!

そのぐらいは甘んじて受け入れてよ!

「そもそも、何故あの雑魚に体を許したのだ!それほど好きじゃなかったはずだろう!」

「ええっ!」

「当然よ!子種をもらうためよ!」

「えええっ!(知りたくなかった…そんな事実)」

何で、あんな性欲化け物に惚れなきゃいけないのよ!

 

『久々に見ますな。姉妹喧嘩を。』

『あの子、ショックを受けているぞ。』

『坊ちゃまは、ロマンチストです。熱愛の上で産まれたと信じていましたからな、クソエロ爺によって。』

『あの人は本当にもう…。』

 




メーテリアさんは眠ったままと思っています。
復活したばかりなので仕方がないですね。
アルフィアは聡明なのですぐに把握しましたからね。

自伝が10冊(0~9巻)あることに驚愕しているメーテリアさんです。
半年間でそれだけあることに驚くのは仕方がありませんね。
ブチキレられるのが嫌で、抜き取りました。

そしてやはり、アルフィアをお義母さんと呼んだことをキレました。
そりゃそうですね、自分のポジションを取られたのですから。
双子だから、というのは第320回で言ってることが矛盾していますね。

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!

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現在(第320話)のハーレム経緯

物語の進捗状況に会わせて更新していきます。
候補者は多くいると思いますが、確定人物だけ記載します。
前触れもなく突如の方もいるかもしれませんので…。

確定条件
・ベルのスキル【兎囲女達】の発現以降であること。
・メイとセバスのお眼鏡にかなっていること。
・ベルに心酔または溺愛していること。
・ベルへの愛が、身も心も魂さえも捧げてもいいレベルまで達していること。

確定人物(確定したタイミング→第○話)
【ヘスティア・ファミリア】
神ヘスティア 第17話
リリルカ・アーデ  第20話
サンジョウノ・春姫 第20話
エイナ・チュール 第53話
バーチェ・カリフ 第169話
アーディ・ヴァルマ 第182話
ルゥ(リュー)・リオン 第24話
シノス・フローヴァ(神フレイヤ) 第235話
ルーゼ・フローヴァ 第235話
ティオナ・ヒリュテ 第257話
レフィーヤ・ウィリディス 第275話
ユーティス(神アストレア) 第112話
アリーゼ・ローヴェル 第152話
ゴジョウノ・輝夜 第152話
アリシア・フォレストライト 第286話

【ヘルメス・ファミリア】
アイシャ・ベルガ 第57話
ローリエ 第58話

【ミアハ・ファミリア】
カサンドラ・イリオン 第65話

【ヘラ・ファミリア】
アルフィア 第148話
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